城2

 今年は銀翼会が日曜のみの開催だったので、土曜に前日入りして観光を楽しんだ。学生時代の友達とお洒落な台湾料理のランチ、そのあと小倉城内を散策。

 実は一昨年来たときは天守閣がリニューアル工事中で見ることができず、今年こそはと思っていた。そう、小倉城は我らが細川忠興公が築城したのであります。暘谷城(大分県日出町)、中津城(大分県中津市)に続き、忠興公築城シリーズ見学の第三回です。しかし人生でこんなデカイものいくつも作ったなんて男冥利だろうね。気分は最高だろうな。中津から小倉に入った1602年には37歳、いやー男盛りですね。妻ガラシャを亡くした喪失感を城づくりに向けたというのは短絡的な見方か?

 石垣は野面積み(のづらづみ)といって乱雑に積み上げたように見えるけど、それで崩れないんだからすごい技術だ。どちらかというと初期的な積み方なんだけど、それがまたワイルドでいい。忠興公もそう思ったんだろうね。いやー意見が合うねぇ、ははは。

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 石垣大好き~。でもこの写真よく見ると上のほうは石が新しいな。復元したのか? こういうの観察してるだけで飽きない。

城3

 立派な石垣(けやき門横。門そのものは失われている)。大きな石が使われている部分は大事な場所で、この門も偉い人しか通れなかったらしい。中津もそうだったけど、ここも紫川という川がすぐ近くを流れていて、自然の要害であることがわかる。

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 家臣「こたびの合戦、九州全土よりモデラー共が攻め上ってくると思われますが如何いたしましょう」
 きらら「うるさい飛行機モデラーなぞ全員まとめて蹴散らかせぃ!!」
 家臣「はは~ッ!!」(なにげに左側のカタナ持ってる人がお小姓でしょうかイケメンですね♪)

 いやーこの人形よく出来ていて、妙に緊張した。ダッチワイフ買う人の気分が少しわかった気がする←おい!! 私も、ひとつ欲しい。

 細川の後は譜代の小笠原家が小倉に入り、幕府から九州のお目付け役を命ぜられていたらしい。九州の入り口ですからね。なるほどね。

城4

 小倉といえば、小倉造兵廠も有名だよね。「あの日」小倉は天気が悪くB29は長崎に行ったという・・・小倉造兵廠の跡も、コンクリートくらいは残ってるみたいなので次回は行ってみたい。

 小倉城内には明治時代の第12師団司令部正門跡が残っている。これは素晴らしい。当時のレンガだからすごく価値がある。(参考→小倉城ブログ) 

城5

 その近くには大砲がたたずんでいた。これは学生時代に見た記憶がある←おい!! これだけ覚えてるとかどんだけ大砲好きなんじゃい私。

 りゅう弾砲らしいですね。友人はまったく興味がないので申し訳なく、このへんは駆け足でまわった。来年は一人で来てゆっくり見よう。

城6

 というわけで、城内にある庭園でお抹茶いただいてすっかり殿様気分。あ、いや、姫気分か。女子の休日を満喫いたしました(汗
 この他、お洒落なカフェも連れて行ってもらい、なんとかラテみたいな(名前が何かよく覚えられない)不思議な飲み物をステキなお兄様に給仕していただき、夢見心地。あーたまには女子になるのもいいね。

 また、この庭園の中のギャラリーでは現在、田崎草雲という幕末の絵師の展覧会が開かれている(11月末まで)。詳しくはこちら 足利藩の武士だった人で、まさに武士らしい画風というか「漢(おとこ)」らしさ100%、残念ながら駆け足で見たんだけど、もっとゆっくり見たかった。屏風絵なんかは鬼気迫る大迫力、感動したよ。富士山の絵もよかった。ぜひお近くの方は行ってみてください。