「故郷のあの桜は咲いているだろうか」
いまだに一式陸攻に添える人形と桜の修正等をしていた。土台にはステイン塗装してニスを塗った。これらの小物を添えて、ようやく作品として完成するのである。
地面に鉄道模型用の粉みたいなやつを定着用の接着剤(水で薄めたりできる)で濡らした上に撒いていく。上から接着剤を垂らしてもいい。
桜の木の根元も着色したらずいぶんそれらしくなった。桜の花びらもいくつか散らしてある。単に色を塗っただけですが、こういうのを作ってるときは何となく芸術家気分。
まあ稚拙な出来だけど、慣れてない割には楽しく作れたから自分的には満足でした。
人形のポーズひとつで心情を表すこともできて無限に情景って作れる気がする。もちろんそれだけの腕が必要だけど。
「特攻 この地より~かごしま出撃の記録」(南日本新聞社)
すごくいい本でしたよ。おすすめです。もう情景作品にしたくなるエピソードてんこもりで、付箋貼ってたら付箋だらけになった(笑
鹿屋や知覧その他鹿児島県内から出撃した人たちの生き残りや見送った女学校の生徒、などなど、当時を知る人たちの証言です。新聞の連載をまとめたものらしいけど、南日本新聞社なかなか良い仕事してますね!!
軍の検閲を逃れるため、基地に手伝いに来ていた女学生などに託してこっそり投函してもらった手紙・・・なんてのもあったそうです。特攻に赴く前に、一言だけでも知らせたい・・・大切な両親に、大切なあの人に。胸が締め付けられます。