つれづれプラモ製作記

自称飛行機モデラー・きららのプラモ製作とプラモの活動記録

ファインモールド1/48彗星四三型

1945年8月15日午後四時頃(ファインモールド1/48彗星四三型完成!!)



 運命のあの日。1945年8月15日午後四時頃、海軍大分飛行場にて。

 「・・・宇垣中将は、折り畳み椅子の上に立ち上がった。その訓示を二村は殆ど茫然とする思いで聞いていた。(中略) 見送りに来たと思っていたのに、長官自らが特攻隊を率いるというのか。余りに異様な事態をどう理解していいのか分からなかった。「一億総決起の模範として死のう」といったとき、長官は手に持つ短剣をぐっと皆のほうに突き出すようにした。本当に長官も行かれるのだと思ったとき、二村一飛曹※2の興奮はきわまっていた。なんという光栄であろうかと奮い立つ思いであった。(「私兵特攻」松下竜一/新潮社より) 



 どうにか完成したよ、彗星四三型。
 彗星といえば液冷のものしか知らなかったのが、大分航空隊の跡に行き最後の特攻隊の碑を見、上記の本を読んで、これは大分県人として作らねばならぬと思い、とにかく作り始めたはいいけれど、若干作りにくいのと自分の塗装の失敗などでずるずると時間が経過、さらに私生活でもいろいろ大変な事態が勃発、途中から苦しさが三倍くらいになった。

 それでもやはり模型作りは楽しいし、こうして完成したときの喜びといったら、ありませんね。すべての辛いことは吹っ飛ぶ。
 我ながらカッチョええではありませんか。
 そう、完成したもん勝ち。どうだどうだ。少しくらいうまくいってなくても、気にしない。



 最後にキャノピーのマスキングを剥がして、目の前に全体像が姿を現したとき・・・・思わず号泣!!
 いやまぁ、てへへ、号泣とまで言うと大げさですが、思わず「うぅぅぅ」っていうくらい涙があふれたんだよ。
 自分の作った模型見て泣いたのなんて初めて。「私大丈夫か!?」と動揺したけどね。

 多分、彗星を作ることの苦難だけではなく、この機体を操縦した中津留大尉※1、偵察員・遠藤秋章飛曹長、後席の宇垣纒長官の最後の特攻の情景を常に思い描き、そしてこの三か月に及ぶ私の個人的にキツイ日々、それらがいっぺんに胸の奥から流れ出たからだと思う。

 ちなみに少し薄いところなどタッチアップ。そんな完璧にはマスキングできたためしがない。



 ラッカーをブラシで吹いて、エナメルでスミ入れ。
 最初白っぽいグレーでスミ入れしてみたんだけど、何か不自然だったので、結局かなり黒いグレーで。裏側はこげ茶色でスミ入れしてます。最後に半ツヤクリアーを吹いた。アンテナ線はカステンのストレッチリギング(伸縮性あり)です。

 マーキングは数字や文字以外は塗装。ウォークウェイはデカールにしようと思ったらうまく貼れなくて結局塗装して・・・あまりうまくいってない。最初から塗装すりゃよかった。
 あ、リベットは上面だけに打っている。しかもかなり省略。これが私の作風(笑い)



 キャノピーは冗談かよ!!っていうくらい、ものすごく分厚いんだけど、ハセガワのセラミックコンパウンドで磨いてポリマーで仕上げるとピカピカになって中がよく見えていいね。けっこうこれでいい感じだと思う。
 自作のシートベルトなんかもチラ見えして満足。ただし、キャノピーは微妙にずれている(汗

 胴体下に800kg爆弾を抱えてるけど、大きすぎてハミ出してます。うふふ。
 主翼端の塗料が薄いのかなあ、もう一度吹くかなあ、いやだなあ面倒だなあ・・・・汗

 この機体を最後に撮影した写真が「私兵特攻」などにあるけれど、それ見て「げげっ!!」と気が付いた(完成後)、アンテナ線がもう一本見えてる・・・・なんで気が付かなかったんだろう、悔しいなあ。どのへんにどうつければいいかわからないので、これは無視。



 それともうひとつ大失敗は、第一風防の照準器の前あたり、全然塗装していない(汗 塗装忘れたか・・・
 第一風防外そうかと一瞬思ったけど、もういいや←おい!!
 大分県人の恥ですが、ここはもう・・・いいわ、全体的に恥さらしな製作記だから。今更これくらいの失敗で動じるような私ではない。

 排気管後ろの焼けてる具合は自分で「こんなもんかなあ」という推測で焼けさせた。
 塗装したらパテが浮き上がってきている部分もあちこちあって、もうトホホの集積。

 敵味方識別帯は左翼のほうを何度もタッチアップしたせいで、左翼が濃い黄色になっちまった。
 うまくいってないところを上げればきりがないけど、いいところを探してみてください。



 ガンプラの赤と青色の透明ランナーを使って翼端灯を作った。まぁまぁの出来か。
 ピトー管は真鍮パイプと真鍮線。若干長すぎるかも。



 銀剥がれは、実機写真見るとそんなに剥がれていないように見えるけど、演出として少し施した。難しかった。今回は珍しく描き込んだけど(72のときは先に銀色塗装しておいて爪楊枝で剥がす)、どうもうまくいかない。経験値でしょうねこういうのは。

 全体の色もなんでこんなヘンテコリンな色になんだ?と思うでしょうけど、これは自分の好きな色で塗装してるから。
 クレオスの三菱色だと、ご存じ青々としたグリーンです。

 だけど、8月15日の大分航空隊の西日を受けた機体・・・砂埃と容赦ない太陽の照り付ける、日本全体がガックリと生気を失った日の三菱色っていうのは、こういうふうに見えたんじゃないかと、思い切って色褪せた緑色にしてみた。
 


 何はともあれ、完成は目出度い。
 そして彗星は悲しいほどに美しい。

 はじめて大分飛行場からの最後の特攻を知ったとき、嫌悪感を覚えた。なんでよりによって大分から飛んだんだろう。そして次に「宇垣長官が一人で自決すれば済んだんじゃないか」と思った。そしてまた戦史を少しずつ読んでいくと・・・私なんぞが軽々しく言うべき言葉がなくなってしまった。去年、大分飛行場跡に建てられた簡素な碑(終戦後の出撃だったので名前のみで位階は記載されていない)を見たあと、これは絶対に作らないといけないと思った。今平和な時代に生きて何が幸せかって、こういう飛行機がキット化されているってことではないだろうか。モデラーは幸せだよ。

 二週間くらい前だったか(五月の終わり)、夜10時過ぎ頃そろそろ布団を敷こうかなと思って窓を閉めようとした瞬間、網戸に何かがピカリ、と光るのを見つけた。
 顔を近づけてよくみると、それは珍しい・・・ホタルだった。
 もうホタルの季節? ちょっと早くない? うちの近所にはホタルの住むような清流はないと思うから、誰かが捕まえてきたのを放したのか。
 神秘的なその明かりが、小さいけれど力強く瞬いているのをじっと見ていたら、ああそうか、中津留大尉が来てくれたに違いないと、胸が熱くなった。ありがとう。

 模型の神様はちゃんと見てくれているんだね。

 ※1.中津留達雄大尉(海兵70期 大分県津久見市出身) 「指揮官たちの特攻」城山三郎著を参照ください
 ※2.二村治和一飛曹(甲飛十二期)は、最後の特攻機の中の一機を操縦していたが、途中鹿児島上空にてエンジン不調、川内市に不時着し生還している。「私兵特攻」の中ではこれらの生還した隊員たち(三機)から丹念に話を聞いている

大詰め(ファインモールド1/48彗星四三型製作記)



 いったいいつになったら完成するのか!? 
 もう自分でもわかんなくなってきた。
 毎朝目が覚めるとまず、「えーと、今日は別府に行く日だっけそれとも休みだっけ・・・」と考える。日にちの感覚が薄い。
 でも忙しいのも確かなんだけど、そのわりにヒマさえあれば作業場に座ってたりして。実はハインドも同じような段階(アンテナ張ってスミ入れしたら完成)になっている。心身ともにくたびれてるけど、模型触ってるとすべてを忘れられるのがいい。

 これくらいで許してやるわ!! ああ~もうウォークウェイとか大っ嫌い!!
 っていうほど上手くいってないけど、力尽きたというのが本音(汗

 あ、白く塗装している部分は本当は赤いデカール貼ってたんだけどハゲちゃって、もう一度赤で塗装しなおすところ。

 偵察員の遠藤飛曹長が最後の出撃に向かう。



 銀色剥がれはエナメルにすると、あとで修正できて便利と聞き、久々に模型屋に行って買ってきた。

 平日の昼下がり、ちょうどうまい具合にお客は誰もいない。
 模型屋の顔を見た瞬間、「実は・・・」と自分でも信じられないくらい堰を切ったように言葉が止まらない。

 私「やっと子供の手が離れたと思ったら、途端に今度はこんなですよ」
 模型屋「ああーもう、ほんとそう!! 人生てそんなもん!!」

 ひと通り言いたいことをぶちまけて聞いてもらったあと、塗料を何個かレジに持っていく
 私「しまった、お金が全然ない・・・ゆ、郵便局に行っておろしてくるから待ってて」
 模型屋「(電卓叩きながら)マジすか!?・・・安いっすよ、ほんの700円ちょっとですよ」

 落ち着いて財布の中を確かめるとどうにか700円ちょっと入っていたのでセーフ(汗
 でも偉そうにハンドピースの0.2ミリを注文して帰った。小銭しか持ってねぇ~くせに(汗

 それにしても私にとって、もはや模型屋は親身になって話を聞いてくれる大切な一人である。
 

後悔と焦燥のリカバリ(ファインモールド1/48彗星四三型製作記)



 リカバリしているとまた上手くいかなくなって再度リカバリ・・・というリカバリの泥沼にはまり込んで結局大して綺麗にならず今まで自分は何をしていたのだという挫折感だけが残る、というのが私のリカバリです(汗

 グリーンはもちろん本当の色とは程遠い陸軍機みたいな色褪せたグリーンで、これは濃緑色中島色(インストの指定は三菱色)に黄色や赤を混ぜて上からどんどん吹いたので、同じように復活できるか全く自信がない。
 第一回めのブラシ吹き終わったところ。不安でしょうがない。



 なんどか吹いて、だいたい元通りに近くなったところ。
 ほっ。



 マスキングを剥がしてみた。
 おおー、なかなかいい感じの赤だな。
 少し剥がれているところはあとからごまかす予定。

 ウォークウェイの消えたところをこれより塗装する。



 黄色を下地にして吹いたら、やはり全然違う赤になってしまってる。ほかの部分もやり直すか? ああ泥沼。

 ほかの部分は白を下地にしてたけど黄色下地のほうが私のイメージだなあ。これからは黄色下地にしよう。
 ここを越えればあとはアンテナ線を張って、半ツヤ吹いてスミ入れすればおしまい。
 無事ここを越えれば、ね。それが一体いつのことになるのか。はー。

 母の病院に通う生活はまだ続く。ここのところ心から笑うことがないのが、我ながらマズい気がする。
 あと一か月以上続いたらどうしよう。そう思いながらもうすぐ三か月が近づいてくる。

 先週転院して、今度は海のすぐ近くになったので、必ず一度は病院を抜け出し海岸を歩くようにしている。
 潮風と磯の匂いに癒される。そして寄せては返す波の音。ああ~やっぱり海はいいなあ。
 母は何も口からものを食べられないので、私はペットボトルのお茶すら母の前では飲まないようにしている(かわいそうだもん)ので、外に出て喉をうるおし、一瞬だけでも病院のことを忘れる。彗星のリカバリなんてなんのその。

 写真右側には露天の砂湯があって、外国人の観光客などが浴衣姿で砂に埋まって首だけ出しているのが道沿いに丸見え。
 というか、砂湯に入って海が見えるというのがここのウリだ。非常に開放的。これこそ九州。

 ほんとに気持ちのいい小道が続いてるんだけど、残念ながら信じられないくらいゴミがいっぱい落ちている(捨てていったゴミと海から打ち上げられたゴミと両方あるのだろう)。情けないというか腹立たしいというか。綺麗なところを汚すヤツは許せん。こういうのがいちばん腹が立つ。

Hard Road(ファインモールド1/48彗星四三型製作記)



 何もかもスンナリいっちゃあ面白くないので、ここらでちょっとやってみた←負け惜しみ

 日の丸とウォークウェイの赤いラインが接している。
 なんか変だなあ・・と思いながら塗装してたんですが、ま、いいや。

 ・・・・いやいやいや!! よくないっしょ。大分航空隊の昭和20年8月15日最後の特攻機ですよ、しかも宇垣長官機。
 こんなの放置してたら大分県人の恥である。



 昨日一日、母の枕元で考えてたけど塗装しなおすことに決定。
 というか、一日考えてるヒマあったらやり直せっつーの!!



 デカールをよく見て気が付いたんですが(デカールの日の丸の大きさをもとにサークルカッターで切り抜いた)、日の丸にも二種類あって、本当は小さいほうを使うべきだったんですねぇ。
 なんでインスト通りの場所に貼ったらウォークウェイと干渉するんだろうと、ずいぶん悩みましたよ←アホ

 まったくもう、ファインモールドってば。
 ・・・って自分のせいだろうが!! ちなみに本日は気合を入れるため、ファインモールドのTシャツを着て塗装した。

 今回の日の丸は黄色を吹いてから赤を吹いてみた。わざとムラに吹いている。わざとだからね。

 昼間作ってたら汗がだらだら出てきた。ああー、もう初夏なんだよね。

 ハインドももう少しで完成、小物を接着中。と思ったら左右の排気管の大きさが違ってた(キットは二種類のパーツが入ってる)。ほんと我ながらイライラするくらいやることが遅い。サッサと作る人からみたら歯がゆくて仕方ないでしょうね?

 children playing,dreamers praying
 Laughter turns to tears
 Love has gone,has it gone
 Oh it's a hard road

 Why make the Hard road
 why can't we be friends
 No need to worry
 we'll meet at the end

 子供たちは遊び、夢みる人は祈る
 笑顔は涙にかわり
 恋はあっというまに失われる
 なんと人生はきついことの連続

 なぜわざわざこんな険しい道を行く?
 なぜお互い友人になれないのか?
 心配することなんかないのに
 最後は同じ所で会える、結局は   (“Hard Road”ブラックサバス)
 

 他人から見ればバカなことの繰り返し、つまらぬ失敗の連続、人生ってそういうもの。
 打ちのめされガックリきても、また朝が来ると立ち上がって歩いていく、その元気ってどこからくるのか。

完成が見えてきた(ファインモールド1/48彗星四三型製作記)

 特攻機なので、800kg爆弾を搭載して出撃する。巨大だなあ。
 
 で、私の800kg爆弾ですが、キットはイモ付けなので真鍮線で補強した。
 あ、なんかずれてる? 気のせいでしょう。疲れてるんじゃない?



 横からみるとこの800kg爆弾がハミ出して見えるんだよ。これがちょっとそそりますね。特攻は置いといて。模型的に。

 爆弾後方は推進用ロケット。これはイモ付けのまま。

 主脚も接着した。もう勘弁してください。
 ちなみに、ウォークウェイが日の丸と重なっているのはおかしいのでは!? と読者よりご指摘いただきました。
 慌ててインスト見たら、やはり重なってなかった(汗
 今回のいちばん大きな「やっちまった」かな。まあ・・・・もう今からやり直すのは面倒なので、中津留大尉ごめんなさい←おい!!

 とはいえ、脚を接着するとおおよそゴールが見えてきて、ほっとする。ああー、ようやく久々の完成になりそうです。
 実は、1/72ハインドも同時進行で完成間近なのだ。公開したくてたまらないんだけど、同時だとみてる人がわかりにくいと思うので、また後日まとめて書きます。

 さて、今年は静岡ホビーショーには行きません(行けません)でした。

 先月なかば、母の容態がかなり悪化したとき私の2017年ホビーショーは終わりました。
 悔しいけど、悔しいと書きたくないので今まで書きませんでした。
 まあ自分のせいで行けなくなったわけじゃないので、意外と気分はさっぱりしてた。とはいえ・・・十数年続けて参加してきた年に一度のビッグイベント、そりゃあ寂しくないわけがない。

 母の病院に一~二日おきに通うようになって丸二か月が過ぎた。正直、朝起きるときものすごくだるい。気分が重い。終わりのないトンネルをずっと走ってる気分。病院通いってやったことのある人じゃないとわかんないと思うけど、かなりきつい。母は意識がはっきりしているから、話はなんとかできるんだけどね(言葉が不明瞭ですが)。ものを飲み込めない状態になってるのに、「パンが食べたい」「お菓子買ってきて」などと何度も言われるのが辛い。と、少し愚痴モードですみません。
 でも、私なりに頑張って何とか面白いことを書こうとしているのを少しわかっていただきたいんです。最近ギャグにキレがないと言われますが、さすがに厳しい。やっぱ本物のエンターテナーってすごいなあと思う。私なんか駄目ですね。

 さて「なんちゃってJMCブース」は今年も参加者の皆さんが立派に運営してくれたので、その様子は今週末くらいに簡単にご紹介する予定。

トレインケプトアローリン(1/48ファインモールド彗星四三型製作記)



 大戦機のデカールは少ない。あっというまに終わっちゃうね。余裕だね。
 ええ? お前ら、これからは彗星のユキとお呼び!! などと思いながらウォークウェイの細いデカールを貼っていたら、やはりちぎれました(涙

 こちら側は上手くできたほう。左側は、場所を修正しようとしててどんどん切れていった。
 ま、こんな細いデカールをまっすぐ貼ろうと思うほうが間違いってことだね。
 ほんと、なんべんやってもここを塗装するのを忘れる・・・汗



 まず白を吹いて。



 次に赤を吹いて。



 はがしてみると、日の丸と色が違うやん!!
 っていうか、日の丸部分は吹かなくてよかったわい!!

 嗚呼。こういうのはやってみないとなかなかわからないものだね←単にアホなだけやろ

 あと、塗装する前に赤い塗料を剥がしたら周りの緑色も剥げてしまって汚くなってしまい・・・



 今は周りの緑色などをリカバリ中。

 なかなか終わんねぇ。
 あちらを立てればこちらが中折れ状態が延々と続いていて、頭悪すぎ、塗装下手すぎで悲しくなってくるけど、この悲しみを乗り越えたところに完成はある!!

 Well, on a train, I met a dame
 She rather handsome, we kind looked the same
 She was pretty, from New York City
 I'm walking down that old fair lane
 I'm in heat, I'm in love
 But I just couldn't tell her so

 I said, train kept a-rolling all night long

 汽車の中でちょっといい女に会った
 たぶん相性もピッタリな感じ
 すげえ可愛くて、ニューヨークから来たって言ってた
 もうたまらないね
 こんな女見たら、誰だって熱くなるよ
 だけどひとつ問題があって・・・いざとなると肝心の声が掛けられない

 汽車は一晩中走り続けてるってのに。一晩中止まらない、熱くなったまま・・・


 “トレインケブトアローリン”、私はエアロスミスで知りましたが、ヤードバーズの名曲っす(英語よくわかんないので間違ってるかも、すみません)。
 ま、アレでしょ? トレインが一晩中走り続けてるってのは、一晩中アレしてるって意味ね? と思ってましたが、どうも一晩中もんもんとしてるようね。多分。そりゃ辛いな~。

 もんもんとしていないで、マスキングしてみよう。よし、次いくぞ!!

あちらを立てれば(ファインモールド1/48彗星四三型製作記)



 敵味方識別帯のマスキングを剥がすと、案の定、少し吹きこぼれてたりするので、やり直し。

 あちらを立てればこちらが中折れ・・・ってやつですね。
 リカバリは面倒だしイライラするけど、ここは我慢のしどころ。



 銀剥がれは、初めて筆でやってみた。

 どうもわざとらしくて不自然な感じ・・・思ったよりも難しい。
 実機写真も後席のところには剥がれらしきものがある(写真のキズかもしれない)けど、ほかは目立った剥がれはないので、これは演出です。そもそも色が海軍機らしくないしね。
 それにしても、キャノピーのマスキング剥がすときが怖いな・・たぶん吹き込んでるに違いない(涙



 排気管が下向きなので、焼けてる方向もこんな角度になってるかなあと思ってやってみた。
 これもあくまで演出だからね、演出(私の持ってる資料には焼けてる写真はなかった)。

 スピナ先端も剥がれを演出。



 初めて空冷の彗星みたときはあまりの違和感に「ぎょっ」としたけど、空冷になってエンジンの扱いがよくなって活躍するようになった・・・とか聞くと、おおぅけなげなヤツよのう・・・と好感もてるようになった。

 それにね、なかなかマッチョな感じもするし!! ホレなおしたぜ!!

 彗星四三型「またそういう見え透いたお世辞はいらんわ。昨晩ひとりでP-38のDVD見て“カッチョええわー”とか言ってただろうが」

 げげっ、バレてる(汗 P-38格好いいです。メカがすごいんだもん(解説ナレーション入りのDVDでわかりやすかった)。
 情緒的戦史的には日本機好きだけど、メカとして見た場合はまた別です。そしてアメリカの航空博物館のすごいこと。ため息が出るね。 

ニセモノ!?(ファインモールド1/48彗星四三型製作記)

 たっぴんさんのお手本はこちら。

 岩本徹三フィギュアです。竹一郎さん原型、確かスケビか何かの付録でしたよね。

 なんつーかもう次元の違う塗りなので、隣に並べるのは恥ずかしいなんてもんじゃないけどさ、誰だって最初はこんなもんでしょ。人形そのものの出来も違うしぃ~。

 ほっぺなどを少しオレンジがかった色で塗りなおしたつもりなんだけど、やはり発色が違いすぎるし、ブレンディングされてないので、なんかシミができた人みたい(汗


 しかし、人形なんてのは、これくらいの遠くから見るものなんですよ。遠目によければすべてよし。

 女の顔だってそうでしょ? すぐ近くから見るのはチューするときくらいのもので、普段やたらと近くからチェックして「あれ、ファンデーションがムラになってるよ」「アイラインはみ出してますねぇ」とか指摘する男がいたら嫌だね。
 いちいちそんな細かいことを気にすんなって!! 

 ・・・いやそれ気にするのがモデラーでしょ。細かいところに気が付いて、執拗に修正を繰り返す。ほんとモデラーって嫌な人種だね。

 ところでこの人形が持ってる袋にはパラシュートが入ってるのかな? だとしたらやはり特攻隊には使えないね。

 最近「秘めたる空戦」(光人社NF文庫)という本を読んでたんだけど、1/3ほど読んだあたりであまりにも面白くてどうも違和感がしてきた。出てくる人物も好漢ぞろいで不自然。もしやと思ってネットで検索すると、「作り話疑惑」という記述がみられる。
 果たしてこれが作り話なのかどうか史実にそれほど詳しくない私には判断できないけど、内容に限らず、書いてあるものがウソっぽいのはわかる。事実っていうのは意外と面白くなかったりする。逆に「作った話」はものすごくよくできていて面白い。つい作者が面白く書いてしまうんだよね。あと、素人の書いた戦記・手記というのは文章が素人臭かったりする。
 まあこれはこれで、飛燕の活劇物語として読むことにしよう。本物かどうかは私には判断つかない。

 ところで、つい最近まで戦記は苦手と言ってた私なんだけど、いつのまにかすらすらと読めるようになってきた。以前は言葉の意味とか第二次大戦の流れがあまりわかってなかったんだよね。(もちろん今でもまだまだ理解できてない部分は多いけど)
 自転車に乗る練習をするとき、誰かに後ろをつかまえてもらって走るでしょう? それでいつのまにか後ろの人が手を放して、一人ですーっと前に進んだときのあの感動。あっ、一人で走ってる!! ・・・という、あの感じでしょうか。
 本を読むのがうれしくてしょうがない。
 
 

人間味(ファインモールド1/48彗星四三型製作記)

 ファインモールド1/48彗星に付属の人形を作っている。前回の続きで、エナメル塗料で陰影をつけているところ。

 少し乾いた段階で、エナメル溶剤を含ませた筆でぼかしていく。ブレンディングとかいうんだと思うけど、これがいまいち上手くいかない。顔色もなんかパッとしない。たっぴんさんのお手本に比較したら、泣きたくなるくらい下手だけど、「まあそのうちいつか上手くできるさ」と無理矢理自分を説得しながら先に進む。

 服や靴みたいなモノは「まあこんな色もアリよね」という曖昧さが許されるけど、皮膚の色は「生きた人間」に見えないとアウトである。
 やはり油彩じゃないと綺麗な肌にならないかなあ。あ、でも塗料のせいじゃなくて、私の色のつくり方が下手なだけかもしれませんが。

 顔なんてほんの5ミリ四方くらいのスペースに影やハイライトを入れていくと、どんどん表情が変わっていく!!
 面白くもあり、しかし難しい。
 腕の日の丸はデカール。

 男の背中。

 写真は緑色がかった色に写ってしまってるけど、実際はもう少赤みがかった色です。
 35は塗りやすいけど誤魔化しがきかず、72は小さすぎて面倒くさい。その点48はちょうどいい大きさなのかも。

 遠目にはそこそこいけてる感じがする←自己評価最大甘味
 これからもちょっとトライしていこうかな。というのも、ここのところ戦史を読んでいるので人間にも興味が出てきたんだよね。

 「雲の墓標」読みましたよ。阿川弘之さんの文章を楽しませてもらいました。
 でも、最近は戦記を読んでいるせいか、やはり文学は「フィクションの世界」という気がして客観的に味わってしまう。
 戦史を知らなければ泣けたと思うけれど、もう私はこういう美しい文学では涙は出なくなっている。こないだの芙蓉部隊の本では涙したのに。

 学徒動員の予備学生である主人公の日記の形を取っていて、心の動きがその言葉遣いや文章の乱れなどに表れるのがリアル。宇佐航空隊が出てくるのも大分県人にはうれしい。
 雲の墓標、とは何を意味するのか、主人公は最終的にどうなるのかは想像がつくけれど、その結末はやはり悲しい。

魂の容積(ファインモールド1/48彗星四三型製作記)



 キット付属の人形を塗装中。

 この人形は最初から人間のカタチになってるやつ。
 組み立てなくていいから楽です。モールドもものすごく深いので素人には塗装しやすい。

 今回は、AFVモデラーのたっぴんさんに教わった塗装方法でやってます。

 まず下地処理としてサフを吹き、その上からタミヤアクリルの白を吹きます。なんで白を吹くかというと塗装の乗りと発色が良くなるそうです。もちろんパーティングラインを消すなど、プラそのものを平滑にしておくのはもちろんのこと(私はそのへんいい加減だけど)。

 写真はタミヤアクリルで基本塗装したところ。
 飛行服の茶色が、ちょっと赤が強すぎたかな。実際はもっと色褪せたようなベージュがかった色だったような。
 ブーツは黒じゃなくてグレーで塗装。



 その上から、エナメル塗料で明暗を付けていく。
 この段階でウォッシングみたいにして茶色をシブい色にかえてみた。
 たっぴんさんは、顔などの皮膚は油彩を使うそうですが、私はエナメルで塗装した。独特の透明感というか鮮やかな皮膚の色は油彩じゃないと難しいみたいね。油彩は持ってるので、次は使おうかな。

 顔の横幅が広過ぎる気がするし、服のシワがいくらなんでもそれはないやろ的に深いけど、それを修正するほどの腕もないのでそのまま作る。
 でもまあ、いい感じになってきたでしょ!?
 自分ではかなり悦に入ってる。
 あともう少し手を入れて、腕の日の丸やゴーグルの色など足していけばそれなりにイイ男になる予定。

 夜遅く、小さな人形を塗装していて、ふっと我にかえると、その小ささに改めて気づく。
 でも、楽しさに大きさは関係ない。
 大きいものほど楽しいってわけじゃない。
 集中すればするほど、その世界に深く入ってゆき、幸福度が増していく気がする。


   特攻の花散りしきて春ぞ往く (宇垣纒中将「戦藻録 昭和15年5月11日」より)

 今年はまともに桜も見ないうちに、いつのまにか散っていたなぁ。
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