アート1

 週末、別府に帰ってきた。秋は、恒例の「ベップアートマンス」と言って、市内のあちこちで様々な美術系イベントが行われている。その中でも中心となるのは毎年著名な芸術家を招いての展示。今年は関口光太郎さんの展示会が別府コスモピア5Fにて開催中。

 父の見舞いに帰省してきた、左翼系の妹(一応アートな大学卒業生、左翼系ってのはジョークですからね)に連れられて行ってきた。妹とは価値観等、あきらかに違いすぎるのでしばしば大激論になり、今回も疲れ果てたけど、まあ楽しいこともあった。
入口の様子。大きな足の間のトンネルをくぐると中に入れる。観覧無料。

アート2

 ご覧のように、大量の新聞紙をガムテープで固めてカタチづくったアート。よく見ると、もちろん中に針金?のような芯は入っていた。そうしないと崩れてくるよね。
 とにかくありとあらゆるものが作られている。動物、植物、人間、どこかで見たような建物・・・

 こうやって写真で見ると「なんじゃこりゃ」な感じもすると思うけど、現地に行くとさらにその「なんじゃこりゃ感」がすごく、人によっては好き嫌いが大きく分かれそうな気がした。

 入口の近くに新聞紙でアート体験できるスペースもあり、新聞紙を丸めてガムテープで色んなもの作ってる人がいた。私は実際にはしなかったけど、指先使って形作っていくのは、意外と楽しいものかもしれない。というのは、ジオラマの土台の粘土をこねているとき、なんだか不思議な快感を感じるんだよね。泥遊びの記憶というか。古代の記憶というか。人類はきっと昔からこんなことやってたんだろうなあというか。

アート3

 あ、これ零戦かな?
 すぐにこういうのが目にはいる。「いつも見ているカタチ」なんだよね。
 今回の作品では、クルマなど他の乗り物は皆無だったのに、これだけは別格だった。よほど好きなのかもしれない。別の場所にプロペラもあったよ。

 ところで、今回妹は、愛知トリエンナーレで「表現の不自由展」を見て来たという話をしてくれた。ご存知のように妨害の恐れがあるので、一度に40人限定で、その場でくじ引きに当たった人だけが「同意書」を書いて中に入るという方式だという。妹はラッキーなことに当たりで、例の少女像の横の椅子に座って写真撮ってきていた。私も、あの椅子には座ってみたいけどね。
 最後に四人ずつ分かれて意見交換もして面白かったとのこと。意見を今後に生かしていくということだろうか。

 ささやかに模型雑誌やネットにものを書いている自分も、表現者の遠い遠い端くれだと思っているので、決して表現は不自由であってはならないと思ってるし、人種差別主義者なんかに屈したくない。

 オールネット・コールマン(ジャズミュージシャン)の言葉
 「国民性も民族性も関係ない。俺たちが問われているのは人間としてのクオリティーだ」

 って言葉がすべての回答じゃないだろうか。