つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

2018年06月

穴

 レベルの1/72ユーロコプター タイガーUHT製作の続き。

 左右を合わせて合わせ目を消しているところ。
 たい焼きみたいに全体に合わせ目ができます。飛行機モノの宿命。

 写真の赤い丸のところ・・・ふさぐパーツを探したけど、見当たらない。えっ、ここ穴開いたまま!? いいの!? こんなテキトーっぽい機体で空飛べるの? 大丈夫!? 

 たまにヘリは変な穴が開いてたりするんだよね。ふふふ。

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 でもこのままだとあんまりなので、プラバンやプラペーパーで合わせ目だけは塞いだ。下手くそ? 
 いいのいいの、一応ふさいだんだから。

 ちなみに、手前の上向きに穴が開いてるところは、排気管。
 ところで、この穴より機体の前部分のカタチとか、尾翼のカタチとか、なんかドーファンに似てるような気がする(背景に写ってる写真が、アイスランド沿岸警備隊のドーファンの写真)。他人の空似か、それとも・・・。

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 尾翼・・というか垂直安定板に隙間が空いてたので、さすがにここはプラペーパーで埋めることにしよう。

 きらら「楽チンの話の続きだけど」
 タイがーUHT「いや続きはもうええわ」
 きらら「すごいこと発見したんだよ。実は昔からフリチンってどういう意味かと考えてたんだけどね、あれは、フリーチン〇のことだと思うんですよ、私は」
 タイガーUHT「・・・・・」
 きらら「フリー→自由→気楽な、で、楽なチン〇って言葉ができたのではないか。つまり、楽チンというのも、窮屈なところに押し込まれているチン〇を楽に開放した状態、というところから、簡易な、という意味になったんじゃないかと思うわけです」
 タイガーUHT「・・・・・もしかして、今日はそれをずっと考えてたわけか?」
 きらら「うん」
 タイガーUHT「じゃあ、俺のも少し楽にしてもらおうか」
 きらら「いやーん」

 とか考えながらパテを盛っていたら、少し盛りすぎた(汗

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 いきなり衝撃画像ですが、こんなの私にとっては、まあ、日常茶飯事、これくらいでは慌てない。むしろモチベーション上がるね←無理あるなあ

 だいたい、こんな表面に凸凹のモールドのある場所にマスキングしてはみ出さないわけがない、とは思ったんだけどね。こういうときはすごくよく密着するやつを使わないと。

 このタッチアップは最後にすることにして、ほかのタッチアップをして、その後赤を塗装しよう。明日からまた雨みたいだから塗装できない。やっとやる気になったのに。

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 ぎゃー、自分の目ではちゃんと貼れてたはずなのに、フィニッシュがはみ出しまくりだね。でも老眼だから、ま、離れてみたらこれでもオッケーなんですよ。
 それより、座席の後ろに伸ばしランナーでちょっと配線らしきものを作ってみた。色はランナーのままのグリーン。なにがしかゴチャゴチャ感があるとヘリらしくなる気がする。

 ちなみに、このグレーは自分で作ったけどなかなかドイツっぽくていい感じのグレーでしょ。Bf109の機内色的?

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 それにしても、シートベルトをきれいに彫刻してあるのはリアルで楽チンだった。

 タイガーUHT「楽チンってなんや!! 女がチンはねぇだろうが、聞いてるほうが恥ずかしい」
 きらら「あら失礼。そう言えば、「楽ちん」の「ちん」って何だろう。新明解にも載ってないよ」
 タイガーUHT「だいたい、なんでもカタカナで書くと嫌らしいんだよ。「あの場所」っていえば、「思い出のあの場所」になるけど、「アノ場所」だと「お前の嫌らしいアノ場所」になるしな」
 きらら「やっぱさ、楽チンってのは楽なチン〇・・・」
 タイガーUHT「いい加減チンから離れろや」

 飛行機モデルの最初の難関、左右を接着し、洗濯ばさみプレイ。なんか痛そう・・・。 

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 ああーほんと涼しい日があるかと思うと急に蒸し暑くなるから、かなわんわー、と思いながらいつものように模型部屋に座って合わせ目を消しながらふと気が付いた。そういえば、こないだエアコンつけたんじゃなかったっけ。
 いやー、なんかエアコンもったいなくてまだあまり使っていない。貧乏性だね。ガンガン冷房きかせて、完成品を量産せねば。と思うけど、エアコンつけると今度は快適すぎて、「じゃコーヒーでも」とコーヒーを淹れ、「あ、あの本読んでなかったな」と本を取り出し・・・どんどん時間が過ぎていく。まあ趣味の部屋ってそれもまた楽しみかな。 

 EC665(PAH-2)タイガーUHTのコクピットを塗り分けて、スミ入れ。シートベルトも彫刻されてるので何もしていない(汗 座席横に人間を守るように張り出しているものは装甲です。なんたって戦闘攻撃ヘリですからね。
 ディスプレイ部分にはハセガワの偏光フィニッシュを貼った。ほんとはグリーンまたは黒のほうが正しいかもしれないけど、単にこのフィニッシュが綺麗だから貼りたかっただけ←おい!!

 今まで作った攻撃ヘリはすべて前席ガナーで後席操縦士だったけど、これは逆。どっちがいいんだろう。意外とどっちでもよかったりして(汗 素人の考えでは前に操縦士というほうがわかりやすいけどね。

 平行して面倒な武装パーツも整形してるところ。でも、ロケット弾にしようか、トライガット(TRIGAT)、それともHOTにしようか、と迷ってばかりでなかなか進まない。

資料
 ヘリコプターの資料。どちらも読んでるだけで面白いよ。ヘリの蘊蓄がいろいろ書いてあるのでうれしくなる。フフフ、みんなこんなこと知らんやろ・・・などと優越感に浸る。

 このキット、UHTとHAPを選べるようになっている。ちなみにUHTというのはドイツ陸軍向けの多用途攻撃型、HAPはフランス陸軍の近接航空支援型。UHTはローター上に丸いモノがついていて、これは索敵センサーとかFLIRだそうな。HAPは同じ機能を持つものが後席の上にタンコブみたいな形でついている。そして機首に30ミリ機関砲を装備、いかにも攻撃ヘリらしい雰囲気。
 どちらにするか少々迷ったんだけど、やはりタイガーだったらドイツでしょ!?というわけで、ドイツ仕様を選んだ。あ、ほかにもテイルブームのアンテナ線もヘリならではの「模型映え」する部分かなあ(私は好きです)。
 機首に機関砲を標準装備するか、スタブウイングに選択式で装備できるか、どちらをとるかは運用方法によるんでしょうね。

 などと考えていたら、やっぱHAPも作りたくなってきた。ああ~キット二個買わないとダメだね。

72tiger1

 えーと、この写真は先週までにやってた部分なんだけど、ユーロコプタータイガーUHTのコクピットを作ってるところ(まだまだ途中)。例によって「なんちゃって」ですから、信用しないようにね。

 座席にシートベルトが彫刻されているので、塗り分けるだけでそれらしくなり、カッチョいい雰囲気。同じく計器盤も彫刻されてるので、デカールは使わず、雰囲気重視で塗装してもそれらしくなる。これもうれしい。
 グレーは本当はもう少し暗い色かもしれないけど、72なのでスケールエフェクトで少し明るくしてる。

 たまに、コクピットの塗装するのが面倒くさい、とかいう愚痴を聞くけど、そういう奴は飛行機作るな・・・とは言いませんが、しばらく戦車などを作ってみたらどう?と思います。そしたら、コクピットが作りたくて作りたくて、むずむずしてきちゃうかも。人間って、したくないのに無理にしろと言われてもできませんよ。
 とにかくやたらとゴチャゴチャしてる部分だから、少しくらい違ってても誰もわかんないだろうし、こんな美味しい部分はないと思うんだけどなあ。私はコクピットだけで飛行機作る喜びの半分くらいはあるような気がする。
 もちろん他人の超絶作品とか見ると落ち込むから、(作ってる最中は)絶対に見ない。作ってる最中に他人の作品見るのは、エッチの最中に女にエロビデオを見せようとする男と同じだよね(意味不明 

 今日も父の様子を見てきた。いろいろと忙しい。ここにはいちいち書けませんが、何かと親のことで忙しいのである。疲れた。日田駅に降りると、もわーっと暑くて余計疲れに追い打ちをかけられた(汗 ああ、海沿いの風は気持ちよかったなあ・・・。

若戸大橋

 父の部屋(老人ホーム)を片付けに行った。片付けと言っても残しておきたいものを選り分ける作業。

 父はまだ生きているんだけど、もう病院から老人ホームに戻ることはないと思われるので、契約解除することにした(そのままにしておくと家賃だけがかかる)

 老人ホームなんて言葉、自分の両親には関係ないと思っていた。何となく、いつまでもいつまでも元気で、ある日急に亡くなるんじゃないかと、そう思っていた。でも実際のシナリオは全然違っていた。

 人生は、まわりで起きることに自分が合わせていかなくちゃならないことが多いと、ようやくこの歳になって知る。

 父の部屋のものはほとんど処分するつもりだけれど、いざとなると、処分するということはもうじき亡くなるということが前提だよね・・・そう思うと複雑な気持ちになる。
 死んだときにお棺の中に入れてあげる服を選ぶ。こんな作業、誰もしたくないですよ。長女や長男になんかなるもんじゃないね。一時間近くかけて、父の持ち物をゆっくりと見ていくと体がずっしりと疲れていた。
 箪笥の引き出しのいちばん奥から、愛用のハーモニカが出てきたときは、思わずどきりとした。

 酔っぱらっていい気持ちになったときなど、たまに父はハーモニカを吹いてくれた。
 たいてい軍歌だった。物悲しいそのメロディーが父の青春時代を象徴しているのだろうと子供心に思っていた。ハーモニカはうちにもって帰ることにしよう。それとも父に見せようか。昔を思い出すかもしれない。

 父の部屋に置いてあった写真を一枚持って帰った。若戸大橋の上で私を抱いている父。こうしてみるとモノクロの写真っていいですね。こういう思い出の写真に色はいらないね。
 1963年頃だと思う、私が二歳になる前のようだから。父は34歳。今調べてみたら若戸大橋は私と同じ1962年に完成している。できたばかりの橋を渡りに行ってみたのだろう(当時、北九州市戸畑区に住んでいた) 

 なんか今日は泣きそうになっているので、プラモの話はまた明日。

夕焼け

 梅雨の合間の美しい夕暮れ。

 こんな空を見ながらビールやワインを飲むと格別。動画? DVD? いえ本物の空です。
 刻一刻と色が変わっていくので、退屈しない。雲のカタチもどんどん変わっていく。
 もうこれ以上きれいにはならないだろうと思っていたら、どんどんピンク色になっていき、やがて、ある時間を過ぎるとまるで力尽きたように、フッと暗くなっていくのが何とも言えず寂しい。

 酔っぱらってるので、天山を落っことさないように気を付けて写真撮った。ドキドキ。

ファントム無頼

 あれこれ考えていたら、ふっと、32の零戦のコクピットだけでも作ろうかなあなんて思いはじめ、ハセガワの旧版を見ていたら、そうだ「ファントム無頼」に零戦を題材にした話があったよなあ、と思って引っ張り出した。

 コミック11巻の第五話「愛機と・・・蛍と・・・零戦と・・・」零戦とファントムが空中戦をやる場面が出てくる話。そこに昭和20年の百里基地の話が絡んでくる。
 何度読んでも涙があふれてくる。とくにこのシーン、大好き。

 「焼け落ちる機体から剥がれて飛ぶジュラルミンの破片・・・・闇のなかにさながら蛍火のように・・・」「オレたちは蛍のようだ・・・光って・・・飛んで・・・命短し・・・」

 そうだ、春日中尉の零戦を作ろう!! それにはハセガワの旧版がピッタリじゃないですか。
 などと一人でどんどん妄想して盛り上がったけど、これ以上作りかけ増やしてもなあ。ただ、32コンペは以前からやってみたい気がしている。去年地元の展示会でおしゃべりしてたとき、「タミヤやハセガワの32零戦、いっぱい持ってるけどよ~全然作ってねーよ」っていう話になったんです。ならば、みんなで「せーの!!」で作ったらどうかなと。みんなで作れば怖くない。・・・・と思ったんだけどね。つれづれコンペは三か月周期なので32作るにはちょっと短いかなと思うし、また何か違う名前でコンペするしかないか。

本4
 「第三のチンパンジー」(ジャレド・ダイアモンド著/草思社文庫)

 すごく面白かった。一気読み。
 ショックですよ。チンパンジーと私らホモ・サピエンスは98.4%のDNAを共有しているんだそうです。チンパンジーにとっては、ゴリラより私らホモ・サピエンスのほうが近い種であるらしく・・・えええええ!!! そうなんですか。チンパンジーですか。

 子供の頃から「人類の進化」に興味があった。ネアンデルタール人とかクロマニヨン人とかアウステラロピテクスだとか。だって面白いでしょ? 人間ははじめっから現在の人間ではなかったんです。当たり前だと思ってたことが当たり前ではない、これくらい面白いことはない。
 なぜ進化したのか。昔、いったい何があったのか。なぜ言葉が生まれたのか、なぜ、なぜ・・・なぜ人間だけはお互いに殺しあうようになったのか(野生動物もしないわけじゃないけど、人間みたいな戦争だの虐殺はしない)、そんな謎が少しずつ解き明かされていくとしたら(この本ではさまざまな仮説が語られている)。

 ところで、この本、間違って二冊買ってしまったので、ほしい方あったら連絡ください。こないだの本と合わせて二冊差し上げます。

 

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 天山とハリアーが完成したので(ハリアーは置台がまだできてないので写真を撮っていない。飛行状態なので、何か置台がないといけないの)、トランペッターのドーファンを製作再開する。私は72を作ることが多いので48はものすごく巨大に感じる。

 今、機首の黒いところを塗装したところ。一体どういう順番でマスキングすれば簡単にきれいにできるのか、それは誰にもわからない←お前がわからんだけやろ

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 などと、自分に悲しいツッコミを入れながら、ひたすら塗装とマスキングをする。塗装したあと、最低一晩は乾かすので、もどかしい。

 ネットでみつけたアイスランドの沿岸警備隊のカッチョいい写真、塗装していけばあんなふうになるのだろうか。それは誰にもわからな・・・いや、とにかく努力しよう。
 すでにキャノピーの透明パーツの隙間から盛大に吹き込んでいる恐ろしい予感がする。間違いなく吹きこんでいるだろう。何時間もかけて塗装して、すべては水泡に帰すに違いない。だのに、なぜ塗装するのか。それは、不可能と思えることに挑んでみたいという、人間の根源的な欲望なのである。

 ・・・ま、失敗したら捨てるまでよ。もう一個、キティホークのドーファンもあるしね(そういう問題か?

箱
 昨晩、寝る前に押し入れからキットをあれこれ引っ張り出して、なんか一個作りたいなあ、どれにしようかなあ・・・と迷いながら布団に入って気がついた。

 こんなこと迷ってる場合か!?
 迷ってる30分間で、キット洗ってインストの色番号を確認するくらいのことはできるんじゃないか!? なんで箱を開けない!? とんだ腰抜けもいいところ。

 そう思って、今日はこの箱を開封。レベル1/72 タイガーUHT/HAP(ドイツではUHTフランスではHAPという、そういえばPAHというのもあるね・汗 アパッチみたいな対戦車攻撃ヘリだ。
 タイガーですよ、タイガー。強そうでしょ。

刻印

 先日はレベルのキットと思って買ったらズベズダだった。今回もまさか・・・でもレベルって刻印されてるから今度は間違いないかな。ユーロコプターだし。

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 おおっ、計器盤がモールドされてる!! いいねいいね、リキ入ってるやん。さすがドイツのヘリだからかな。モールドされてる計器盤って大好きです。
 シートベルトもモールドされてる、これも便利だよね。

 なんか、パーツ見てるといい予感してきた。これがハセガワだったらなあ!! なぜハセガワがヘリを作らないかというと、ヘリが売れないから。当たり前の理由。
 なんで日本人はヘリコプターに興味がないんだろうね。日本人は危険なことをする人に興味がない、というか危険なことをする人を下に見てる傾向がある気がする。ヘリコプターは危険だからね。危険な乗り物だし危険な場所に行かされる。

 そう。だから私は作りたくなる。そこがちょいと普通の人とは違うのかもね。えへん。イイ男をかぎわける本能を持ってるってわけですよ。・・・そのわりにダメ男列伝の歴史を持ってるのはなぜなんだろうなあ。ま、いいや、今日のとこは。

 ドーファンのマスキングの合間にこっちを作ろうという魂胆です(汗

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 今年も初夏の訪れとともに、ハセガワのプラモで遊ぶコンテスト「なんちゃってJMC」が始まりました。

 ついに第六回を迎えてしまい、事務局の私としても驚いている次第、まさかこんなに続くとは・・・いい加減ハセガワが再開してくれるんじゃないか・・・などと思っていたら、「なんちゃってJMCは続けてください」とハセガワからも涙の出るような励ましのお言葉をいただき、感涙にむせびながら静岡から帰ってきたわけですが、今年はレギュレーションを「びしっ」と整えてみました。
 「ハセガワ及びハセガワのプラモを愛し、JMC復活を望む人」という一文が燦然と光り輝いています。前回までの参加者も、ぜひ、レギュレーションをよく読み直してみてくださいね。

 どうしてもこういうコンテストは何度もやってると同じような顔ぶれが上位を独占してしまう、という現象は仕方ないことですが、本家JMCもマスターズクラスというのを作っていました。そこでこちらも「なんちゃってマスターズクラス」を設置することに決定。でもそこは「なんちゃって」ですから、うかうかしてると床がパカっと開いて普通のクラスに転落するという、かなり緊張感あふれたマスターズクラスであります。

 詳しいことは、なんちゃってJMC公式HPからご覧ください。

 わからないことは、こちらにお問合せください→ kilala_1962@yahoo.co.jp

haselogo
 まずは楽しいエントリーをどうぞ。このロゴのついたキットを買ってあれこれ妄想してみてね。え、なんかロゴが違うって? 気のせいでしょ、酔っぱらってるんじゃないですか?

 ハセガワのウェブコンテストに出すし、SAコンにも出すから忙しい? 何をおっしゃる、まだまだ週に三回くらい出せる・・・もとい、作れるでしょ? 余裕で作っちゃってください。

 「なんちゃってJMC」の締め切りは12月25日クリスマスのサンタさんが帰って行ったあとですので、ゆっくりと手を動かしてください。うふふ。

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 フジミ1/72天山12型、ついに完成。去年の11月から作ってたんだよね、手が遅いにもほどがある。

 格好よく見える写真を撮ろうとして、いろんな方向から撮ってみた。
 いちばん気に入ったのは、この魚雷強調のアングル。男っぽく、しかもセクシーでしょ。黒光りするカウリングがステキ。カウリング色は黒そのものではなくて自分で作った色です。
 魚雷が作りたくて天山作ったともいえる。なんちゃって抱締索があるだけで、それらしくなった。と自分では思う。

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 デカールは完璧に黄ばんでいたのでマーキングは自分で塗装。まあ日の丸と敵味方識別帯くらいだけど・・・。ウォークウェイとかフムナ表示とかたぶんあるのでしょうが省略。
 翼端灯と尾灯は透明化。頑張ったとこだけ見てね。うまくできてないところは無視してください。

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 脚の出来は、なかなかいいと思うんだけど。私は好きです。
 72だと特に、自分でどうにもできないので(どうにかしろ>自分)、キットのディテールがいいとうれしい。特に飛行機ってそこはポイントだよね。

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 あと72で気になるのはキャノピーの薄さです。やはり新しいキットはすごく薄いんだけど、古いキットはすごく厚くて悲しい。このキットも悲しい部類。
 ものすごく多い窓枠は筆塗りです。これマスキングするのは私には無理っす。

 珍しくアンテナ柱は真鍮パイプを叩いて作った。塗装してから胴体に穴を開けたのが間抜け。こういうのは先にやっとかないといけない。

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 慌てて描き足したハゲチョロはまあこんなもんかな。こういうのがある意味いちばん難しい。でも最近これがないと日本機らしくない気がする。
 あと、排気の焼けとかも、楽しんで吹いてます。

 もちろんプロペラもハゲチョロしてるよ。

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 展示会に行くと、こういう真正面から他人の作品をじーっと見てる、嫌らしいモデラーがいるよね。ほんとにもう。プロペラも一枚角度がちょっとアレなんだけど、そういうのは無視するのが大人でしょう(そうなのか?
 ま~だいたい左右平行っぽいなと思えたら、もうそれで勘弁してやってください。お願いだから。

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 このキットが天山らしいのかどうか、あまりよくわからない。いつもそんな感じだね、私は。
 カタチを覚える能力が低い。それだけに満足できる。これ許せん、とか思うことが少ないから幸せだ。

 一昨年の彗星もそうだったけど、なぜかハセガワからキット化されていないものばかり作ってる。わざとじゃないんだけど。

 キットをくれた「こっそり工房さん」、ありがとねー。どうにか成仏しましたよ。

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 昼間、家のなかで電気をつけずに窓からの光で写真撮ったら、こんなふうに青くなった。
 私はいわゆる海軍色が嫌いで、少し黄ばんだグリーンで塗装している。でも本当はこういう青緑だったのかな。

写真

 昭和20年2月 千葉県香取基地。第601航空隊 第二御楯特別攻撃隊所属機

 光人社「図解軍用機シリーズ 九七艦攻/天山」に掲載されている出撃の写真と、こっそり工房さんにいただいた塗装図から、この機体にしようと思った。

 あの時代、多くの若い前途有望な人たちが死地に追いやられていった。でも、今この時代も若い人は果たして幸せなんだろうか。大本営が悪かった、司令官がダメだった、上官がバカだったと、今批判するのは簡単だけど、私らはどうなんだ"!? 若い人に威張れるようなことをしているか!? 

 下手なプラモを作りながらそんなことを思う。ともかく今生きてることに感謝。このキットに出会えたことに感謝。これからも折にふれて特攻機を作りたい。

 というわけで、さあ次のキットが待っているぜ。

アンテナ線

 先週、家を出発するとき、こんなふうに注意書きを書いていった(主脚の接着中)

 帰ってきて、やれやれと手を出した瞬間アンテナ線を切る・・・っていう失敗は、過去に数限りなくやってきたので、予防のため。こうしとけば、注意するだろうよ、この私でも。

 で、今この場所に帰ってきたというわけです。
 完成してるので、あとは写真撮るだけ。と思って写真撮り始めて気が付いた、ハゲチョロ忘れてた・・・嗚呼、完成したようで完成していない。
 今日も風が涼しいので、心地よくハゲチョロを描くことができた。

泡
 母の一周忌で帰省した妹と話していたら、やや左寄りの妹とは今回も大激論。

 妹は「武器とは人殺しの道具であり、その武器を愛好するのは理解できん」と言う、確かにその通りではあるが・・・・私が、しどろもどろで「機能や技術がすごいとか、美しいとかいうこともあるんよ」と反論すると「この世にはほかに美しいものはいくらでもあるでしょう、あえて武器を愛好する気持ちがわからない」という。「いやいや、女のハダカを愛好するのも機関銃を愛好するのも似たようなものなのよ」と変な反論をすると「女のハダカは人殺しの道具とは全く次元が違う。機関銃と一緒にしてほしくない」という。確かにそうなのだが・・・。

 なぜ飛行機は美しいのか、それも民間機ではなく軍用機が美しいと感じるのか。

 「そもそも戦闘機を作ったのはなぜかというと、それは戦争のためなんだけど、戦争は政治や歴史の流れの中で起きたことであって、人殺しのために零戦を作ったというふうに単純に言えないと思うんよね」としどろもどろで反論するけど、私の旗色は悪い。
 普段、軍用機や武器の模型を作りながら、それが単純な人殺しの道具であるとは意識していなかった部分がある(正確にいうと、武器と兵器は違うものだが)

 一方的にまくしたてる妹の意見を聞きながら、「なるほど、それで彼女は今まで私の作る模型に興味を全く示さなかったんだな、嫌悪感を感じていたんだな」ということに初めて気が付いた。

 戦争や兵器を憎む人に、戦闘機の良さを説明するのは、ほとんど不可能なのだろうか。布団に入ってからも、「人殺しの道具」という言葉が頭の中をぐるぐると回っていた。嫌な言葉だ。私の作ってるプラモはそんなもんじゃないと思っていた。人類の歴史、戦場にはドラマがあり、それを知るのが私たちの楽しみだと思うんだけど。うまく説明できなかった。敗北である。

 というわけで、とりあえずビール飲んだ←それかい 

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