シリンダー1

 もう何もかも謎に次ぐ謎のホンダCB750Fエンジンですが、チェーン部分とその周りを塗装して乾かしている間に、シリンダーを作ることにした。

 大きなパーツで組み立ては簡単なんだけど、メッキされている部分はメッキを剥がさないと接着できない(と、インストに書いてあった)ので、ナイフでカリカリと剥がしていく。これがけっこう時間かかるし面倒くさい。でもタミヤ様のインストのとおりにやらないときっと失敗するので、真面目にカリカリしていく。

 シリンダーといえば、この放熱板(というかどうか知りませんが)ですね。
 今まで何人もの男が、「俺のと同じ」と言ってたなぁ。

 またそれかい!! それ以外に言うことないんかい!!
 こういう形状になってると熱を逃がすのに具合がいいんでしょうね。
 二十数年前、息子がまだ赤ちゃんだったとき、初めて風邪をひいて高熱が出た。オムツをかえようと思ってみたら・・・わっ!! なんかものすごく皮膚が伸びてる!! 一瞬慌てましたが、熱を逃がすためだったんですね。寒くて縮んでるところは見たことあったけど、伸びてるのはそのとき初めて見た。オトナの男が熱が出たとき袋部分を見たことないですから←普通見ねぇよ

シリンダー2

 そんな懐かしい思い出に浸りながら接着、カッチョいいシリンダーができた。
 この前方の穴に、エギゾーストパイプ(排気管とは言わないんだなあ)を突っ込む。

 なんかすべてが嫌らしい響きに聞こえるのはなぜだろう。私が書いているからか。
 
 あとどうやってこのシリンダーの動きをタイヤに伝えるかですな。一体どうなってるのだろう。飛行機はこのままプロペラが回る気がするんだけど。

西村
 「十五歳の戦争」(集英社新書/西村京太郎著)

 ベストセラー作家の体験談。昭和5年生まれの作者は陸軍幼年学校で終戦を迎える。まだ幼かったので従軍体験ではないけれど、彼の見た戦中、戦後。特に終戦間もない日本に興味をひかれた。
 ざっくばらんに語られているのがいいね。それと、ベストセラー作家だって、最初はなかなか売れなかった、というくだりにも励まされる。人間最初からうまくいった人なんていない。

 「戦後はゼロから始まった、というがそれはウソである」という言葉にハッとする。
 ここをお読みのモデラー諸氏は当然ご存じのように、日本にはいろんな産業や技術があり、だからこそ戦争ができたし、戦時中は兵器を作っていた。その技術が戦後を支えたのである。
 言葉のアヤといえばそうかもしれないけど、ゼロから始まった・・・とか、すべてご破算にして戦前のものは間違ってたとか戦争の道具は忘れてしまえとか捨ててしまえとか。そういう考え方はおかしい。そんな考え方が戦後のさばって、技術史をなおざりにしてきたから、私を含め多くの人は偉大な飛行機のことを知らずに生きてきた。

 ま、偉そうなことを言えるような知識はまだまだありませんが、今年もまた、少しだけ歴史をひもといてゆきたいと思っています。そしてそんな日本の飛行機やメカの模型を少しでも作りたい。