久大線豊後森駅にて。久しぶりに「ゆふ」に乗ったなぁ、もしかして去年の夏以来? 大分にずっと行ってなかったんかな。ジュンク堂もなくなっちゃったし、メカドールの店主も死んでしまったし。
嗚呼、寂しいね。去年の一月でした。葬儀に向かう車窓の景色は雪で真っ白だった。
ここは機関庫が保存してあります。米軍の機銃掃射の跡もあるそうな。廃墟好きにはたまらない。
単線だから、途中でどこかの駅ですれ違う必要がある。ここで上りの「ゆふ」とすれ違うんだよ。福岡行くときはこれに乗って行くのです。特急は一日三本。
気動車に乗りながら、こんなことを考えた。気動車乗ってると服がめっちゃ臭くなるのは閉口するけど音はいい。やっぱ乗り物は音が大事。音が嫌いな乗り物はどうしても好きになれん。また、ジェット機がどうも無機質で冷たい感じがするのは、回転するところがないからじゃないだろうか。レシプロはプロペラが回るしヘリはローターブレードが回る、クルマはタイヤが回るし汽車にも車輪がある。回転するものがあると前に進んでる感じがするんだけど、回転するものがないと不気味に感じるんだよね。私らがなぜ回転するものが好きなのか・・・獲物や敵が動くか動かないかは生存にとってすごく大切なことだったろうからね。人間は長い間、それをじーっと見ながら生きてきたのだから。
今回は大分の本屋と別府の模型屋を回って一日が終わった。充実感。いい休日でした。写真はないけど。本屋は正直言って斜陽感ハンパなくて少々落胆した。もう大型店舗ってのは田舎じゃ無理かな・・・
メカドールは娘さんが店番してましたよ。なんとなく奥から店主が出てきそうな気がしてしょうがない、まだ一年だものね。そういえば昔、祖母が言っていた。大分県南部のほうでは「さびし見舞い」という風習があったという。誰かが亡くなって四十九日もすんだ頃、弔問に訪れる人も少なくなった頃、「あんた、さびしいなぁ(あなた寂しいでしょうね、の意)」と菓子など持って訪問するのだそう。いい風習だなあと思う。「さびし見舞い」という言葉もすごくいい。死んだ人もかわいそうだけど、生きてる人が寂しく辛いんだよね。
エレールのランセンをゲット。箱は大きいけど72です。いい箱絵でしょ?お洒落でしょ? エレールの箱絵大好き。お部屋の飾りになります。飛行機モデル専門クラブのシブいオッサンが作ってそうな感じの機体。どっかの展示会で見たような気がする。それでランセンという名前に覚えがあった。こういうの眺めながら飲むコーヒーは最高。