つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

カテゴリ:1/32飛行機 > ハセガワ1/32 P-51D



 デカールをセロテープで剥がしたところ。
 いくらやっても、全部はがれない。

 国籍マークが少し割れているけれど、こちらを剥がしても多分同じようなことになるだろう。



 上の状態で、上から「5」だけを貼りなおした。
 国籍マークは熊野筆でタッチアップ。

 なぜこんなふうに貼ったあとのデカールが割れてくるかというと、上からクリヤを吹いていないからだと思う。
 ということは、ほかの部分も割れてくる可能性がある。クリヤを吹いておこうかな。

 それにしても、リベットなど機体表面の表現がなかなか男らしいでしょ。

 こんな状況にぴったりな曲は「Bad Penny」(ロリー・ギャラガー「トッププライオリティ」より)

 ロリー・ギャラガーは高校時代、FMで聴いて知った。
 しかし・・・シブすぎる女子高生だったんだなあ、私って。当時からすでにオッサンの素質があった。

 ロリー・ギャラガーってアイルランド人だったんだね。何かの本で読んだけれど、アイルランド人って日本人でいえば九州人ってとこらしい。
 不器用で気が利かない。

 今日は年に一度の健康診断だったので、昨晩はお酒も飲まずに早めに寝た。起きてると飲みたくなるから。
 すると、20代の頃つきあってた男が夢に出てきた。
 二人でデートしてるんだけど、そいつの背中ばかり見て歩いた。こんな大きな背中だったっけ、などと思いながら。
 今から晩御飯食べて、そのあとセックスするのかなあ。そんなことを私はぼんやり考えていた。「うちに帰って御飯食べない?」とその男は言ったので「えぇ~いやだぁ、外で食べようよ」と私が答えると、そこで夢は終わった。

 なんか疲れてるんだろうなあ。私。夢の中ですら背中しか見えないなんて、切なすぎる。
 永遠に上手くいかないリカバリみたい。

 ネットで調べると「Bad Penny」というのは、「腐れ縁」とでも訳せば良さそう。
 ろくなヤツじゃないんだけれど、離れられない。忘れられない。


 あ、そうだ。明日は地元の展示会・天プラでした。会場でお待ちしております。よろしくお願いします。

 (どんな曲か気になった方は、ネットで「ロリーギャラガー バッドペニー」で検索してYou tubeなどで聴いてみてください。塗装の剥げたストラト弾いてるよ、それがまた涙。)

 どこまで話したか忘れてしまったのでもう一度書きます。32のハセガワ P-51Dムスタングですが「ハミルトンマーク」を一個紛失、その分はカラーコピーしたものを木工用ボンドで貼ってしまいました。

 こんな感じで、まあ、遠目にはそれなりに見えます。



 左下のが「ニセデカール」ですが、遠目にはそんなにわからないでしょう?

 実はいろいろ事情がありましてハセガワからデカールを頂いていたのですが、今日、久しぶりに引っ張り出して見ていたら、端っこのほうに予備のハミルトンマークを発見!!

 これを見た途端に、涙があふれてきた。

 ハミルトンのマークがこれで計8個!!
 どれだけ失敗しようと紛失しようと、これだけあれば十分だね!!
 この思いは大事にしなくちゃいけない。

 実は胴体の国籍マークと機番が割れて剥がれてきているので、そちらはちゃんと貼ることにしよう。
 心遣いに応えるために。

 ここはひとつ、ちゃんと貼らねば、人の道に外れることになる。
 ただしハミルトンのマークは、今から剥がすと余計汚くなりそうなので、もうそのままにします。



 これは一昨年のJMCで見た、すごすぎるムスタング。スーパーマスターズ銅賞の清水栄治さん(当時61歳)作品。
 
 私と同じキット、1/32の古いキットですよ。どう見ても、何度見ても、同じキットとは思えない・・・
 昔ピアノを習っていたとき、「自分が発表会で弾く曲をレコードで(プロの演奏を)聴いてみたときの衝撃」に匹敵するような衝撃ですね。
 同じ曲とは思えなかった。

 それくらい、クラシックピアノの世界ってレベルにピンからキリまであるんですが、模型もねぇ~・・・

 ご覧のとおりエンジン周辺をスクラッチされて、スジ彫りを彫りなおしたり、リベット打ちなどされています。もともとが美人なので存分に手を入れてやれば、これこの通り。



 以前から、ムスタングって憧れの飛行機というか「いつかそのうち作ってみたい」機体ではありました。
 それで、展示会に行くと「これはいいなあ」と思った作品は写真に撮っているんですが、この方の作品は会場で見たときの感動もありましたが、自分で同じキットを作って改めて見たときの衝撃・・・

 うーん、私には古いキットを美女に仕立て上げるのがモデラーの真骨頂のひとつのような気がしてくるんだけど・・・。



 同じ方の作品。
 強くて格好よくて完璧なフォルム。
 それがムスタングだと思う。
 脚なんかわりと単純そうで、そこがアメリカンでしょうか。

 というわけで、いよいよ明日は自分の「よれよれムスタング」に泣きながらデカール貼ります(この場合の涙は感涙ね)。
 ああ、展示会まであと二日。
 ギリギリモデリングだね、結局。 

 ここ数日、心折れるようなことが続いている。
 こういうときは模型を触ってはいけない。心の中で、そういう声が聞こえるのに、つい・・・
 日曜日、悪魔がそそのかしたのか、何となく触ってしまい余計心が折れる結果になった。

 ハセガワ1/32 P-51Dのプロペラの「ハミルトンマーク」をリカバリするため、マッキさんに教わった「スーパー・リカバリテクニック~!!」を試してみる。
 まずデカールをカラーコピーし、(左側が本物のデカール、右側がコピー)裏側からセロテープなどを貼ってはがして紙を薄くし、木工用ボンドで機体に貼る。そしてよく乾いたらクリアを上からかけて完成、という手順(まだ最後までやっていないので成功するかわからない)。

 貼りつけたマーク。これからクリアを吹く。

 ところで、賢明なる読者はお気づきのことと思うが、「なんで新しいデカールを使わないの!?」
 いやそれは・・・たったひとつのハミルトンのマークのためにこのデカールを使ってしまうのはもったいないでしょ?

 というか、なんでデカール持ってるんだコイツ?(汗
 いやそれがその・・・ハセガワから頂いたんですが(これは秘密にしといてください)、静岡で気を利かした大御所モデラーがハセガワの人に頼んでくれたんです(汗。

 で、小さなハミルトンマークをたった一枚だけ使うのは申し訳ないので、気持ちだけ頂いてこのままどなたかに差し上げようと思っていたんです。



 しかし。

 話はそうスムーズには進まなかった。
 ふと胴体を見ていると、「あっ!!! デカールが剥がれてきてるぅ。あっちもこっちも、あああ~!!!」
 ってことに気が付いた。

 特にこの胴体右側の国籍マークと機番は、完成時から少々あやしい部分で、何度もマークセッターつけて抑えた部分なんだけど・・・。
 この後、マークセッターを塗って綿棒で押さえたら、デカールが「パリパリ」と割れて剥がれてきました(涙
 男らしい凸リベットが恨めしい。


 こういう尾翼の端っこなども、最初からフィットさせるのが難しくて、そもそもタッチアップだらけなんだけど、さらに剥がれてもう収拾つかなくなっている感じ・・・

 さあどうする。

 いよいよデカールを使うしかなくなった。72くらいならタッチアップで誤魔化せるけど、もうこれは貼りなおすしかない。
 ドキドキするなあ。いちばん恐いのは、再び失敗した場合。考えるのも恐ろしい。

 それにしても、この件で気が付いたのは、私がいかにこのP-51Dを愛していたかということです。
 ショックを受けたり悲しかったり喜んだり。まさに喜怒哀楽のすべてがこのキットとともにある。

 そう思えば、失敗や困難も悪くない。けど・・・今から貼るの!? ほんとに私、貼るの!? 大丈夫!?



 完成ということにしときます。一昨日撮った写真なので、主翼上の給油口は赤く塗られていません。
 機首上面のスジ彫りは自分でケガいたものです。これだけは満足。銀色がピカピカ綺麗ですね、写真だから(汗。実物よりずっと綺麗に見える。

 「1940年初頭、イギリスは新興のノースアメリカン社へ使節を送り、P-40のライセンス生産を依頼したのでした。
  さて、ノースアメリカン社の社長はジェントルメンに対してこう言いました。

  『120日あればP-40より高性能な戦闘機を開発できますよ。』

  はたして、発注後117日目に機体は完成したのでした(その間にバトルオブブリテンは終わってしまいましたが)」(ムスタング・ストーリー/By あべさん)



 「ムスタングが使用したエンジンはアリソン社製の1150馬力。アメリカには他に液冷エンジンはありませんでした。

  アリソンエンジンは、高度3,600mを越えると性能がガタ落ちしたそうで、ならば低空で偵察や攻撃を行う飛行機として使おう、ということになったのでした。
  性能はP-40を上回る最高速度600km/hをマークしています。アメリカは、自国で作られた、この高性能機にほとんど注目していませんでした。」(同)



 「ここで運命の転機が訪れます。奇跡と言っていいでしょう。

  1942年、イギリスはロールスロイス社のテストパイロットがムスタングをテストしました。パイロットはその高性能に感銘を受けながらも、4000m以上で性能を発揮できないことも確認しました。

  『もし、新開発された我が社のマーリン60エンジンを積めばどうなるだろう。』

  テストパイロットのハーカー氏が同社の技術者にシミュレーションを依頼したところ、高度7,700mという高空で最高速度714km/hを出すことが予想されました。」(同)




 「はたして、1943年の冬、米空軍のP-51Bがイギリスに到着します。
  最高速度700km/h、航続距離は零戦を上回る3,300kmという高性能機の誕生でした。」(同)



 機銃の後ろに、焼けた色を吹いたほうがいいかなぁ←まだ迷ってる

 シンプルで実に美しいカタチをしてますよね。高性能をきわめていくと、こんなに綺麗になるのかなぁ。
 作ってみて、ホレ直しました。やっぱ強いものは美しい。それと、液冷機ってスマートでいいですねぇ。

 キャノピーの磨き方を失敗して、ずいぶんロスタイムがありましたが、おかげさまで色々と教えてもらうことができました。そのほか色々と援助くださった方々、ありがとうございました。
 おかげさまで1973年のハセガワキットを堪能しました。



 ハミルトンのマークが一個ないのがトホホですが・・・
 ちゃんと×方向にプロペラを接着できたので、まぁ、よしとしよう。

 デカールは、静岡に行ったときハセガワで買えるだろう、たぶん。


 (感動のムスタング・ストーリー引用させてもらったよ、ありがとう>あべさん)

 ついに完成だぁ~!! と、昨日写真を撮っていると、この給油口?の周りに貼ったデカールが取れかけているのに気が付いた。

 デカールにマークセッターをつけると・・・あああっ!! なぜか溶けてちぎれてきたっ。ヤバイ。
 つけすぎか。それとももう私のことキライになったのね(意味不明

 左右の赤い丸い部分(給油口?)は、熊野筆で塗りました。アクセントになっていいね。
 赤丸の左側のパネル・・・12.7ミリの給弾口なんだけど、ちょいヒケているのがわかりますか?←直せよ


 なんちゃって脚庫カバー。

 どっかいってしまったので適当な自作。でも自分で作ったほうが「のりしろ」をおもいっきり大きく作ったので取れにくくはなったと思う。

 そのわりに、増槽がイモ付なので、きっと取れるだろうなぁ←補強しろよ

 キャノピーが開くときは後ろにスライドするので、こんな穴が開いてますが、実機もこんな大穴があいているのだろうか? 雨が降り込みそう。
 磨いて頂いたキャノピーが綺麗なのが気持ちいい~。

 模型が完成するときは、うれしいと同時に何となく「これでお別れ」という気持ちになって沈んでくる。寂しい。



 「グッバイマイラブ この街角で
  グッバイマイラブ 歩いていきましょう
  あなたは右に 私は左に
  振り向いたら 負けよ」


 子どもの頃、この歌を聴いたとき、大人って振り向かないものなんだなぁ、スゴイなぁと思った。

 と、そこに、ゼベット爺さんから資料写真が送られてきた。げげっ!!

 ・・・・・・・自分的にはもう完成なんですけど。
 嫌がらせか!? っていうか、イジメ?

 実機はチェッカーがズレてないねぇやっぱり(汗
 排気管の後ろは、わずかに焼けてるか?

 それと、機銃口の後ろは焼けさせておくべきか!? よくそんなふうにしている作品を見かける。
 昨晩そのことに気が付いて、布団の中でもんもんとしていた。
 排気管の後ろを派手に焼けさせてる以上、機銃の後ろも焼けてないとおかしいんじゃないか!? 
 でも今からとそんなことやって失敗したら・・・あああ~どうしよう。
 一か所じゃなくて、左右しなくちゃならないっていうのもハードル高いね。

 同じく、送られてきた写真その2(ほかにも数枚あった)

 イケメンですね←そこかい

 えーと、リベットがくっきり大きいですね。なんかプラモデルみたい。ふふふ。 

 



 
 



 塗装した上からスジ彫りを罫書くぞ~~~!! ああ~緊張するぅ~~~!!

 機首上面はうまくいったけど、これは曲面のアールもきついし、難しいぞ!! できるかな私(ドキドキ)。

 モデラーズのビニールみたいなマスキングテープ(伸びる)をガイドにする。
 去年ハセガワにいったとき、見本を作っている戸部さんもこれを使っていた。だから上手くいきそうな気がする。


 まぁまぁのできばえかな。

 しかし、塗装がはがれた部分もある(涙)・・・下地に盛ったパテごと剥がれた(1ミリ四方だけどね)。
 ラッカーパテの部分は剥がれやすい(だから、塗装した上からマスキングしたんだけどね)

 どうする。塗装し直す? ピンク吹いて、赤吹いて・・・をやり直す? もういいかなあ(疲。

 いよいよ主脚も接着。

 増槽を付け直したら、一応完成ってことにしよう。
 よく頑張ったね、P-51D あちこち痛い思いをさせちゃったね。

 ここのところ寝る前に飲みながら読んでる。めっちゃ面白いので、もったいなくて少しずつ読んでいるよ。

 マロリーっていう名前の主人公なんだよね・・・登山家の(現在はイギリス陸軍大尉)。
 
 とにかく、出だしから「ショートサンダーランド」なんか出てきて、思わずニヤリとしちゃう。
 この年齢になってアリステア・マクリーン読んでるって恥ずかしい気もするけど、今になって読んで逆に良かったと思う。シュツーカもシュマイザーもどういうカタチしてるか全部わかるもん。えっへん。

 イギリス人らしいジョークに思わず、フフフとか笑っちゃう。
 最近飲んでるウイスキーは「余市」か「ジェイムソン」。ジェイムソンは、外国の小説にもよく出てくるよね・・・

 なぜ模型をつくるのだ!?
 それがそこにあるからだ・・・
 理由なんかねぇよ!!

 作ればわかる、作れば・・・。

 春本番を予感させる晴天の日、家にこもってプラモを作ってるなんて・・・私ってばモデラーの鑑(かがみ)ですね。

 アンテナ線張らないのに、ブレーキパイプだけ作るのもなぁ~とは思ったけど・・・いっそ何もせずこのキットを男らしく仕上げるほうがいいような気がするけど・・・
 
 P-51D「けど? けど何?」
 私「結局ブレーキパイプだけ作るね、せめて」

 「~なんだけど」で終わる喋り方は、女性に多い曖昧語法の、よくない例かもしれない。
 男性は、最後が「・・・けど」で終わると気になるみたいね。よくそこを突っ込まれる。

 「ボイジャー」を作ったときに大事にとっておいた黒いランナーを伸ばして、黒いコードを作る。
 写真見るとコードは白いようにも見えますが、まっ、いいってことよ。
 黒のほうが格好いいもん。

 同じような太さにそろえるのが結構難しく、何度か伸ばした。
 あべさんの塗装したタイヤと、ようやく合体~~~!!

 右翼下に装着するアンテナのパーツがいつのまにか作業場のブラックホールに吸い込まれていったので(汗、作りました。

 あーもう、自分で仕事増やしてどうする。

 厚いプラバンに0.5ミリのピンバイスで穴を開けて0.5ミリの真鍮線を差し込んでから整形。

 こんな形でよかったっけ。32だからもうちょい大きくてもよかったか?

 アオシマ1/72の五式戦は制作記を書くヒマもなく、どんどん進んでいってるよ。

 ありゃ、エンジンがズレてる・・・・・汗
 酔っぱらってたわけじゃないのになぁ。
 この後、無理やり修正。

 そろそろ桜が開花してるようですね。写真撮りに行きたいけど・・・少し暖かくなった作業場に座ってあれこれ思いを巡らしてるだけでも楽しいから、それで満足してる。
 モデリングって本当にお金のかからない趣味だなぁ。

 増税前にスマートフォンと塗装ブースを買おうかと思ってたけど、結局どちらも買っていない。
 特にスマートフォンは毎日充電しなくちゃならないと聞いて、やめた。私向きじゃないね。めんどくさそう。
 塗装ブースは買ったほうがいいような気がするけど。

 あ、また「けど」って言ってる(汗


 

 

 

 衝撃画像は続く。ハセガワ1/32 P-51Dムスタングの続き。

 プロペラを差し込む穴の位置が、前から見ると+になっちゃってたの。
 実機写真でも、駐機してるときは必ず×状態になってる。
 そもそも、+だとアホみたいだよね。

 こりゃイカンと思って、穴を埋めて整形して別の部分に穴を四個開けるか、それともスピナを切り離すか、しばらく考えたけど、正攻法で(そうなのか!?)スピナを切り離すことにした。
 あなたはプラを切り離すとき、どういう道具でやりますか?

 私は、ハセガワのトライツールのスジ彫りするためのエッチングソーってあるでしょ? 不思議なペイズリー模様のような形をしてるやつ。
 あれを使ってます。
 プラを切るのって大変だよね。意外と。

 あーあ、これを整形しなくちゃいけないんだな・・・それにしても、矢印の部分のスキマが開きすぎだよね。なんか空中分解しそう。
 
 ふー、あと少し頑張ります。
 それと、主脚にブレーキパイプだな。
 

 「愛だとか 恋だとか そんな言葉じゃ足りない
  あなたへのこの想いに 言葉を与えてください」


 なんか、そんな歌がありましたね。何かのCMで流れていた。
 私の場合、この歌は模型に捧げたい。

 うまく作れなくても、綺麗に完成できなくても、大切な時間をそれなりに費やしてひととき寄り添う相手、それが模型。

 作れば作るほど壊れていく模型。こういう言わば陰のストーリーは、決して模型雑誌等では語られることはない。

 今思うと酔っぱらっていたのが悪かった。
 主脚を組み立てようと思い、トルクリンクを見ていたら、やっぱここは穴を開けなきゃ、32だから大きいし簡単簡単・・・とガリガリ削ったらあっというまに、計三か所折れた(汗

 三十代半ばくらいからだろうか、お酒を飲むと眠くなるようになったけど、まわりの五十代の男共が「もーウチ帰ってビール飲むと眠くなって、九時半くらいには寝てしまうんだよねぇ~で朝起きてプラモ作ったりしてる」とか話しているのを聞いて、内心「これだからオッサンは」と笑ってたんだけど、すでに自分が堂々たる五十代に突入したことをひしひしと感じる。

 飲んだときの眠くなり方がハンパじゃない。まるで柔らかい泥に引きずり込まれていくようなどうしようもない眠気・・・。
 今後もう絶対、酒気帯びモデリングはしないと心に誓った。

 どうすればいいかなぁと、サル頭で必死に考え、プラバンをV字型に切って組み合わせることにした。
 拙いかもしれないけど、自分で考えたからそれでいいのだ。

 32は大きいから作りやすい反面、工作が目立ってしまう。
 世の中、いいことばかりじゃない、といういい例だよね。

 V字に切ったプラバンと伸ばしランナーで何とかそれらしい形になったかな?
 塗装して黙ってれば誰も気が付かないだろう・・・。

 などと、ここに書かなきゃよかったかもしれない(書かなきゃいいのにと言われることもある)。書いたもんだから展示会で
 「例のトルクリンクはコレですか」などと、嘗めまわすように見るいやらしい男が必ずいるんだよね。
 
 まぁでも、私も、それがわかっていながらやっぱり晒してしまう・・・
 「女ってのは「いや~ん」とか言いながら本当は見てほしいんじゃないか!?」と昔、父が言ってたけれどそれは否定できないなぁ。

 ただ、たまに本当に見てほしくないときもあって、そういうのを無理矢理見ようとする人はストーカーとか痴漢という烙印を押されるだけなんですけどね。

 デカール貼ったうえからクリアを吹こうと思って触っていたら・・・
 ああっ!! ハミルトンのマークが一個、なくなってる!?

 こういうのを貼るときは、貼ってすぐにクリアかけて保護しとかないといけない、ということを学んだ。
 学んだのはいいんだけど、なくなったマークは出てこない。どうしよう。

 手描きできるようなものでもないし、ものすごく目立つところなのでこのままにはできないし・・・
 ハミルトンのマークがついてない機体なんてないだろうしね・・・
 あべさんの部品請求で届いたデカールは私がもともと持ってたデカールよりさらに黄ばんでいて、絶望的な感じだし・・・
 ハセガワに部品請求するのは・・・もう・・・恥ずかしい×お金かかりすぎ・・・

 いいや。そのうちどっかで32のハミルトンのマークの入ってるデカールを見つけたときにでも買うことにしよう。

 あと、プロペラの裏も先端は黄色だったのね(汗
 裏は全部黒に塗装してたので先端だけ黄色に塗装やり直し。
 こんなことやってたら、いったいいつ完成するのか・・・毎朝布団の中で目覚めるとき、気が重くなってくる。

 しかし、さらにまだまだ修正は続くのだった・・・・

 あべさんに頼んでおいたハセガワ1/32 P-51D用タイヤが到着した。ありがたやー。
 郵便受けに、レターパックがふたつに折った状態で突っ込まれてたのでドキっとしたけど、小さなパーツだったから大丈夫でした。
 ちゃんと色が塗ってあるのが助かる。

 真ん中の溝が消えてつるつるになっている。もしかして、すり減っている表現?
 あべさんに問い合わせたところ
 「合わせ目を消すときに、溝も消えました」

 あ、そうなのね。ハハハ(汗
 大戦末期の日本機じゃあるまいし、米軍がつるつるのタイヤなんか使ってるわけないよね。

 スジ彫り道具で適当に彫りました。嗚呼、よれよれだぁ~。

 それにしても、32のタイヤはやっぱり大きいなぁ。
 
 ところで、これで脚を組み立てて、いよいよ完成か!?
 と思わせて、まだまだ完成しないのである。愛の泥沼。

 模型屋にタミヤの48タイガー1用ツィメリットコーティングシートが入荷したので買いに行った。

 数の寂しい飛行機模型の棚を見ていて、ついアオシマの1/72 五式戦乙型を買ってしまった。乙型ってことは甲型もあるのかな。あ、そっか飛燕と同じファストバックのがあるのかな。
 簡単に仮組みしてみて、やっぱり気分が落ち着く。ああーやっぱりこの大きさがいいよ、私は。

 機首がすぼまっていて、何となく仮性●●を連想させる。ごめんね。
 機首の形というのは、飛行機はそれぞれ色々あって、なんだか色々なものを連想してしまう。

 ネットで調べてみると、仮性●●は別に悪くもなんともないらしいけど、昔はこういう知識もなかったし、何より、そうでない人はそうである人に対してすごくバカにしてることが多い。
 若い頃からそれを聞かされてきたもんだからどうもイメージが悪い。
 私の少ない経験から言っても、日本人の半分くらいはそうなんじゃないかという気がするけど。

 女性の立場から言うと、エッチができればそれでいいんだけど、こういうことって「気にしなきゃいいじゃん」とか簡単に言ってそれで「はあ、そうですか」というわけにはいかない。
 それが人間ってものですよね。
 自分の体にコンプレックスを持つと、エッチそのものにも自信がなくなっちゃうから、そのほうが問題だよね(女性も同じく)。

 五式戦からこんな連想してすみません。

 ところで、飛燕のエンジンを空冷に換装したのが五式戦って聞いたんだけど、飛燕にマーリンエンジンを積んだらどうなったでしょうか(もちろん当時そんなことはできなかったけど)と思ってしまった。私は飛燕が好きなので。もうちょいいいエンジンで飛ばしてあげたかったよね。

 


 

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