呉旅行、二日目は朝九時に大和ミュージアム前に集合!!
昨日訪ねた模型屋ののぼさんが、今日も案内してくれる。ありがたや。
ミュージアム隣の渡し場から軍港クルーズにまずは出かけよう。これは参加者の発案で「以前乗ったらすごくよかった」という話。私は自衛隊の船とかあんまり興味ないしな・・・と思ってたけど、ま、いいか。
遠足に出発するモデラー共が真ん中に写ってますね、出発まで30分あったけどペチャクチャおしゃべりしてるから、全く退屈しない。しかしよくしゃべるねぇオッサン共も。オバサン顔負け。
自衛隊の船なんか・・・・うぉぉぉ何、めっちゃカッチョエエやん!! このウォッシングしたような質感。
写真が下手くそですが、そばに見る現代の艦艇はすべて巨大でそのメカのカタマリ感がすごかった。
「大和のふるさと」という文字が見えるでしょうか。涙が出てきた。ここは絶対にモデラーなら行くべき場所だと思う。別にそんなに大和に興味がなくても、ここに行くと何かを感じると思うよ。
軍港クルーズは想像以上に楽しく、潮風が涼しく(今の季節がちょうどよいのかも)、やはり海から見る艦艇は感動もの、ガイドの元海自のおじさんの話が上手くて大笑い、時間も30分少々と程よく、お勧めです。
さて、大和ミュージアム。実は2013年にはAFVモデラー共と来たことがあり、そのときも最高に楽しかった。中央に置かれている大和の模型のそばにずっと座っているのも良し。零戦と語り合うもよし。
零戦62型。やっぱカウリングって茄子紺、黒ではない微妙な色だ。うーむ、カウリングはつや消しに近い半艶で、機体は半艶より少しツヤ有に近い感じにしてみようか、などと考える。
写真上のほうから見ている人が写ってますが、こんなふうに通路が作ってあって上からも見ることができます。まるで模型みたいに。
栄(さかえ)三一甲型エンジン。中島製。
さっき巨大な艦艇を見てきたので零戦が小さく見えた。この後ミュージアムショップでお土産も買ったけど、本や冊子が少ない。最近はどこの博物館もそんな感じなのかな。ネットのせいかもしれないけど、本を買う人が少ないんだろう。でも私はそこで作ってるオリジナルの冊子などが欲しいんだけど。今回はミュージアムの公式ガイドブックを買った。もう少し大和に関する本とかあるといいなあ。
お昼は、ミュージアムの前の店で海自カレーを。これは元気になります。鯨カツかな? 右上の丸いのはジャガイモ丸々一個の肉じゃが(自分で食べきれず他の人に食べてもらった) 牛乳がついてるのが給食の時間を思い出した。歩き回ったせいか、余計美味しかったね。
さて、こちらは前日見た夜のドック。「かが」が入渠中、たぶん最後で最大の改修だそうです。ちなみに、ブロックごとにつなげていくような工事なのでものすごく作るのが早いらしい(ブロック一個つなぐのに二、三日とか)・・・わしらの模型製作のほうがずーーーーーっと遅い(汗
風の匂い、遠く聞こえる港の音、この神秘的な情景、私は一生忘れないと思う。
同じ場所の昼の光景。クレーンが格好いい。
昔の桟橋。軌道が残っている。歴史を感じさせる古びた雰囲気がなんともいえない。ここから荷物を積んだりしていたのか。
ほかにも、のぼさんの案内でいくつか史跡や「この世界の片隅に」に出てくる場所に連れて行ってもらったりした。このアニメがものすごく正確にその場所を描いているってことがよくわかって感動。
桟橋近くにあったレンガ倉庫。これも本物の昔のレンガです。
私らは昼ご飯の後で少し眠く、少し気温も上がって暑かったので駆け足でしたが、このあたりをゆっくり歩くのもいいだろうなあという気がした。しかし、今回の目的はすべて果たし充実感がこみあけてきた。それと同時に、お別れの時間が近づいてくる。
ちょっぴり恥ずかしいけれど、二日間も一緒に行動していると別れるときは何か切ない。
広島駅までクルマで送ってもらった。この道路に並行してJR呉線が走っており、行きはそちらを使った。別府湾を思い出すようなおだやかな海。左側はたぶん江田島じゃないかな。
山は富士、海は瀬戸内、湯は別府。旅は道連れ世は情け、渡る世間はモデラーばかり。
この旅はこれにてお終い。読んでいただきありがとうございました。