箱

 ところで、ドーファンが多分あと少しで完成しそうな気がするので、ほかのキットもいろいろ作り始めた。
 F-105Dサンダーチーフ“グエン・バン・チョム”仕様 そう、またもやエリア88。グエンは好きなキャラ。憎まれ口ばかり叩いて、あんまりいいことないうちに死んでしまうんだけどね。なんか切ない。劇中では、先日作ったF-20と同じ頃にこの機体も出てくる。

中身

 バリが結構あるので、ちょっと「ハセガワコンプリートワークス」(大日本絵画)をひもといてみると、おおっ1966年のキットだぁ~大当たり!! 現役では最も古いキットのひとつかな? こういう古いキットを作ってみたかったんだよ。

 良きにつけ悪しきにつけ(良い、悪いというのも主観的といえるけど)、ハセガワのキットってバラツキがあるように感じませんか? いいなと思える設計もあれば、いまいちのもある。合いのいいのもあれば悪いのも。それは設計する人によって個性があることや、金型屋が変わった時期があったり、いろいろな要素があるのだと思う。

 ハセガワの設計の人は飛行機だけでなく、艦船をやったりクルマをやったり色々なジャンルを手掛けることがあるそうだ。去年、静岡でコンバインの設計をした人に話を聞いた。コンバインについて熱く説明してくれた最後に「色んなアイテムの設計やらせてもらえるから、ハセガワに入って本当に良かったと思ってます」としみじみ言われた。

 そのときは、なんだか愛の告白を聞いたような気がしてドキドキしたけど、今気が付いたのは、いらぬ世話焼く飛行機モデラー共に「そんなコンバインなんかやってないで、飛行機やらんかい!!」と嫌味を言われたのではないだろうか。これまで32の飛燕や鍾馗をはじめさまざまな飛行機アイテムを設計している人だから余計そういうふうに言われる可能性がある。
 だけど、その時点ですべき仕事に情熱を持って取り組んでくれている姿は、私には格好いいなあと思えるし、そんな人がいるからハセガワが好きなんだよ。

 そんなことくらい他メーカーの人も言うだろうと思うかもしれません。まあそうかもしれない。ただいつも思うのは、勝人社長は平気で他メーカーのキットを褒めたりしてるのに(いやほんと、マジでほめるんですよ)、社員は深く静かにハセガワ愛をブチかましてくれる、あの雰囲気がすっごく好きなんだよなあ。ホッとするんだよなあ。ハセガワ・フォーエバー!!

 ・・・で、現在、なんちゃってJMCの集計中・・・途中で数えてみたら数があわなくて再度やり直し。やれやれ。目が痛い。あと少し頑張れ>自分。