つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

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 一個紛失した補助翼のヒンジ覆いは伸ばしランナーに瞬間接着剤をくっつけて作った(もちろん両側)。上から見るとあまりよく見えないパーツなのでもうこれでいいや。でもおかげでイモヅケじゃなくて穴を開けて接着したから多少は強度が出たか。

 中島製の日の丸フチは補助翼にかかっていない。知ってた?

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 ブレーキパイプはいつものように黒いランナーを伸ばして、資料を見ながらなるべく本物と同じように取りまわす。本物と全く同じにするには脚カバーの桁に穴を開けて通さないといけないけどね。
 脚カバーに貼る青と赤の線のデカールを貼ろうとして水に漬けてしばらくおいて触ったら、砕けてしまった。そりゃそうよね。もう19年の歳月が流れているものね、このキットを買ってから。

 というわけで、かねて買っておいたマイクロスケールのリキッドデカールフィルムという魔法の液体を初めて使うことにした。ちゃんと貼れるかな(ドキドキ
 ちなみにこの赤と青は筆でヨロヨロと描いた。ま、左と右が少しくらい違っていても気にしない。だって両方同時には見えないわけじゃん? ハハハ。年を取ると横着になっていくね。

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 主翼右側だけ筋彫に沿ってケガいてみた。白い塗料を載せておいたので白く見えるのだよ。スミ入れするとどうしても周りが汚くなっちゃうのが嫌なの。

 汚れというより、磨きすぎて剥がれたり、金属が薄いのでべこべこした感じはするかもしれない。でも、陛下からの御下賜品だから汚れているはずがないのだ。
 そういう思いで、今回はほとんどグラデーション的な塗装もしていない。つまんないけどこれが零戦なんじゃないか。そんなことを考えながら。

 いやにハセガワの零戦を頑張ってるじゃないのと思われるかもしれませんが、いよいよファインモールドの究極の零戦の出荷が始まったらしいから、早くこっちの老兵を作ってしまわないといかんと焦ってるのです。まぁ関門海峡を渡るのに二日くらいは余計にかかるにしても。
 頑張ろう私。

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 何やってるかというと、脚カバーを削っているところ。薄いプラバンで作ろうかと思ったけど、それではいまいち薄くないし強度もイマイチだからそうなると缶ビールの缶か・・・曲げずにきれいに切るの難しいよな・・・薄く削ろう、ということで削り始めた。左は削る前、右が削ったあと。

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 先にやっときゃよかったのに。後からつけたから不自然。

 透明パーツのランナーを削って作った。本物もクリア。尾灯は正しく言うと衝突防止灯です。

補助翼操作ヒンジ

 この補助翼の動作ヒンジは少し日の丸にかかっている部分は赤、後半はグリーンという面倒くさい塗り分け。で、接着してたら、片方飛んでった。パーツって、飛びそうだなと思ったら絶対に飛ぶね。
 そもそも少しオーバースケールだから作り替えようかなとも思ってたし、この際作ることにする。うまくできるかわからんけど。

模型屋

 先週末、近所の模型屋で福岡県から来た某モデラーと話していたら、若い人がハセガワの紫電改をレジに持ってきた。家族旅行で知覧に行って以来、日本機に興味を持って作っているらしい。素晴らしい。最近は模型屋で色んな若い人とお会いすることがあってすごくいい刺激をもらってる。

 その後、少し知覧の話になった。
 模型屋「俺は知覧には行きたくないな、大刀洗だけでいい」
 きらら「うーん、あの特攻隊員の手紙ね、あれヤバイね。絶対涙出るやつね・・・私も実は知覧は行ったことがないんだけどさ」
 行きたくないという気持ちもわかる気がする。福岡県の某モデラーによると「言葉は悪いけど知覧は葬祭場みたいな感じがしました」ということだった。名前も「知覧特攻平和会館」だしね。特攻で戦死した人たちの鎮魂の場であることは間違いないだろう(私はお知り合いから頂いたパンフは持っている)。

 戦争を伝えていくことは難しい。白川静先生の説によると、平和の和という文字は、和睦の和なのだという。軍門の前で誓う形が和という文字なのだ。なるほど、不断の努力あっての平和なんだね。ボーっとしてたら恐怖や憎悪が簡単に私たちを飲み込んでしまう。戦後は永遠に続いていくのだろう、決して終わることはない。

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 究極の零戦が発売されるまでに、究極じゃない零戦を作る。究極じゃないから作る人の腕が問われる。実はエンジンの部品がどっか行っちゃったので、手が止まりかけてたんだけど、めでたく出てきたので再起動。

 まずは銀色を吹く。塗装の剥がれを表現するために表面を擦って銀色を出そうという、昔ながらの方法。さらに今回は白い塗料でスミ入れみたいにしておいた(凸モールドなので彫り直している)。

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 次に黒とマホガニー色を適当にまだらに吹いた。
 これまで日本海軍機を作るとき、わざと濃緑色ではなくて黄色っぽいグリーンに寄せていたんだけど、今回は正統派の濃緑色にしてみようと思う。結局実機はグラデーションなんかないと思う、復元機みたいなベッタリ塗料が塗られた感じなのだろう。毎日整備員が拭いているうちに剥がれてきているくらいのものだろう。

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 おおー、いい感じの濃緑色になったのぅ~格好いいやん!! クレオスの中島系濃緑色。自分では満足いく色になった。少し重たい感じのグリーン。マスキングもおおむね上手くいった。が、しかし。 

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 やっぱマスキングテープに持って行かれたところかあるね。仕方ない。赤い部分じゃないからまぁいいや。あと、わずかにフチに濃緑色がちゃんと届いてなくて白が出てしまってる。まるで下手くそにデカール貼ったみたいだ。あーあ。せっかく塗装した意味ないね。がっくり。これらをタッチアップしないと。

資料

 今回は昭和19年2月ラバウルの岩本徹三機、中島製の機体を選んだ。というかこのキットだと中島製しか作れないんだけどね。

 資料はこの本が中心なんだけど、著者のお二人の知見がとても深くて、読んでいるとワクワクドキドキ、ものすごく楽しい。もうすぐ発売されるファインモールドの零戦のインストにはこうした内容か書いてあるのだろうか。だとしたら悔しいなぁ。この本読んだ人だけの楽しみにしときたいよ!! 

 しかしもはや令和の時代。零戦の秘密も謎もすべて解き明かされて、一糸まとわぬ姿が見られる時代になるのでしょうね。年寄りが情報をたくさん持っているという時代は終わったのだ。

 そのことをよく感じるのは最近の展示会で若い人とお会いしたとき。若い人のほうが実機知識も製作テクニックも、すごいんですよ。もちろんツールもマテリアルも何でもそろってるし、情報をネットで集めるのも上手。いやほんと、彼らに軽く追い抜かれていってる自分に我ながら悲哀を感じる。じゃあ年寄りはこれからどうすればよいのか。今後はそれを模索しつつのモデリングになっていくと思う。

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 スペシャルホビー1/48パイアセッキH-21シャウニー別名フライングバナナを作っています。

 コクピット作ってるときは本当に楽しい。大したことはやってないけどね、楽しいの。私の場合これだけでモト取ってると思う。足元のペダルみたいなやつは、エッチングとレジン部品を接着するようになってるんだけど、そんなことやってられっかよコノヤロ!! というわけで、レジンだけ接着した。
 シートベルトはファインモールドの第二次大戦米軍用。ま、似たようなもんやろ米軍だから・・・
 写真だとクルマみたいな一本ずつに見えたので一人分を二人に分けて作った。足りないやつは板鉛。

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 計器盤は右側に寄せるように接着する。ヘリは右側の人が操縦士なので、こないだ作ったUH-1もそうだった。

 操縦桿はそのままだと倒れすぎているので少し調整した。

コンパル

 先週末は大分市で例会。コンパルホールの電光掲示板、311会議室に我がクラブ「大分航空隊」の名前が・・・かっけ~!!←アホ しかしよく見ると色んな団体があるなあ。「週刊金曜日」の読者会とかあるんだねぇ。

 模型はふだんは一人で暴言吐きながら作っているんだけど、たまには誰かと暴言吐くのもいい。
 会員の持ってきた南山を見ながら
 きらら「そういや~こっそり工房さん、隼の脚カバーのないのが嫌って言ってたけど、そのわりにP-40は好きやん」
 こっそり工房「P-40は脚を後ろに畳むためだからいいんです」
 きらら「何それ!!その理屈、意味わからんわ、でも車輪がまる見えは確かにカッチョ悪いかも」
 こっそり「フォッケウルフもカバー半分しかないのがあったよね、きららさん作ってたやつ」
 きらら「えっ私そんなの作ってたっけ」
 一同「自分が作ってたのに忘れたんですか!? 意味わからん」

 意味のない会話ですね。ほんと意味がない。
 
ビール

 帰りの汽車はまた一人。今夜もビールで一人かんぱーい。

 大分駅のコンビニでビールを買おうとしたら、隣にいた40代くらいの女性がスッとドアを開けて500mlの缶を手に取ったではありませんか!! 彼女の後ろをトボトボと歩きながら「負けた・・・」

 くくぅ、こんなところで負けるとは!! 不覚。悔しいのぅ。ああ~もう、こんな気持ち、ちょっと車掌に聞いてほしかった(車掌がけっこうイイ男だったんよ)

箱

 エンジンがどっか行っちゃった零戦も塗装を進めてますが、スペシャルホビー1/48 パイアセッキH-21シャウニー も作る。フライングバナナという通称のほうが有名なヘリコプター。手元の資料(英語)によると、H-21はベトナムに初めて送られたヘリらしい(私の英語力なので怪しいが)。塗装図は1963年となっている。私の生まれた頃だ。こりゃもう、作らんといかん。

パーツ

 パーツはこんな感じ・・・ってすでに作り始めてるのでパーツが少なくなってるけど。レジン、エッチング、メタル部品つきの豪華版。

メタル部品

 ごらんのとおり、ローター部分はメタル部品。レジン部品ってポロって欠けないように気を付けないと・・・と言ってるそばから早くも欠けてる(汗 

 レジンになってる部分は、よく見るとプラでパーツ化するのが面倒くさかった?と思われる部分。やれやれ。インストはことごとく接着場所が不明。色の指定も怪しい。これぞスペシャルホビー。

仮組

 忘れちゃいけないカリ組み。特にヘリコプターはこれが必須。先端のカリ・・・もとい先端の透明部品の立体パズルが合うかどうかが死活問題だから。これさえ合ってればあとは何とかなる(胴体の太さも少し違うけどね。これは片側を少し広げてやればいいかも)

 透明部品はどうにかすり合わせできる感じかなぁ。少し不安だけどまあ何とかなるだろう。
 それにしてもこのカタチ、なんか蛇みたいで気色悪い。

 先日展示会で会ったマッキさんは「チン〇みたいな形のヘリ作るんか?」と言うし、くりさんも「俺のバナナを見ろ!!と書いてくれよ」と言うし。そういやぁ昔こんな形のチン〇の男がいたな←おい!!

 H-21「人をチン〇呼ばわりしやがって」
 きらら「えっ、男にチン〇以上に大事なものってあったっけ」
 H-21「・・・ないですね、すみません」

 それにしても、H-21がもはやチン〇以外には見えなくなってきた。真ん中から曲がった素敵なカタチ。これは前後のローターがぶつからないようにするためだそうです。単純な発想だ。

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