結局キットのまま763航空隊で作りました。1944年の秋、フィリピンに展開していた部隊です。1944年の秋!! 大変な戦場だったんだろうなあ。
この角度やっぱいいよね。
今回はファインモールドのピトー管を使用してます。やっぱカタチがきれいだから気分いい。これくらいの贅沢はいいでしょう?お父さん。
銀剥がれはいつものように先に銀色を塗装しておいて、ピンセットの先でカリカリと剥がしてます。もう少し剥がしたほうがいいのかなって思うんだけど、どうしても大胆に剥がせない、気の弱い私。
ずっと双発機は避けてきたけれど、格好いいし、ストレートに作るだけなら大変ってこともないんだなとわかった。マスキング販売さんのマスキングシートさえ使えば何とかなる。もちろんエンジンにパイピングなんかしないぜ。
もう、自分なりにここはちょっと何かしてやろう、という部分と、これはそのままスルーってのが決まってきている。妙な意地を張って結局放置になるのだけはやめようと思っている。こういうのも含めて自分のスタイルです。
ノーパン、ノーブラ、ノーアンテナ。あ、ノーアンテナ線か。語呂が悪いな。
キャノピーの中もけっこう見えますね。シートベルトは紙創りのもの。
さっき、ネットニュースでジェフ・ベック(ロックギタリスト)が亡くなったことを知った。ラッシュのニール・パートのときもそうだったけど、自分の大切な思い出の一部がまた失われていくと思うと悲しい。特にジェフ・ベックは高校生の頃から今までずーっと聴き続けてきた、本当に青春の音楽であり人生の相棒のミュージシャン。友達のいないひねくれた女子高校生が、ヘッドフォンをして膝を抱えて「ブロウ・バイ・ブロウ」を聴いているところを想像してほしい。この良さをわかるやつなんか、まわりにはいねぇんだ、私だけがわかるんだ、けっ、同級生のガキどもにわかるかい。そんなふうに思って心を閉ざしていたね。誰かに教わったんじゃない、ラジオから聴こえてくる曲を聴いて、好きになったんだよ。すごいだろ?
お前なんかに音楽がわかってたのかって? 「本当に上質のもの」というのはアホ高校生にだって語りかけてくるんだよ。私はいい音楽に出会って本当に幸運だったと思う。