先週末8/22,23、愛媛県松山市にて開催された松山エアモデラーズクラブ展示会の様子の続き。

 ゴジティーさん作品。ハセガワ1/72 B-17Gフライングフォートレス
 爆撃機系統には全く興味が無い私ですが、B-17は少し好きかも。

 ゴジティーさんにはお世話になりました。今回の松山エアモデラーズクラブはほとんど面識のない方々ばかり、ゴジティーさんをはじめ数人の方と徳島UAMCでお会いしたことがあるだけ。よくそれで厚かましくも行ったもんだよなあと、自分でも思います。そんな私を暖かく迎えていただき、ありがとうございました。



 同じ作者のエアフィクス 1/72 B-29A
 コジティーさんは米軍の爆撃機をずらりと並べていました。なかなか実現できないことではないでしょうか。

 ちなみにこちらのクラブは全体のテーマは特に設定しておらず、それぞれ個人の好きな世界を追求していました。
 作風なども自由な感じ。こういうのがいいよね。



 同じ作者のエアフィックス1/72 B-26インベーダー。

 B-26はマローダーとインベーダー、ふたつの機体があることを知った。
 それにしても、Bのつく機体は銀色の機体が多く「いちいち迷彩とか塗らなくていいもん」って感じ・・・迷彩してるヒマあったらたくさん作っちゃえばいいもんって感じ・・・・いや、米軍のことですよ(汗

 銀色をいかに塗装するか。モデラーの腕の見せ所。苦労するかもしれないけど、それだけの甲斐があるもん。見てたら作りたくなってきた。



 こちらの方は、同じ機体を作り比べ(型は違うのがあり)。大政さん作品、左上から右回りに、A.M.テック?、ムーヴ、アリイ、ハセガワ。1/48

 48だし、全部つくるのはなかなか根気がいりそう。綺麗な作風です。



 で、ハセガワのP-40N。

 やはりハセガワのがいちばん格好よかった、と言われていました。うんうん、そうそう。やっぱりひときわ綺麗だよ。一人ハセガワファンクラブとしては満足。



 同じ作者のエアフィックス1/72 F-86D セイバードッグ

 というわけで、結局銀色もノスタルジアの色なのか。最近はロービジだもんねぇ。私は昔から飛行機を知ってたわけでもないのに、やはり私くらいの世代の好きなレシプロとか銀色の飛行機に惹かれる、というのはなぜなのだろう。

 この作品も格好いいです。ひたすら綺麗です。



 同じ作者、モノグラムF-80Cシューティングスター。

 エアフィックスやモノグラムを見ていると、とにかく何はともあれ「自分のカタチはこうなんだ」っていう自己主張みたいなものがあるように思う。
 ハセガワはきちんと調べてひたすら黙って仕事、という感じ。エラソーですが、こうした作品を拝見していて思った。欧米の人は自分の意見をちゃんと言えて一人前と聞きます。個性を大事にするとか。そんな感性の生んだ製品ってことなのかしら。

 カタチをよく捉えているかどうかとか、ディテールが間違っていないかとか、そういうこととは別の、何かこう、テイストのことです。
 たくさん作品を見ていると何か違う部分が感じられる気がしてくるのね。

 で、この作品も格好いいです。



 石田さん作品。レベル1/48 B-29

 この方は、日米両軍の機体を作って並べていました。それぞれのマイテーマに沿っての展示です。

 一年から数年かけて、マイテーマを追求するのは楽しいけれど実現まではなかなか大変だと思う。
 この日、同じ建物の中では「広島原爆展」も行われていて、何か皮肉な感じもしたけれど(苦笑している人もいた)、本当のこというと、原爆を知ろうとするならB-29のことも知っておくべきなんだよね。原爆だけ、B-29だけ、と別々ではなくて。更にB-29と戦った戦闘機乗りたちの話も。

 おかげさまで戦争をいろいろな面から見ることができるようになったこと。それが模型を作るようになっての大きな収穫です。

 さてそんなことはともかく、銀色が綺麗だなあ。こういう巨大なモノも、モデラー人生で一度は作るべきなのかもしれない。

 会場入り口。美術館の中のギャラリーを借りての展示。静かでとてもいい環境でした。

 展示会をするとき、一般の人が通りすがりに寄ってくれるような場所にするか、それとも静かな隔離された場所にするか、悩むところです。
 どちらも一長一短。経費の問題もある。

 隣接した建物にカフェもあり、そういう環境も参加者としてはうれしい。あと、トイレも近かった。女子にはそこはポイントなんです。


 関家さん作品。ハセガワ1/48 F4U-7コルセア 

 写真だとわかりませんが、リモコンでプロペラ回転と主翼を畳むことができます。変な言い方だけど、これ別に動かなくても十分素晴らしい作品だと思います。排気の「焼け」た部分が格好ええ~。

 男共がみんな興奮して「動かせ動かせ」と何度もせがむもんだから、作者は大忙し。
 子供を産んだことのある人なら知ってますが、男って赤ちゃんのときから動くものが大好きなんだよね。くるくる回るタイヤも大好き。タイヤのどこがそんなにいいのか、全く意味不明。

 私なんか、騒いでいる男共を観察しているのが面白い。くふふ。

 もちろんこんなカラクリは私にはサッパリわかんないし、すごいとしか言いようがないですけど。

 ちなみに、なぜハセガワのキットを選んだのですかと聞いたら、「このマーキングがあったから」とのことでした。なーんだ、それだけか。
 おフランス海軍です。

 このバラバラにした状態なんか見ると、周りのモデラー共は「ほぉぉぉこりゃ~すげぇ~」と大絶賛、ヨダレをたらさんばかり。

 同作品の脚。

 さすがハセガワ製品の脚はよくできてる・・・と思ったら、作者のディテールアップでした(汗

 もちろんメカを組み込むので脚は金属に置き換え、なんとバネみたいなものがついているんですね!! 面白いな~コルセアの脚!!
 何を隠そう(別に隠してないけど)、私が初めて好きになった米軍機はコルセアなんですよ。変ですか?
 
 こんなにはできないにしても、脚のディテールアップはやってみようと思う。今後の課題。

 ふー、すごい作品ばっかり見てたら疲れちゃったよ。(GENさん撮影)

 飛行機モデラーが大好きな「チラ見えしてそうでしてない、でもよく見ると何となく見えるような気がする」服を着て行ってみました(笑