2015年5月16,17日、ツインメッセ静岡にて行われた静岡ホビーショーのモデラーズクラブ合同展。今年は「第二回なんちゃってJMC」のブースとして参加してきました。「なんちゃってJMC」については、左側のリンク「公式HP」を見ていただければわかりますが、本家ハセガワのJMCが休止しているのが寂しくて、自分たちでパロディのJMCをやっちゃいました、ということなんです。偽ロゴとかいい感じでしょ。

 この作品にはうれしい驚き!! 廠さん作品、1/32 飛燕�T型丙 調布の飛行244戦隊、小林照彦戦隊長機。ですよね?
 作った人がなんと平成五年生まれの大学生っていうから、一同、騒然。

 息子と同い年か・・・これは、気を引き締めていかなくちゃならない。
 実はこの作品は「おかわり」作品で、「なんちゃってJMC」参加作品は48のドラケンでした。そちらもいい作品だったんだけど(きらら賞を進呈してました)、今回はこれも良かったのでこちらを。

 迷彩は、筆でおおよその輪郭を描いてそれからブラシを吹いたそうです。なかなかやるねぇ。本物の迷彩の雰囲気(本物もブラシ塗装)。
 学校が調布にあるそうで、まさに244戦隊の遺志を継ぐ者として、こんな作品が生まれたのかもしれない。重厚ないぶし銀の作品で、彼のこれからの人生が楽しみです。

 拙作(48)と並べてみた。
 どちらもナイスなハセガワキットであります。

 実は32の飛燕の設計者がたまたまブースを訪れてくれまして、感激のご対面となりました。


 ほほー、コリャいいねぇ。なんちゃってJMCブースにて。

 世代を超えて交流するの図。(SINONEさん撮影)



 SINONEさん作品。1/48シーキング。ハセガワ専務賞受賞作。
 左側が参加作品で、右側は「おかわり作品」。みなさん「おかわり」が立派すぎて、もうどちらが「おかわり」なのかわかりゃしない。
 キャノピーとかの合いがかなり悪くて苦労されてる由、きれいな作品からは全くわかりませんが・・・。こういうの見ちゃうともう自分では作れなくなりそう・・・ってヤツですね。
 右側は尻尾を折ってみたりローターブレードを畳んでみたり・・・ヘリのカッチョ良さ炸裂してます。

 海外出張から帰ってきたばかりでフラフラなのに、カメラマンさせたりしてすみません。「なんちゃってブース」は人使いが荒いです。
 (SINONEさん撮影)



 さるおうさん作品。1/72 左側は疾風、右側はキ-99(三式戦、四式戦を組み合わせたそうです・どひゃー)

 さるおうさんは初参加で、何と北海道からの参加。九州とどちらが遠いか。ううむ。
 なんかすごい工作やってんですよね。格納庫なんかいきなり作っちゃうから驚き。写真に写ってないけど車輛も作っていていい感じです。
 (SINONEさん撮影)



 マッキさんは下関厳流会との掛け持ち。「飛びます飛びますフランカー」
 Su-35Sフランカーってもう、私らオジサン世代(オバサンだろ!?とツッコんで下さい)には、もう何が何だかわかりませんが、こうやって見るとなかなかカッチョエエ~ですね。それもフランカーは後ろから見るのがイイ。

 この置台はキットに付属してたそうで、なかなか良かったとご本人。飛行状態はこういう展示会のときも映えますね。

 マッキさんは去年に続き今年もひな壇作りでお世話になりました。シモの関からはるばる空き箱と布を運んでくれました、感謝感謝。遠くから来る人も平気でこき使うのが「なんちゃってJMC」です。
 (SINONEさん撮影)



 都都逸倶楽部にも掛け持ちのガミラスさん作品。P-47Dサンダーボルトの増槽以外で作った、のらくろ軍曹搭乗機。「おかわり」作品はハクション大魔王の壺。

 なんちゃってJMCらしい、というか、壺だけにツボ押さえてるというか、昭和な雰囲気で和みます。
 でも何気にスクラッチがすごい。

 ガミラスさんは前回も参加してましたが、今回はどんな作品が来るのかなといつも楽しみです。
 (SINONEさん撮影)

 気動車さん作品。1/72隼。ハセガワ専務賞受賞作。

 よーく見ると、迷彩が虫みたいでキモチ悪い~などと失礼なことを叫んでしまいましたが、それくらい、まるで動き出しそうに生き生きと細かく描かれています。日本画のような雰囲気です。

 同じく気動車さんの筆塗りのFw190A-7。
 最近熊野筆も入手して描かれているそうで、ハセガワの熊野筆の担当の人にも見てほしかったなぁ~。シマシマも綺麗に塗装されてます。

 私もまた筆で72チャレンジしてみたくなりました。



 横浜サンダウナーズと掛け持ちのフェニックスさん作品。32のF-104C。
 ベトナム迷彩が格好いいです。大きい作品なので奥のほうに引っ込めてしまってすみません、先端全部写ってなくてすみません。

 時々モデルアートの作例もされてます。ジェットが得意であっというまに作ってしまう人。こういう方々は、もうハセガワキットを一体何機作っているのだろう。数えきれないくらい・・・・なのでしょう。

 「イタレリのマルヨンが発売されて・・・・今までご苦労さまでした。」とコメントに書いてるけど、ちょっと待て(笑
 引退しませんってば、私まだ作ってないもん。



 河内さん(おかわり)作品。1/72 Fw190A
 んー、気動車さんのと同じかなあ、どうなのかなあ(曖昧) 筆塗りです。独特の質感が面白いですね。

 河内さんは、今回も懇親会の幹事をしてくれました。楽しい夜になりました。
 バタバタと最後人数が増えたりしてご迷惑かけましたが、おかげで全員参加できて助かりました。



 初参加のぴょこたさん作品。Su-33 “オヴニル”エースコンバット5の敵エース部隊だそうです。
 かっこいい塗装だなあと思いました。

 ぴょこたさんも若い方ですが、エースコンバットから飛行機に興味を持ったということで、そういうきっかけもありだよねと思いました。
 まぁ私もあまり他人のことは言えません(実はトランスフォーマーから現用機来ましたから)。
 でも、ここを読んでいる貴方も、もしかして「紫電改のタカ」から大戦機作るようになったのでは!?
 みーんな、アニメとかコミックとかゲームとか、そういう二次元から来てるんですよ。同じですよ。オタクですよ。はい。

 ハセガワのエースコンバットはうれしいけれど、もう少し早く出してくれてたならなあ、ということでした。
 ブース運営してると、やはり初参加の方は気になります。楽しんでくれればいいなあと。まぁでも、ネット上でお互いの作品を見ていたので会えばそのまま話が通じる、というのが不思議でもあり楽しくもあり。



 未完成チームと掛け持ちのTSAMさん作品。QF-86Fセイバー“フルサイズドローン”

 セイバーによく似合うハデハデ塗装。ドローンって的にされる飛行機ですよね?

 この作品、ややもすると尻餅をついて驚かされましたが、もっとびっくりしたのは本人に言うと機体を前に傾けて・・・ん?なんか「かちゃかちゃ」って言ってる・・・オモリが動いてしまってるようです。少し錘を前に動かすと尻餅が治るという(汗
 尻餅つくたびに私のけがらわしい手で触ってしまいました、ごめんなさい。ピカピカの機体なのに。

 (SINONEさん作品)

 ブースに作品並べているところ。(ひげオヤジさん撮影)

 私が勝手に作品の場所を決めてしまいました。キワモノはキワに置いとこう、とか言いながら痛い飛行機は端っこの目立つところに。

 こういうチョイスは静岡ならでは。お客さんの目が留まるように・・・という作戦です。
 さて、ハセガワ製品だけでこれだけ楽しめる「なんちゃってJMC」ブース、明日に続きます。