つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

2019年05月

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 前脚の脚庫カバーの裏側には、何か金属色のパーツがついている。キットでもちゃんと再現されている。ネットの写真を見て、黒い伸ばしランナーを這わせてみた。

 は~久々にこんなことやってると、癒されるぅ~。大したことやってないんだけど、満たされる。
 あとはブレーキパイプなど、できる範囲内で色んなところに這わせるつもり。ふふ。

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 インストをボンヤリ眺めてたら、ん? この塗装指示は、まさか・・・ああ~っ!! 翼の前端に銀色のところがあるぅ~!! 
 面倒くさそうな部分って、脳が勝手にスルーしてるんですね。見てるはずなのに見えていない。あーもう、こんなことやってるからなかなか完成しないな。

 多分、前端は塗装がはがれやすいから? そんなツマンナイ理由なんだろうか。レーダーで発見されにくくするためにステルス性のある魔法の粉を塗ってるとか。こすると輝くやつ。違うか。

コーヒー

 まぁ、くだらないことを考えて一人でウケて笑ってたりすると楽しい(いや不気味でしょう

 実は私、ここ数年、悩みがある。いまひとつエッチなことを想像しなくなってきたのだ。前は30分に一度くらいは考えていたのに、今は一日に一度くらいしか考えなくなった。これはかなり深刻な状態である。もしかして現役引退!? まさか。

 そう思っていたところに今週の火曜の昼頃、スーパーのレジに並んでいたら、私の前にいる同年代の男(少し年下かもしれない)になんとなく目が行った。

 小柄で横もそんなに大きくないんだけど、半そでから出ている腕がちょっと太い。それも筋トレで鍛えたというより、何か仕事で重いモノを運んだりしてるから自然に太くなったっていう感じ。

 だいたい、こんな平日の昼にスーパーに来ているのは、交代制の仕事の人ではあるまいか? たとえば消防とか警察とか。カゴの中には焼酎にウイスキーとロックアイスその他が入っている。
 よーし、腕が太くて酒が好きで、あとこれで大きなバイクに乗ってて熊本弁か福岡弁なら合格なんだけどなあ。などと、一瞬のうちに頭の中を妄想が駆け巡る。なんとなく私のほうも見てたような気がするんだけど、それも嫌らしい目つきじゃなくて、ほんの一瞬、何気なく見てるような見てないような程度で、それもまた好ましい。いやー、それにしても、男性は買い物してても「お、ちょっといいな」と思うような人にはしょっちゅう出会うと思うんだけど、私には一年に二度くらいかなあ。滅多にこんな人はいないから、強烈に記憶に残った。

 いやー、まだまだ現役でした。

機銃口

 フランカーは、ぼちぼち進んでます。シーキングもネットで写真集めたりして準備してる。
 ただ、ここのところ昼間は暑くて、さすがにきつい。変な頭痛もする。今日は最高にだるかった。福山、静岡と楽しいことが過ぎ去ったあとの寂しさかなあ。

 コクピット右下の機銃口の周りはアルミニウムむきだし?色の板で覆われている。焼けるからだと思う。この部分を塗装しているところ。私の好きな、クレオスの「こすると輝く」塗料。え? 握ったりこすったりするのが好きな女だな、って? そうですよ。その通りです。

本7

 四月に参加した、中四国AFVの会に出品したMRAPが掲載されてるので、アーマーモデリング6月号を買った。キャー綺麗に撮れてる・・・けど、アンテナが並行になってねーよ、恥ずかしすぎ。まあこれは投票ではないご祝儀賞ですから。

 それと、モデルアートは飛行機模型グランプリ・・・私も出したかったけど無理でした←また言ってる。ああー模型雑誌主催のコンテストに一度は参加しなくちゃ。 

 なんちゃってJMC関係者では、ばろんさん、しばやんさん、気動車さん、フェニックスさん、けんいちさん、ハスラーがががっちさん、イムハタさんが出品されてます(ほかにもいたらごめんなさい) みなさん上手いです。全員カラー写真が掲載されてます。
 個人的には、ズベズダのハインド作ってる栗岡さんの作品・・・これ私の作った72じゃなくて48かなあ、いずれにせよ本物見てみたい。この方たぶんシリウスかどこかの方じゃないかな、UAMCでお名前見たことがあるような。あと、72レベルのドーファンSA365を沿岸警備隊HH-65に改造してる守谷さんの作品。これも実物見ながら話を聞いてみたい。

 それと写真の撮り方が詳しく載ってるのがある意味必見かも。写真コンテストでは写真がすべてだから・・・。

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 宇佐市民図書館にて、「人間爆弾「桜花」と神雷部隊の若者たち」という企画展が行われていることを知り、地元のモデラー・九七氏に頼んで連れていってもらった。
 桜花の設計者、三木忠直氏の自筆原稿・設計図なども公開されており(珍しいと思う)、小さいけれど密度の濃い展示だった。入場無料。
 桜花がなぜ計画されたのか、どういう機体だったのか。そして、それを運用した神雷部隊とは。

 神雷部隊の「隊員」ではなく、「若者たち」というタイトルにもこの展示の意図が現れているように思う。遺書や写真などを見ていると、かすかな声だけれど何か過去から語り掛けてくるのが聞こえるような気がした。6月9日まで開催。

 ちなみに、この渡綱ギャラリーというのは、地元の名士・渡辺綱雄氏(宇佐市の農業振興に尽くした)の寄付で作られたもので、図書館自体も人口5万4千人のまちにしては、なかなか立派に感じた。
 https://www.asahi.com/articles/ASM4V51BKM4VTPJB00G.html?iref=pc_rellink ←朝日新聞デジタルの記事

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 さてお次は、宇佐市平和資料館へ。名前は立派だけど、ようするに倉庫みたいな建物で、エアコンがぜんぜん効かなくて暑かった。職員の方々は大変だろうな。ここも入場無料。

 普段ここに置いてある桜花の排気管とか照準ガラスとかは現在図書館の桜花展に行ってます。こちらには、桜花と零戦のレプリカ(“永遠の0”で使用されたもの)がおいてある。よくできていて(巨大なプラモデル的)迫力十分でしょ!!
 九七氏はしきりと「桜花ってこんなに大きかったかな」とつぶやいていたが、6メートルくらいあったらしいから結構大きいよ。あ、桜花のレプリカの写真なくてすみません。

 下に置いてある茶色い枠組みみたいなものは、エンジン架。

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 「永遠の0」撮影で使われたコクピットが置いてある。実はこの資料館、悪い男が何も知らない女性を連れて行って、棒状のモノを握らせるための施設として有名である。

 零戦21型「俺のも握ってくれよ・・・」
 きらら「ふん、レプリカのくせに」
 零戦21型「うぅぅぅぅ(泣」

 このコクピット、静岡ホビーショーのとき置いてあったら盛り上がりそうだよなあ。

パンフ

 いただいたパンフ類。けっこう力はいってるのがわかるでしょ。こういうのも資料としてありがたい。

 写真にはないけど、割と最近できた「宇佐空の郷(さと)」という、戦跡めぐりの拠点施設にも行ってみた。ここは航空隊の正門があった場所。建物の外には門柱のモニュメントがあり、部屋の中には本物の門柱が保存されている。入場無料。

 ここには案内のおじさんが一人配置されていて市に雇われてるってことでした。パンフをもらったり、トイレ休憩できるし、レンタサイクル(有料)を借りたりもできる。家族連れなどには特にありがたいよね。そして、なんとパンフみたら「平和ミュージアム」ができる予定って!! すごい。おじさんの説明によると二年後に完成予定とのこと。九七艦攻のレプリカも置かれる予定。くーっ、やるじゃん宇佐市。

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 お次は、落下傘整備所(と言われている建物)

 実は2007年にも一度ここに来たことがあるんだけど、そのときは草ボウボウだったのが、まわりはコンクリートで固められ、案内板が整備されてる!! 感涙。
 なんか前衛芸術ぽい不思議な建物でしょ。私はこういう古い建物が大好き。レンガをモルタルで固めた頑丈そうな建物だから空襲にも耐えて残ったんだろうね。無数の機銃掃射の跡が残る。

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 ここ、あたしの穴・・・もとい、機銃掃射の穴です。

 実際にこうやって触ると、感動するよ。なんとも言えない気分。

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 さて、最後の目的地、掩体壕へ。

 この道路は、当時の滑走路だった場所に作られている。道路わきにはモニュメントが並んで、今もここから飛んで還らなかった若者たちを悼んでいる。
 はっきり言わせてもらうけど、ここを通って何か感じないようなヤツは飛行機作らんでもいいよ・・・

 田園地帯だったところに航空隊ができたんだけど、現在は再び平和な農村の風景に戻っている。

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 大分県内の人ならテレビでお馴染み、城井(じょうい)一号掩体壕。
 公園みたいに整備されている。実はこのまわりには掩体壕がいくつもあって、それらのうちのほとんどは農家の庭先で農具倉庫や物置として使われている。それもまたほほえましいというか。

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 2007年に初めて見たときはもっと大きく感じたのにな、こんなに小さかったっけ。あれから私は静岡に行くようになり、スケビにコラムの連載が始まり、ハセガワの人たちとお近づきになり、信じられないくらいたくさんの人と模型飛行機に出会った。

 この日は五月とは思えないくらい暑かったけど、掩体壕の中はひんやりして気持ちよかった(奥に小さな穴が開いていて、そこから風が入ってくるのだった)

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 別府湾で引き揚げられた栄エンジン。スピナーの部分、赤い輪みたいになってるのは、スピナの架台みたいなものじゃないでしょうか? この上にスピナーを取り付けるのでは? 違うかな。

 見ていると面白くて見飽きない。できたらコーヒーでも淹れてしばらくここに座っていられたら。

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 さっきの「宇佐空の郷」の案内人が、154名の特攻隊員の名前が刻まれているから見て行ってください、と教えてくれた慰霊碑。掩体壕の近くに立っている。

 慰霊碑の背景、整地された場所の向こうが上の写真にある現在の道路、つまり当時の滑走路。
 そして整地されているところが平和ミュージアム予定地。

 九七氏は「それでもまだこんなに立派な慰霊碑をに名前を刻んでもらえる特攻隊の戦死者は幸せかもしれない。インパールやガダルカナル、輸送船が沈没して・・・どこで死んだかもわからない戦死者たちに比べたら」確かにそうです。私たちにできることは限られている。絶望的に無力。でもだからこそ、せめて模型を作って当時を偲びたい。
 

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 昨晩の画像では何がなんだかわからなかったかもしれませんが、一応MRAPの修理は終わったので、続きに取り掛かる。

 とりあえず「赤い星」のフランカーを完成させることにした。
 「赤い星」というのは、「蛇の目」とかと一緒で飛行機モデラーの隠語でしょうか? 飛行機モデラーって隠語が多くないですか? 気のせいかもしれないけど、AFVの人はあんまりそういうのがない気がする。「水」のことを「おひや」とかいう感じかな。若い頃、おじさんに飲み屋に連れて行ってもらって「おねえさん、おひやちょうだい」とかいうのを聞いたとき、大人の世界なんだなあと思ったものです。

 面倒くさいマスキングも、ネットラジオのハードロック聴きながらだと、そんなに苦にならない。

箱絵

  今年の熊本トムキャッツ展示会テーマが「赤い星」。トムキャッツ展示会は8月31日から9月1日で、その一週間前の8月24,25日が大分市で開催される「おおいたんモデラーズ展示会」とは、かろうじてバッティングせずにすんだ。大分のテーマは「大英帝国」。

 それにしても男共はテーマが好きだなあ。私はテーマって嫌いなんだけど(お題に合わせて作るのが苦手。そのわりに他人にお題を与えるのは好き)、テーマに合わせて作るのは、ひとつの修行だという気もする。お題に合わせてやってみろ、と言われて模型のひとつも作れないようじゃ、男と認めてもらえないのかもしれない。ま、私は男と認められなくてもいいけどね。

 

崩壊1

 話は先々週の日曜日午後九時半過ぎ、小倉駅に戻る・・・駅の中を歩いていると、何かモワっとした空気に包まれた。歩いてる人がみんな半そでを着てる!! もしやこれは・・・そうなのだ、九州はあの週末、ものすごく暑かった(らしい)。私は再び、帰ってきた。暑くて騒々しい九州という戦場へ。
 深夜、別府の宿に到着し、次の日ゆっくり日田に帰った。するとポストに宅急便の不在配達票が!! まさか、もしかして、私よりも先に・・・そう、日曜の五時過ぎに静岡の会場から送り返した「なんちゃってJMC備品その他」が私よりも先にうちに届いていた(汗 すげーよ宅急便。
 
 今回、MRAPを中四国AFVの会ブースに置いてもらおうと持って行ったんだけど・・・梱包が下手すぎて、MRAPは見事崩壊していた。
 さすがに静岡でこれを見たときは、凹んだ。自分の苦労して組み立てたものがバラバラになってるのを見るのは辛かった。

 これをまた宅急便で送り返し、さらに徹底的に崩壊したパーツを震える手で取りだして置いてみたのがこの写真。タイヤは二か所が完全に取れ、あと一か所もブラブラしていた。銃座が壊れなかったのは不幸中の幸い。足回りは複雑なパーツを芋付けみたいなものばかりだから壊れて当然だったけど。
 あーあ、修理するの、超面倒くさいんですけど。

崩壊2

 作るよりも修理するのは数百倍面倒くさい。だが、これを乗り越えれば本物の男になれるのだ(いやなれませんって)という強い意志の力で乗り越えた。

 というか、うまく元通りなってないところもあるけど、まあなんとか修理した。足回りもいまいち不安だけど、幸いタイヤは四個あるのでなんとか支えられるだろう(汗 「壊れたものは修理すればいい」。模型を作るようになって私が学んだ大事なこととのひとつ。

 こんなことやってる間にほかのキット作れば・・・などとセコイことは考えず、なんとか修理を終えて、さて次はシーキングの続き。静岡で誰かから「シーキング作るんですね」と言われギクリとした。ちゃんと見てくれてるんだなあ。そんな期待されちゃってるのかしら私、あらいやだ、ホホホ。

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  先週末に静岡ツインメッセで開催された静岡ホビーショーモデラーズクラブ合同展の作品の中から。訪問記も今日で最後です。

 シルバーウイングの渡辺明さん レベル1/48 Ju-52/3m
 エンジンなどにレジンを使われてますが、もちろんパイピング等ご自分でされているでしょうし、なんかもう、ひたすら美しい。幻惑される。
 渡辺さんは英語も堪能で、外人部隊の通訳などもしてくださり、ひげオヤジさん達とは遠慮のないやりとりがポンポン出てくるのが楽しい。でも笑いながらも、ふと、「こんなこと言い合える仲ってことは、一朝一夕にはいかないよね、長い間付き合って築き上げた友情なんだろうな」と気が付きうらやましくて仕方なかった。作品ももちろん、こういう関係を築くことを人生の目標にしたい。

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 押し入れモデラーズクラブのマイケル・フレッチャーさん、タミヤ1/72 の、52型・・・かな、米国人の手の内に入った零戦、まさに鹵獲機ですよ。

 私が写真撮ってたら気さくに持ち上げて見せてくれました。なぜか胴体には日の丸が残ってて。「どうしてでしょうね、日の丸消すの面倒だったのかなあ」なんて二人で笑いました(フレッチャーさんは日本語も堪能)。
 今年は、コルセアをたくさん作っていて、いつもながら丁寧で美しい、飛行機モデラーの王道作品。

 性格のいいブスと性格の悪い美人とどちらがいい? という愚問が昔からありますが、たいていの人は「美人なら性格なんてどうでもいい」と答えるでしょう。飛行機模型を見るといつもそれを思い出す。きれいじゃないと始まらない。

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 1/700 「別府観光港 フェリー乗り場」渡辺貞郎さん

 あ~っ、別府観光港だあ~、なんか一瞬、九州が恋しくなった。自分の知っている風景がジオラマになっているのは楽しい。背景に青空か何か置いてあったらよかったのになあ、それだけが残念。

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 浜松BMCのこわもておやじさん、タミヤ1/48 P-47D-20 ジョー・ホッジス大尉機

 有名なノーズアートでしょうか? 48ですからそれなりの大きさがあるとはいえ、これを描くのは難しそう。ここまではなかなか描けません。やはり絵心だよなあ。男性が描いたのにカワイイです(男性が女性の顔描くとたいていオッサンみたいになる)
 全体写真でなくてすみません、ただ、細部がすべてを語るような気もする。もちろん機体もすべて筆塗りです。

拝見中

 今回ビックリしたのは、人混みの中から突然芦屋基地のトミーさんが現れたことで(去年こちらの展示会に来てくれた)、彼はこわもておやじさんの後輩にあたるのですが「(現役の頃は)怖かったです!!」とビビリながら教えてくれました。あーやっぱり顔が恐いだけじゃなくて職場でも怖かったんだなあ(汗。
 今は単にサンダーボルトにおねぇちゃんの絵を描いて喜んでるエロ爺と化してますが←おい!!

 (浜松BMCブースを拝見しているところ こわもておやじさん撮影)
 
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 富山サンダーバーズの砺波さん、イタレリ1/72 S70A ファイアーホーク
 たぶん、消防のヘリ。今回はご本人がいないときにブースに行ったので解説してもらってません。
 S-70というのは、UH-60ファミリーを総称する名前だと思います。こういう民間型もあるんですねえ。すぐれた機体なんだと思います。

 機体下側の箱みたいのが、水タンクだと思います。水タンク増設に伴い脚延長されてます。色々と手が入ってます。あれこれ追加工作できるのがヘリの楽しみなんですが、まさにそういう楽しみのカタマリのような作品をいつも作ってられます。

 なんJブースに来てくれて、「もっと静かなところで、ゆっくりヘリの話したいですね!!」と言われ、うれしかった。本当にその通り。こんな騒がしいところじゃなくて静かなところで、ヘリのことを色々と教わりたい。砺波さんは、特にレスキューヘリに詳しく、このジャンルでは私の知ってる中では知識・工作技術・製作機数等、断トツだと思います。

 で、そういう静かなところといえば、再来年に岐阜で開催される予定のUAMCでしょう!!
 次回は私も必ず行きたいと思ってます。UAMC2021 in 各務原 主催は岐阜コクピット 2021年の7月上旬に各務原市で行われる予定。UAMCは飛行機モデラーだけのお祭りで、参加費はいりますが、静岡とはまた違う意味で深く濃く楽しめる催しです。詳しい情報がわかればまた、告知したいと思います。

いただきもの

 今回、あるモデラーからこのキットをいただきました。
 「きららさんに持っていて欲しい」と言われて・・・うれしかったですね。

 ハセガワの、1966年発売のファントムです。ハセガワ72の始まりの製品だと思う。飛行機のハセガワの原点だろうか。
 たぶん当時の箱そのものだと思う。53年前の・・・どんなに高価なものよりも、私には価値のあるものです。パーツは少しランナーから外してあったけど、きちんとすべてそろっている。

 胴体を合わせると、なかなかいい感じにピッタリ。とっておくべきか、それとも作るべきか。作りたい気がする。ここをご覧の方々も作ったことのある人がいるでしょうね。累計120万個も売れたとハセガワの本に書いてあった。120万個!! いやはや。

 さて、長々と書いたけれど、どうしても時間がたつとともに記憶が薄れてしまう。もっと面白いことがいっぱいあったような気もする。もどかしい。しかし何をどう書いても結局は伝えきれない気もする。何度書いても満足いくまで書けない。だからまた来年行って・・・・えっ、来年も行くのか私? すべては模型の神様のお導き。それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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 今回、いちばん好きな作品。シルバーウイングの故・江連夏實さん、1/48 F-105

 ハッチを開けて作りこんでいる、その中身がものすごく美しい。リベットを打たれた銀色の肌がキラキラしすぎず本物の金属のように輝いています。キッチンテープ(という商品名で売られていたアルミテープ)を貼っているそうです。上からこすってヘアラインみたいに表現されてるような気がする。

 江連さんは今年、急逝されたと聞きました。シルバーウイングの方々に聞くと、「でもね、本人は気に入ってなかったみたいなんだよ」と教えてくれました。この作品のどこが不満なんですか!? ほかの方にもどこが気に入らなかったのかはわからないようでした。しかしそれがまた、逆に魅力を感じさせました。
 私、アルミテープ等を貼る手法については、実はイマイチだと思ってました、なんか金属ぽくピカピカすぎて。むしろ塗装でシブい銀のほうが好き。でも、この方のはアルミテープとかどうとかいう以前に、とにかく美しい。ほんと、感動しました。ああーまた涙出そう。

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 翔バナイカイのRobinさん エアフィックス1/48 ウエストランド リンクス HAM8

 かっちょいいでしょ?  キットを知らないのでどこまで作りこんでいるのかわかりませんが、たぶん手を入れてるんじゃないかな。ローターブレードも畳んでるし、魚雷周りとかエエわ~。ヘリってブレード畳んだのもカッチョいいんだよね。飛行機も翼をたたむ場合があるけど、ヘリの場合はそれとも少し違う感じで、メカっぽい感じが好き。

 ウォッシングが男っぽくていいね。このマーキングを作ってる人はほかにもいたけど、最近出たんだろうか。HAM8というのは、機首にFLIRか何かがついてるでしょ? 改修型なんだと思います。

 これは作らねばいかん!! いやーこれを知らぬまま生きてきたとは迂闊であった。

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 東京ソリッドモデルクラブの葛城さん 1/8 P-51D

 素材はFRPと書いてありました。フルスクラッチです(ソリッドですから)
 これは・・・欲しいです!! 実に格好いいカットモデル。カットされてるから逆にいいと思いませんか? いつもセンスのいい作品を作られる、さすが葛城さんだなあと思いました。

 ここを見てる人の半分くらいはこのマーキングを見ただけで「ナントカ飛行隊の誰それの乗機だな」とかわかるんでしょうね。飛行機モデラー恐るべし。

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 さて再びリンクス。テイルフッククラブに置いてあったけど、作者のお名前がわかりません。ごめんなさい。写真ばかり撮っていて作品カードを見てなかった。

 48だと思うけど、人形もうまく塗装されてます。この人形モデルカステンかどこかだよね? どっかで見たような気がする。
 塗装は、今風というか、きれいなグラデーションでお洒落というか。それでやっぱドアガンですよ。格好いいわーしびれます。あとドアの開き方がすごい。面白い。よっしゃあ、私もひとつこれらのリンクスに負けないようなヤツを作ってやろうじゃないの。などと闘志を燃やす。フフフ。

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 大阪レディーバードクラブの富永敏夫さん作品 コッパーステートモデル1/48 コードロンG.IV

 毎年静岡に行ってると、作品を拝見するのが楽しみな方が何人かできてきます。富永さんの作品もそう。自然と、そういう人の作品を中心に見て回ることになる。

 富永さんは、やさし~く作品の説明をして下さるんだけど、それ聞くこと自体が楽しいの。もちろん私がこういった作品を真似して作ろうとか大それたことを考えてるわけじゃありません。
 で、「初挑戦でターンバックルを真鍮線とリン青銅線で自作した」とか書いてある。いやー、こんなレベルの人でも初挑戦てあるんだなあと、改めて新鮮な気がした。そこいくと、私なんかは挑戦するものには事欠かない(汗 何もかもが初挑戦と言ってもいい。 
 張線は樹脂染料でブルーに染めてるんだそうで、これは実機がもちろんこういう色らしいですが、洒落てるね~。

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 岐阜コクピットの中村喜久男さん作品、フライ1\32 ウェセックスHC.5

 ウェセックスはこの主脚のあたりのこのタマみたいなやつ(ヘリテレか?)と配線が目立つよね~。もちろんパイロットも乗って、ジオラマ仕立てにされています。存在感ある仕上がり。
 実はローターブレードが回るギミックもあるんだけど、私はギミックそのものはそんなに興味がないんです(工作そのものはすごいと思うけど)、この方は毎年、何かジオラマ仕立てで作られてる気がする。愛を感じる。

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 小松Gクラブ 藤井武さん作品、「震電改領収飛行準備」昭和22年10月 横須賀基地  造形村1/48 

 人形をたくさん配置して、すごくリアルな情景になってます。エンジン?を三人で見ているのなんか、リアル~。整備風景の情景ってやはり思い切ってこれくらい人を配置するといいなあと思った。すごく動きが感じられるというか、息遣いが感じられるというか、今にも動き出しそう。

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 岐阜コクピットの片岡功一さん作品、XOH-1試作機 アオシマ1/72 

 存在感ありました。格好いい作品です、実はOH-1買ってないけど、作りたくなりました。この塗装いいなあ!! やっぱこれ戦闘攻撃ヘリじゃないですか!? ええ!? そのスタブウイングにはヘルファイヤが似合うぜ。

 バックに置いてある青い箱みたいなのは、試作機初号機納入式の出席者記念品だそうです。ということは、この方は川崎の関係者なのかな? 話をしてないのが残念。毎度のことだけど、なかなか声をかけられなくて・・・。

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 メルクールの会の吉田雅人さん作品、タミヤ1/48 F-14A トムキャット

 この土台は印刷か何かなんでしょうか、いい感じです、塗装して作られたならすごい。逆に機体はすごく綺麗な雰囲気で、新鮮に感じました。機体を汚してるなら土台は綺麗にするとか、こういうバランスって大事だよね。
 艦載機好きな人はもっとウェザリングしてあるほうが好きかもしれないけど、こういうきれいなトムキャットは私には好印象でした。なんか機体がスッと浮かび上がって見えるような感じでした。

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 Roland Modeling Club の佐藤涼さん作品、アオシマ1/48 Blue Thunder

 見ての通り、今回は好きなヘリ作品の写真をたくさん撮ったんだけど(たくさんとはいえ、ヘリコプター自体は少ない)、この作品はすごくよかった。いやー、アオシマのブルーサンダーを作ってる人はこれまでいろいろ見てきたけど、この方のがいちばんカッチョいい気がする。排気管の塗装とか上手いですよ。こういう人にどんどんヘリを作ってもらいたいなあ。

 ただ、残念ながら写真に撮るとわかりにくい・・・グラデーションとかをされてないせいだと思う。作風だから仕方ないことだけど、どうしても沈んでみえる。肉眼で見たら、もっといい作品でした。

 さて、実は今日で訪問記おしまいにしようと思ってたんだけど、なんか終わらなくなってきた(汗
 一度にあまり長く書くと読むのが大変だと思うので、続きは明日。

プロムナード

 先週静岡で開催された、静岡ホビーショー第三十回モデラーズクラブ合同展で、私が感銘を受けた作品をご紹介していこう。

 今回は何人か、九州から来ているモデラーに会った。参加者もいたし見学の人もいた。
 その中の一人、銀閣さんからは出発前日になってメール入電。「あのー静岡は長そでのほうがいいでしょうか、それとも半そで・・・」知るか!! それでなくてもこっちはなんJ関係の準備に忙しいのに、くだらんメール送りやがってぇ~小学三年生かよ世話焼けるなぁもう・・・

 しかし、どうにか無事合同展で再会し、やれやれ、お腹もすいたしとりあえず何か食べようと、会場に出ていた屋台に直行。マグロ串カツなどを選ぶと「生ビール二杯ね・・・あ、ここは俺が出しますから」「アラ悪いわねえ、ホホホ」←ビールですぐに機嫌が直る

 再会を祝して、カンパーイ!! 

上海ブース


 で、そんな銀閣さんには海外のモデラーを紹介していただいた。

 上海の模型コンテスト「上海新年模型交流賽」の主催をされている毛羽飛(マオ・ユウフェイ)さん。コンテストだけあって、ものすごくレベルが高く素晴らしい作品が並んでいた。

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 朱肖崢(ジュー・シャオジェン)さん、トランペッター1/350  033型潜水艦

 これはなんと、北朝鮮の潜水艦!! 海の表現がとてもきれいで好き。

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 ジュウ・ユェセン(周悦森)さん ハセガワ1/72 川西九七式飛行艇

 中国の人がハセガワの九七式飛行艇作ってるなんて、うれしいじゃありませんか。もう私、感動してしまって涙が出てきて困った。
 そしてこの作品、全面筋彫り、丁寧で美しい仕上がり、ものすごくよかったです。作品カードにもハセガワを絶賛するコメント満載で、ますますうれしかった。

生きている兵隊

 実はなんでそんなに涙が出たかというと、今回たまたま、行きの新幹線の中でこの本を読んでいたのだ。「生きている兵隊(伏字復元版)」(石川達三著/中公文庫)

 南京攻略戦前後の話。衝撃的な場面を淡々と描いている。真実は当時その場にいた人しかわからないし、この本だけが真実だとも思わない。しかし・・・・。

 銀閣さんが「中国人も日本の飛行機作るのか」と聞くと、「政治と模型は関係ない」と即座に明確な答え。戦艦大和なんかの作品もあった。模型には、何の垣根も国境もありはしない。

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 こちらは、シルバーウイングのブースの中の、外人部隊作品(確か全部で六人の方々の作品)。

 もうね、素晴らしい作品ばかりで、このブースだけ紹介しただけで話が終わりそうだから困るよ。だから、静岡では、全部を均等に見ようなんていうことは、キッパリやめた。好きなブース、好きな作品だけを見て、あとは駿河湾に捨てて来た。

 今回、ひげオヤジさんにイギリスやドイツの方々をご紹介してもらって、金曜の夜は楽しいひとときを過ごした。私は残念ながらほとんど英語はわからなかったけど、72か48か? と聞かれて、ちゃんと72と答えましたよ(笑 これだけは国際共通言語だね!! 
 買ったばかりのキットの箱をうれしそうに抱えてるのも国際的共通現象(笑

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 マーカス・ウェルナーさん作品、1/48 ネオメガ(フルレジン) カモフKa-26

 もう好き好き、大好き~な作品。作風。外国の人はハッチを開けるのが好きとは聞いていたけど、ほんとですね、私の大好きな作り方です。色のセンスも好き。

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 おなじ方の作品、フライ1/48 BAC167 ストライクマスターMK.83

 ボツワナ国防軍のマーキング・・・ってとこが飛行機モデラーってほんとこういう変わったのが好きだよねえ!! と思わずニヤリ。
 そして、右側のハッチが少しだけ動いた感じになってるでしょ? コレがもうセクシーだよね、その下の部分も、(ほかの方も話してたけど)日本人なら全部インテーク部分開けてしまうそうだけど、全部開けてないの、これもツボ入りまくり。何もかも好きです!! 
 インテーク部分になんかチューブのようなものがあるけど、あれはほかの人もわからないと言っていた。ご本人に聞けなかったのが残念。

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  トーマスさん作品。ハセガワ1/48 F-104J

 不思議な銀色でしたよ。アルクラッドの上からなんかドライブラシしてるらしい。実にシブい銀だった。私が写真撮っていたら、持ち上げて裏側も見せてくれた。寡黙なドイツ人なんだけど、すごく優しい。ベリーグッド、ベリーナイス、としか言えなかった自分の語学力が悲しかった。

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 同じ方の作品。ハセガワ1/48 T-4
 色も好きだし、好きな作風です。ただし、レジンなどのアフターパーツをたくさん使われてます。そこはちょっと私とは違うかな←おい!! 比較するの失礼やろ!! 

 ちなみに外人部隊の方々は、自衛隊機が好きなんだそうです!! おおーうれしいなあ。また感激して涙出そうになる。最近年のせいか涙もろい。

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 ひげオヤジさんの、サンダース・ロー プリンセス 1/72 ワンマンモデル 

 3Dプリンターで作ったキット。整形するのが大変そうでした。72でも巨大だし。
 ご本人もこんな大きいのは初挑戦らしいです。いくつになっても初挑戦っていうのがすごい。尊敬しちゃうね。私もまだまだこれから初体験をたくさんしたい。

 銀閣さん、ひげオヤジさん、今回は本当に素晴らしい出会いをありがとうございました。

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 SINONEさん リアジェット U-36A 海上自衛隊

 これはいいよね、海上自衛隊だもん。増槽は自分で作られてます。最近は何でも制空迷彩みたいなグレーになってきてるけど、白い頃の海上自衛隊がよかったなあと思う。なんJはこういう古いキットをさらりと作ってくる人が多い。
 SINONEさんには実質的にカメラマン役を引き受けてもらった。ちょっと見、ムツカシイおじさんみたいに見えるけど、話してみるとかなり変に面白い人です。こういうのもリアルで会わないとなかなかわからんところですね。人も飛行機も実物を見ろ、という諺が・・・ないか?

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 プラモ野郎さん、スピットファイヤMk.IXc

 スピットファイヤは本当にいろんな型があって全く覚えられません。普通の飛行機モデラーはみんな覚えてるんかいな。これは翼端が切ったようになってるから特徴的だけど。
 イギリス機を好きになったらそろそろ中年とも言いますが(言わねぇよ)、プラモ野郎さんはなんと東京からバイクでやってきた!! しかもヤマハの古いバイクでシブいんだよこれが。去年は土砂降りの中帰って行ったので心配したけど、今年は天気がよくて良かった。

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 ぴーすけろけっとさん たまごひこーき F-14

 この大きさに迷彩の柄をうまく落とし込むのは難しいと思います。初参加でしたが、たまごひこーき部門を盛り上げてくれました。過去作のF-18は凄まじい作り込み。
 メールだけではなく、こうしてお会いして話すと、一気に距離が縮まるのがいいです。

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 ぴょこたさん エスコン三種。

 エースコンバットもの一筋のぴょこたさん、これはカラフルで子供たちが必ず足を止めて見入ってました。やはり静岡はカラフルな作品がウケますね。見てるほうも楽しい。

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 塾長さん、1/48 F-8Eクルーセイダー シン・カザマ機

 中折れでしたが、ちゃんと作って間に合わせてくれました。私の大好きな久保山さんのやり過ぎの・・・もとい渾身の設計です。キットそのものもいいけど、さらにハッチをあちこち開けて、塾長ワールド全開です。レジンパーツも多用されてるけどハッチ開けた部分などは自作のようです。

 エリア88の中で、クルーセイダーが翼を折りたたんだまま飛ぶ話があり、そのせいで砂が大量に入り込んでしまったからオーバーホールしないとな・・・とマッコイ爺さんから部品を売りつけられるという、後日譚?の場面。

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 ブースの様子、中央に受賞者の作品を配置。

レイアウト中

 ああだこうだとレイアウトしていく。写真でみると、へるさんのアイマス機が端っこすぎて怖いですな~いちばん多い時間帯にはお客さんがひっきりなしに通るので、端っこに置くと引っかかったりする可能性も出てくる。この後、少し場所を移動した。
 初日朝は次から次に参加者が到着し、作品を置いていくのですごく忙しい。今回はぴょこたさんにレイアウト部長をお願いしたので、非常にスムースにできたと思う。(SINONEさん撮影)

談笑中

 今回のなんJブース参加者は私も入れて23名、たぶん静岡のブースの中で最も参加者が多いブースのひとつではないかと思う(半分くらいの人は掛け持ち)。基本的になんちゃってJMC参加作品で、更にもう一つ(ハセガワ製品があれば)展示してもらった。それでもブースはいっぱいになった。
 留守番は一時間おきに交代ということで、かなりせわしない感じだったけれど、みなさんきちんと時間を守ってくれて助かった。留守番のときに座って話もできるので貴重な時間なのである(当然23人もいると留守番のときしか座れない)。

 今年は参加できなかった(IPMS参加等で忙しくて)ひげオヤジさん。江戸っ子らしくお洒落なおじさん、という風情のひげオヤジさんは、いつもなんJを応援してくれる。楽しかったなぁ~(SINONEさん撮影)

集合写真

 夕方に集合写真を撮る時間を決めてたんだけど、ちょうどその時、長谷川社長がブース上空を通りかかった(社長は二日間会場をくまなく回ってひとつひとつのブースを丁寧に見てくれる)。おおっ、これは飛んで火に入る夏の虫、素早く集合写真を撮らせてもらった。ラッキー!!

 こういうのを静岡の奇跡と言う。模型の神様は、ちゃんと私たちを見ていてくれる(けんいちさん撮影)

入口
 
 明日は合同展の中で私が感銘を受けた人と作品をご紹介します。

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 今年のマスターズ大賞、しばやんさん作品、1/32 Ju87G

 ご覧の通り、土台の中心部分には人形を持ってくるように配置しています。これで視線がそこに集中するわけですよね、大きな主翼とコクピットをいちばん見せたいのだと思いますが、そこに視線を誘導する。ジオラマって、そういうものなんですよね。やっぱスツーカ格好いいねえ。

 しばやんさんは、雑食モデラーというかもともとガンプラやってたということで「飛行機が好きというよりプラモデルが好き」と公言してはばからない人ですが、現在はすっかり飛行機モデラーになっちゃってる様子。SAコンでも頑張ってるのでご存知の方も多いかも。

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 ガミラスさん作品、1/35 ナッツロッカー

 ガミラスさんはいつもネタものというか、ゆるキャラきららのヘッドを使った作品を作ってくれてます。よくこういうの思いつくなあ・・・。ゆるキャラのデザインはさるおうさんです。

 実物は赤い色がとても鮮やかで綺麗でした。

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 Ring.AKさんはなんJ作品ではないけど、スピットファイヤMk.Vc (ガルテックス)

 私のヘボ写真ではわかりませんが、凸リベットを表現されてます。それも、凹に彫ると表面が「めくれた」ようになるでしょ? 凹んだところにはパテを流し込んで元通りにする、という工程で表現しているんですって。

 Ring.AKさんはものすごく手が早いんですが、まさかこんなことやってるとは思いませんでした(汗

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 0戦はやとさんはなんJ参加作品ではないけど、1/35 ヤンマートラクター
 もうひとつ参加作品ではない作品(1/24 アメリカンクーペ&ブロンドガール)も持ち込んでいまして、その手の速さ、確実さには驚くばかりです。

 さすがの塗装技術、カーモデルみたいな赤がとてもシックです。ガルパンの人形を配置してますが「これが案外似合うんだよねえ」と目を細めてました。腕まくりしたオジサンのほうが私はいいけどなあ。何はともあれ人形があるとトラクターの巨大さがわかりますね。

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 ma-さん作品。これは参加作品、きらら賞の1/72 B-25Jミッチェル。

 すごくきれいな仕上がりで私の大好きな作品です。コトブキヤの安価な土台にネオジム磁石で飛行状態を再現。私は飛行状態かどうかはともかく、空中に浮かせる展示方法が好きです。飛行機らしさが感じられるから。

 ma-さんはまだ若い方で・・・って年齢はどうでもいいかもしれませんが、やっぱり若い人が飛行機作ってるとうれしい。

 コンテストのせいもあって、年齢も幅広いのがなんJのいいところだと思ってます。

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 気動車さん、1/72 Fw190F-8

 筆塗りです。今回はビネット仕立てで、エンジンハッチオープンなど頑張ってます。
 この作品も含めて、土台のついた人の作品はどれも主翼がはみ出した状態になっていて、飛行機模型はそれでいいと思います。というか、そうしないと土台をものすごく大きくしなくちゃいけなくなってバランスが崩れるんですよね。
 土台なんか関係ないという考え方もありますが、やはり作品とマッチした土台があると「作品」としてはのクオリティも上がる気がします。世界観というか、ひとつの空間が出現するんですよね。

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 イムハタさん、1/32 飛燕丙型

 よくみると、べこつき、リベットなどを再現してます。くーっ、すごすぎる。
 写真コンテストだったので、もう少しオーバーな汚しなどをしていたら目立って良かったかも。人形の塗装も上手いので、機体の横に立ってるとか、何か物語を作ったりすると、アピールできたかもしれません。飛行機自体はすごくきれいに作ってて、見事です。

 イムハタさんも若い方で、今回はじめてお会いしたんですが、改めてビックリ。死にかけた飛行機モデラー界にさわやかな風を送り込んでほしいです。

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 同じくイムハタさんの1/32零戦52型(リニューアル版)、翼賛会に置いてあったんだけど、谷水飛曹長があんまり男前だったので、つい・・・・

 こんなこと言うのもなんですが、飛行機乗ってないで、こっちきて一緒に飲んでほしいです。というくらい男前。


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 なんちゃってJMC最年少作品、そらと君(イムハタさんの息子)、1/72 F-15

 毎年参加していて、どんどん腕が上がっていくのが楽しみ。もう堂々の塗装ですよ。なんとなく正義の味方ふう塗装なのが、イイですね。今回はまだ来ていないけど、いつかきっと家族で静岡に参加計画したいとイムハタさんも言ってました。ホビーショーはものすごい混雑なので、子供連れは大変だと思いますが、ぜひ実現させてください。

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 こばちょろさん、1/72 T-4

 これね、一昨年のそらはちゃん(イムハタさん長女)のたまごひこーき作品の塗装を実機に施した・・・というカラーリングなんです。こばちょろさんがイムハタさんに贈呈したとのことで、今回はこばちょろさんは来てないんだけど、作品だけ参加です。
 ハートマークがやっぱり女の子ですねえ。



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 二日目、終了時刻も近くなってようやくハセガワの風早さんが見に来てくれました。もしかしてほかの社員も来てくれたかもしれないけど、私がお会いしたのは、ほかには社長と我らがサービス係の方のみ。

 そばにいた、なんJのメンバーに「えーっと、この方は風早さんっていって、脱穀機の設計をした人です」と紹介するとすかさず「いや脱穀機じゃない、コンバインです!!」

 す、すみません・・・・汗・・・しかしなんで「脱穀機」なんて言葉が出てきたんだろ私。きっと静岡の魔力だな(違うだろ。
 失礼にもかかわらず、質問にも答えてくれたり、話ができて楽しかったです。
 32の飛燕やスツーカも風早さんの設計でしたしね。やはりね、メーカーの人には作って見てもらうのがいちばん!! そして話をじかに聞くのがいちばん!! ネットの噂話なんか信じちゃいかんよ~。

 明日に続く。

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