ミラージュF.1C 完成しました。ハセガワ(右側)、エレール。
エレールは古いキットなので、分割方法などのために作りにくい部分があり、最後にお目にかけますが、私はうまく左右対称に作れていません。
ま、しかし、上からこうやって見てるとそれなりに、私達いろいろあったけど、過去のことはさっぱり水に流して完成の喜びに浸っていいやん、という大人モデリングで(意味不明、とりあえずビールで乾杯、というような安易な喜びに浸っております。
全長20センチちよっと、小柄なジェット機です。
資料本もあまり見当たらず、そこが逆にねらい目ですよ(汗
知ってる人も少ないだろうし、しめしめ・・・と思って展示会に持っていったら、「いやぁーF.1Cイイですよねデルタ翼の頃よりも」と目を細めている人なんかいたりして(冷や汗
エレールとハセガワの見てすぐわかる違いは、操縦席後ろからの胴体がハセガワのほうがグラマラスで色気が増しています。エレールが20代ならこちらは熟女。
とはいえ、どういうカタチが正しいのか、いまひとつわからずに作ってるので・・・まあハセガワのほうが実機に近いんだろうなと・・・想像してます。
シートの後ろにちょっとだけ配線したりしたこともあり、キャノピーは開けてみた。
あっ、エッチなプローブが外れかかってる(汗
プローブはご存じ真通り先端を入れたら外れにくいような形状になっていて、こういうところはハセガワはさすが男らしく再現されてます。この先端を優しく筆でなでなでするときが妖しい午後の楽しみ。
脚のカタチなんかも、カッチョいいね。私はまだまだハセガワのジェット機を作ったことがないのでこれくらいで感動してるけど、きっと48なんかだともっとスゴいんだろうな。
風防の接着面が汚いので、ここが一番の反省点。
裏側。脚の向きがなんか変でしょ。主脚は片側二個ずつあるのがモデラー泣かせ。一個くらいパンクしても大丈夫ってことなんでしょうか。
一応接地はしてますが、向きがきれいにできてないのが最悪だよね。このへんがミラージュ作るとき難しい部分でしょうか。あー飛行機って難しい。
後姿。
タイガーミート参加機なのにミサイルとか武装積んでていいのでしょうか、と展示会で誰かに聞いたら「タイガーミートは戦競だからいいでしょう」と言われ、タイガーミートの意味を知らないまま作ってた自分が恥ずかしい(冷や汗
まぁでも、これに懲りず、また虎デカールついてるのがあったら作りたいな。
基本的に凸モールドですがもちろん彫りなおすなんて毛頭考えない。というか、スミ入れしただけでそれなりに見えるでしょ。自分的には満足です。
さてこちら、エレール。
キットか老兵なので、歴戦の機体っぽくつや消しにしてみたつもりだけど、まだまだウェザリングが足りない。もう少し色褪せてもよかった。それにシルバリングしてますね。とほほ。
あと、主翼上のエアブレーキなのかわかんないけど、フラップの前より部分、穴がたくさん開いてるパネルは、ハセガワはさすがに彫ってあるけど、エレールはここも凸でブツブツになってるの。さすがにこれはないやろ!! と思ったけど、結局何もしてない←だめじゃん
削り落として穴を開けたいところですね。
おおー、(キャノピーの接着はダメダメだけど)やはり飛行機はキャノピーを閉じているほうが格好いいなあ。きれいですよね。飛行機らしい。
脚の角度とかほかの部分に目をつぶれば。
エレールにはプローブが付属していなかったのでついていません。
デカールは黄ばんでいたので、ハセガワから部品請求させてもらいました。国籍マークは三枚を順に貼って同心円にするのが難しかった。
増槽についてるフィンも変な角度で面倒くさい。
透明パーツは一応磨いています。それだけで少しでもきれいに見えるかと思って。
翼端のミサイルがサイドワインダーの形してるし、もう一個のマトラ550のほうも怪しい形だけど、そのままつけてます。昔のキットは昔のままで。ジェットノズルだけは内側を再現されてていいっすね。
で、問題の写真。改めて写真撮ってガッカリしたよ。
もう絶対に前からは見ないことにした(汗
主翼、尾翼、脚、などを取り付けるときには細心の注意が必要だよね。ああー改めて飛行機モデルって難しいわー落ち込むわー。逆に、こういうキットを綺麗に作ってる人がいたら、技術レベルが高いってことかもしれない。
今回は特に展示会に間に合わせるために一気に接着してそのままにしたからね。普段は何度もチェックして付けなおしたりするけど。角度は一日にしてならず。ジェット機は武装も多くて、それらをきれいに並行に接着するのも結構難しい。今回はすべてイモ付けですが、ほんとのこと言うと補強したかった。
そもそも脚の接着面って少ない。今回もハセガワだけは真鍮線いれて補強してみた。それでもどうにか立ってるのが不思議なくらい。ヒコーキ脚問題の解決への道は遠い・・・終。
というわけで、日に日に目が悪くなり工作も塗装もアラばかりで、上達してるどころかだんだん下手になってる感もある。「合いの良いタミヤの48あたりの手頃なキットをどうして作らんのかこの女は」とイライラしてる人もいると思うけど、とにかく自分の作りたい機種を優先してる・・・もともと真性アホだしね。
まあそれはともかく二機同時製作は楽しかった。ほんとハセガワキットを作るとなんとなく模型が上手になっていく気がする。そこも密かなヨロコビだったりする。さて次は何作るかな。