つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

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 震電改はドイツ風の塗装。そもそも震電改じたいが架空のものだから、それをどう塗装しようが勝手なのである。格好よくできたら勝ちだ。

 Me262の塗装図を参考に塗り分ける。結局それかいって? すみません。まずは主翼から、折れ線迷彩っていうのかな。マスキングを久しぶりにやると面倒くさい。

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 おおーカッチョええやん。マスキング一時間、塗装3分。前戯30分、本番5分。料理二時間、食事10分。空しい。人生とは実に空しい。

島内堰

 そんな空しさを感じたときは少し歩くに限る。

 三隈川の亀山(きざん)公園そばにある島内(しまうち)堰。大雨のときよくテレビに出てくるあたり。
 昭和28年の洪水の後作られたらしい、昭和38年竣工とか書いてある(私は平成になって当地に越してきたので昭和の頃のことはよく知らない)。私のひとつ年下かい。若戸大橋は同い年だし、最近こういった構造物にシンパシーを感じる。そばにいると何か語り掛けてくるようだ。風雪に耐え、わしらを支えている。かつて文人たちが愛でた亀山の風景を遮るように、無骨なコンクリートの塊で正直言って風景ぶち壊しだが、これが人間の力の限界なのだろう。自然は惜しみなく与え、そして奪っていく。

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 昨日は朝7時半スタートで四時間かかって「おせち」製作、もちろん全部できたわけでもないけど一応必要なものはそろったかな。その後足りないものを買いに出かけたりあたふたな一日だった。

 去年は息子としゃべりながら作ったせいかどれも味がイマイチで正直凹んだけど、今年は起死回生を誓って臨んだので何とかなったか。私は測らずにテキトーに味付けをするので同じ味にはなりにくい。だからうまくできるかは運次第。プレッシャーがすごい。ならば測れよって思うかもしれないけど、材料を料理本の通りに揃えたり測ったりするのが面倒くさい。やってらんねぇ。

 これは数日前にやった工作。透明ランナーの中にライト的なものを入れてみた。初めてこういう形のを作った。日本機は青と赤の透明ランナーで作るからね。ドイツならFw190みたいに小さなライトなのかもしれないけど。

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 下地塗装。黄か白の帯をつけるかどうか迷ったけど、やめとこう。とりあえず忙しい合間を縫ってこれだけやっとけば息子が東京に戻ってから塗装を開始できる。

模型部屋

 あけましておめでとうございます。いつも拙ブログを見ていただきありがとうございます。
 本年も見ていただければ幸いです。

 模型部屋にもいつも小さな注連縄を飾る。だって模型部屋は事故多発地帯だからね。いやもうどれだけ泣かされるかしれない。警察が取り締まってくれるわけでもなければ保険金がおりるわけでもない。常にパーツ紛失、工作失敗、溶剤流出、危険物落下、パテ修正部陥没、指先切削等、数え切れぬ危険と隣り合わせだからね。
 今年も安全に健康に模型が作れますように。

 朝刊に石坂浩二さんのインタビューが掲載されていた。気持ちがすーっと爽やかになった。プラモデルの話題を新聞で見るなんて幸先いいじゃないですか。箱を開けたとき「これを設計した人の気持ちを考える」という。いいなあ。

 さあ今年もいくつ楽しい箱を開けられるかな。

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 X(旧ツイッター)での祭り参加のため、震電改を作ろうと思い立った私。締め切りは1/12、とてもじゃないが間に合わない(正月は息子が帰省するので作れない)けど、できるだけ作ろうと思う。
 手を動かすと最高の気分転換にもなるしね。

 このキットはレジン部品が三か所ついている。そのうちの二個はこのインテーク部分。ジェット機らしく大きくなったというわけだ。上からつけるだけなので簡単かと思いきや、長さが合わない(涙

 そこで、プラ部品(写真左側)を使うことにした。結局膨らんでいるのは真ん中部分だけなんです。写真右側がレジン部品。どちらも赤線のところでカットしてレジンの部分をプラで置き換えただけ。簡単だった。

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 少しずつ形になると嬉しい。それにしてもこのカツオブシ型の胴体、今年は幾度も見たなあ。そんなに好きなのか!? と言われると困るんだけど、なぜか縁があって・・・まぁ人生なんてそんなものさ。

 もう一か所のレジン部品はお尻のノズル部分。なんか怪しい熟女の尻みたいに汚いけれど、許してくれよ。レジンの接着はポリパテがいいと聞いてやってみたけど古くなってたようで固まらなかった。で、それを適当に剥がして瞬着を盛ったけどこれもうまく固まらない。適当にサフ吹いたりラッカーパテ盛ったりして怪しい尻を何とかカタチにした。あとで剥がれてきたりしたらどうしよう。ドキドキ。

 ほかの人に聞いたら光硬化パテが扱いやすいとのこと。できたら今後の人生はあまりレジンを触らずに過ごしたいなと思ったのはここだけの話。

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 いわゆる「士の字」になった。まだ裏側の段差と右翼の付け根の隙間を埋めないといけない。でもこうやって整形しているうちに愛が芽生えるんだよね。

箱

 この箱絵のキットです。こんな格好いいと作りたくなるじゃないですか。罪作りだねぇ。

 実は今回ドイツ機ぽくしようと思ってタミヤのMe262とサラマンダーを買ってみたんだけど、箱絵にがっかりした。というよりハセガワの箱絵が美しすぎるのかもしれない。タミヤのは中身を忠実に伝えているだけ。ハセガワは中身以上のものを見せてくれる・・・あ、それ言っちゃだめ? でもそうでしょ、夢を見せてくれるんだよハセガワの箱絵は。

 あと一日で今年も終わる。明日はおせちを作らないと。年々段取りを考えるのが苦手になってる気がする。以前はもっとたくさんの料理を作れたのに。料理とか家事って段取りの仕事ですよ。やってみたらわかると思うけど。でも仕事ってすべて段取りなのかな。以前も書いたけれど、段取りを考えるのが恐らく何の仕事でも大事なことなんだよね。そこに頭の良さが出るんだろう。

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 どんより曇った冬らしい日曜日、模型作る以外にやることある? え、今日クリスマスイブ? あ、そうですか。だから何。
 ここ数日、震電改を作っていた。操縦席は紙創りのドイツ軍用シートベルトでドイツっぽくなったかな。射出座席が格好いいでしょ? タミヤのサラマンダーから持ってきました。ホホホ、他キットから部品取りするなんて大人のモデリングですわね。

 シートベルトの組み立てが下手くそって? ほっといてください。こ組み立てるの難しいよ。詳しいインストも入ってないし。

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 筋彫りの彫り直しをしてから組み立てる。凸モールドに沿ってケガいていくだけ。このやり方なら難しくない。

 先日同じキット(震電)を作ったから楽々・・・と思いきや、やはり同じところで同じ苦労を繰り返す。全く進歩がない。

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 レジン部品のこんなデカいのは初めて。折れたらどうしようと、切り出すのにちょっと緊張したけど、なんとかできた。

ワイン

 皆様のところにはサンタは来たでしょうか?

 サンタ「いやーもう日曜に仕事ってキツいわ」
 きらら「おおーお疲れ様です、ちょうどいいとこに来てくれて嬉しいわーここペーパーかけてくれる?」
 サンタ「はいはい、えーと神ヤス貸して・・・・って俺なんでこんなことやってる? まだ荷物いっぱい配達せんといかんのに!!」

 こんなサンタ来ないかな←おい!! いやまぁ手伝ってくれなくてもいいけど、一緒に作るとか。製作会やりたいね。来年は必ずやりたいな。それと色んなところに出かけていきたい。自分から会いに行かないと待っててもサンタは来ないもんね。

間違った

 あーデカール貼る位置間違っちゃったよ。ドアが開いた部分の横の白いデカール、もうひとつ下のパネルに貼るやつだった。確かに不自然。でもさー言い訳させてもらうと、イタレリのインストのパネルラインが全然キットと違うんですよ。だから見てるとこんがらがってくる。むしろテキトーに「このへんかな」という感じに貼ったほうがいい。

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 枚数少ないから楽々・・・と思ってたら案外面倒な黒いラインみたいなやつ。なんじゃこれ。面倒くさ過ぎ。いやきれいな色の機体なら貼り甲斐あるけどさ、こんなドドメ色の機体に何貼っても映えないもん。

 最近、貼りたくないやつは貼らないことにしている←おい!!
 もうとうの昔から「実機通りに」なんてことは諦めてる。

 さて、寒いとどこにも行きたくなくなって模型がはかどりますね。今年中に完成するか!?

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 そしてヘリの最大の山場、キャノピー接着。これさえうまくいけば、あとは何とかなる。

 写真のマスキングされている部分は一体化されている。これがバラバラでパズルのように組み合わせるやつだとすり合わせがまた大変だったりする。一体化されてるほうが楽。
 少し隙間が開いたところは、木工用ボンドで埋めた。

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 さっそく下地の黒を吹いてみた。吹き込んでないかドキドキ。剥がしてみるまでわからんからね。この後まだ何度も吹かないといけないから不安だ。

 機首下のグレネードランチャーも接着。ベトナムのヒューイ(UH-1)にこれがついてるやつはよく見たことがあるでしょ? 攻撃ヘリというカテゴリーではなく、武装したガンシップというヘリは格好いいなぁ、好きです。
 実は、来年の地元の展示会のマイテーマはヘリコプターにしようかなと目論んでいる。これまでの作品も並べてみようかなと。今年はたまたま架空機・劇中機が中心になって、そうかマイテーマっていいよなと気が付いた。20年以上も展示会に出していると、昔作った作品も最近入った会員に見てほしいし、自分でも振り返ると面白いかもしれない。

 ただ、問題は、ヘリ好きな人が少ないのでサッと見るだけで通り過ぎてしまうんじゃないかという危惧がある。いやそんな弱気でどうする、興味ない人も足を止めるようないい作品を作ればいいだけやんか・・・ってのは無理か・・・まあもう少し頑張ってみよう。

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 わずかに隙間ができたので伸ばしランナーとパテで埋めた。いやーもうパテ盛らないと模型作った気がしない。神ヤスがあるから何とかなるんじゃよ。

 大きなパーツを合わせるときは、力技でぎゅーっと合わせる必要があると思う。あるいは中身をいれたら少しその必要が出てくるかも。カリ組のときはもっと合いが良かった気もするんだけど。すり合わせと組み立て方が下手なだけかもしれないけどね。

 私の力ではきちんと閉じなかったので少しパテを使った。

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 後部ローター基部には放熱のためのメッシュがたくさん入っている。モールドされているけれどそれは少し削ってハセガワの金属メッシュを入れ込む。あっひとつ取れてどっか行っちゃってる。あーあ。同じ大きさに切るのが面倒くさい。

 隙間がすごく開いてるように見える部分があるけど、最初からこういうモールドだったの。ここは埋めたほうがいいのかなあ。
 それとローター基部の円盤状のものを装着しようとするとずいぶん隙間が開くんですが。なんでだろー。組み立て方が間違ってたのかもな。

 というわけで、次はドキドキのキャノピー接着へと進む。それにしてもプラが柔らかいので削るのは楽でいいね。いやぁ柔らかいモノにも取り柄はあるな~人生は奥が深い。

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 えー前回書いた、カーゴハッチの後端に何か見えてるのはハッチの上側が収納されている部分でした。偉そうに書いたときに限って違ってるんだよなあ。ああ失敗。
 というわけでひっぺがして、中にハッチのパーツを入れている。当然だけど実機と同じように、このパーツが入る。

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 箱組みと言うのかな? 中身の壁を一度接着する。この外側に外殻を接着する。つまり二重構造なんですよ。接着がうまくいかず何度もやり直しているところ。このままマスキングテープ貼ったまま入れようかな。
 こういうところがいい加減だと、あとが大変なことになるから慎重に接着する。

めめもF2

 頼んでたキットが入ったというメッセージが来たので徒歩8分の模型屋へ。

 来年の地元クラブのテーマは「72の飛行機」なので、早速若いカーモデラーの人が「初めての飛行機模型」を作っていた。ハセガワ1/72 F-2A

 これが初めてかい!! 私より上手いやんか。ほんと20年以上何やってんだ私は。まるで進歩なし。他人の真似すんのが嫌いだからだろうな。学習してないんだよ私は。
 たぶん全体を油彩でウオッシングしてるのでしっとりしてますね。いい感じの色合い。土台と銘板もシックでいいよね。普段ツルツル塗装やってると軍用機の塗装は楽だったそうです。そうだよなぁ・・・塗装技術のレベルが違うよなぁ・・・

 最近、完成しても自分の作品が下手くそなのがすごくわかって、いいなあとは全然思えないの。こんな下手なのゴミじゃんって。技術は上がるどころか下降線、かといって知識も全然覚えられない、それにひきかえ周りの若い皆さんはどんどん上手くなるし置いていかれて、鬱陶しい老害として自分自身がゴミ化してくんだろうなと思うと、もうほんと消え入りたいときもあるよ。

人形

 模型屋にあれこれグチっていると、いつになく会心のアドバイスをもらい、少し元気になった。何と言われたかはここには書きません。フフフ。いつもひどいことばかり書いてるけど、実はたまにいいことも言ってくれるんだよ。

 長く生きていると、そういうふとした一言がすごく大事な贈り物だったりする。上っ面の誉め言葉や社交辞令じゃなく、心から言ってくれてるのがわかるからだね。それが若い頃にはわからなかった。どんな良いモノをもらってもわからなくちゃしょうがない。
 その小さな灯(ともしび)を胸にいだいて帰宅する・・・・

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 作るの楽しくて手が止まらないイタレリのチヌーク。このまま最後までイケたらいいな。

 ちょっと殺風景なコクピットに消火器を作ってアクセントになりました。ランナーで作った。写真撮ると塗装が汚いけど遠目には消火器に見えるだろう。多分ヘリのコクピットには消火器が置いてあると思う。
 もちろんコクピット内にはぐちゃぐちゃケーブルがあるんだろうな。作ろうと思えばいくらでも作れるよね。48だとある程度の大きさがあるので腕の見せ所ですから皆様は是非やってみてください←やらんのかい

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 側壁の、この赤丸で囲んだパーツ、変なしわくちゃの筒みたいなやつは一体何だ!? 謎ですねえ。ネットで調べりゃ一発だろって? そんな一発やってお終いってのはつまんないでしょ。しばらく模型部屋でコーヒーでも飲みながら「これは何だろう」と考えるのが楽しい。前戯は一時間以上やって下さいね。イカロス出版さんの本見てたら「ああーこれか」と納得いきました。現代のチヌークにもついてる。

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 こっちの赤丸の物体も何かわからなかった。ちょっと考えればわかるだろうって? そりゃ私がバカ女だからわからないんですよ。でもバカでもインスト通りにやればプラモは作れる。有難いことですね。
 この謎は次回明かされます。

ワイン

 私は「あー暑かったな喉乾いたな」というような季節しかビールは飲まない。というか飲みたくならない。季節が変わるとワインや日本酒が主になる。といっても最近ものすごくお酒に弱くなってきて、本当に少ししか飲めなくて寂しい。

 小さなケカも多い。実は二月ごろ、足の小指をカドでぶつけて、ものすごく痛かったんだけど、腫れてなかったしそのままにしてたら一か月たっても痛みが取れない。仕方なく医者に行ったらやはり骨折していた(すでに固まっていた)

 料理しながらの小さな火傷はしょっちゅうだし、最近は胸をぶつけて筋肉痛でめっちゃ痛かった。五十肩とか更年期ってのはあまり経験ないんだけど、小さなケガが多いね。でもご心配いりませんよすべて完治してますから。心配されるのもあまり好きじゃない。
 先日もモデラーから「その症状、更年期なんじゃないの」と言われたけど、いやもう更年期すでに終わりましたから(汗 と説明するのも面倒くさかった。

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 ヘリは右側の人が正操縦士、左側が副操縦士で固定翼機とは逆です。

 座席には装甲板がついている。赤丸で囲んだような部分。アパッチなどの攻撃ヘリもこういう装甲がついている。かっちょいいな。
 
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 コクピット後ろの隔壁を接着するとこんな感じ。よく表現されているとは思うけど、何かちょっと寂しい気もする。
 シートベルトはファインモールドのナノアビエーションのやつ、現用機用だからヘリコプターとは違うだろうけど、気にしない。

 ちなみにインストよく見たらペダル部分(方向ペダル兼地上ブレーキ)の位置が間違ってたので、写真撮ったあとでやり直した。

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 計器盤。何も彫刻はされておらずデカールを貼るようになっている。計器盤部分は黒で塗装する指定なんだけど、それだと見えにくくなるので他の部分と同じクレオスの308番を塗装しておいた。色が違うのなんか気にしない。

 それにしてもやっぱりヘリは楽しいな。飛行機好きな人はたいてい固定翼機が好きでヘリなんか作る人はごくわずか、っていうのは信じられない。なんでこんな面白いものを知らないのか・・・かわいそうな気がする。などと言ってる私もチヌークはもともと大して好きでもなかったんだけど、数年前、当地の水害のとき救助にやってきた姿を見てホレた。ああいうの見て恰好いいと思わないような奴はすでに人間として終わってますね。ハセガワもチヌークは作っていないというところからも、いかにモデラーがヘリを好まないかってのがよくわかる。

 きらら「それどころか飛行機モデラーってオスプレイなんかに大騒ぎしてハセガワもキット化するし」
 チヌーク「もういい、その話はやめれ」
 きらら「それにしてもあんたって大きくて素敵、ウフフ」
 チヌーク「へへへ」
 きらら「でも柔らかいね」
 チヌーク「うっ・・いやそこは勘弁して」

 柔らかいので削りやすくていいんだけどね。

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