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 今年もこの季節がやってきた。冷麺とともに「なんちゃってJMCはじめました」の張り紙を貼るときが・・・

 ルールは簡単。ハセガワ製品およびハセガワ扱いのキットを買って作るだけ。そして完成したら来年1/31までに私に写真を送ってください。詳しくは→ なんちゃってJMCレキュレーション を見てくださいね。

 気楽に参加できるコンテストだと思います。初めてハセガワ製品を作る人、初めてコンテストに参加する人・・・そんな人こそ是非どうぞ。

本

 先日この本のこと書きましたっけ? なんか書いたような書いてないような。いつもそうなんだけど、私は自分の頭の中で一度文章を書いているので実際に書いたかどうかわからなくなっちゃうんだよね。二度目だったらすみません、ご容赦を。ビル・ガンストン著/浜田一穂訳 「F-18ホーネット」(原書房)

 そこそこ面白い本だった。特にYF-17がF-18として生まれ変わった前半の難産部分が面白かった。著者のビル・ガンストン氏は第二次大戦中RAFのパイロットで戦後ジャーナリストに転身した人で、幅広い飛行機の知識を持っていることに加えてイギリス人らしいウイットに富んだ語り口も楽しい。ただ訳者によるとちょっとこの本では語ってはいけない大人の事情とかも多かったらしく、彼にしては歯切れが悪いらしいのと、そもそもF-18は優秀機なのかどうか。操縦しやすいし結果的に現在も米軍の艦上戦闘機として活躍はしているけれど、何かこう・・・魅力に欠けるところがあるのかなあと思ってしまう。そのへん後半を読んでいると楽しさが削がれる気がした。

 どうしても、「やっぱF-14のほうがスゴかったの? ていうか、F-16がいいの? それともF-15なの?」みたいな気がしてくる。それぞれ用途が違うから単純比較はできないでしょうけど。

 自分的に面白かったのは、模型初心者の頃はこういった本は難しくて読んでも理解するのにものすごく骨が折れたのが、今回はスラスラ読めちゃったこと。実はこの本も10年以上前に買ったものの読むのが面倒で本棚に押し込んだままだった。

 もしかすると、展示会などでモデラー共の蘊蓄を聞いているときも、最近はかなり理解しながら聞いているってことだと思う(初心者の頃は理解できないまま聞いていた)。「わかる」とか「知ってる」ってそういう深さの違いがあるのですよ。そしてそれは自分の体験を通して実感するものなんだな。

 おっ、今日の私は冴えてるな。