つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

カテゴリ: 模型展示会

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 昨日は秋晴れの一日を中津模型クラブマークIIの展示会で過ごした。

 ばたやんさんのハセガワ1/72トムキャット。これ作るの大変なんじゃないですかね? 飛行機モデラーではなく、むしろキャラもの作ってられるイメージだったから、いきなりこんなの作ってるの拝見して失礼ながら驚き!! モールド彫り直しとかしてるじゃないですか!! 
 トムキャットはこれくらい汚したほうが格好いいな。

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 こちらはタミヤのスピットファイヤ、キジタロさん作品。この方は以前カーモデル作ってましたが飛行機も上手。

 やはりこれくらい汚したほうが格好いいな。というか、汚しが似合いますよね。そして排気管の色。チタンかなと思ったら、クリアブラウンを上からかけたみたいで、ご本人もレシピはあまりはっきり覚えてない様子。こういうところが妖しくギラリと光っていると格好いいですねぇ。

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 「トップガンにハマったよ~」naga3030さん作品。

 まさにタイトル通り、そのままですね。映画見て作りたいと思いながらも作ってない人多いんじゃないかな。やはり男は行動力ですよ。ジェット機もバイクも初めて作られたってのも凄い。しかもエアブラシ超初心者らしいです。年齢は確か私と同じくらいだから・・・もうほんと腰が抜けた。私もボヤボヤしとられん。頑張らねば。

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 ゲストのHALLYさん作品 HGの古いキットのザクかな? ディテールは足してあるような気がします。ちょっとAFVの雰囲気を感じさせる塗装が格好いいです、こういうのできるようになりたいなあ。

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 MUGIKOMEさん、旧キットのジム。ポーズが硬いのは可動域が少ないからだと思う。タイトル「勝手に名場面シリーズ」というのもいいね!! 古いキットを作ってる人って飛行機でもなんでもそうだけど、楽しんでる感とか愛情を感じる。そこが伝わってきてこちらまで楽しくなっちゃう。

 色合いとか塗装がすごく面白いし、この背景の壁みたいなやつ、そんなに大きくはないんです。この写真ギリギリ入ってるくらいで。でもこうやって撮影すると雰囲気いいでしょう? 

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 「陶器製 スコープドッグ爪楊枝立て」すみません、どなたの作品かわかりません。

 デパートに売ってそうな高級感を醸し出しています。陶器らしく塗装しているんだと思いますが、 奇をてらってるというより、作品として違和感なくすごくイイです。

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 R.y.u.さん(ゲスト)、MGケンプファーキルヴィス 

 差し色の赤がすごく効いてる!! 金属色も綺麗!! いろいろと手も入れているらしいですが元のキットを何も知らないのでほとんどわかりません。すみません。この方、ほかの作品もすごく上手くて眼福でした。ずーっと見ていても飽きないんですよ。

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 巌流会の馬関のとらさん作品。35? いえ72です。このエイブラムスもよく出来てはいるし、人形がまたよくできてる人形ではありますが。建物も既成のものだそうですが。

 だけどやはり塗装の妙ですよ。戦車に日が当たってるような感じするでしょ? これだけで中東の雰囲気を感じる。こういう塗装ができるようになりたいよ。
 馬関のとらさんは筆塗りの名手。実は今月は地元の展示会、KPMS、そして中津と三度もお会いしてしまった。わっはっは。

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 置く場所があるかどうかわからなかったもので、小さな作品二つしか持って行かなかった。震電持って行けばよかったかな。ここのとこ二、三日、胃の調子が悪くて、行くのやめようかとずいぶん迷ったんだけど、やはり行ってよかった。模型薬がいちばん効くね。

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 正義の味方登場。悪のモデラーをやっつけてくれるのだ。

 前回見逃したので、私が会場にいるときに合わせて変身してくれました。衣装提供はDGワークスさん。中に入ってる人は秘密。

 というわけで、膨大な作品の中から私が気に入った作品&ここを見ている方が興味持ってくれそうな作品をピックアップしてみました。
 明日は展示会外伝を書きます。
 

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 今回いちばん好きだった作品。ひげオヤジさんのハセガワ1/32鐘馗 そうです、アルミテープ貼りなんです。これまでアルミテープ貼った作品なんて、よくやるよなぁやりすぎだなぁなどと冷たい目で見ていたんだけど、改めて見るとものすごくいいではないですか。塗装とは違う質感、まさに金属。神戸で見た飛燕はこういう感じだったよ。
 きらきらしているのは磨いている部分だそうで、磨くかどうかで質感が変わってくる。国籍マークなどはアルミテープの上からやってるそうです。
 塗装と違って失敗しても剥がしてやり直せるからいいよとおっしゃってましたが・・・・

 やってみる!? ちなみに百均のキッチンテープらしいですぜ。

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 これ、なーんだ。ひげオヤジさんと同じクラブの渡辺さんの作品。機首のカメラ。こういうの見ると興奮してくるよね。

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 同じく渡辺さんの作品。ええなぁ~。ずっと見ていられる。
 もう一機、SH-60も超絶作品があったんだけど、それは数年前の静岡で拝見してるので今回はこちらをご紹介(と言っても部分写真ですが)

 「こういう方の作品は資料になりますよねえ」とひこうき雲の絵富代さん(百年ファントム作者)と話していると、「ところできららさん、故・柴田さんの作品いりませんか」という申し出。長年スクラッチのバイクを作られていた方の作品だという。亡くなったあと家族が持てあましていたのを周りのモデラーに配って?いるらしい。これが最後の一台とのこと。迷わず「下さい!!私なんかでよければ」

バイク1

 こんなふうに梱包されていたので安心して持って帰ることができた。

バイク2

 ハーレーダビッドソン Aermacchi RR 1/9フルスクラッチ 柴田かずやさん作品

 2015年に博多で展示会があったときに拝見しているんだけど、あのとき話した人が柴田さんだったのかどうか。記憶がさだかではない。いずれにせよ何のゆかりもない私が作品をいただいて恐縮する。しかしこれも模型の神様のはからいなのだろうか。

大分航空隊1

 我らが大分航空隊の作品群。こっそり工房、ハスラーがががっち、きららの三名が参加。
 あ、あの気球みたいの何かって? ほら先日あったじゃないですか、某国の怪しい気球が飛んできて米軍が撃ち落としたとかいう。あれですよ。

大分航空隊2

 手前の零戦52型、震電、一式陸攻の三機が私の作品。見てくれた方々、ありがとうございます。

戸畑2

 若戸大橋を渡る。

 展示会をちょいと抜け出して、行きたかった「軍艦防波堤」へ。若戸大橋は1961年竣工、私とほぼ同い年なのだ。私は生まれてから二歳まで戸畑に住んでいたので、当時できたばかりの若戸大橋の上で父に抱かれて写ってる写真がある。もちろん覚えているわけではないけれど、原風景だと思っている。

戸畑5

 洞海湾は風強し。ちょうど運悪く雨も降って来てヤバかった。風にあおられて足を滑らせあわや洞海湾の藻屑となりそうだった。

戸畑3

 説明板が立っていた。先日ご紹介した本にも書いてあったけど、柳、冬月、涼月の三艦が埋め立てられ堤防となった。冬月と涼月はもうコンクリートの下になっていて見ることはできない。

 坊ノ岬沖海戦で、大和や他の艦船の生存者を救出し、命からがら帰ってきた涼月と冬月。涼月は損傷がひどく砲台として使われることになったが、冬月は戦後も機雷掃海部隊の支援任務につく。まさに再雇用。そして任務終了の昭和23年5月、お勤めを終えた冬月は軍艦防波堤として他の二艦とともに埋め立てられた。
 これが涙なくして語れるか。

戸畑4

 これが柳の船体。すごく小さかった。目にできる部分は少ないけれど、もし機会があればぜひ行ってほしい遺跡です。若戸大橋から10分くらい。連休で休みだったんでしょう、若松の工場群もひっそりとしていて、それが余計に殺伐とした雰囲気で良かった。連合艦隊の最期に思いを馳せるのにぴったりの場所でしたよ。

戸畑1

 戸畑の模型屋「光模型」にてゲット~!!

 チヌークが武装してるぞ、おい!! こりゃ一体どういうことかと思って会場に戻ってこわもておやじさんに聞いてみると「チヌークの武装型ですね、でも重くなって足が遅くなって結局あまり使われずに終わったんですよ」・・・・・嗚呼!! だいたいそうなんだよな、こういうのは。でもいいじゃん、格好いいし。

 ちなみにチヌークの初飛行も1961年、若戸大橋と同じだった。チヌークも本当に長い間現役やってるよなあ。

きらら2

 皆さん少しずつ年を取っていて(お前もだろ)、わずかに寂しさも感じつつ、元気でますます盛んに模型を作ってる様子に励まされつつ、会場を後にした。
 また、どこかの会場でお会いしましょう。

 ※X-29持ってこなかったの?と聞いてくれた優しい方々に心から感謝。あんなもんでよけりゃ持って行けばよかった。

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 先週末の三連休は小倉で開催されたKPMSに参加してきた。
 
 48? いえ72です。北九州銀翼会の毛利会長のセイバードッグ
 今回のKPMSは北九州銀翼会40回展示会とジョイントで、銀翼会の会員は過去作を大量に展示していた。毛利さんなんか150機以上?とかいうことで、もはや紹介するのは無理。たった一機で毛利さんをご紹介することを許してください。
 思い返せば20年前、初めてドキドキしながら参加したKPMSで毛利さんの作品に出会ったんだよなあ。72の小さな戦闘機にびっしり打たれたリベットを見て「これは一体何なんだ!?」と驚愕したのわ覚えている。

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 銀翼会の中川さんのフィッシャーモデル1/32 クーガー
 いやぁ~クーガーって格好いい!! 今回初めて気が付いた。このボリューミーな胴体、いいねぇ~作りたいなぁ~

 中川さんの作品も紹介したいものがいっぱいありすぎて、たった一機だけを選ぶのが苦痛。もうね、これくらいたくさん作品があると展示会レポなんかできません。あ、それと話をした人の作品を全部紹介するということでもないからね。たまたま「おおっ」と思って写真を撮っていたやつだけね。話してる時間が長すぎて写真をあまり撮れていない。

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 こちらは宮崎から参加のたかさん作品、F-16のエンジン整備風景。ネットで調べてたらエンジン整備風景が出てきて、ビビッと来たそうです。で、その情景を作りたいがためにF-16まで作ったんですよと笑ってたけど、それどう見ても謙遜しすぎやろ!! 一歩間違えばイヤミですわ。

 ともかく写真の通りに人形を作って・・・しかもその人形は素体(確かエアフィックス)なので、ポーズを替えて・・・すごいよね。話していたら、やはりたかさんは整備員に興味があるようで、私が「飛行機を飛ばしてるのはパイロットって皆さん言うけど、本当に飛ばしてるのは整備する人ですよ!!」というと、その通りですねと言われ、熱い握手を交わしてしまいました。
 なかなか、はっきりとそう言う人はいないよね。

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 こちらはウイングスの山根さん作品。タミヤ1/48飛燕。

 全体にアルミ板を貼っています。これですよ、これ。あの飛燕はこうだった。神戸で川崎重工がH2Rと一緒に展示した、あの復元飛燕。あれはモデラーの作るどんな飛燕とも違っていた。

 山根さんに「来年のUAMC来られませんか」と優しくお誘いされて、思わず行こうかなと思っちゃったよ。作品どうすんの。

会場風景

 会場風景。

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 熊本トムキャッツのもりっちさん作品、エレールの72 ボーイング707

 旅客機見て「ほんとにいいなぁ」と思ったのはこの作品が初めて。単に上手な人はたくさんいるけど、これは艶消しというのがまず珍しいというか格好いいし、灯火を光らせてるのがカッチョいい。夕暮れ時、ピカッピカッてやりながら旅客機が飛んでるあの姿を見て「美しい」と思わないような奴は飛行機モデラーにはいないだろう。私はねぐらに帰るヘリが灯火をたくさんピカピカさせてるのも大好きだけどね。

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 長崎プラモクレージーの鶴柴さん作品、ハセガワ1/72のRF-101ブードゥー

 いやもうほんと、初めてブードゥーをいいなと思った。スジ彫りを丁寧に彫り直し、丁寧に作ったらこんなに綺麗になる・・・あの子ってこんなに綺麗だったっけ・・・ホレ直しますよね。彫り直して惚れ直しとかオヤジギャグ言ってる場合じゃねぇよ。ハセガワ万歳。

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 銀翼会の伊村さん作品。スクラッチの三菱MC-20朝雲。
 ホストクラブの銀翼会の皆さんは忙しすぎてほとんど話ができなかった。説明してもらおうと思ってたのに・・・
 たぶんこれも銀テープを貼ってるんじゃないかな。

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 銀翼会のこわもておやじさん作品。スペシャルホビー1/48  スーパーコルセア

 エンジンふたつタテに並べたらパワーが倍になるかと思いきや、イマイチだったらしいという試作機。グッドイヤーというタイヤメーカーが作ったという話で驚きだった。しかし黒光りしてるコルセアはいいねぇ。排気管は糸半田だそうです。

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 徳島モデラーズ倶楽部のP-斎藤さん作品。キネティック1/48 E-2Cホ-クアイ

 斎藤さんがホークアイとか珍しいなあと思ったので聞いてみたら「だってプロペラかっこいいじゃん」やっぱ男の子ですねえ。モノモノしい感じって好きな人多いですね。確かに格好いい。
 デカールは作られたそうです。そういう技術のある方はうらやましい。

きらら1

 お昼ご飯はいつもの旦過市場の蕎麦屋へ。ここ美味しいよ。旦過市場の店って全部美味しいのかもしれない。

 作品紹介はほぼお終いですが、そのほかの話もあるので次回に続く。

展示会後1

 展示会から帰ってきて心がHotな間にやるべきは作品の修理。このSRは持って行かなかったんだけど、なぜかというとサイドスタンド部品が取れていたから。それにスポークも張り替えてないし大した作品でもないし。でも好きなバイクだからコーヒー飲みながら眺めてるにはいい。他人に見せるんじゃなくて自分で眺める用。

 で、一個接着すると一個取れるの法則。サイドスタンドもミラーも金属線を入れて補強した←最初からやれよ

展示会後3

 で、次は今週末のKPMS(空モデル大展覧会)へ。今をさかのぼること20年前、2003年の第一回展示会は熊本の鶴屋デパートで開催された。小学5年生の息子を連れて行ったんだよ。熊本城を見物したり、息子にレゴを買ってやって、デパートの中のカフェでリッチな午後のデザートも食べたっけ。男の子って母親とどっか行くなんてせいぜい小学生の間だけだもんね。良い思い出になった。

展示会後2

 先日32の震電はクラブの人に預けたし、うちから運ぶのは二機に絞った。駄作を山のように持って行ってもしょうがない、第一カッチョ悪いしね。

 ところが、風呂敷に入らないことが判明。仕方ねぇなぁ~と箱を小さくすることに着手。で、そうやってるとお約束で両面テープが底を尽きた。仕方ねぇなぁ~と近所の模型屋に走る。

 模型屋さんと展示会を振り返る。これがいいんだよ。誰かと余韻に浸るのが・・・大人の楽しみ。良かったこと、反省点、お会いした人たちの話。あーお腹すいてきたなあと思ったら五時過ぎてるやん!! 梱包はどうした私!! 

展示会後5

 なんとか作品を壊さずに梱包終了。いやー梱包のとき何度アンテナ線を切ったことか。

展示会後4

 昨日の朝、久しぶりにコーヒーが美味しいと思った。久しぶりにビル・エバンスを聴いた。だってねぇ、うだる暑さ37度の夏にビル・エバンス聴きたいと思います? レッド・ツェッペリン聴けます? 無理っちゃ。

 最近は子供の頃読んだ本を読みかえすのがお気に入り。面白いよ。
 そんなわけで、明日から二泊三日で展示会参加のため小倉行ってきます。飛行機モデラーのみんなは北九州商工貿易会館にGO!!

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 地元の展示会・天領プラもの創り大会で心に残った作品、もうひとつありましたよ!!

 「進路そのまま」(特3型駆逐艦暁)
 エッチングを使用して作り込んでいます。波もちょっとオーバースケール気味かもしれないけど迫力あるね。タイトルがあるのがいいなと思った。残念ながらお名前聞くのを忘れていた。とても若い方です、20代かな。今はネットなど資料が豊富なので、若いというハンデはあまりないのかもしれない。

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 同じ方の作品「波濤」(陽炎型駆逐艦雪風)

 この方の作品は、波間の真ん中にポツンと駆逐艦が進んでいる。広大な太平洋のどこかで荒波にもまれる孤独な駆逐艦・・・・文学的な世界を感じる。
 作者ともほんの少し話しましたが、他の方々とわいわいと模型談義中だったので、あまり邪魔をしてはいけないと遠慮したのですが、かえすがえすも無念なり~。
 私も冬月を作らねば。

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 先日わがクラブの元会員が亡くなった、という話は書きましたが、その追悼コーナー。2003年のこと、彼を含めて4人で合同巨大ジオラマを作ったことがあり、そのときのスナップ写真も置いてあった。

 当時を知らない某会員「きららさん、あそこに置いてある写真に写ってますね」
 きらら「ああージオラマ作ったときの」
 某会員「きららさん、きれいだったんですね~」
 きらら「そうですねぇ~そんなときもありましたねぇ」
 某会員「あ、いや、その、今もきれいですけど(汗」

 ハハハ、そんときゃ笑って終わりましたが、結構夜思い出していやな気分になった。うーむ、女はつらいよ。昔の写真が綺麗だったとほめられるのって、意外と辛い。昔とった杵柄は男なら誉め言葉になるんだけど、女には単に現在の劣化を知らせるだけ。ああ~昔の自分の顔なんか見るのも嫌だ。誰だあんな写真持ってきたのは(怒・笑

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 中津模型クラブマーク2のばたやんさん作品。フジミ 1/12 ヨシムラ SUZUKI GSX-R750
 赤黒のツートンカラーが格好いい。本人によるとシートの質感が気に入ってるとのこと。

 お会いするなり、「きららさんっ、(バイク作る時)デカール割れませんでしたか」(
 いやいや・・・なんか割れたというか、端っこのほうが吹き足りなくて欠けましたと話したら、ばたやんさんはクリヤをいきなり吹きすぎたらしい。「砂吹きの必要性を学びました」と言ってました。そうそう、砂吹き。私もカーモデラーから教わりましたよ。
 でも割れても枯れても、こうやって展示しちゃうのが、いいと思いません? そこで逆に話が盛り上がるんですよ。偉そうな達人の自慢を聞くより、私はこっちがいい。一緒に笑ったり泣いたりするのがいい。そんなことも共有するのが展示会の楽しみじゃありませんか。

 ・・・・・などと、展示会のこと思い出している。いろいろな思い出の中から、やがて沈殿していってしまうもの、ふっと浮かび上がってくるもの。不思議なんだよな。

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 今年も展示会の日がやってきた(先週末)。地元のクラブ・HICと大分我流会のジョイント開催、今年で21回目?だっけ。
 展示会の朝は私にとって特別な朝。毎年思う。一年に一度の特別な朝。

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 今年のテーマはバイクとドム(ガンプラ)。

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 会場準備が済んだかと思う間もなくお客さんが入ってくる。慌ただしい。県内外から顔なじみのモデラーが次々とやってくる。でも知らない顔も増えた。

 そこにちょうど昼ご飯のお知らせ。わがクラブの元シェフによるお弁当。

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 ガパオライスとかいうらしい。カレーでもないしトマトソースでもない、何のソースだか知らないが挽肉を炒めたものがご飯にのっていて美味しい。初めて食べた。超保守党なので新しい食べ物に疎い。付け合わせのコールスローと鶏肉が旨し。これでビールがあればなあ。

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 バイクコーナーには二日間で100台以上並んだのではないか。すごい数のバイク模型。

 かつては私の知り合いのオジサマモデラー達がたくさんやってきたが、今やSNSで展示会のことを知った若いモデラー(主にキャラものやカーモデル)でにぎわっている。
 10年くらい前まで主流はスケールものだったが今や隅に押しやられつつあり(平均年齢も高く勢いもない)、栄枯盛衰を感じる。こういうの見たらハセガワがなぜ飛行機製品作らないかわかるよ。

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 会場風景。スポーク張り替えてましたよ。あ、ハセガワのケッチ。作りやすかったとか言ってたけど本当かなあ。私には結構大変だったぞ。くっそー悔しいなあ。落ち込む。

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 我が作品。特に手前のハセガワKR250はカウルの隙間が怪しいので持っていきたくなかったんだけど、展示実車バイクと同じ時代だからということで、ガンマともどもお声がかかった。晴れの舞台。こんなもんでも「いいですねー」と嘗め回すように見てくれた人も数名いて、救われた(もちろん彼らは青春の日のKRやガンマを頭に描いていたのだろう。それでもいいさ)。ありがとう。本当に、ありがとう。もうしばらくバイクモデルは作りたくない、というくらい激しく落ち込んでいたんだけど、また作れそうな気がしてきた。展示作品見ても私の作ったこの二台はほかになかった気がする。けっ、ゴチャゴチャ言いたいやつは作ってから言えよコノヤロ。

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 わが作品。コトブキヤのイノセンティアとタミヤのカタナ。カタナ作ってるひとは多かったですね。

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 我が作品(トミーさん撮影) 実は自分の飛行機作品群を写真撮っていなかった(汗 残念。X-29はハセガワ1/72 手前のフォージャーはタカラ1/100。

 背景の宇宙の絵みたいのは写真か?と言われたけどエアブラシで描いた絵です。もちろんネットや本で見た宇宙の写真を参考にしている。大好きな馬頭星雲を中心にした。まだ完成してなくて中途半端なんだけど仕方なく持ってきた。もう少し手直しするつもり。照明が暗いせいもあって、不気味な感じになってるねー。でもそれが狙い。少し怖い感じにしたかった。人知の及ばない世界というイメージ。コの字型にすればいいという人もいたけど、私はこの屏風型がいいと思ってやってる。コの字型にする気はないね。

 ここ一年くらいエリア88やマクロスなど架空塗装の飛行機ばかりに作っていた。ひとつは去年の一式陸攻から32震電まで、失敗続き、他人から嫌な言葉を浴びせられ続けですっかり嫌気がさしていて、もうスケールモデルの飛行機を作りたくなくなっていた。模型をやめずに好きなものを続けるにはどうしたらいいか結構悩んだ。

 自分の大事な趣味と好きなことを守っていきたい。何より自分と自分の作品をもっと好きになりたい。これまでは、私は下手だ、とか、こんなの恥ずかしいとか卑屈になり過ぎだった。私と大して違わないくらいの腕前の人や正直下手くそな人でも、胸を張って蘊蓄を語ったりエラソーに作品並べたりしてるじゃないか。それが趣味ってもんじゃないか。自分の作品が一番。それでいいよな。

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 今回も、お馴染みのお客さんや新しく知り合った方々、いろんな人と色んな話をした。面白いことも辛い話も、考えさせられること、励まされること、いろいろあった。でもそれらを簡単に書くのはやめておく。消化不良を起こしそうだからね。作品写真もほとんど撮っていないのでご紹介はしません。

 ひとつだけ、私の一番好きな作品を紹介したい。仮面ライダーのバイク。タミヤのCB750を改造しているらしい。もうすでにCB750とは全然違う形になってる。仮面ライダー自体は着色フィギュアらしい。

 こんな格好いい人がバイクに乗ってどこからともなくやってきて、悪いモデラー達をやっつけてくれないかな。

 F.M.M.(福岡モデラーズミーティング)のアルタイルさん作品でした。

 展示会に参加してくれた皆さん、見に来てくれたお客さんたち、もちろんスタッフも含めて、みんなありがとう。私も再び歩いていけそうだ。
 今週末は小倉のKPMS展示会に参加・・・うっひゃーすごいハードスケジュール。大丈夫かな私。

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 covid-19騒ぎで長い間お預けだった「おおいたんモデラーズ展示会」がようやく7/16に開催されたので参加してきた(大分市)。

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 佐伯アンノウンのシバさんと涙の再会。アトランティスモデルの1/12のライトサイクロン。

 シブい!! こういうの好き!! 作ってみたい。プロペラをくるくると回すと、一番上のシリンダーがカットされている部分にはめ込まれているピストンが嫌らしい動きをします。いや~ん、もうこんなの見せられたら私・・・

 これ1/12だし、空冷エンジンの格好いいバイクなんか隣に置いたらめっちゃいいよね~とシバさんと盛り上がりました。シバさんとは好きなアイテムがどことなく通じるところがあって以前からお会いするのが楽しみなんだよね。

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 大分我流会のあべさんのタミヤ1/48 月光。

 黒い機体にびっしりとリベットが打たれています。ツヤが綺麗。なぜ黒いかというと昔の考証によるそうです。やはり48は見栄えするなぁ。私とは価値観とか製作スタイルとか正反対なんだけど、作品自体は参考にさせてもらってます。

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 大分航空隊のハスラーがががっちさん ハセガワ1/48 RF-4イラン空軍

 たったの10日で製作したそうです。本人は雑と言ってますが結局格好よく塗装したら七難隠すというやつですね。この塗装いいなぁ作ってみたい。

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 大分航空隊のあおまきさんの「トラップ発動」バンダイのトリケラトプス1/32

 ゲーム中の設定? わかる人にはわかる、わからない人にはわからないんですが、光ってるのも綺麗ですしし、今回のお題の「骨」の作品なんです。トリケラトプスは気になるなあ。

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 私の造形村震電と、なんちゃってJMCにこっそり工房さんが出品した電震。最新号のスケビに電震を作ってる人がいて、こっそり工房さんは「自分のほうが先に作っていた」とちょっと嬉しそうでした。私の震電はどんなにけなされてもいいやと思って持っていったんですが、誰もけなす人はいなかた。作っただけで偉いと言われた。やったぜ!!

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 模型さえあれば、ご機嫌な集団。幸せだなぁ+

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 広島乱流会のけんさんが来ていたのでびっくり。秋のKPMS小倉(10/7,8,9)の宣伝も兼ねていたみたい。タミヤの1/48F-14Aトムキャット。人形の出来がいいので作ってるうちに本体も作ってしまったよと冗談交じりで話してました。可変翼がこすってしまった跡はデカールが用意されてるってことで、さすがタミヤ。

 今までわりとけんさんとはどこかで顔を合わせても深い話はしなかったんですが、今回「最近模型の出来に満足できない・・・下手くそな頃は下手でも嬉しかったのに」とボヤくと、「他人の作品なんかと比較しなくていい」と言われました。私の言いたいこととは少し違っていたけど、確かにそれもそうかなぁ。
 いつも楽しそうに模型展示会にやってくる人っているじゃないですか。マイペースって大切なことだなあと改めて思いました。

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 こちらハセガワ1/48F-14Dトムキャット。2020年のオタ空で初めてお会いした方なんですが、今回も作品持ってきてくれました。またもや涙の再会。

 なんとハセガワのトムキャットを二機も作っていたのですよ。しかもすごくきれいな仕上がり。しかもイケメン。・・・・ハセガワの皆さん~見てますか~? こんなにきれいに作ってくれてますよ~!! オッサン共がざわついてましたよ。

 エッチングなども使用してアンテナ類がシャープな仕上がり。

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 同じ作者、ハセガワの1/32紫電改。裏側かっけー!! 表側はせっかく打ったリベットが埋まってしまってて残念でした。
 私も紫電改作らなくちゃ。焦るねぇこんなの見せられたら・・・
 それにしても男の子はやっぱ紫電改好きなんだなぁ。強そうだもんなぁ。

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 大分航空隊のこっそり工房さん作品。イタレリ/72ユンカースJu86旅客機。日本の96陸攻に似てます。しかし塗装が旅客機仕様なのでお洒落。

 酒気帯びモデリングがいいのよねーとのこと。

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 今年前半はやや凹むことが多かったけれど、おかげ様で充電させてもらった。やっぱモデラーは一期一会の作品を肴に盛り上がるのが一番。信知旋会の皆さんにはお世話になりました。楽しい場をありがとう。

 どこかでまた、お会いしましょう。

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 久しぶりの展示会に胸躍る。熊本は快晴、春の風が若葉を揺らす。列車の中で食べようと作ってたサンドイッチをコロリと忘れ(お約束)、熊本到着と同時にスタバに駆け込む。
 写真は会場の森都心ビル。熊本駅の真ん前なのが私みたいなJR利用にはありがたい。ここの六階で行われました。面白かったのは「会場はどこかなぁ」とエレベーター降りて歩いていると、とある部屋から「模型展示会のさざめき」が聞こえてきたんですよ。そう、あの音です・・・

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 作品のご紹介をしますが、ごく一部であることをご了承ください。

 「トールギス」コウ81さん。筆云々って書かれていたので筆塗りなんでしょうか。好きな色づかいです。残念ながらご本人と話していません。

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 ハセガワ 1/32 紫電改、川添さん。

 何枚も写真撮ったのにまるでピントが合って無くて残念無念。すごくカッコよかったのに・・・リベットも打ったあとにちゃんとペーパーでならしていて、表面がきれい。飛行機はほぼ初めてとかで、「ええーっ」て感じ。AFVで培った技術でしょうか、汚しがキマってて格好いい~迫力あるのぅ~紫電改作りたくなるよ~!!
 唯一の大戦機、キャラものを吹っ飛ばすような存在感でした。写真が拙くて本当に申し訳ない。

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 同じ方の「FURY」

 荷物いっぱいって格好いいよね。色づかいが好きな方の作品がどうしても目につきます。私の場合、知識がほとんどないので何にしても色から入る。

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 この方は作品カード置いてられなかったので、なんというキットか作品かわかんないのですが、格好よかった。バイクの金属部分の「元はピカピカだったんだけど経年劣化で曇って・錆びてきてる」というような表現が気になる。

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 「冬季迷彩ザク」通さん

 この作品、色づかいもいいけど、ちょっとしたポーズで印象的になるなと感じました。モノアイは手をいれているのでしょうか、精密感があります。

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 エフトイズという1/144食玩を使っている作品、BKRさん。この方、お話させてもらったけどお話もすごく面白くて楽しかったです。食玩とはいえ、レドーム開けたりちゃんとタイダウンされてたり、いろいろと手を入れているのでプラモかどうかなんて全く気にならない。人形はプライザー。作業車は3Dプリンターの製品って言ったかな・・・すみません忘れました。デカいトムキャットもコンパクトサイズになって楽しいよね。

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 同じ方のエフトイズの作品。自衛隊の展示機ふう。ライトアップまでしてるのが楽しい。
 ちょっとしたことなんだけど、地面が芝生になってるのもポイント。桜もそれらしく作っていて細部が熊本の男と思えないくらい(失礼)細やかな印象でした。そーいやー熊本弁があまり聞けなかったなあ・・・今回。熊本や福岡の言葉って好きなんやけどなぁ。

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 主催者、カブリモノスキーさんの作品。人形の塗装、腕を上げてられますね。ガルパンの作品だと思う。

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 この方もバイクをたくさん作っていました。やはり私の旬はオートバイなのでどうしてもそちらに目が行っちゃう(というか空ものは前出の紫電改の方のみ)。私も作ったアオシマのSRもあったのでじっくり見せてもらった。
 この作品はスポーク張り替えてシャープですね!! 精密度が違うよなあ。

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 スケビに連載もされてた斎藤マサヤさんが作品を持ってやってきた!! 今回はこの作品見られて幸せでした。えーと1/9ハーレーダビッドソンでしたっけ、金属の製品みたいです、今回はこの作品を例にとって徹底解説のトークショー。貴重な話を聞けました。

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 写真撮っていたら回して反対側も見せてくれました。とにかく超絶作品に超絶イイ男!! 田舎のオバチャンなんか手も足も出ない。気遅れして話かけられませんでした(悲。

 古いハーレーダビッドソンをメーターその他ギリギリまで取り外して公道も走れないような状態にして砂浜でレースしてる人たちがいるらしく、そういう人の乗ってるバイクというイメージで作られたようです。あちこち部品を自作されてます。たとえばハンドルとか。タイヤは3Dプリンター。もちろんメッキとかハンダとかされてます(メッキって自分でできるとは思わなかった)。でも意外にクレオスのウェザリングカラーなど私らが使うようなものを中心にウェザリングされていて、結局は何を使うかよりもセンスの問題なんだよなぁと改めて思う。

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 タンクに貼ったデカールはわざと段差を残して「これはシールですよ」って感じにされてる。実車もシールですよね。これくらい大きいスケールだとそれも逆に実車ぽい。

 ずーっと見ていても全然飽きないんです。見てて気持ちいいんだよ。見れば見るほど目が気持ちいいーって言ってるの。目の快楽。

拙作

 拙作。一式陸攻持っていきたかったけど大きくて持っていけなかった。

 ドーファンはけっこうウケましたよ。ガンマは「ははぁハセガワのバイク作ったことのある人おらんな、どや、作ったもん勝ちやろ」という感じかな。ぐふふ。
 今回は久々に一人旅で楽しかった。一人だと好きなところに寄れるのがいい。帰りは四時過ぎに会場出て新幹線の時間まで二時間、本屋に行ったりコーヒー飲んだり。ただ模型を抱えてるので歩くのも大変だけどね。

会場

 今回SA(スケビ)の石塚編集長とミナミさん(現アーマーモデリング副編集長)が来られると聞いたので、会いに行ったということもあるんです。石塚編集長はスケビに来てもう15年になるんですね。速いもんだ。さぞオッサンになってるかと期待したのに、ぜんぜん雰囲気変わってなくてガッカリ←おい!! ミナミさんも以前は若干「がんばってる感」があったけど、さすがベテランの余裕で大人になったなあと感じました。でもほんと彼女はおしゃべりが上手くて楽しくてモテモテ、早速くまモンのTシャツ着てたりして、編集長も「九州いいっすね、食い物は旨いしまた来たいな」と気に入ってくれた様子でうれしい。

 この展示会は参加費千円、缶バッジ付き、日曜のみの開催でトークショーあり。参加は申し込み無しで当日持ち込みという方法。こういう展示会の運営方法もご参考までに。

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 銀翼会のこわもておやじさん作品。エデュアルドの1/48零戦21型。

 こわもておやじさんの作品はすべて筆塗り。マーキングも自由自在。今回は初心に還って、突起物などの作り方、補強の仕方など基本的なところを教えていただいた。
 よく展示会で「どんな塗料使ってるんですか」「どこを修正しているのか」的なことを聞いたりするけれども、むしろこういうベテランモデラーに聞くべきは基本的なテクニックではないだろうか。どこかで幸運にもお会いしたときは、地味だけど大事なテクニックをいろいろ教わっておこう。そして模型部屋にGO!!だ。

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 ゲルニカのおざささん。アスカモデル1\35 M4A2シャーマン

 涙の再会。何年ぶりか、戦友との再会って感じでしたね。いったいどうやって塗装してるか聞いたがすでに忘れた←おい!!

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 熊本のoniさん。この人が来ないと天プラじゃない、というくらいの常連さん。今年も会えて良かった。
 今年は一式陸攻がトレンドなので持ってきていただいた。写真はないけど大分航空隊のこっそり工房さんも同じタミヤの48作ってて並べて楽しんだ。

 oniさんのは激しくボロボロ、マレー沖海戦の頃の塗装だという。こんなに激しい銀剥がれは、やっぱ私にはできないなぁ~思い切ってやってみたいけど。勇気がない。

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 下関巌流会のイノチェンコさん。トランペッター1/35 T-64BMブラート 
 ハルキウ工場で生産された新型T-64、2005年からウクライナ陸軍が使用しているそうです。

 イノチェンコさんとはあまり話す時間がなかったけどいつもの優しい笑顔で、私の作品も必ずちゃんとチェックしてくれている。多作な人です。テレビでウクライナ情勢を見ながら「うむうむ」とうなづいている姿が目に浮かぶ。普通に塗装しているのかもしれないけれど、なんでこんなにカッコいいんだろう。塗装がめちゃ上手い(もちろん工作もうまいんですが、AFVのことわからないので)

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 福岡モデラーズミーティングのP-manさん作品。アイルトン・セナのマシンが網羅されている展示台を含めて、すごいね。

 私、F-1のことなんかまるで知りませんが、ウィキペディアで読んでみるとセナってやはりすごい人なのだろうなあと思う。ホンダのエンジンを搭載したマシンにも乗っていて、ホンダすげーやん!! 日本人としてうれしい。サーキットで死んでいったそうですね、悲しいんだけど英雄らしい死に方なのかとも思う。男はヒーローが好きでたまらないんだけど、彼女だけのヒーローになりたいとも願っている。P-manさんと話しながらそんなことを考えた。

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 先日中津マーク2で拝見したトラトラトラのnagaさんも来場。やっぱすごい。何度見てもすごい。
 nagaさんは私の一式陸攻の展示のやり方を見てすごく褒めてくれた。土台含めて作った甲斐があった。

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 築城の銀角さんのコンステレーション エレール1/72

 やっぱコンステレーションっていいですねえ。でもこのキットしかないらしい・・・入手しにくいだろうし、入手しても私なんか作れるかどうか。無駄にきれいなフォルム。張り線もあるよ。銀角さんとは下ネタ全開で行こうと楽しみにしてたけど、なんか私、初日の前半ですでに疲れきってノリが悪かった。

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 ちなみに、今回いちばん塗装がいいなと思ったキャラものはこれ。ムシバミさんの「ジーク・ジオン」ほかにも三体の作品含めての作品です。これはジオングというのかな。1/144

 水性塗料の筆塗りだそうです、すげぇ!! この繊細さ。ずいぶん時間がかかることでしょう。作者の個性がすごく感じられる作品でいいなあと思った。私が写真撮ってると声かけてくれましたがご本人は初めての展示会体験ということでした。今後が楽しみですね。

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 銀翼会の毛利さんからKPMSのお知らせをいただきました。
 KPMSは九州の模型クラブが中心になって運営する飛行機の合同展示会で一般参加も可能(卓数が限られているので注意)。今回は銀翼会の第40回展示会とのジョイント開催。参加料いります。前回は2017年の夏だった。私のブログにもレポがあるよ。

 日時 2023年10月7日 12~17時 8日 9~17時 9日 9~14時
 場所 北九州商工貿易会館 2F(銀翼会の展示会をいつも行っているところ) 
 後日詳しく告知します。私はデカイもので参加したい。というわけで、これで本当に今回の展示会の話はおしまい。駆けつけてくださった皆様ありがとうございました。

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 あいつらが、帰ってきた!!

 三年ぶりの開催となった「天領プラもの創り大会」は記念すべき20回目を数えた。謎の感染症に行く手を阻まれ足踏みを余儀なくされていたが、ようやく今年の開催にこぎつけた。 
 この二十二年間で、脱落した者、去っていった者、乱入した者、トラブルを起こした者、出戻った者、泣いた者、激怒した者、高笑いした者・・・そして生き残った者たちが、今この地で凱歌をあげる。

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 早い時期から、クラブ員以外の参加を募り各地からの参加者が集まり・・・こういう参加形式の展示会の草分けと言ってもよいのではないだろうか。広くモデラー同士の交流が続いてきた。

 今回も多くの参加者を迎え、テーマが「ザク」だったこともあって若い層もたくさん集まった。

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 カーモデル部門に、ピカピカのカーモデルやバイクモデルの隣に堂々と参戦した私のバイクたち。しかし福岡から来たカーモデラー達は、誰も私の作品を笑わなかった。笑うどころか「(製作してる作品の)振れ幅すごいですね」と凄い褒め方された。今回最も心に残った言葉。

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 模型を囲んで、わいわいと話す至福の瞬間。

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 私の作品群。ハッブル&スぺースシャトルが意外とウケた。この手のものを作っている人がいなかったせいもある。今回は、艦船は殲滅。ついに艦船モデラーは滅びたのか!?

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 HICのヤナピーさんの銀河(72ハセガワ)

 実は大変な情報が入ってきたんだけど、ハセガワの銀河、第一風防が幅が広くて合わないらしい。だけどさ、これピッタリやん。本人も調整した覚えはないという。

 同じく銀河を展示していた我流会のあべさんに聞いたところ、第一風防が1ミリくらい横にはみ出すので、仕方なくガリガリ削ったらしい。

 これ聞いた瞬間「はい、終了~」という声がどこからか聞こえた。いや、だって、削るってハードル高すぎるでしょ。できんわ、そんなの。もう二機とも胴体くっつけて整形しちゃったし後の祭りっす。あーあ。今回いちばんのショック。

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 所せましと並べた私の作品群。ほら、こうしてみると、そんなに変な濃緑色でもないでしょ? もうさすがにここ数か月は飛行機作るのやめたい、一式陸攻捨てたいと思ってたけど、捨てなくてよかった(笑 ほんと飛行機が嫌いになりそうだった。あれだけボロクソに書かれたらな。自殺はしねぇけどよ、模型の世界から出て行ったほうがいいかと本気で思ったね。やめるのは簡単だし。まぁ今回「振り切れモデラー」としてあらたな一歩を踏み出せそうな気もしてきた。

 さて、二日間地元の祭りもあってたせいか、ものすごく来場者が多く酸欠状態で暑かった。年齢層も幅広く、親子連れもいれば女性同士のグループとか、模型展示会にしては珍しい雰囲気でした。

 今回は接客に忙しく写真がほとんどないので、いわゆる「レポート」はありません。中途半端にご紹介するわけにいかないし。ひたすらしゃべって喉が枯れた(笑 この疲れが展示会の置き土産でしょう。体力なくなってきたなあ。
 ご来場の皆様、本当にありがとうございました!!

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