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 出撃準備完了!! ようやく完成だ!! 

 真鍮線がまっすぐになってないせいか、ちとヨレヨレだけど一応回ってます。ブレーキパイプがいいアクセントだね(自己満足)。タイヤが片方変な角度になってるのは気にしない(付け直そうとしたらこういうときに限ってガッチリ接着されていて、びくともしない←モデラーあるある)

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 キャノピーはエアフィックスの「開」状態を再現したものを使用。人形、爆弾もエアフィックスのもの。他キットからパーツ持ってくるなんざ、ちょっとしたベテランモデラーの仲間入りですな。ぐふふ。

 右側の日の丸のデカールの余白部分がきれいに切れていませんね、あーあ。アンテナ線はいつものモデルカステンのストレッチリギングなんだけど、48用はやっぱり太かった・・・72用を買わないといかん。ほかにも「あちゃー」というところが山のようにあるけど、いちいち書きませんよ、暗くなっちゃうから。いいところだけ見てね。

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 空母赤城・淵田中佐・・・の僚機、昭和17年4月

 だけど、本当は敵味方識別帯も偏流測定線もありません。それらはたぶん大戦後期になってからだと思う。

 たとえば大戦後期に宇佐航空隊などで使われた機体、偵察機として使用されたような機体を再現してみたかった。問題は機番なんだよね。え? また作れって? うーん・・・リベットが・・・汗

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 でもすごくいいキットだよね。1976年発売、ハセガワのキットではなくマニアという会社がつぶれたときにハセガワが引き取った金型らしいんだけど、まるでハセガワみたいなテイストなんだよね。それなりにコクピットの中も再現されている。

 スピナがないから感じが違うけど、エンジンは「栄」なんです。ということは零戦と兄弟分かぁ~エエね。以前フジミの天山作ったけど、こちらのほうが色気があるね。もちろんキットもいいけど。

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 翼端灯はガンプラの赤と青の透明ランナーを切って、翼端に接着したあとで整形して磨いてます。最初難しかったけど、意外とやってみるとそうでもない。胴体の偵察員用の窓はUVレジンを流した。滑り止めのグレーは塗装したんだけど少し細いと思う(キット付属のデカールより細い)、ここと敵味方識別帯、偏流測定線などは塗装。それなら日の丸も塗装すりゃよかったじゃん、と言われても後の祭り。あーあ、手抜きはいかんね。やっぱ塗装しないとダメだなあ(デカールでも塗装のようにうまく貼れる人ならいいんだけど)

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 今回も、表側だけリベット打った。お知り合いにいただいた手作りのリベットルーラーだから楽だった。もちろん適当ですよ。そんな「ナントカさんの図面をもとに打ちました」とかいうような代物じゃないよ。

 銀剥がれは、下地に銀色を塗装しておいて、緑色を塗装したあとで爪楊枝やピンセットの先などでカリカリカリ・・・とやりました。72だと、この方法が私は好き。あんまり派手に剥がすと72らしくなくなってスケール感が損なわれる気がして。同じくスミ入れも上側はしてません。筋彫りを軽くさらってるので、しろっぽく見えてると思う。あと緑色はクレオスの濃緑色中島系をもとに、自分なりのアレンジで作ってますので、いわゆる海軍色よりも褪せた感じ。スタンダードなグリーンではないから違和感覚える方も多いかもしれないけど、自分なりの色にしてます。

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 写真撮ったあとで、窓枠には銀剥がれを描いていなかったことに気づいて、少しドライブラシした(あんまりわかんないね) 
 昨日、後部機銃はカタチがよくないんじゃないかというメールいただきました。確かに本物とは少しカタチが違う気がするし完全デフォルメだけど、カッチョいいから私は気に入ってる。

 さて、こうやって作業机の上に小さな空母甲板が見えるような気がする・・・拙くても下手でも、それくらいの幻想に浸ってもいいんじゃないでしょうか。小さくて深い、モデラーの喜び。
 やっぱ72ってエエね!! 最高~!! さらにこれがもっと完璧に近く綺麗に作れるようになったら、もっと最高になるはず。完璧には程遠いから、まだまだこれから、先が長い。