表紙1
 「エンデュアランス号漂流記」()アーネスト・シャクルトン著/中公文庫ビブリオ)

 30年くらい前、椎名誠が「本の雑誌」か何かで薦めていたので読んでみたいと思っていたのが、ようやく今年になって読むことになったという本。
 シャクルトン? 確かアブロ・シャクルトンという飛行機あったよなあ・・・とウロ覚えでネットで調べてビックリ(こういうとき便利ですねネット)、飛行機にアーネスト・シャクルトンの名前をつけたらしい。くくぅ~!! イギリス機なんか全然好きじゃないけど、イギリス人のそういうとこが大好き。冒険家の名前を飛行機につけるなんて。

 イギリス人らしさ・・・ウイットと知性と不屈の精神とプライドを失わず、見事氷海から生還する話は、寒い部屋で話の展開にドキドキしつつ香り高いスコッチなどをちびちびとやりながら読むのにぴったりなんですよ・・・飛行機に名前つけるくらいだからわかると思うけど、イギリスでは冒険家はものすごく尊敬されているのだ。尊敬されてしかるべき人が尊敬されている国ってうらやましい。と書こうとしているうちに梅が咲き桜が咲きとうとう静岡ホビーショーの季節になってしまった。

表紙2
 もう一冊は実は今もまだ読んでる途中「山釣り」(山本素石著/ヤマケイ文庫)

 大分市のジュンク堂で偶然見つけた短編集。信じられないくらい面白い。なんていうか、椎名誠のご先祖様みたいなエッセイ。さりげないユーモアがすごくいい。戦後まもない頃の釣り行で、人間がまだまだ今よりは素朴だった時代の話(それでも戦前よりはすさんでしまったらしい)。

 登山や釣りとかの話を読むのが好きです。自分はそんなのやったこともないけど。野球はしなくても野球の試合を見に行くのは好きという人と同じだと思う。
 だってもう、ありえないような話とか、とんでもない話ばかりだから面白いんだもん。
 普通、読んでしまうまでご紹介はしないんだけど、これは2/3読んだだけでオススメしてもいいのかなあと思って書いてしまった。一度に読むのが惜しくて、数か月かけて少しずつ読んでいる。たまにあるでしょ、そういう本。できたら最後まで読みたくない。ずっと読み続けていたい。明日もじわじわ読みながら静岡に近づいていくとしよう。

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 今年も静岡ホビーショーの季節になった。
 明日から静岡に出発します。業者日(5/11)はハセガワブースを襲撃、土日(5/12,13)はなんちゃってJMCブースにいます。

 最近、模型展示会に行っても、昔のように何もかも写真を撮ることはしなくなった。
 自分の気に入った作品だけ写真に撮り、話を聞いてみたい人にだけ話をする。
 かなり目が悪くなってきているのもあると思う(長い時間見ていると疲れる)
 目が肥えてきているのもあると思う(自分の好きな作品とそうでないものとの格差が大きくなった)

 心に残る作品と人を追いかけてみたい。静岡でどれだけそういう作品と人に会えるかわかりませんが、今年も頑張ってきます。新しい人に会いたい。もちろん旧交も温めたい。

 今年はどんなふうに静岡レポートを書くことになるのか。自分でもまだわからない。でも楽しみにてください。では、明日の昼から行ってきます。しばしお別れです。