第一回福岡模型クラブ合同展示会レポートの最終回。今回わたしがいちばん目を奪われたのは、これらのキャラクターもの作品でした!! 

 K.Y.M.M(九州山口モデラーズミーティング) のサエキコウイチさん作品、「cast off!」 バンダイMGフィギュアライズ6「仮面ライダーカブト」
 (以下、このクラブの方々の作品)

 電撃ホビーマガジン2014年6月号掲載作品だそうです。
 装甲を脱着できるキットなのだそうで、恐らく装甲を脱いでいる、あるいは装着している瞬間? 或いは「変身!!」ってやってる最中か!? それともカブト見参!!っていうようなシーン?(違っていたらごめんなさい)

 いやぁカッチョエエですねぇ~!! ほれぼれします。
 悔しいけど、今回の会場でカッチョエエという言葉を感じたのは、この方の作品を初め、キャラクターものがほとんどでした。

 キャラクター作品が素晴らしかったということもあるし、私自身がスケールものばかり見ていて感動しなくなってしまったということもあるかもしれない。何事も倦怠期はよくないですね。



 ゴンザレスいけぽんさん作品。「VF-1Jバルキリー」ハセガワ1/48バルキリーVF-1J

 全くの素組みだそうです、でもすごくシャープで、架空の飛行機なのにまるで実機があるように感じられるのはハセガワのキットだからだね。いやいや、作者の汚しがキマっているからです。油絵具を使用されてます。
 この置台もいいなあ。多分載せてるだけだと思うけど、便利ですよね。やはり飛んでる姿がいいよね

 電人座さん作品「1/144 パーフェクトガンダム」バンダイ1/144 MSV No.30

 フェイスパーツを切り取って、少し奥に接着し、手首をコトブキヤのものに替えた以外はほぼキットのまま。
 この筆塗りの独特の塗装は、80年代風なのだそうです(以上コメントより)

 塗装法も時代の流行みたいなものがありますよね。確かに・・・。
 80年代を知らない私には新鮮に思えました。

 なるほどなー、顔を少し奥に接着してるってことなんだよね? それで奥行が感じられるということか・・・。

 五代さん作品。「ギラ・ドーガ」 バンダイ HGUCギラドーガ

 メタルカラーのアイアン、ブロンズを使用されてるとのこと。

 何かこう、不思議な色合いで、引き込まれる作品。気になってしょうがなかった。なぜなのかわからないけど・・・この色は私が見慣れていないだけなのか。新鮮です。

 この手のガンプラ用置台?を使うと、写真を撮る方向によっては本当に浮かんでいるように見えて、実にいいですね。



 ゴンザレスいけぽんさん作品 「ビルバイン 飛ぶ」バンダイ1/48 ビルバイン(聖戦士ダンバインより)

 私は全く知らないキットですが、全身に手が入っているそうです。でも好きなので苦にならなかったとのこと。胸の装甲部分とオーラキャノンにリニューアルキットを使用。
 
 この作品はねぇ~女としての感性で「好き」と言える気がする。えっ、お前に女の部分が残ってるんか!? と言われそうですが、ほんの少し残っているのだよ。ふはははは。
 こうやって写真撮ると、本当に波に乗っているみたい。海の表現と言い、今にも動き出しそう。

 この色合いとか、特に赤の色合いなんてキットの指定がこんな色なのかもしれないけれど、すごい色だよね。かっちょええ~。
 飛行機をピンク色に塗ってる場合じゃねぇな、本気出さないと人生終わっちまう、と真剣に思った。もっともっと突き詰めて格好いい色を塗装したい。

 いやー、本当にいいもの見せていただきました。
 電人座さん作品 ウェーブ 1/20 G-PAWN MK32

 完成品として売られたものを買ってきて(そういう製品だったのか、それとも誰かが塗装して売っていたのかは不明)、その上からマホガニーサフ吹いて塗装したら上手くひび割れてくれた・・・と書いてありますが、とにかくもう、この色が美しい!!
 絵画ですよねぇ。飛行機みたいなあまり汚れていない薄い外板のツルっとしたものを絵画のように塗装するのは似合わないけど(うまくできる人もいますが)、装甲系のアイテムって絵画的な塗りが実によくマッチするというか・・・もちろんセンスが大事なので難しいと言えば難しいけど。

 どの方もみんなそれぞれとても個性的で面白い塗装なさってて(もちろん美少女フィギュアとかもありましたよ)、若い人たちのパワーを感じた。
 このクラブK,Y.M.Mは「電撃ホビーマガジンBBSからスタートしたサークルです。キャラクターキットがメインですが自分の作りたいものを好きに作って行こう!というスタンス。現在、年2回のオフ会を中心にのんびりと活動中」という説明文が書いてありました。

 のんびりと活動中、っていうのがいいなぁ。



 サエキコウイチさん作品。「WHALE RESCUE」 バンダイ1/144HGUC ザク・マリナー

 ネオジオン紛争終結後、連邦軍の沿岸警備隊に接収されたザク・マリナーが定置網に引っかかってしまったザトウクジラを救助している図。だそうです。
 ザクマリナーは、ミサイル発射口を塞がれ、深海作業用の装備を取り付けられている。ザトウクジラはファンドで自作、網はバーリンデン製。

 海底の情景なんですね。波も海も特に造形はしていないのに(土台は海底だけど)、海中でのフンワリした動きが感じられるのが不思議・・・空気感ならぬ海中感とでも申しましょうか。ザトウクジラに添えられた、ザクの右手の優しいタッチに注目!! とっても優しく逃がしてあげてるのがわかりますね。

 もしかすると今回一番好きな作品だったかもしれない。ただ、好きすぎて写真がブレてて上手く撮れていないんです。申し訳ない。
 自分が海の土台を最近作ったせいか、波や海の表現に心惹かれたというのもあるかもしれませんが、「優しさ」みたいな感情も感じられる作品っていいですね。レスキューだから仕事ではあるんだろうけど、生き物を助ける目線はやはり優しさですよ。



 最後に、ゲルニカの眞田さんの三部作を見ながら、今回の展示会レポートを終わります。
 特に説明はいらないと思います。



 田んぼの中にはおたまじゃくし。破れたビニールハウスのビニールは、薄手のビニール袋を伸ばしてちぎったそうです。



 鳥とクルマをモチーフにした三部作です。三作品でひとつの世界を構成する、というのは面白いなと思いました。本格的な情景は作れないけど単体でもいけるかも。
 いいことはどんどん取り入れて真似していきたい。よーし、作るぞぅ~!! 

 18時に会場を閉めるまでねばって作品を見させてもらって、帰ろうとするとゲルニカのメンバーから「ピール飲みに行きましょう」と誘惑の一言が。
 ううーん、どうしよう。一瞬かなり心が揺れたけど、ビール飲んですぐにバスに乗るのは生理現象的にヤバイ。次回、泊るときにしよう。

 ここへ来るといつも立ち寄るアクロス一階のお洒落な文房具屋さんでしばし「女の子」の時間を過ごし、外に出ると・・・都会の空。梅雨の開けていない福岡の夕暮れはわりと涼しかった。
 美しい女性たちに混じってトボトボと家路につく疲れ切ったモデラーは、さらに無理してジュンク堂(本屋)へ行くのだった。でもヘトヘトであんまり本を見る気力はなかった。

 「地下鉄」という表示が都会だなあ。地下ね。地下なんだよ。地下があるんだよなあ、都会には。

 これで今回の展示会レポートはお終いです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。