先週末、大分市で開催された「おおいたんモデラーズ作品展」(信地旋会主催)のレポートの続きです。

 2005年から、三年間は毎年、それからは一年おきなので、これで六回目。大分県は比較的新しいクラブばかりで、しかも地域ごとに「小藩分立」状態なのです。江戸時代からの伝統でしょうか。道路事情とかが遅れていることも関係するのか。

 地域性っていうのか、それぞれの地方でクラブにも特色があるような気がして面白いです。
 面白いといえば「福岡市」、九州いちばんの大きな都市で、県民性から考えても「熱い」人が多いはずなのに、クラブがないようです。AFVのゲルニカくらい? なんでだろーねー。

 こちらの作品は、スクラッチ1/50 玖珠郡野矢のS邸。Sさんのご実家だそうで、今も両親が住んでいるとのこと。
 典型的な農家のようです。牛小屋やニワトリ小屋と蔵があります。

 ご本人がそばにいたので、わらぶき屋根をどけてもらって、中を見せてもらいました。ラッキー。

 右端は仏壇がある座敷、左端は「おくどさん」のある土間。
 家の裏には蜘蛛の巣がはってましたよ。

 それにしても、雨戸はあるとはいえ、障子一枚、きっと寒かったでしょうね。大分県でも、野矢のあたりは高度も高いです。
 ついつい、主婦は大変だったろうなあと思ってしまいます。ついこの間、戦後しばらくまで、こんな暮らしが日本中に残ってたんですよね・・・

 九州AFVの会で見たんだっけ? 我流会のたっぴんさんの作品、1/35「華は散れども」 戦車はファインモールド。

 タミヤの日本兵が、こんなに素晴らしいなんて。何度見ても涙が出そうになる。
 この姿は、私たちそのものを写している気がして、どきどきする。

 配置も上手いですよね・・・

 信地旋会の佐々木さん作品。バンダイ1/144 「ザクタンク」

 ガンプラだけでなく、スケールものの部品なども使用しています。
 佐々木さんは、こういう自由な発想の作品も上手いです。というか、私はこっちが好き。

 色もいいし塗装の雰囲気もいいよね。

 今回はAFV作品のほうが飛行機より充実していました。

 こういうのも、イベントって当日フタを開けてみないとわからない。面白さでもあるんだけどね。主催者はヒヤヒヤかも。

 初日終了間際、もうすぐ飲み会なのでみんな何となく落ち着かないモデラー共。
 リュックをしょって、すでに「行軍中」みたいな人もいますね。

 佐々木さんの作品。タミヤ1/35 マーダーII

 このマーキングは「石炭泥棒」というそうです。
 可愛い~!!

 信地旋会のおざささん作品。1/35の戦車・制作中。

 えーと、右のはチャレンジャーですか? 「履帯はフリウル」って、いつになくうれしそうなおざささん。左側のはレジンの防盾とかキューポラとか色々贅沢してますね。

 なかなか忙しくて作れない、しかもビール飲むとすぐ気持ちよくなって九時半頃に眠っちゃう・・・とか正月に会ったときは言ってたけど、結構あれこれ作っているではないですか。ほかにも制作中が四輛もあった。
 それにしても、何にしても制作中の模型って夢があっていいよね。

 たっぴんさんの作品。三号戦車。

 先日の中四国AFVの会で見たけど、荷物関係をつくづく見ていると改めてすごいなぁと思う。
 このバケツひとつとっても、実に部妙な色に塗装してあるよね。
 それと、たぶん砂漠を意識した色彩。埃っぽくて、強い太陽に照らされた感じがする。

 お目汚しの私の作品。

 あべさんにボロ●●に言われるんじゃないかとドキドキしながら見てもらったけど、違和感ないよと言われる。ほっとした。まぁ満足かな。
 それにしてもマクロスゼロの機体は格好いいです。もう少し作りたい。

 さて、レポートは恐らく明日で最後になると思います。疲れて書けるかどうかわかんないけど・・・。本当に毎日見ていただきありがとうございます。感謝しきれないくらい。
 ところで会場で私の写り込んだ写真があったら是非送ってくださいね。お待ちしています。