去年末から模型部屋の再構築に取り掛かっている。
実は作業部屋の中枢部分?自体は、十数年かけて自分で使いやすいように育ててきたので、ショボイけれど特に不満はない。あと欲しいのは塗装ブースとエアコンくらいかな。
そもそもプラモ作りなんて三畳くらいの空間があれば十分だよね。あとは在庫置き場と。
しかし私の場合はもうひとつの趣味である「本」を置く空間にしたい。ここをご覧の方が夢見るような模型部屋とは少々違うかもしれません。がっかりされるかも。
去年実家を整理したときに古い本は全部処分したんだけど、どうしても捨てられない懐かしい本だけ手元に残した。この本もそのひとつ。
テレビで「大草原の小さな家」という米国製ドラマを昔やってたけど、あれの原作(シリーズ第一作)。ドラマよりはやはり原作のほうが感動できるし素晴らしい。
つい手に取って読みだしたら・・・ああ止まらない。挿絵が懐かしい。すっかりタイムトンネルに入り込んでしまう。
おじさま方がプラモデルを作るときは常にこういう気分になれるのだろうな、と思うと、少々うらやましい。
ちなみに在庫少々は寝室の押し入れにとりあえず格納。作るぶんだけ出してくることにした。
自分が過去に読んできた本を眺めるのは、ちょっと格好よく言うと自分の思考を辿ることになるから、すごく懐かしいと同時に新たな発見もある。過去を振り返るのは時間の無駄じゃないかと恐れていたけれど、実は過去も大事なんだと、最近やっとわかってきた気がする。
先週末、地元のクラブの新年会があり、ゆっくり気持ちよくお酒を飲んできた。
長い間、なるべく遠くの人と交流して、いろんなことを勉強して・・・と自分なりに頑張ってきたけど、ここのところ地元の良さを再発見している。足元のことを知るというか己を知るというか、結局そこに還ってゆくのかなあ。自分は自分でしかない。
実は地元のクラブはしばらく休会してたんだけど、復縁することにした。
ずっと展示会には参加してたし会員とは同じように交流してたんだけど、自分のワガママで休会していた。
今があるのは突然でも偶然でもない、過去から積み上げてきた時間があるからなのだ・・・。
しみじみと良い夜だった。