タミヤの新製品、1/48F-4BファントムIIは見たい人も多いと思うので、作ってみることにした。ここを見ている人の半分くらいの人は買ったかな? そして実際に作るのは1割くらいだろう・・・それが模型の宿命。自分で作ったグレーで機内を塗装したけど少しグリーンが入り過ぎたかな。
一昨年32の零戦作ったときに痛いほど思い知らされたけど、タミヤの最近のパーツの多いキットはタミヤ様の言う通りにしないと大変なことになる。必ずインスト通りに作ること。接着剤は流し込みのものを使うこと。そうやって言うとおりやってればスラスラと組み立てられる。そしてブログの文章も「さすがタミヤ、合いの良さは完璧」などと書くようになり、完成する頃には一人のタミヤ信者が誕生している、というわけである。
・・・と思う? フフフ。ま、しかし楽しませてもらうぜ。あ、ちなみにカタナも作ってますので、並行して進めていきます。F-4Bは単に組み立てて色塗るだけだから簡単にできると思う。
このように、右側胴体はなぜか前後に分割されていて、接着するようになってるけど、ここの合いなんかもう、ピタッと吸い付くようにくっついて気持ちいい。なぜこういう分割になってるかというと・・・たぶん実機もこうなってるからだろう。ま、作ってるうちにわかるだろうから、教えないでね。わかると面白くないから。
「散るぞ悲しき」(梯久美子著/新潮文庫)
ふと思い立って読んだけど、感動的な本でした。硫黄島指揮官栗林中将の話。筆まめな人で、家族に送った手紙がものすごく可愛らしい。人間って、こんなに違う一面を持っているってことがまさに小説より奇なりというか・・・半分くらいまでは冷静に読めるんだけど、後半はもうアカン。涙が流れてきてヤバい。
硫黄島に最後の輸送機が来たのが2月11日。木更津の1023航空隊だという。硫黄島に送られた兵士は、それでもせっせと手紙を書いては送ったという。一日の水の配給は一人水筒一本分、それももちろん真水ではなくためておいた雨水だった。想像しただけで体がおかしくなってくる。国が人を見捨てるとはこういうことなんだな・・・と思う。栗林中将が日本人よりも敵である米軍にリスペクトされているというのは、初めて知った。
硫黄島について書かれた本を読んだのは初めて。まだまだ私の知らないことが山のようにある。
「国のため重きつとめを果たし得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき」