決して諦めないモデラー・きららは、主翼上面の国籍マークを貼りなおすことに決めた。
 たったの300円かー安いなあと思って部品請求したけど、実は古いキットはプラス200円しなくちゃいけないのだった。確かこないだも同じことを忘れてた。学習してないわたし。 

 ついでにデカールの貼り方もハセガワの人にこっそり教えてもらった。でも「それがすべてというわけではないので、ほかのモデラーに教わったやり方が良いと思えば、そちらでやってみてくださいね」とのこと。今までホビーショーなどでお話したときに感じるんだけど、プラモデルの作り方ってハセガワの社員の方々でも少しずつ違うし、「これが唯一絶対」というやり方はないように思うし、無理強いはしないのがハセガワのいいところ。
 今回は、何人かのモデラーに教わった方法、ハセガワの人から聞いた方法などを総合して、「熱湯プレイ」+マークソフターで行くことにした。

 とりあえずデカールをセロテープで剥がす。
 剥がしたくないときは、マスキングテープがくっついたくらいで簡単に剥げるのに、いざ剥がそうとするとピッタリくっついてどうにもこうにも剥がれない。途中から「ええい、ままよ」とピンセットなどでカリカリやってたら、塗装まで剥がれた。やれやれ。

 一応塗装面は均一にしたいので、再度塗装し直す。すると一日は置いて乾かさないと気がすまない。やれやれ。



 まず、お湯にデカールをくぐらすと、瞬時に台紙から動く状態になったのでびっくり。
 古いデカールはお湯に浸せとカーモデラーから聞いたことがあるけど、なるほどねえ。しかも、かなり熱い湯で大丈夫なんだね。デカールって結構熱には強いんだ、ということが今回わかった。

 それから、適当なプラスチックの容器にポットのお湯を入れて「あちちちち」と言いながらタオルを絞る。
 火傷しないくらいのお湯にしてね・・・とハセガワの人には言われていたが、私はほとんど熱湯プレイである。というのも、他のモデラーからは「沸騰したヤカンの湯気にタオルをあてる」という過激なプレイを聞いていたから。

 そして主翼に置いたデカールにぎゅーと押し付ける。
 しかし、パイロンや主脚などがついているので、押し付けにくい。
 なんだか中途半端な感じになってしまった。前と変わらないやん・・・上からマークソフターを塗ったけど変化なし。



 で、国籍マークはあと三枚あるしなぁ・・・迷ったけど、もう一度やり直した。
 再び剥がして(またもや難儀)、もう一度貼り付けた。今回はかなり強く押し付けたつもり。

 前回よりはマシになった。と自分では思ったけど、写真撮ってみると大して違いないやん!!
 なんだかなー。難しいなあ。でも少しコツがわかってきたかなあ。
 こういう失敗の積み重ねで経験値が上がるんですよ、ということにしよう。

 さて、あとは半ツヤクリヤ吹いて本当の完成だ!!

 だが最後の仕上げにかかろうとした、その矢先、まさかの事態が起きたのだった・・・・明日に続く。