某所で参加することになった「裏なんJ ハリアーコンペ」のためのキットを買いに行く。
先日近所が火事になったときに心配して私に電話してくれたのだもの、模型屋で買わなくちゃ男がすたる(男じゃないけど)。
行くと、たまたまFさんが来ていた。「あれ? 仕事はどうしたんすか?」という言葉をなんとか呑みこむ。野暮なこと聞かなくていい。
作品を見せてもらった。タミヤ1/32零戦 五二型のエンジンだけを作ってみたという。なるほど、こういうのも面白いね。
展示ベース・銘板は仮のものだそうです。零戦本体もエンジン・コクピット無しだけどちゃんと成仏させたそう。偉いねー。
プロペラの先っちょが欠けているのは、入れ物に合わせたそうで・・・逆に面白いカタチになっている。
タミヤの零戦はエンジン部分からコクピットが繋がっているので、この部分だけを見せる作品にしてみたとのこと。
確かにねー、どういうふうにつながってるか、よくわかって面白い。
エンジンの後ろってどうなってるのか、普通は再現されてないからね。
ハリアーコンペのためのキットを模型屋さんに注文する。
きらら「AV-8B ハリアー・ツー・プラスね」
模型屋「え? 何? AV?」
きらら「いや、だからぁ72のAV-8B・・・」
模型屋「(パソコンでハセガワのHPを見ながら)えーと(汗)どれですかね」
きらら「これこれ、これですよ、ハリアー・ツー・プラス」
あんたホントに模型屋か!?
模型屋「しかしハセガワの零戦また発売日伸びましたよね(←わざとらしく話題をかえる)。ハセガワ、ヤバイんじゃないですかぁ、へへへ」
きらら「ハセガワがヤバイかどうかはわかんないけど、少なくとも飛行機プラモはヤバイよね」
模型屋「確かにね(深くうなづく)。飛行機プラモ作ってる女性ってきららさんくらいじゃないですか。盛り上げてくださいよ」
きらら「いちおーなんちゃってJMCとかやってますけどねー・・・私一人じゃ、どうにもならん」
模型屋「だけどねぇ、アスタコNEOすっげーいいですよ、これ作らんですか? それともN360。これまたいいんですよねぇ~←珍しくハセガワ製品を褒めている」
実はFさんには私の零戦資料を貸した(Fさんは零戦作るのはほぼ初めてなのではと思う)ので、お礼と言ってこんなキットをくれた。
どひゃーーーー、紫電改のスケルトンモデルじゃん!!
骨組みはエッチングですよ。こんなの私に作れるわけない・・・という言葉を危うく呑みこむ。
いや、やってやれんことはないでしょう、けど失敗して捨てるのもあれだし。
Fさん「それより、アノ零戦、若いうちに作ったほうがいいよ(笑)」
アノ零戦っていうのは、タミヤの32零戦五二型ね。Fさんに頂いたやつ。くくぅ~申し訳ない。まだ作ってない。
でも「若いうち」って、なんでそこで笑うんですかね(Fさんは私と同年配)。
Fさん「あーあ、はやくバイクの模型作りたいよ。もー禁断症状(笑」
やっぱ模型は、好きなものを好きに作るのがいちばんですね。
少し冷たい風の中、模型屋からの帰り道は、行くときよりもずっと軽くいい気持ちになっていたのだった。