
実機写真は、現地で応急的に塗装されたと思われるかなり荒々しい濃緑色迷彩が力強い感じです。
下地の明灰白色はブラシで吹いて、迷彩の濃緑色だけはハセガワの熊野筆で描きました。
まだまだ筆づかいが下手ですが、描くこと自体は楽しめました。ほんと、楽しませてもらったという気分。

キャノピーのほうが若干幅が狭い感じなので、胴体を削るしかないかと思ったけど、それは嫌だし、私にはどうしようもないので、開いた状態で作ることに変更(キャノピーは開いた状態もキットに付属)。
スミ入れは茶系でしたほうが目立つんだろうけど、グレーで。

私が再現したこの機体はアンテナ柱がないので、アンテナ線も張らずにすんで、らくらく~
ブレーキパイプ(適当)は、伸ばしランナーを作った。

この迷彩なんですが、フィレット部分が薄くなってるってことは、やっぱり「整備兵がゴシゴシ拭いて塗装がハゲた」のかなぁ。
スピナにも「ちょいちょい」と迷彩してるのと、キャノピーの枠には塗装していない(やっぱ面倒くさかったのだろうか?)のがちょっと面白い。

全体は半ツヤクリアで、カウリングだけは吹いてないんたけど、普通のクリアかけたほうがよかったかなあ。
カウリングってつるつるなんだよね、復元機みると。プロペラはクレオスの「磨くとピカピかになる」塗料の「ステンレス色」だけど・・・もうちょっとピカピカでもいいかなあ。
今回は、敵味方識別帯以外は、デカールを使用してみました。

いつもそうやって、細かい部分をチェックしてます。
でも・・・いくら直したつもりでも、全然ダメなんだよね。ため息。
キャノピーは熊野筆を使ってフリーハンドで塗装しました。あと十機くらい作ればうまくなるかも。

いつかそのうち、もっとうまくなるはず。
あ、それと大事なポイント・・・カウルフラップを開いたところから、エンジンの裏側がチラ見え・・・
これをやりたいがために、ファインモールドはエンジンを裏側まで再現したのかもしれない。
以前から気になってたんだけど、電車の中なんかで、ふと、前に座ってる女性の太ももが見えたりしたら、硬くなるの?
と、知人モデラー(五十代)に聞いてみると
「だはは!! そりゃ高校生だってば!! オッサンはなりません」とのことでした。
そっか~。

なんでこんな初歩的な間違いをするのか・・・自分でも悲しくなっちゃう。
ピトー管も長すぎですが、許して。三角スケールで測ってみたら、1メートルくらいある計算だ。わはは!!
それにしても暑い毎日、講習のストレスを晴らすために毎日頑張ったよなぁ・・・
ひと夏で零戦二機作って終わったけど、作れただけでも自分的には満足です。

零戦といえば千羽鶴、でしょうけど、それでは悲しすぎる彼女たちの境遇を思い出させるので、せめて花をおくる(折り紙)。
スジ彫りの形(幅やテイスト)が全然違っていて、まず第一に雰囲気がかわってくる。
ハセガワのは、ソリッドモデルを作る人がよくやるような、カッターで「すーっ」と引いたようなスジ彫。
ファインのは、ちょっと大げさに強調した、キャラクターモデルに近いような感じ。
私はハセガワの細いスジ彫りが最近気に入ってます。
さて、これでもう零戦の呪縛から離れた・・・と思ってたら、タミヤが32型を出したもんだから・・・また作るか?・・・ああエンドレス。頼むから、そろそろヘリを作らせてくれよ。