つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

カテゴリ: 青島ディーゼル機関車DD51製作記

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 ここは一番先頭部分の下側というか、写真で見ると何かゴチヤゴチャとホースやチェーンのようなものが見える。どうつなぐかわかりにくいが、とにかくチェーンのディテールアップをやってみよう。

 結局百均(セリア)でチェーンを買ってきた。ダイソーには小さいのがなかった(品切れだったのかも)。チェーンの大きさはちょっと大きいか小さいかで感じが変わってくるよね。これは微妙に小さすぎるのかなあという気もする。

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 で、そこからもう少しいろいろ接着してこうなりました。

 ここはここまでDD51作ってきた中でいちばん組み立てが難しかった気がする。組み立て方そのものは難解ではないけど、パーツが小さくあっちをつければこっちが取れるという、いつものあれですね。

 こんなんで最後までちゃんと取れずにくっついててくれるんだろうか。しかしそれにしても、こんな難関が待ち受けていたとは・・・なんだかんだ言ってもうインストも終わりが近いんですよ。あとは塗装を仕上げて全体を組み立てれば終わりそうなのに。

本1

 「暗黒日記」(清沢洌著、丹羽宇一郎編集解説/東洋経済新報社)

 タイトルのインパクトがすごい。戦時下の日記。興味深く読んだ。ただし本文は丹羽氏によって読みやすく現代文に置き換えられているのと、解説が各章についている。著者の清沢洌(きよし)は米国の大学で学んだジャーナリスト。大戦中は反軍国主義の立場を貫く。こんな人もいたのだなぁ。知らなかった。

 前回ご紹介した映画「帰ってきたヒトラー」では、現代のドイツが大戦中のドイツとそんなに違っていないんじゃないかという皮肉を面白く見せてくれたけれど、この本読むと昔の日本が現代の日本とあまりにも重なることが多くて気持ち悪くなってくる。

 「これらの空爆を通して一つの顕著な事実は、日本人が都市爆撃につき、決して米国の無差別爆撃を恨んでも、憤ってもいないことである。僕が「実にけしからん」と言うと「戦争ですから」と言うのだ・・・(中略)日本人の戦争観は、人道的な憤怒が起きないようになっている」(「暗黒日記」より

 著者は日本人は国際的知識がないという。しかし私は日本のことも全く知らないと思う。本を読むたびに自分が恥ずかしくなることばかりである。

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 エンジン始動スイッチと圧力計。整備時などに運転席に行かなくてもエンジンを始動できる。
 グレーの車体の上についた細かいスイッチ類の部分です。塗装ハミ出してるやん。

 網から出てる白い小さな部品は、空気を圧縮するときに出る水を抜くためのドレンコック。モデラー的には取れそうで怖いパーツ。

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 この部分、細かいパーツを開放テコというパーツ(金属製)に通していくんだけど、まるでアクセサリーを作ってるみたいな気がしてくる。お約束でL46のパーツは飛んで行ったので金属線で作り直し。

 開放テコというのは、連結を解除させる部品だそうです。

飾り台1

 飾り台の裏側は検査用ピットになっているんだけど、塗りわけがちょっぴり面倒くさい。インストにはウェザリングしろとか書いてあるけど、汚したくないなあ。
 こんなふうにビス止めになっている。

飾り台2

 ビスを隠すためにプラバンを貼った。

DVD

 2015年の映画、「帰ってきたヒトラー」封切からずいぶんたっているので見たことのある人も多いかも。面白かったです。ブラックジョークというか風刺というか・・・私はこういうの大好き。

 この中で「ヒトラー」は一般人と会話したり、演説したりするけれどあまりにも自然で引き込まれる。恐らく当時の本当の演説を引用しているのだと思うけど(そこらへん知ってる人は面白いだろう)、確かにすごい説得力があり、思わずナチスに入党しそうになった。またドイツの政治や社会についての知識がある人はより一層笑えるかもしれない。

T字型に曲げる

 インストに、真鍮線をT字型に曲げてください、という記述があった。意味わからん。しばらく考えた。ちなみにここはディテールアップのため真鍮線を曲げてチェーンを吊るすようにするところ。

 あ、そうか、もしかしてこういうことなんじゃ・・・
 私の汚い絵だと下側が尖ってるけどここは丸くていいです。

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 パーツが黒いしピントがカッターマットのほうに合ってるから意味がわからないと思いますが、よく見ると金色の真鍮線を曲げたものが四か所ついてるのが見えると思います。

 T字型に曲げて穴に通して固定したところ。これだけですごく疲れた。しかもあと四個しなくちゃならんとは、やれやれである。

 この部分は、機関車の先頭になるのですごく大事な部分。チェーンは「しまむら」で買ってきた安物のペンダントのがちょうど良いかも。このために買ったわけじゃないんだけどね。たはは。

部屋

 ついにスマホを買い替えた。これまで使用していたのが壊れたわけじゃなかったんだけど、五年近く使っていたら性能が物足りなくなってきた。ファーウェイからソニーへグレードアップ。

 スマホ時代になってからモデラーと話すと、皆さんご自分の作品や製作途中などを大量にスマホに入れていてそれを見せてくれるじゃないですか。
 私ももう中途半端なコンパクトデジカメはやめてスマホだけにしようかなと・・・二十数年前に初めてデジカメを使ったときの感動は今も忘れられないけど、インターネットの世界もあれからずいぶん変ってしまったよね。今や猫も杓子もスマホで写真や動画撮ってSNSにアップしてやがる。

 とか言いながらいまだパソコンはラップトップとデスクトップ二台を使ってる。ブログなどにものを書くときや買い物するとき、模型の資料をじっくり探すときはパソコンでしないと納得できないんだよね。特に私はキーボードのヒトなので、これじゃないと速く書けないんですよ。たぶん指を動かすことで脳も動いてる気がする。
 写真のようにパソコンを斜めに置く台をニトリで発見して買ってきた。便利なものが売ってるんだねえ!! 

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 放置していたDD51(アオシマ1/45ディーゼル機関車)を再度作り始める。

 真ん中の赤いところが運転席。この機関車は凸型をしていて、どっちを向いても運転できる(運転台がふたつついている)。これはすごいことらしい。でも運転台だけじゃなくてエンジンも変速機もすべてのメカが左右対称に二個装備されてるから・・・何もかも二個作らないといけない。

 赤丸の部分、見えにくいですが棒状のタンクが入っている、エアータンクです。金網みたいのはキット付属のエッチング。当然右側にも同じものがついてる。
 塗装しながら組み立てるので時間がかかる。赤いところはシャインレッド、グレーは302番。

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 フタが開いてるところに入ってる黒い箱はバッテリー。このフタは可動です。
 ふと気づいたんだけど、飛行機だと組み立てていくと美しいカタチになっていくんだけど、DD51はいつまでたっても実用第一なカタチなんだよね。これを美しいと思う人もいるかもしれないけど・・・無骨にしか見えないよ、私には。そこがいいんだけど。美しさを求めるなら蒸気機関車かなあ、やっぱ。

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 写真下側の黒いものは飾り台。裏側が整備用のピットになっている。ひっくり返すと普通の置台になる。なるほど~整備するときは車体の下に入り込む必要があるから、地面を掘り下げてるわけねー。車体を吊り上げるのは大変だろうから。
 この白と黄色とグリーン系の色分け、簡単なんだけどちょっと場所間違ったりして二度手間・・・マスキングあるあるですね・・・それにしても作っても作ってもなかなか前に進まない、パーツ細かいし・・・おりしも昼からどんどん暑くなってきて、こりゃーたまらん、脳味噌沸騰するわい。こういうときは模型屋にでも行って気分転換してこよう。

模型屋

 そっか今日は端午の節句だな。
 店に入ると模型屋さんのご両親が店番をしていた。お二人が「こんにちは~(模型屋は)すぐに帰りますから」と笑顔で迎えてくれる。なんというアットホーム。
 ショウケースの中の作品を見ていると、模型屋が帰ってきた。

 「造形村の震電、実は完成したんですよ~!!」というと「〇〇さんから聞きました」と模型屋。
 ・・・すげえ情報網(笑
 今年の展示会は9/30,10/1ですが、一緒に震電並べる人募集中です。ぜひ、震電もって来てくださいね。造形村でもハセガワでもなんでもいいですよー。

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 アオシマ1/45ディーゼル機関車の続き。
 左右についている大きな箱型のものは燃料タンク。パイプでつながれている。

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 赤丸で囲まれているところは、整流器。発電した電流を交流→直流に変換する。発熱するのでルーバーがついている。

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 黄丸は制御空気のタンク。液体変速機やワイパーを動かすのに使われる。
 青丸は手歯止めホルダー。手歯止めとは停止の際タイヤとレールの間に装着し不意に動いてしまうことを防止する道具だそうです。
 紫丸はブレーキ管のエアフィルター。

 というわけで、相変わらず何のこっちゃわかりませんが、何となくわかった気になりながら、前へ前へと進みます。

全体像

 少しずつ色んなパーツが足されていって密度感が増していく。

大きさ比べ

 造形村の屠龍の箱と大きさ比べ。あーやっぱDD51のほうがおっきい~早く作らないと邪魔~(笑

 にしても、屠龍の箱絵も格好いいけど、DD51のグイグイ来る感じすごいわぁ・・・うふん。箱絵だけでいっちゃいますね。

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 アオシマの1/45ディーゼル機関車DD51 まだ作ってますよ。

 同じひとカタマリの部分を別の方向から見ている画像。なぜ同じものを二つ作るかというと、DD51は凸型なので前後に全く同じ配置があるわけです。

 左側の赤い煙突型のものは煙突。右側、銀色の蛇腹型の筒は排気管で、熱によって伸び縮みするそうです。真ん中の白い部分は排気音を消すためのもので、その横にあるふたつはエアクリーナーで外気をここを通してクリーンにしてエンジンに送る。

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 この部分は前回もアップした気がするけど、天井部分には小さいフックがたくさんついてるのが見えるでしょうか。恐らく吊り上げるときのためだと思います。戦車の砲塔とかと同じかな。

 手前の網みたいな部分はエッチングパーツ。天井部分もエッチングです。ヘッドライトらしきものがありますね、きっとここは先頭部分になるに違いない。

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 まだ全部のフックを取り付けてないけど(小さくて大変なんだよー)これらを運転席を中心に配置すると、DD51の形になっていきます。少し先が見えてきたか!?

 ここのところフックをつけるのが面倒なのと展示会の準備なんかですっかり手が止まってたけど、展示会のときに「DD51はどうなりました」と聞かれて、ああ見てくれてる人もいたんだ・・・と嬉しくなって再開しました。屠龍とか震電とか、その他もろもろ作りたいものが目白押しなので、どんどん作ります。

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 久しぶりの更新ですが、実は作ってるとキリのいいところで写真撮らないといけないんだけど、なかなかその「キリのいいところ」がわからないまま進んでしまう。
 よくわかんないものを作ってる人にありがちな現象です←お前いつもそうやろ

 たぶんここは車体の一番前のところ・・・前照灯があるからわかる。DD51は凸型なので両方が同じ形になってます・・・だから二個作らないといけないからちょっとし大変(汗

 ライトのところはメッキパーツなので、たったこれだけのメッキのためにいっぱいメッキ剥がす作業があって面倒くさかった。ほんとにもう。しかし取り付けてみるとやはりメッキは綺麗だなぁ。

 上側に小さなフックがついてるのが見えるでしょうか。ものすごく小さい部品です。絶対取れるよなこり、と思うながらとりあえず接着した。
 網の部分はエッチング。プライマーが残ってしまって汚くなってる。

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 網の中にはこういうファンが入っていて、排気を逃がします。

 で、この上についてる小さなパーツ(エッチング)は、運転席からファンの回転を確認するためのものらしい。

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 赤丸は空気圧縮機。エンジンからの回転力を使って空気を圧縮する力に変換する。
 紫丸は冷却水タンク。
 青丸は油圧ポンプ。エンジンからの回転力を使い作動油を循環させる力に変換する。
 黄丸は作動油のタンク 
 緑丸は冷却水の温度を感知して油を制御する油量調節弁。

 上の写真は冷却水を冷やすためのファンかな・・・多分。動くものって必ず熱を発生するから冷やすことが必要になってくるのですね。

 DD51「俺の作動する部分が熱くなってるんですけどねー何とかしてくれ」
 きらら「昼間っからもう・・・頭冷やしてください」
 DD51「ううっ」




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 久々にDD51ディーゼル機関車を少し作った。台風で外出できないおかげ。しかしこんな調子じゃ一体いつになったらゴールにたどり着くやら。まだパーツが半分くらい残っております(ひゃー

 台枠といって、この上にボディが乗ります。パーツが反っていたので力技で接着しているところ。まっすぐするにはもう少し上に重いものを乗せるとかしたほうがいいかもしれない。
 なんといっても機関車はたくさんの客車やコンテナを引っ張るからすごい力がかかるのだろうね。こういうところ、わかる人にはわかるのだろう。私はわからないので全くわからないけど。ま、何に限らず私のわかっているものなんて、この世にほとんどないのである。わかってるものしか作れないとなれば私はプラモデルは全く作ることができなくなる。ときどきほんと、モデラー共と話しているときにも泣きそうな気分になる。実物何も知らない。幼い頃の思い出も全くない。何も操縦したいとか思わない。単にちょっと形が好きとかいうだけで作ってる・・・肩身が狭い。

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 赤丸のところ、クレーンで車体を吊り上げるときに使う穴。四か所あり、当然最も強度が必要とされるので、枕はり部という箇所に設けられているそうな。

 DD51をクレーンで吊り上げてるところを想像すると豪快だね。それだけでとりあえず一合くらいいけそうな気がする。

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 さて、DD51は車体の組み立てに入ります。
 この、ひょろ長いパーツ。一見、めっちゃ地味ですが・・・上側のグレーで塗装してるほうは組み立て終わった状態で、下のようにバラバラのパーツを組み立てた状態(正確に言うとパーツの数は両側でちょっと違うけどね)

 これ一体何?・・・と思いながら作ったら次のページに説明があった。
 これは車体側面の梁だそうでH断面です。出ましたねH断面。H型になってると強度が出るんだよね? 以前聞いたことがある。

 鉄道用語ではフレームを台枠というそうです(台枠は今から作ります)。言うまでもなく強度の求められる部分です。箱型の設計だとボディ側面にも強度を持たせられるけど、DD51は凸型なのでこの梁を側面に装着しているそうです。なるほどー!! 
 部材の組み合わせで強固になるように、そしてさまざまな方向からかかる力にも対応するようになってるそうです。すごいぞDD51!! パーツを見るだけで、わかる人にはわかるんだろうね、このへんの面白さ。

 インストの説明を読みながら、毎回感動の連続ですよ。詳しくはキットを買ってインストを見てください。
 昨日の朝くらいから、いやその数日前から少し予感はあったけど、朝晩がすごく涼しくなってきた。さすがに昨晩はエアコン入れずに寝たよ。夏がようやく弱ってきたか。ふふふ。それでいいのだ、もうそろそろ帰ってくださいよ夏。長すぎた夏。

 頭の中の霧が少しずつ晴れてくる感じがしてすごくうれしい・・・と思ったらめっちゃ眠気が・・・昼寝が気持ちいい。

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 アオシマのディーゼル機関車DD51は、運転室の箱組?できました。

 前後どちらの方向にも運転できる(どちらが前という言い方はしないのかもしれない)ので、運転台は前後にふたつあります。真ん中に先日から書いてきたボイラーがかなりの空間を占領している。

 手前の黒い四角い窓に銀色の丸いものがついている部分が窓で、黒いのは枠を黒く塗装するために黒くなっちゃってるだけよ(透明パーツをマスキングしてる)。反対側の窓二枚を紛失して現在部品請求中。
何となくおわかりかと思うけど、この箱の前後に四角い部分があって、その中に機関が入る。凸型です。

 ディーゼル機関車のカタチは本線用は箱型というのが常識で、このDD51もちゃんと箱型の設計図があったそうです。しかし近藤恭三次長の鶴の一声で凸型になった・・・というエピソードが「DD51物語」に書いてある。この凸型の配置は型破りで合理的だったようですね。箱型だとどうしてもムダな空間ができてしまうけど、こちらはまず先に機関等の配置があり、そこにカバーをかぶせて真ん中に運転台を置くという、素人が聞いても合理的な発想。名機誕生の裏にはこんな話がたくさんあるようです。

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 屋根部分。接着はしていません。

 赤丸はスチームジェネレーター室の排気のためのガーランドベンチレーター。ベンチレーターってのは戦車を作るときに覚えた言葉。よろず排気する装置のことですね。
 青丸はボイラーの排気口。
 このグレーは米軍制空迷彩色クレオスの306番ですよ。普段はテキトーな色を調色してるけど、今回はヘンテコな色塗ったら恥ずかしいし、特に外観は指定通りに塗装しようと思ってる(とはいえ内部はテキトーな色で塗装してるけど・汗

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 側面、手前部分のルーバーからスチームジェネレーター室に外気を取り入れます。

 ドア横の取っ手なども取り付けた。
 さて・・・次は車体(クルマでいうシャーシ?)になるようです。まだまだ先は長い。大分から静岡まで行くとしてもう広島くらいまで来たかな・・・いや、まだか(汗
 暑さにめげず少しずつ前進していきます。

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