つれづれプラモ製作記

自称飛行機モデラー・きららのプラモ製作とプラモの活動記録

活字

文化財としての飛行機(ジュンク堂大分店に行く)

本屋

 四月の終わり頃から特急が運休になってしまい、大分方面へ行くことができなかった私、ようやく金曜から九州の特急が復活したので大分に行ってきた。復旧当日いきなり雨で線路に竹が倒れ掛かってきて遅れが出たりして、やれやれ・・・これから雨の季節になるから、いつどこの鉄橋が落ちるか崖が崩れるかわかったもんではない、ということはつまり行けるときに行き本屋に行って買えるだけの本を買ってこないと、次はいつ行けるかわからない。近頃の天変地異を見るに、そのような判断を下した私は、今日はもう欲しいだけ全部本を買うことにした(ジュンク堂大分店)

 張り切って行ったけどね、結局支払ってみたら15冊しか買ってなかった。大したことないね。自分では20冊くらいはカゴにいれた気になってたんだけど。思いっきり買って15冊。なんか涙出ますね。人間が小さい。

 そのあと久しぶりにデパートに行って夏用の服を買ったけど、「これもどうですか」と勧められた洒落たカーディガンの値札を見ると29000円。ひゃー今買った本15冊合わせたより高いわ!! 洋服の値段ってどうなってんでしょうね。しかも平気で三割引きとかするし。その三割、普段ボロ儲けしてるんですね。腹立たしいったらありゃしない。化粧品とか洋服とか、どうもいまひとつ好きになれないのはそのせいです。

空

 美しい夕暮れ。六月ごろは日が長いせいか、梅雨の晴れ間の美しい夕暮れがときどき見られる。こういうのを拾った喜びに浸れるのも年齢のせいか、若いもんにはわかるまい。 

本3

 「航空機を後世に遺す」(横山晋太郎/グランプリ出版)

 著者はかかみがはら航空博物館建設推進室主幹をつとめ、開館にあわせ多くの所蔵機を集めるために奔走したエピソード(これがけっこうドキドキハラハラの連続)を中心に、航空博物館を作ることになったいきさつから、航空博物館の役割、復元の考え方など、わかりやすく記している。決して文章の達人ではないけれど味わい深い内容で、毎晩少しずつ楽しみながら読むのに最高です。

 実は、2016年に修復をおえてお披露目された飛燕を神戸に見に行ったとき、飛燕の修復の考え方、というパネルがあり「日本航空協会」と書いてあった。「文化財としての修復」という言葉が新鮮だった。ただ、飛燕は川崎重工の財産でもあると思っていたので、川崎重工は復元だけをやって機体は航空協会のものである、というのは何か納得できない気がした。しかし、文化財となれば一企業の所有物というより、未来へ残すべき遺産として博物館が所有して管理し、ほかの航空機とともに歴史の中の位置づけを行って、きちんと残して人々に公開してゆく、というのが良い方法なのかなと、この本を読んで深く考えさせられた(※表紙は飛燕だけど、特に飛燕についての話が多いわけではない)

 なぜか私は幼い頃から、遺跡や考古学に興味を持っていたので、そういう興味がここで飛行機とつながるとは思ってもみなかった。
 あ、この本は今回買った本じゃなくて前回ジュンク堂で買った本です。

冷戦の頃(「世界の傑作機F-105」「湖の男」)

セケツ

 「世界の傑作機F-105」は絶版になっているので、仕方なく通販で入手。ネットでも写真は拾えるけど、やはり活字のほうが書いてあることの信ぴょう性が高いと思う。

 リパブリック? サンダーボルト作った会社やん!! あ、だからサンダーってついてるのかぁ。たぶん。

 細部写真などもあり拾い読みしながら見ていたら、なんか変な匂いがする。いったいどこから・・・まさか、この本から変な匂いがするのかねぇと思ってくんくん嗅いでみたら、やはりそうだった。忘れもしない、軽音楽部の部室の匂い・・・長年沁みついたタバコのにおい。ずっと嗅いでたら気持ち悪くなったので、本を閉じた。参ったなこりゃ。

 誰かも言ってたけど、匂いってすごく記憶と直結してるよね。歩いていてどこからか漂う香りに、昔のことを思い出したりして。歳を重ねると思い出の量が増えるので、思い出す頻度もハンパない。そして、決して後戻りはできないってことに打ちのめされる回数もハンパない。

湖の男

 「湖の男」(創元推理文庫/アーナルデュル・インドリダソン著)

 待ちに待った文庫が出たので早速買ってきて読んだ。全部読むのがもったいないくらい・・・このアイスランドの作家の本を読むのは四冊目だけど、どれもすべて面白い。謎解きの複雑さを楽しむのではなく、物語を楽しむミステリ。はやくまた次の作品を読みたいなあ。

 今回は話の中に大学生活が出てくるので、ふっと自分の大学生活に記憶が戻っていった。一人暮らしを始めて間もない頃セールスにまんまと言いくるめられて、某宗教団体の新聞を取らされたことがあったっけ。先輩と一緒にクーリングオフに行ったけど、すごく怖かった。
 若い頃って免疫がないから、新しい思想、新しい集まりなどに簡単に引き寄せられて行く。こんな世の中間違ってる!!とかすぐに思っちゃうんだよね。いいほうに向かう場合もあるけど、相手が悪質な場合、取り返しのつかないことになっていく。

 先日読んだ別の本に「もしあのときこうなったら、その後どうなっていたか」ということをリアルに考えられる人が小説家なのだと書いてあったけど、まさにこの作家なども、そういうことをいくらでも考えられる人なんだろうなあという気がする。

 「なぜ、あのときあなたはそうしたのですか(そうしなかったのですか)」という問いかけが人を苦しめる。誰でも取り返しのつかない過去をひとつやふたつは持っている。読んだあとに残っているのは物語の中の苦しさなのか、それとも自分の記憶の中の苦しさなのか・・・。
 でもその少し切ない思い出とともに生きることも、人生の味わいなのかも。だからか読後感はけっして重くありません。

疲れたときも読書(「独ソ戦」)

5

 シェルバC30というオートジャイロを作ってます。作ってますというか、なんとなく手慰みに触ってるたけというような。模型部屋に座る時間も惜しんで「なんちゃってJMC」の発表までの追い込みをしている。一気にしないと終わらないから。

箱絵

 そういうときに限って近所のおばあさんが亡くなって、さきほど通夜に行ってきた、明日は葬儀の手伝い。葬儀社でする葬式だから大したことはないけど、朝から昼過ぎまで拘束時間が長い。マンションなどに住んでる人はこういう近所のつきあいはないと思う、うらやましい。

 実は、明日は父の納骨に行くはずだったんだけど、県外から帰ってくる妹が「新型肺炎こわい・・・」というので、納骨は延期にした。なんか落ち着かないけどね。ここのところ色んなタイミングが合わない。二月の展示会のときは、数日前に息子からメールが来て「週末帰ろうと思うんだけど」・・・嗚呼!! なんでそういうときに限って休みを取るんかい。「ごめん、大事な展示会があるからまた次にして」と泣く泣く返事を送った。実は一昨年の夏以来、息子には会っていない。寂しいよ!! しかしこう肺炎肺炎と言われると、もう無理して帰ってこいとも言えなくなってきた。

 タイミングの合わないときは無理をするな、というのが私のモットーなので、今は目の前のことに集中したい。

新書

 「独ソ戦」(大木毅著/岩波新書)

 「これは絶滅戦争なのだ」ヒトラーがそう断言したとき、ドイツとソ連との血で血を洗う皆殺しの闘争が始まった・・・・

 さすがに読んだ後は厭戦気分になっちゃって模型作る手が止まりそうになったけど、やはり本当のことを知りたいと思いませんか? 知らずに模型作ってるのと知ったうえで作るのでは大違い。親衛隊だけが悪かった、国防軍は悪くない・・・そう思ってきたけれど、果たしてそれは正しかったか!?(知りたい人は読んでください)

 読んだあと、なんとなくドイツの人と話してみたいなあと思った、どこか通じるところがあるんじゃないかという気がした。同じ敗戦国として・・・狂気の戦争を経験した国民(の子孫)として。

作業部屋改造中

部屋3

 日曜なのに佐川急便のお兄さんは働いているんだね。通販で買った本棚が午前中に届いたので早速組み立てた。

 写真中央の黒っぽい小さな本棚を二個組み立てた。ご覧の通り、窓の下にちょうどよいサイズにしたつもり。あと寝室から細長い本棚を二個こちらに運んでこないといけない。

 ああー、模様替えって苦手だ。友人の女子達はこういうの大好きという人が多いけど・・・あれをあっちに置いてこれをこっちに置いて~って結構頭使うよね。

 しかしこれも趣味の一環だからね、楽しまないとね。
 最近の家具は安いけれど自分で組み立てないといけないものが多いので、結局大変だったりする。だけどインスト見ながら組み立てるのはお手の物。CB750Fのエンジンよりは簡単さ。

部屋4

 寝室に置いてあった本をこちらに運ぶ。腰を痛めると悪いので少しずつ少しずつ、何十回も往復する。それでもしまいには背中(の筋肉)が痛くなってきた。

 こうして見ると、私の蔵書なんてほんの少しだね。ほかにも少し別の場所に置いてあるけど、それを足しても微々たるもの。
 あと、これを好きな分類で並べるのが楽しいんだよね。「あれ、こんな本持ってたっけ・・・」とか発掘したりして、新たな出会いがある←読んでねぇだけだろうが

 模型の在庫がなんか邪魔だなあ←おい!! この部屋は押し入れがないので(そのせいで広い)収納できないんですよね。このまま「きびって」おくのもなぁ。(きびる:九州弁で「縛る」の意)

ビール1
 とりあえず、お疲れ~>自分

 限定醸造とか書いてあるとすぐさま買ってみる。色が琥珀色で美味しそう。なんか美味しいような気がする。限定醸造効果。冬は冷たいものを飲むと体に良くないとはいうけど、疲れたときはビールがいちばん。

たたかいの日々

本 「蘇る翼F-2B」(小峯隆生著柿谷哲也撮影/並木書房)

 大分のジュンク堂に行ってD51の本などを探してきた。とりあえず一冊よさそうなのを買ってみた。
 あと、飛行機の本も少し購入。この本は買ってすぐ読み始め、読み始めると面白くて止まらなくなって二日で読んでしまった。特に前半、2011年の津波のときの様子は手に汗握る。興味深いです。

 「操縦者はベストを求めないんです。ベターでもすぐできることを選びます」
 などという、ハッとさせられるような言葉がいっぱい。

 それにしても、再確認したのは私はパイロットより整備兵のほうに興味があるってこと。だってパイロットって単に操縦してるだけでしょ。整備する人がいないと飛行機は飛ばないんでしょ?

 なんで私がパイロットにさほど興味がないかというと、たぶん自分が飛行機を操縦してみたいとは全く思わないからだろう。そういう憧れは私にはありません。
 むしろ、機体の勉強して整備する人になったら楽しかっただろうなあと思うことはある。

 いろいろ忙しかったこの数日の〆に大分駅ビルの映画館で噂の「ダンケルク」も見てきた。
 映画じたいは、まあまあ面白かったかなというくらいだけど、スピットファイヤが飛びまくるので飛行機好きには楽しい。

 ただ、ドイツ軍(Bf109Eとハインケル)があまりにもやられてばかりで腹立たしい。
 スピットとメッサーはもっと互角に戦ってほしかった。
 悪役・スツーカはカッチョよかったけど。

 飛行機ってやっぱりいいなあ。ヒーローなんだよね。

今はもう秋だから?(MRAPに手を出した)

箱 連休に招かれざる客・台風がやってきて、今日はうちの近所もみんな家でじっとしているのだろう、まるで正月の朝みたいな静けさでうれしかった。たまにこういう日があっていい。日本人は少し働きすぎですよ。しかし佐伯のモデラー共の安否が気になる。みんな無事でいてくれ。

 本読んだり模型作ったりするので、缶詰状態でも全然退屈しない。
 以前から少しずつ作ってるM-ATV MRAP(パンダモデル1/35)

1


 M-ATVってなんじゃ? って私に聞かないでください。まあネットで検索すりゃすぐわかるんだけど、目の毒な超絶作品とかがすぐに出てきて「うぁぁぁすげぇ~っ、・・・・私にゃとても無理、もうモデラーやめたい」と、へなへなになってしまうので、検索はしない(基本的に作り始めたら他人の作品はなるべく見ないようにしている)

 エッチングパーツをたくさん使わないといけない。昔作ったドラゴンのキットは金属パーツを使うかプラパーツでやるか選べたんだけど、これは強制的にエッチングを使うことを強いられる。ひゃー。
 飛行機モデルのほうが難しいと思ってたけど、これはこれでヘビーだな。

 もう何かの冗談みたいに完全に歪んでますね。こんな四角いものを作れっていわれても・・・できるわけないよ。

2


 シャーシの部分。これ写真にすると一枚だけど、ここまでたどりつくのにものすごい数のパーツをイヤになるくらいくっつけたんだよ。
 ほんとアホみたいな部品分割で、だんだん腹立ってくるので、あまりに小さいゴマつぶみたいのは接着しない。
 最終的にタイヤつけてちゃんと接地するのかどうか、かなり怪しい。神のみぞ知る。

トンプソン 本も一冊読み終わった。「極夜」(ジェイムズ・トンプソン著/集英社文庫)

 フィンランドを舞台にしたミステリ。面白くて一気読み。
 主人公の一人称なのでハードボイルドに近いかもしれない。強いんだけど、とんでもない心の傷を持ってるという設定がいいね。改めて、人間って弱いところがないと魅力的に感じないんだなあと思う。

 この本一冊だけで、フィンランド人はこうだなんて言うのは間違ってるとは思うけど、確か梅本さんの本に書いてあったフィンランド人を揶揄したジョーク・・・「フィンランドの酒場の床は斜めになってるんだ、なぜかっていうと血が流れやすいようになってるのさ(酒場でしょっちゅう流血沙汰になるので)」という話を思い出した。
 美しい自然や素敵なデザインの家具など、北欧のお洒落なイメージとは裏腹に、アルコールやセックスに明け暮れる血の気の多い男共の住んでいる国。
 フィンランド空軍が第二次大戦中にあれだけ活躍したのも、そういうことだったのかも。

 ところで、トワ・エ・モアの「誰もいない海」いい曲ですね。

  ・・・いまはもう秋 誰もいない海
  (中略) 私はわすれない 海に約束したから
  つらくても 死にはしないと・・・

 えっ、死にはしない、なんていう歌詞だっけ。ドキっとした。

 死にたくなるくらい辛いこと。一体何があったんだろうね。
 でも誰でも一生のうち、一度や二度は死にたいっていうか、もう何もかもイヤというか、ご破算にしてしまいたいくらい辛いことがあるよね。素直にそれを歌詞にしたっていいんだね、なんだか不思議と心が軽くなった。

いつかは骨になる

車窓1 数日間、母の四十九日のため帰省しておりました。毎日来てくれていた方々には申し訳ない。すみません。

 四十九日で父の実家に泊まり、久々に懐かしい昔話をしたりご馳走になったり、楽しいこともあったけれど、次の日からは納骨堂と墓地の見学の日々で精神的にぐったりした。

 悲しいとか寂しいとかいうんでなくて、ぐったり。
 納骨堂ってすごいですね。ロッカーみたいなモノがずらっと並んで、あの中にたくさんの骨が入ってるのだろうなと思うと、複雑な気分になった。
 椎名誠がいつか書いていたけれど、日本の墓って「お骨」をそのまま入れるから、いつまでたっても骨は風化せず、その骨をそのまま守っていくのが日本人の先祖への正しい姿勢であるかのように多くの人は思っているけれど、それは本当に正しいことなのか。もちろん、そうしたい人はそうすればいいだけですが、私も椎名さんと同じようにいつまでも骨が残っているのは違和感を感じる。人は無から来て無へと還ってゆくのではないか・・・?

 そもそも普段宗教心もなくお寺にお参りにも行かないような人間が、死んだときだけお寺にお願いするというのも何かムシのいい話で寺を利用してるだけの気がする。無宗教ならお経なんかいらないから、どこかに散骨でもすればいいんじゃないか・・・? いろいろと考えてしまった。

 まあそんなことを考えながら妹と二人であちこち見学したり、今後のことを話したりしていたら、ぐったり疲れてしまったのね。
 不思議なもので身内というのは話して楽しい反面、血のつながりという重い何かが基本に横たわっていて、接していると妙に重苦しい。私の叔父叔母などを含め、もう私の知っている人はずいぶん死んでしまったんだなあとも改めて感じた。すべてはどんどん過去へと流れていっている・・・・。


車窓2 先日、帰省した息子が
 「子供のできた先輩が、休みの日にポケモンGOをやりに出かけようとしたら、「ポケモンと赤ちゃんとどっちが大事!?」って奥さんに言われたって。意味わからんわ」

 という話をして、二人で笑ったんだけど、その話を妹にしたら彼女まったく笑わないどころか非常に不愉快そうな顔になり「その男、いまだにポケモンGOしてるとかありえんわ。だいたい赤ちゃんとどっちが大事って言われたらどういう意味かわかるでしょうが? そいつどんだけアホなの?」
 というので慌ててしまった。

 さらに妹は「男ってのはほんと稚拙でバカだね」などと男性一般へ矛先が向かってくるので、妙に腹がたって変な言い争いになってしまう。っていうか、そもそも私はなんで男共が悪く言われると腹が立つのか自分でもよくわかんないんだけど。
 笑い話のつもりで話したら、むしろ怒りをかってしまったという・・・笑いのツボは人によって本当にさまざまだね。こういうのを地雷というのだろうか。

 というわけで、本日、ようやく任務終了と同時に大分駅のポポンデッタに駆け込み、新幹線やD51の載っている中古鉄道雑誌を数冊入手。そのわずかな時間だけは、納骨堂も墓も香典返しも妹との価値観の違いも面倒なことはすべて忘れることができた。
 次はやっぱD51作ろうかなあ・・・・。

落ちてました(汗



 実は、落ちてました。あ? 今はもう落ちるとか言わないのかな? ネットに繋がらない・・・なんてありえないのかな?
 ワイファイとかあるからね今は。でも私はガラケーなのでパソコンでしかネットをしない。

 実は16,17と別府に行って帰ってきたらネットが繋がらなくなっていた(auひかり)。
 幸い日曜日でもサポート電話は繋がるので、すぐに電話して機器を送ってもらい、無事再開。

 で、ネットできない間は模型を作っていた。
 先日買ってマイペットによる洗浄を済ませておいた、トランぺッターのドーファンを作り始めた。
 これがもう、どんどん進む。パーツが少ないこともあるけど、このままいけば、いい感じに完成するかも。なーんて気が早いか。

 たまにはネットを強制切断させるのもいいかもしれない。

 待機中のハインド。あとはテールローターブレードにスミ入れするくらいで完成なんだけど・・・。

 この暑い日にスミ入れなんかできるかよ!! 冗談じゃねぇ!!
 っていうくらい暑かった。ほんとこれからの季節が思いやられるなあ。

 母の状態はそんなにいいわけではないけれど、小康状態というか・・・あまり話さなくなってきたので全体的には弱っていってるんだろうけど、もういろいろ言ってても私は私の人生があるしな、と開き直りつつある。数日おきに別府に行くのは当分変わらない。

 久々に本屋に行った。というか、ここ数か月は本屋に行っても背表紙がいまひとつ目に入ってこなかった。
 ようやく少し見えてきた感じ。脳のはたらきって不思議だ。自分が受け入れられる状態にないと、何を見ても入ってこないんだね。
 昨日はホビーのコーナーの雑誌を見ていたら、この雑誌の「静岡ホビーショー2017」出品モデル、という文字が目についた。

 模型雑誌ではない雑誌に静岡ホビーショーが掲載されてるんだなあと思って買ってみた。
 いわゆるコアなモデラーは関係ないかもしれないけど、そこまで行ってない人には十分な静岡レポートだと思った。
 こうやって客観的にみると、プラモデルもなかなか楽しそうなホビーやん!!

 ハセガワの三笠が載ってる!!(1/700のフルハルモデル) 設計した納本さんが取材されてる!!
 飛行機模型はタミヤのF-14が大きく掲載されてるけど、エリア88シリーズもちゃんと見開きで掲載されてますよ。てことは、読者層は私たちくらいなかのか。

 もちろんネットで情報としては知ってることばかりなのに、なぜ紙の媒体になるとこんなに存在感があるのだろう。
 紙に印刷されている、ということは特別なことなんだね。グーテンベルク万歳 

 ところで私のブログ、広告がなくなったのはお気づきですか? 広告が邪魔なので有料プランにグレードアップしたんです。ちょっとすっきりしたでしょ。 

機銃掃射

 「彗星夜襲隊」(光人社NF文庫/渡辺洋二著) 夢中になって読みました。

 美濃部少佐の芙蓉部隊について、渡辺洋二さんの熱い思いがほとばしる。隊をどうやって編成したかから始まって、その戦いの終焉までを克明に書いている。
 さて、そもそもなぜ彗星を使ったのか。

 部員はちょっと言いにくそうに代案を出す。
 「『彗星』の1P(ワンピー)なら相当ある。誰も使いたがらない機材だが」(※1Pとは熱田三二型エンジンAE1Pの略で彗星一二型のこと、同書より)


 さらに美濃部少佐は、実際に愛知航空機まで行って実際に使える機材なのかを技師に尋ねるシーン。

 技師「誰が飛べない飛行機を作りますか!!」
 少佐「それなら整備と保守を教えていただきたい。あなたの言われるとおりにやりますから」


 ほかの部隊から「使えない」と言われた機材を智慧と工夫で使いこなし・・・って、そもそもこのへんからして心躍る話じゃないですか。

 飛べない飛行機なんてあるはずがない、問題はそれを飛ばす人間や作戦にある。
 芙蓉部隊は特攻作戦をとらずに、できうる限り有効な手を次から次に繰り出していった。しかし決して指揮官の美濃部少佐は特攻を否定していたわけではないという。ただ、安易に特攻を選ぶ前にやることがあるだろう!?っていうのが美濃部少佐の考え方だったのだと思う。

 やれることを最後までやる・・・元気の出る本です。


 一昨日から二泊三日で母の見舞い。帰省してきた妹も一緒に主治医の話を聞いた。

 「実はもう、とっくに死んでいてもおかしくない状態なんですよね」と言われて愕然とする。
 それでもまだ意識もあり、会話もできる。だから余計つらい。

 このまま点滴を続けるか、それともはずして、自然に命をまっとうさせるか。
 妹と私で選択してよいことなのだろうか。神様はどう考えているのだろう。
 もう少し様子をみつつ、できれば母が自分の家という気持ちにすでになっている老人ホームに帰って静かに見送りたい。

 妹とは葬儀の段取りなども相談する。
 まだ生きてるんだけどね。でももう考えないといけない。こういうの、経験した人はわかると思うけど、けっこう辛い。

 夜は妹と居酒屋で飲む。で、最後は考え方が衝突して大激論。あああ。
 妹から見ると私はウヨクらしい。やれやれ。 
 彼女のしゃべりがグラマンの機銃掃射だとすると、私は時代遅れのレンガ投げ。まったく勝ち目はない。
 最近は少し退避行動がとれるようになってきたけど、なかなか難しい。たいがい撃墜される。

 あーあ。モデラー共と飲んだり話したりしたいなあ。最近誰とも飲んでない。オッサン濃度がどんどん薄くなって息苦しい。

 

活字のちから(「ハセガワコンプリートワークス」その他)

 「ハセガワコンプリートワークス」(大日本絵画)
 ようやく、待ちに待った本が出ました。ハセガワファン必見です。

 ハセガワ三代の歴史を竹縄昌さんが丁寧な取材をされて詳しく書かれている。(※竹縄さんはスケビの「夢見る翼」「勝人がゆく」などの連載でおなじみ。もともと産経新聞の記者で、ベレンコ中尉の事件の取材をきっかけに飛行機の魅力に出会ったといつか話してくれた。)。
 後半はハセガワキットが網羅されていて(さすがに限定キットはのぞく)、定番のキットに関しては何が何年に発売されたかがすべてわかる。勝人社長編では、モデルグラフィックスのインタビュー記事の一部が抜粋されている。あれはとてもいいインタビューだったんだよね、本当のこというとスケビにも掲載してほしかったくらい。

 2008年頃でしたか、JMCに行って勝人社長(当時常務)と話していると「親父とは全っ然、話なんかしたこともないんですよ!!」といきなり反抗期の中学生みたいなことを言われるので、ハラハラしました(「親父」すぐそばにいるのに、聞こえるやん!!)が、なんでこんなこというんだろうなと思う反面、私の父なんかも同年代、昭和ヒトケタの親父は自分のこどもと対等に話しかけるようなことはなく、特に表向きの顔は厳しい。あくまで親と子は上下関係・・・勝重社長は武士のような威厳と気品を感じさせる風貌、私なんかは近寄りがたい雰囲気で(会話したことはありません)、ただ、息子(勝人社長)を通して見えてくる人柄をなんとなく感じるのみでした。
 「でも・・・(私の)仕事のやり方は、親父に似てますね」と勝人社長がふっと、つぶやいていたのは忘れられません。
 越えようとしても越えられない親父の背中。こういうの感じるのは男だけなのかな・・・。

 ・・・というような話はこの本にも掲載されてないので書いてみました。

 ついでに、私のこれまで読んで面白いなと思った「プラモデルに関する本」を改めてご紹介。

 「HASEGAWA Since1941 飛行機プラモの世界」(イカロス出版 2004年5月発売)

 ハセガワファンなら上記の本とあわせて読みたい。勝重社長のインタビューをはじめ、戸部さん(ハセガワの見本を作っている)や久保山さん(48アパッチや32ドーラなどを設計)が登場するのでモデラー的には興味深い。綺麗な完成品写真もイイですよ。

 で、ハセガワだけじゃなくてプラモデルの世界をもう少し深く知りたくなった人にはこちら。

 「静岡模型全史」(文藝春秋/2011年刊) ちと値段は張るけど一家に一冊、これで静岡の模型業界通になれる。
 これも竹縄さんがほとんどすべて取材執筆をされている。静岡の模型業界50人のインタビューで構成されていて、有名な人はほとんど載っている。模型業界年表(巻末)、静岡模型三社の詳しい紹介などもありがたい。
 静岡ホビーショー50周年記念として刊行された。

 2011年のホビーショーで、勝人社長(当時は専務)が合同展のブースにふらりと現れて「はい、これ読んでね」とイキナリ手渡してくれたのがこの本だった。
 いや・・・うれしいけど(汗・・・・重いっしょ!? 私九州まで帰らなくちゃならないんですけど(汗 でもせっかく手渡してくれた記念の本だから、宅急便なんかにせずに頑張って手に持って帰りましたよ。

 「日本最初のプラモデル」(アスキー新書/竹縄昌著)

 プラモデルの「プロジェクトX」。私ほんとこういう話が好きなんだよなあ。
 黎明期のプラモデルを作った男たちの話である(マルサンを中心に)。高度成長期、プラモデルの栄光と苦難の歴史・・・そしてそれは私たちの世代(昭和30年代前後に生まれた者)の物語でもある。

 最後、倒産したマルサンの金型を童友社が引き取っていく場面に涙。

 忘れちゃいけない、模型屋と模型雑誌。「日本プラモデル興亡史」(井田博/文春文庫)

 小倉で模型屋を営んでいた井田博さんが「モデルアート」を創刊したのはご存じでしょうか。
 ここを読んでいる方は知ってる人のほうが多いかな・・・展示会などではたいてい「昔のモデルアートに載ってた作例が云々」って話をよく聞きます。それらがどれだけ当時の模型少年たちの心をつかんでいたか、想像に難くない。

 この本もプラモデル黎明期からプラプレーンコンテスト、現代にいたるまでの歴史が語られているが、こちらは模型メーカーではなく販売したり雑誌を作った人の視点なのがまた面白い。同じことを違う視点から読むのってわくわくする。

 というわけで、これはもうほとんどの人が読んでますよね? 「田宮模型の仕事」(文春文庫)

 「模型づくりの楽しさとは実物の背景にある物語をそれぞれの人が新たに読み解くことにある」

 特にタミヤのプラモデルが産声をあげた頃の話は何度読んでも面白い。感動する。

 この本は田宮俊作さんがご自分で書かれているのもすごい。なかなか物書きとしても上手いです(失礼。
 だから好きなように書いているとこもあるとは思うけど。
 俊作様はB型なんだよね。人の心をつかむのが上手い。これは素晴らしい天性の才能だと思う。私もつかまれた一人。

 それに対して勝人社長には、私なんぞでも「頑張ってね!!」って言いたくなるようなところがある。A型なんだよ、一生懸命してるのが痛々しいというか。ほっておけない。
 メーカーとか模型業界なんかどうだっていいという人もいるとは思うけど、人生折り返し点を過ぎると、こういった本がやけに心にしみる。
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