ゲルニカの眞田さん作品。
パッと目に入る扉のブルー。ううーむ、扉なんて茶色にしちゃうよね。そしたら色が沈んでしまうけど、一か所ブルーの部分があることで、すごく全体が引き立つ。こういうセンスも真似してみたいです。勉強になるなあ。
佐賀のぽんコツ倶楽部 本田さん作品。「我ら巨砲主義」トランペッター1/35
大砲。男の子の夢なんでしょうね。巨大なモノが屹立しております。すごくわかりやすい格好よさでしょうか。
しかし本田さんの作品は、いったいどうやって塗装してるか、ほんとわからないです。AFVの人の技法すご過ぎる。
花村さん作品。ドラゴン1/35 四号戦車D型
屠龍でいきなり度肝を抜いてくれた花村さんの普段のフィールドはこちら。
カラーモジュレーションという技法で表現されてます。これまでもずっと作品見てきましたが、作風が好きです。カラーモジュレーションって見てても何かこうわかるようなわからないような。面によって色を変えるとか聞きますが・・・
弾薬箱と弾薬を置いているのがお洒落。こういうのは飛行機模型でも真似したい。
中津模型クラブマークIIのアーチャーさん作品 ダンバイン 1/72バンダイ
これは、まさに昆虫をイメージしたデザインのようですが(このアニメ?については知りません)、隣にアパッチをエメラルドグリーンとかに塗装して置いたら、ピッタリきそう。
筆塗りの光沢塗装。きれいな色だねえ。
キャラクターの人は、「自分がどう作るか」というところをいつも考えているのがうらやましくもあり、ある意味それは難しいことでもありそうな気もします。
スケールものはとりあえずインスト通りに塗装すればいいから。ま、そのインスト通りってのも難しいんだけど。
先日私が行った中津からは、たくさんの会員が来てくれました。
佐賀のぽんコツ倶楽部 石丸さん作品。1/100バンダイ ガンダムと、サザビー
ガンプラを使って格闘シーン作ってるのって大好きなんですよ。飛行機の空中戦も悪くはないけど、こちらは誰が見てもわかりやすいでしょ。電飾もされてます。
戦ってるところを見ると、うーむ、やっぱイイネと納得できる。バンダイは戦争の道具ではないと言い張るのかもしれませんが、私は勝手に兵器だと思いたい(ガンプラ好きな方々すみません
人間は根源的なところで「戦いたい」という欲求があるのではないでしょうか。
こちらも、対戦相手は見えないけれど、戦っているすがた。
コンテストに出品の 三浦君(小学生)作品、バンダイ1/100 GNT-0000 ダブルオークアンタ
コメントによると、「みてほしい所:シールドにながれている りゅうしのながれ」だそうです。ううむ、この手前の丸いヤツだな、宙に浮いてるようだが、ガンダムが操作しているんだろうな。
グリーンがきれいなんだけど、「りゅうしの流れ」でシールドになるという、未来の技術なのだろうね。すごいなあ。
今回、コンテストに出した子供の数こそ7人と少なかったけど、いつものように力作で楽しませてくれた。手前に見える空き缶にBB弾を入れて投票する。一人三個のBB弾をどの作品に入れるか悩みに悩んだ。
夢の跡。
いらないパーツやランナーを使って、この展示会の看板を作ろう、というプロジェクトが日田HIC会長の一声で立ち上がった。今回はみんなの持ち寄ったパーツなどでヤナピーを中心に作り始めたところ。
で、これはヤナピーの押し入れから出てきた、「子供の頃のお手付きとか残骸」
なんで男の人たちは、こういうガラクタ・・・もといプラモの残骸を大事に保管しているのだろう。あのねぇ、ガキの頃から一歩も前に進んでいないんじゃないの!! 捨てなさい!!
・・・と、私も思ってた頃もある。でもね、それでいいんです。この残骸は止まった時間そのもの。大切な時間を封印したもの。
そばにいたモデラー共と、これ見ながら「このハセガワのホーネットさー、この機首の合わせ目、いちばん目立つとこにあるんだよねぇ~もぅ嫌らしいったら」「この後ろのほうの合わせ目、ココうまく消せなくて捨てました私」とかワイワイ盛り上がってた。ジャンクパーツが何個かあっただけで、旨い酒飲めますね、私ら。
短いレポートでしたが、今年の天領プラもの創り大会の様子を、私なりに切り取ってみました。
参加してくれた方、見学してくれた方、そしてここを読んでくれた方々、ありがとう。
来年はまた、パトリア日田の会場に戻ります。来年もまた、来てくれよ!! 今年来れなかった人も、何か作って見せてね!! お待ちしています。ヤナピーのあの残骸の箱のように、いつまでも・・・・