つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

カテゴリ: ヘリコプター

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 どや!! 堂々の完成ですよ。

 ストレートに組んだだけ、塗装はオリーブドラブの上からいろいろ薄めた色など吹いて、久々のウォッシング(クレオスのウェザリングカラー)は悪戦苦闘、何度もやってるうちにスミが入りすぎて「やりすぎ」の感じもあるけど写真映えはするということにしよう。オリーブドラブって退色すると全然違う色になるし昔の写真なんかじゃ色わからんし、難しい色です。センスが問われる。AFVモデラーの人に教わるといいんだろうけど。米軍の武器の塗装ってのもあるらしくて・・・あーもう老兵にはついていけん。

 11月から作り始めて三か月くらいで完成、なかなかいいペースだった。作りやすいキットでしたね、とはいえ全てのダボが穴に入らないけどね。それと後ろのローターブレード基部はすり合わせ必要。全長30センチくらいかな。迫力あるよ。っていうかローターブレードが邪魔(笑

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 別に作り込んでないけどハッチは開けた。ハッチの機関銃に弾帯を添えたいところ。しかしここ開けたまま飛ぶんだから怖いですね。ワイルドですね。

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 後ろのローターを取り付けている部分・・・放熱のためか網だらけ。ハセガワのメッシュ使いましたが、セーターの袖に引っかかって次々に取れる取れる(泣 瞬間接着剤の盛りすぎで汚いけどもっときれいに作れば見栄えがいいと思う。
 衝突防止灯が今回作った唯一の灯火類。たぶん機体下面にも何かあるでしょうけど、よくわかんないので作らなかった。

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 ACH-47Aですからね、スタブウイングがついているのだ!! こんなチヌークがあったとは。
 鉛筆などいろいろと擦り付けてみた。本当は少し配線するといいんだけど。それとやはり弾帯が欲しいところ。ヒューイとかのガンシップもこの機関銃だと思います。

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 キャノピーの合いはまずまずで、ホッとした。ヘリコプターはそれさえ合えばこっちのもの。

 よく写真で見る、大砲やら車輛やらを吊り下げているカーゴフックはこの機体にはついていない。本当のこと言うと異形のチヌークなんだよね。たった四機だけ作られてベトナムに送られたけど墜落したりで結局すぐに送り返されたという・・・そういうの作りたがるのがモデラーってやつでして。

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 機体が退色してるわりに排気管がきれいですが、何となくきれいに塗装したかったんだよ。普通に焼けた色にするとまわりのオリーブドラブに溶け込みそうだったから。デカールも少なくてすごく地味なマーキングで、どこに見せ場を作るか・・・って私なりに考えた。

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 左舷のアンテナはモデルカステンのストレッチリギング。ふたつの大きなブレードがぶつからずに回るのが面白い・・・ずりっ!! ぶつかるやんか!!(汗 あー展示会までに角度を修正しないとね。やれやれ。

箱2

 昨年、小倉の展示会に行ったとき戸畑の光模型さんで買ったキット。この箱絵、カッチョいいよねぇ~いや~もぅたまらん。

 初めてチヌークがアメリカ陸軍に引き渡されたのが1962年のこと。私と同い年やん!! 今だ現役とか信じられないタフな野郎ですな。こう見えてけっこう足も速く、ベトナムでは護衛のUH-1より速かったというのが語り草になってるそうな。

 ぜひ皆様もどこかの模型屋の片隅にひっそりと売れ残ってるチヌークを見つけたら作ってみてください。きっと感動しますよ。

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 機体最後部のカーゴハッチを接着する。ここが最大の難所かも。先に接着する手もあるけど、そうなると塗装のときに外れたりやりにくくなりそう。

 赤丸で囲んだステーというのか、もう一個右側のは写真では見えませんが、これを接着するのが意外と難しかった(接着場所が私のようなアホにはわかりにくい) 
 青線の部分は機体とハッチの継ぎ目、本来は隙間はないはずだけど、隙間になっちゃう。実機はここんとこどうなってるのか。謎。

 ハッチがこれだけじゃ上半分開いたままじゃねえかと思うかもしれませんが、この下側のハッチの中から上部分がニューっと出てくるしくみになってるんですよ。すごいでしょ。折り畳み式。チヌークってすごい。
 ほかにも写真見ると、山の上なんかでこのカーゴハッチだけを接地させて、機体自体はホバリングして浮いた状態で(多分ローターブレードを止めると再度動き出すのに時間もかかるから)乗員の乗り降りなんかしているのがあるけど、感動する。

 きらら「オスプレイ、生産中止するってよ」
 チヌーク「ふーん」
 きらら「ふーん、ってそれだけ?」
 チヌーク「・・・どれ、酒買うてくるかのう」
 きらら「やっぱ祝杯あげるんかい!!」

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 チヌークはあと少しで完成。左舷についてる目立つアンテナはHF(短波)アンテナ。

 まず最初にキットのパーツを5ミリずつ切り取るという作業をする。その後支柱に穴を開け接着してから張り線を通すんだろうけど、私は支柱に穴を開けてストレッチリギングを通しておいた。目が悪いのでそのほうが作業がしやすいと思ったから。右目がかすんでいて(白内障なので眼鏡で矯正できない)ほとんど左目だけで見ているので焦点が合いにくい。もう細かい作業には致命的だけどそれでも頑張ってるんですよ。どう? 偉いでしょ。それでも穴に糸を通すのが時間のかかること!! これだけで疲れたよ。

 支柱の穴開けはさほど難しくない。針で少しアタリをつけておいて0.4か0.5 くらいのドリルで穴を開ける。でも14本もあるので時間かかるね。
 そして支柱を接着する。ここまでで午前中かかった。一晩おいて固まったらテンションをかけて結んで完成。支柱の向きが少しアチコチ向いてるけど気にしない←気にしろよ

 さぁコーヒータイム。

コーヒー

 ICMのドイツ兵と米兵の人形を買ってある。ドイツ兵はもちろんこないだの震電改用ね。人形を添えたら一層それらしくなるかなあと思うけど、人形作るのって考えただけで面倒くさい・・・Me262についてたケッテンクラート作れとか、いやそれよりMe262とサラマンダーついでに作れとかいろいろ言う人がいてうるさい。そりゃ私も気になってるんですけどね。

アカシ模型店

 近所のアカシ模型店に震電改を置いていただいた。皆様も見に来てね。隣にあるのはハセカワの震電をジェット震電に改造したトミーさんの米軍仕様。私のはキットにレジンがついてたからそれをつけただけですけどね。ちょうど昨日トミーさんが福岡県からご来店だったので震電改で大いに盛り上がった。日田のクラブは飛行機好きな人が少なく、トミーさんと模型屋で出会う回数のほうが多い(笑。

箱

 なかなか売れない飛行機の棚を見ていて、ふと手に取ったF/A-18D。スーパーホーネットよりこっちのが好き。レガシーホーネットとかいうんでしたかね。2013年頃、C型を作っててうまくいかず捨てた苦い過去がある。そうだ今こそリベンジの時なのだ・・・
 これはD型、複座だね。いいじゃん。箱絵は和田さんの清潔感あふれる美しい絵。このままどこまでも飛んでいけそうな気がしてくる。トミーさんはデカール替えの限定版をいつのまにか手にしている。いいですねーカッコいいねーこのマーキング。なんて言ってるうちに気が付くと二人ともお金を払っていた。いいじゃないですか模型屋マジック。私のなんか千円ちょっとだよ。安ぅ~えっバリがついてるって? 私バリ全然気にならないヒトなんですけどぉ~。バリとかヒケとか大騒ぎする人ってよくわかんない。女にモテないタイプですね。

 さて今度こそうまく作れるか!? リベンジでまた敗北したらやばいな。今過去の製作画像見たら2013年頃、めっちゃ下手でワロた。これより進歩してなかったら恥やね。汚名返上を目指して頑張ろう。

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 塗装何度やってもうまくいかないし、デカールは完全シルバリングだし嫌になりますが、小物を取り付けて完成ってことにしよう。

 塗装がうまくいかないというのは、上から違う色を吹いたりウェザリングカラーで汚したりしても脳内オリーブドラブにならないってことです。
 仕上げに油彩で細かく描き込まないと駄目なんだろうなとつくづく思った。でもこの大きさになると筆で描き込むのもすごい体力がいるね。もはやその体力は私にはない。

 ドキドキの透明パーツのマスキング剥がしタイム。何とかコクピットは吹き漏れていなかった。ばんざーい。何よりそこが一番大事。隙間に詰め込んだ木工ボンドが汚いとかそういうのは二の次。グリーンの部分はハセガワのフィニッシュを貼った。貼ってから気づいたけど、グリーンでよかったんかいな。スモークだったかも←おい!! ま、いいや。ベトナム戦争の雰囲気です。

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 二か所ほど吹き漏れ。特にここはひどかった。綿棒も届かないのでもう仕方ない。
 窓の下のスポンソンの張り出しがこの時代のは小さいので最近のチヌークよりスマートです。このスポンソンは別構造になっていて取り外しできるらしい。スゲー合理的。

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 珍しい武装型のチヌーク(今でも特殊作戦型のチヌークがあって格好いい)、あ、銃口をドライブラシしとかないと。写真に撮って気づく。

 開いたドアが下にぶら下がってるようになってるけど、これを接着するのはちょっと手間だった。イモ付けでは絶対に取れるから真鍮線で補強したけどドアって薄いし丸見えだから難しい。脚庫とか
ならあんまり見えないけどさ。汚くなっちゃったけど取れるよりはマシと考える。ドア閉めときゃ楽なんだけどね、ひとつくらい開けておきたいじゃないですか。

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 もう少し焼けてるほうがいいかな。まわりが退色してるわりに焼けてねーじゃんとか言われそうね・・・あと網の部分はドライブラシしないと。網というかメッシュはハセガワのエッチングです。これもきれいに接着するの難しい。つい瞬間接着剤をてんこ盛りしちゃうのよね。ほんの少しつけりゃいいものを。艦船モデラーの方々は得意かもしれない。

 胴体下のアンテナもつけたし、あとは胴体横のリリアン編みみたいなアンテナ線取り付けね。リリアン編みって何かいって? あ、別に気にしないでください。

ファントム無頼

 正月、息子とテレビ見ていたら羽田空港の事故のニュースが入ってきた。
 乗客乗員397名は無事脱出、という報道に息子がポツリ
 「機長は伊達さんみたいな人だったのかな」
 「あーっ!! きっとそうだ伊達さんだよ」

間違った

 あーデカール貼る位置間違っちゃったよ。ドアが開いた部分の横の白いデカール、もうひとつ下のパネルに貼るやつだった。確かに不自然。でもさー言い訳させてもらうと、イタレリのインストのパネルラインが全然キットと違うんですよ。だから見てるとこんがらがってくる。むしろテキトーに「このへんかな」という感じに貼ったほうがいい。

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 枚数少ないから楽々・・・と思ってたら案外面倒な黒いラインみたいなやつ。なんじゃこれ。面倒くさ過ぎ。いやきれいな色の機体なら貼り甲斐あるけどさ、こんなドドメ色の機体に何貼っても映えないもん。

 最近、貼りたくないやつは貼らないことにしている←おい!!
 もうとうの昔から「実機通りに」なんてことは諦めてる。

 さて、寒いとどこにも行きたくなくなって模型がはかどりますね。今年中に完成するか!?

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 このチヌークは武装しているチヌークである。

 これはM24A1 20ミリ機関銃で、ベトナムでUH-1にも搭載してるの確かこれじゃないかな(←すぐ忘れる)。両側のスタブウイングに搭載する。
 AFVモデラーに聞いてみると、いまだに鉛筆擦り付けをやってるらしいので、そばにあったBの鉛筆でやってみる。ほんとは4Bくらいがいいのかもしれない。下側が鉛筆擦り付けたやつ、上側がしてないやつ。

 本体はオリーブドラブだけど、少しチッピングみたいのをしたほうが格好いいのかもしれない。スミ入れして少しグラデーションつけたりドライブラシはしてみたけど、派手にする勇気がない。ある程度、派手にしたほうが模型映えするよね。

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 筋彫に沿って白く塗装してから塗装した。ご覧の通りの巨体で作り甲斐がある。

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 箱絵はもう少し緑色がかったオリーブドラブで、特に一号機の写真なんかはそういう色。オリーブドラブは退色すると茶色っぽくなる気がする。オリーブドラブは難しい、迷う色です。でも格好いい色だ。実機は四機しか作られず、爆発したり墜落したりですぐに退役してしまったので退色する間もなかったかもしれない。

箱

 SNSで年末に積みプラ作ろうぜっていう企画があり、参加することにした。他人の企画に参加するって気楽でいいね~♪
 勢いで買っちゃったハセガワの震電改を作ってしまおう。正月は息子も帰れないみたいだし、模型三昧といきましょ~へへへ。と思ってたら「帰る」という連絡が来てあたふた。まあ息子が帰るのは嬉しいんだけどね、おせち作ったりするし年末年始は模型どころではなくなった。できるだけ進めるけど。年末カウントダウンのこの季節ってけっこう好き。意外といろんなことができちゃうんだよ。

 なんちゃってJMCの締め切りも12月31日となっております。応募お待ちしていますよ~

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 そしてヘリの最大の山場、キャノピー接着。これさえうまくいけば、あとは何とかなる。

 写真のマスキングされている部分は一体化されている。これがバラバラでパズルのように組み合わせるやつだとすり合わせがまた大変だったりする。一体化されてるほうが楽。
 少し隙間が開いたところは、木工用ボンドで埋めた。

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 さっそく下地の黒を吹いてみた。吹き込んでないかドキドキ。剥がしてみるまでわからんからね。この後まだ何度も吹かないといけないから不安だ。

 機首下のグレネードランチャーも接着。ベトナムのヒューイ(UH-1)にこれがついてるやつはよく見たことがあるでしょ? 攻撃ヘリというカテゴリーではなく、武装したガンシップというヘリは格好いいなぁ、好きです。
 実は、来年の地元の展示会のマイテーマはヘリコプターにしようかなと目論んでいる。これまでの作品も並べてみようかなと。今年はたまたま架空機・劇中機が中心になって、そうかマイテーマっていいよなと気が付いた。20年以上も展示会に出していると、昔作った作品も最近入った会員に見てほしいし、自分でも振り返ると面白いかもしれない。

 ただ、問題は、ヘリ好きな人が少ないのでサッと見るだけで通り過ぎてしまうんじゃないかという危惧がある。いやそんな弱気でどうする、興味ない人も足を止めるようないい作品を作ればいいだけやんか・・・ってのは無理か・・・まあもう少し頑張ってみよう。

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 わずかに隙間ができたので伸ばしランナーとパテで埋めた。いやーもうパテ盛らないと模型作った気がしない。神ヤスがあるから何とかなるんじゃよ。

 大きなパーツを合わせるときは、力技でぎゅーっと合わせる必要があると思う。あるいは中身をいれたら少しその必要が出てくるかも。カリ組のときはもっと合いが良かった気もするんだけど。すり合わせと組み立て方が下手なだけかもしれないけどね。

 私の力ではきちんと閉じなかったので少しパテを使った。

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 後部ローター基部には放熱のためのメッシュがたくさん入っている。モールドされているけれどそれは少し削ってハセガワの金属メッシュを入れ込む。あっひとつ取れてどっか行っちゃってる。あーあ。同じ大きさに切るのが面倒くさい。

 隙間がすごく開いてるように見える部分があるけど、最初からこういうモールドだったの。ここは埋めたほうがいいのかなあ。
 それとローター基部の円盤状のものを装着しようとするとずいぶん隙間が開くんですが。なんでだろー。組み立て方が間違ってたのかもな。

 というわけで、次はドキドキのキャノピー接着へと進む。それにしてもプラが柔らかいので削るのは楽でいいね。いやぁ柔らかいモノにも取り柄はあるな~人生は奥が深い。

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 コーヒー飲みながら二時間くらいかかったかな。キャノピーです。48なので大きな透明パーツで、やりやすいんだけどね。たったこれだけやって疲れてる。

 これを機体に取り付けて隙間があったら木工用ボンドで埋めて吹き込まないようにするんだよ。

20未完

 こちらはローターブレード。真ん中のハブ部分にブレードを接着するようになっている。72だとそのままでいいかもしれないけど、48以上になるとローターの重みでイモヅケだと取れてしまうので何らかの補強が必要になる。

 実機もこのへんにはコードが這ってるから本物の写真がある人はそれを見てください。
 私は「なんちゃって」です。矢印のところに穴を開けて、焼きなました真鍮線を入れて適当に誤魔化している。前後同じ大きさの逞しいブレードがついてるから六ヶ所ね。

 それにしても48ぐらいになるとこういうところのディテールも格好いいな。え?パーティングラインちゃんと消せって?

みついし3

 チヌークと同時にもうひとつ秘密計画があるので、そのためにキットを注文しに近所の模型店へ。

 ゴジラの震電の話などから、映画って見る前にあんまり情報仕入れると見たときが面白くないという話になり
 模型屋「男と女でもそうでしょ、最初知らないうちのほうがいいですよ、結婚して何もかもわかちゃうと・・・」
 きらら「そうそう、もうダメ」
 模型屋「〇〇〇するときも暗いほうが・・・」
 きらら「それは絶対、暗いほうがいいよね。それで思い出したけど、合コンなんかで気を遣って場を盛り上げるような女子もいるじゃない、でも男って、何も言わず黙ってるような女が却って気になるもんなんでしょ?」
 模型屋「そうそう!!(大きくうなずきながら)」
 きらら「謎めているように見えるんだろうなぁ」
 模型屋「きららさんだって、お高くとまって澄ましてるから男共がもてはやすんですよ」
 きらら「何それ、私お高くとまってないってば!! っていうか、もてはやされてないってば」
 模型屋「いやぁ~その~きららさんも謎ですからぁ~(しどろもどろ)」

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 イタレリの1/48武装チヌークの続き。
 窓にマスキングテープを貼った。丸く切り抜くので下手で苦労する。あ、それと窓の透明パーツはプラ用接着剤でつけたあと、補強のため裏側に木工用ボンドも表からは見えないくらいにつけている。押さなければ取れないと思う。
 機関銃を設置する窓は開いたままなのでそこもマスキングしなくちゃだなー。今気が付いた。
 さあ、あとは左右を合わせないと。うまくいくかなぁ・・・合いは良いらしいけど、合いのよいキットも私にかかれば合いの悪いキットに早変わりするからなぁ。

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 ローターブレードは六本。前後の大きさは同じ。みるからに安定してそうだけど実際そうらしい。前後のローターブレードはぶつかりそうでぶつからない角度に設定されている。

 整形したけど裏側のヒケはそのまま←おい!! 見えるところだけやる。
 黒だけどグレーぽいツヤ消し黒。スミ入れ用塗料の黒に比較するとすごくグレーっぽいのがわかる。真っ黒は玩具っぽく見えるという私の考え方。ていうか調色したツヤ消し黒がいつもそこにあるからか(笑

本2

 ここ数日は本を読んでばかりいた。というか、最近目が悪くなってきたせいか、早く読まないと全く読めなくなるんじゃないかという危機感で「もう一冊、もう一冊・・・」と気が焦る。

 「占領と引揚げの肖像BEPPU」(下川正晴著/弦書房) 
 模型作りとはあまり関係ない本かもしれないけど(ここでは模型に関係する書籍を紹介するようにしている)、戦史や戦記読んでいると復員とか東京裁判とかに興味が出てきた。そういうことも含めての戦争だよね。別府は私の第二の故郷でもあり同じ大分県内だけど、ほとんどその歴史は知らなかった。驚くことばかりだった。なぜ県内唯一の芸術系高校ができたのか、なぜ別府港ができたのか、なぜ福祉系の施設が多いのか。筆者は大分県の人ではないけれど資料を丹念に掘り起こし戦前から戦後の別府を描いてみせる。特に終戦後の別府はドラマチック。文章が少し読みにくいけど読んでるうちに何とか慣れた(大学の先生などの本によくあるよね、そういう人たちは作家ではないから決して文章が上手ではなかったりする)。

 戦争の悲惨と、それに続く終戦の話(東京での様子)はよく聞くけれど、占領時代の話は知ることが少ない。恐らくパンパンや闇で儲けた連中の話になるからヤバいんだろうな。歴史というのはピンポイントではなく物事の繋がりだから、バラバラの出来事だけを知っていても意味がないと最近私は痛切に感じる。
 国の中央の政治経済の歴史だけではなく、普通の人間がどう生きていたか何を考えていたかも知らないと本当の歴史の姿はわからないのではないか。そういう考え方でこの本は書かれている。

 弦書房は福岡の出版社でほかにも面白そうな本を出している。こういう出版社が全国に無数にあるんだろうね。やっぱねえ、戦争とは何だ??って考えていくと、人間とは何だろう、日本ってなんだろうっていう問いになってくるんだよ。とても深い。面白い。

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