つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

2017年10月

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 ハセガワっ!! 1/48 F-2A 第3飛行隊60周年記念塗装機。波田野さん作品。

 銀翼会会員の作品が続きます。
 先日、松島基地で被災したF-2Bの復元の話を読んで以来、いよいよF-2作りたくなってる私なので、この作品を見られてとてもうれしかった。これは単座のF-2Aですが、デジタル迷彩はデカールをもとにマスキングして塗装されています。白線も。それ以外の部分はもしかしたらデカールかも。

 しずれにせよ、やはりハセガワキットを美しく作ってる作品を見るとうれしい。おまけに自分の好きな飛行機だし。
 いや~しかし、F-2かっちょいいです。

 先日中津で会った銀角さん(築城在住)によると、F-2のエンジンの音がうるさいらしいけど。F-15のほうがずっと静からしい。それはエンジンがひとつなので、着陸前?とかにエンジンふかさないといけないらしい。いいのいいの、ミツビシの戦闘機だもん。

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 同じく波田野さん作品。ハセガワ1/48 A-4E A-4B(奥) A-4C(右手前)

 うぉ~!! ハセガワ愛炸裂~!! 私もこんなふうにハセガワ製品をガンガン作らなくちゃいけないなと、真剣に思う。二機作ったくらいで満足してちゃいけない。三機作らないと。

 しかも美しい作品、やっぱスカイホークっていいなあ。

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 片山さん作品。スペシャルホビー1/72 IA58A プカラ

 きれいな迷彩ですねぇ!! 思わず作ってみたくなる・・・プカラってときどき展示会で見ますけど、珍味とかと同じく、食べたときは覚えてるんだけど、うちに帰ると「えーと今日食べたアレ、なんだっけ」というような・・・プカラってそういう不思議な魚のような飛行機(私の頭が悪いだけです・汗

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 同じく片山さん作品。エイビス1/72 バラクーダ。

 なんじゃこれは。見たことがないような気がする。ドイツの秘密兵器か!?

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 伊村さん作品。スクラッチ。1/48 プー・ド・シェル。

 これは朝日新聞社のヒバリ1号だそうです。当時朝日新聞社はなぜか航空機宣伝に力を入れていて、航空機教室?みたいのをしていたそう。これは取材じゃなくて、飛行機の啓もう?のために使われていたらしい。今のお金にすると400万円だか600万円だか、とにかく、「ちょっと金持ちなら買える値段」だったそうで、当時保有していた人はかなりいたそうです。いいなあ。

 伊村さん、とってもお気に入りのようで(そりゃスクラッチしたんだから当然でしょうけど)、「あんまりこれについて質問されなかったんですよね」と少し寂しそうに微笑んでました。ああーん、女殺しの寂しげなスマイル、こりゃ参りました。

 おかげ様でお客さんの少なくなった展示会最後のほうで、ゆっくり話を聞かせてもらいました。ウフフ。

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 井上さん作品。タミヤ1/72 ノースアメリカンR.A.F ムスタングIII

 今回はいまひとつ体調がよくないそうで作品はこれだけだった井上さん。
 しかしこれも・・・えっ48じゃないの!? って感じですね。美しいです。ファストバックもいいなあ。

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 中川さん作品、キティホーク1/48 F9F-8 クーガー

 カッチョええねー。私ファントムより好きだったりして、というのはここだけの話。
 このネイビーブルーっていうのか黒なのか? 米軍の色好きです。なんか不良ぽいとこも(謎

 主翼のなかほどにあるアレ・・・なんていうんだっけ、あれは薄い板で作り直してるんじゃないかと思うんだけど。エッチングパーツが付属してるのかな? 

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 最近入会された塩見さん作品、「Bouqust toss」フィーゼラーFi156Cシュトルヒ

 ジオラマって、よくこんな情景考え付いたなあっていう、まずそこから驚いてしまう。
 地面の下にはソ連の戦車が埋まっていて、そのサビは日本画の顔料でやってるらしい。プラモをいくつも使用した、ある意味リッチな作品。大人の作品ですよ。
 白く塗装したシュトルヒがきれい。模様はすべて描いてるとのこと。そもそも絵を描くのが本業だそうです。すごい新人が入ってきましたね銀翼会。

 九州人ではないけれど、ずいぶん九州を気に入ってくれてるようでうれしいです。お国自慢をしない愛知の方だそうですが、お国自慢しない人たちってシャイなんだと思うんだよね。なんでもそうでしょ? 九州って男尊女卑かと思いきや、女が強いですねと言われましたが、特に佐賀の女は強いよって言いたかったけどやめといた。

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 同じく塩見さんの作品の一部。なんとなくショーン・タン風の絵でいいね。
 ご本人はショーン・タンを知らなかったので、意識して真似したわけではないんですね。

 こういう感じの「幻のような風景」というか、郷愁をそそるような・・・いいですね。
 常に模型ってリアリティを追求してるせいか、シルエットだけというのは癒される。

 作者とは今回初めてお話させてもらったんだけど、なんとなく初めて会った気がしない気さくな人でした。

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 田中さん作品。マッチボックス1/72 Do-18

 いつだったか、毛利さんに「歯医者さんの使うアイテムらしいけど、これでシートベルト作るとちょうどいいよ」といただいた、やわらかい鉛板のようなもので72にちょうどよいスケール感、大切に大切に使ってたんだけど、その供給元が田中さんだったと判明。
 今回ようやくお会いできてよかった。「またアレ下さい!!」と作品の話もそこそこに鉛板の注文しといた←かなり失礼

 これステキな作品ですね。好きやなー。おしゃれやなー。あ、作者もおしゃれな紳士でしたよ。

 こうやって自分の好きな作品の写真だけ撮影し、うちに帰ってまたじっくり見ながらコーヒー飲んで・・・至福のとき。
 明日はゲスト作品をもう少しご案内します。お楽しみに。

    
 

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 先週末、北九州市小倉北区で開催された銀翼会の展示会より。今回の同会テーマはおじさん達の大好きな「ファントム」でした。まずは銀翼会会員の作品から。

 中川さん作品。1/32 レベル RF-4B
 まずは、この大きいヤツから。大きくってぇ、全部(画面に)入らないンですぅ・・・♪(単に写真撮るのが下手なだけです・汗

 もともと銀翼会は72を上手に作る方が多いのですが、たまにはいいよねぇ大きいものも。
 中川さんの迫力ある作風と相まって、非常にカッチョいいです。

 死ぬまでに一度はこういう大きいやつを作ってみたいですよねとつぶやくと、誰かが驚いて私の顔を見てましたが、ほんと人生って長いようで短い。これ見て、作ってみたくなった人は今日から早速作ったほうがいい。

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 ファントムって、この部分が好きだなあ私。だからこの部分の写真ばかり撮ったりして。

 洋白板など貼り付けたりされてます。あと排気管のところも金属板を貼り付けてますよね。これくらいのスケールになると、金属がちょうどいい感じ。
 水平尾翼が変な角度で下向いてるのもファントムのチャームポイント。

 中川さんは岩国でハチロクやファントムの爆音を子守歌に育ったとかいう人です。「えっ、きららさんファントム見たことないの!?」と驚いたように言われたけど・・・ないっすよ!! 私若いですし(嘘)、この趣味始めるまでは飛行機なんかに興味なかったもん。

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 新しく入った塩見さん作品。ハセガワ1/48 ブリティッシュファントムFG.MK.1

 今までも、ブリティッシュファントムは色んな展示会で見てましたが、今回どこがどう違うか解説を聞いてようやく少しわかってきたかな(しかも作った人の解説ではないというのが、なんとも飛行機展示会らしい)
 まず、エンジンが違うんです。エンジンがロールスロイスでしたっけ。イギリスで作ったので大きくなって、その部分が太くなってます(胴体左右)。でも実際運用するとデカくなったぶん重くなって性能はあまり変わらなかったとか。でも、アメリカの飛行機でも、エンジンはウチんとこで作るっちゃん!! て心意気がいいね。

 これ作りたくなったなあ。

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 波田野さん作品。造形村1/48 F-4J

 どの作品も現物はもっときれいですが、写真が下手ですみません。
 ファントムの翼端のピっと上向いてる形ってすごく印象的だけど、旅客機のウイングレットとは意味が違うそうです、ウイングレットは燃費をよくするためで、ファントムのは機動を助けるためらしい。

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 伊村さん作品 造形村1/48 F-4J

 こうやって見ていると、いろんなマーキングがあってそれがまた魅力的ですよね。
 空軍、海軍、海兵隊・・・

 実は整備員泣かせの飛行機だったそうで(こわもておやじさん談)、ベトナム戦争では大変だったかも。

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 同じく伊村さん作品、ハセガワ1/48 F-4E

 やはり飛行機モデラーは海軍機が好きな人が多いのかもしれませんが、空軍の迷彩もカッチョいい。本当に戦争やってたんだな感がしていいね。漢(おとこ)ですよ。

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 毛利さん作品。ハセガワ1/72 F-4GファントムII

 あ、ファントムIIのIIってなんだっけ。聞いてくるの忘れた(汗 いつもそれが疑問なのに。
 これってワイルドウィーゼルって言うんですよね。機首のバルカン砲かと思った部分はセンサーが入るらしい。

 ワイルドウィーゼルって「イタチ」のことだそうです。すばしっこく走り回って敵のレーダーサイトを見つけ出し攻撃し、情報を集める・・・いちばん先に行っていちばん最後に帰投する飛行機だそうです。
 おお~!! なんかそういうのグッときませんか? いちばん危険な任務やん!! 危険な任務ってのにしびれますねー。こういうの作ってみたい。

 グレーなのでわかりにくいのですが、これも全身にリベットかびっしり・・・ああっ!! どうかなっちゃいそう←おい!!

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 片山さん作品。ハセガワ1/72 F-4EファントムII

 何を作ってもきれいに作る片山さん。今回は懇親会でお話させてもらいました。

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 原田さん作品。フジミ 1/72 ブリティッシュファントム FGR.2

 きれいな作品を作る原田さん。もっとたくさん作品を作ってほしい(きららのお願い
 あえてフジミなんでしょうか、それともたまたまフジミだったのか。ブリティッシュファントムいいですね。

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 さてここからは、せせろしい(大分弁で騒がしい、の意)ゲストの作品いきます。

 浜松BMCの白岩さん作品。 ハセガワ1/48 F-4M ファントムII FG.1 ファントム生誕25周年記念塗装

 筆塗りだからスゴイ、という言い方はしません。
 それに、どこがどうすごいとか、私には判断ができないんですが、この圧倒的な存在感と、美しさ。それだけわかればいいんじゃないかな・

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 こちら伝説のモデラー・小坂勝己さん作品(今回ご本人にはお会いしてません)。

 誰でも振り向いてしまう美人って感じでしょうか。美人に解説なんか必要ありません。ただ見ればいいだけ。
 筆塗りです。昔の模型雑誌で見た方も多いのでは。私はクルマの作品は見たことがあります。

 今ではもう、模型にはやや興味を失ってられるらしい。ま、ここまで極めてしまえばもう面白くなくなっちゃうのかも。でも、たぶん初心者のときではこの凄さも半分しかわからなかったかも。
 今日の私が拝見できてよかったと思います。

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 同作品。細かいコーションデータも全部描いています。驚異的です。

 小坂さんにはお会いしたこともありますが、なんていうのかな、文学者でいうと芥川とか太宰とか、そんな人のような。むちゃくちゃでグダグダでそれでも女にもてて、繊細で傷つきやすく不器用で他人がなかなかできないことを小指の先で、ちょいちょい・・・とやってしまう、それでいて危なっかしくて女がほっておかなくて・・・

 私? 私はそういう芸術家タイプとは合わないようですね←アッサリ言うか?

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 広島乱流会の静かなる男、槙野さん作品。タミヤ1/32 F-4J

 赤子におしゃぶり、槙野さんに飛行機、と言いますが(誰が言うんか!?)、飛行機プラモがあればほかに何もいらない槙野さん、というストイックな雰囲気です。
 彼の生活は謎に包まれていまして、こういう方もやはり伝説のモデラーの一人なのでしょう。

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 飯塚リバーサイドの絵富代さん作品。1/32 タミヤ(といってもほとんど自作) えーと何型でしたっけ←おい!!

 「もう誰も見たくないでしょうけど」と自虐的に言うので(そんなこと言わなきゃいいのに)「はい、全然見たくありません」と言っておきました。失礼な発言? いやいいんです、飛行機モデラーってマゾだから。もっとひどい言葉を浴びせかけてやればよかったかも。

 何十年もかけてこの作品を作っていたのは有名だよね。これもまたひとつの伝説のモデラー。
 なんか伝説が多すぎて重いなぁ。

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 同作品。
 中川さん「この排気管の焼けがねぇ・・・どうしてもこの色が出せないのですよ」
 ということでした。ということは、まだまだ中川さんはファントムを作るってことでしょう。追いかけたい何かがある間は。だから「できない」ってことは素晴らしいことなんだよね。それが推進力になる。

 ここ見てる人も、「俺なんかとてもこんなのできない」と思うかもしれないけど、できないからできるようになるんですよ。できちゃう人はきっとツマンナイと思うよ。

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 横浜サンダウナーズのフェニックスさん作品、造形村1/48 F-4J

 今回は造形村作ってる人が多かったですね。造形村のアノ部分がちょっと・・・とかハセガワの48の機首はちょっと・・・とかいろいろ言ってる人がいましたが、とにかく自分で作ってみんしゃぃ!! 文句はそれからでいい。

 フェニックスさんは横浜から日帰りで参加という信じられん男ですが、九州人の血が入ってると聞いて納得。九州の展示会を気に入ってくれていて、年に何度もどこかの展示会で顔を合わせます。

 つや消しで格好いいファントム。うーん、私が作るとしたらツヤ消しでやってみようかなあ。

 ほかにもまだファントム作品あったんですが、一応私の好みで並べてみました。
 楽しんでもらえたでしょうか。
 ではファントム以外の作品は、明日に続く。

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 10/28,29の二日間、北九州市小倉北区商工貿易会館にて開催されました北九州銀翼会の展示会にいってきました。

 小倉駅からモノレールで二つ目の駅を降りるとすぐ、いつもの場所です。
 今年は台風の影響で一日目は雨となりました。

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 恒例のホビーボックス(模型店)の「がらくた市」 中古キットの即売会です。会場前で行わました。
 けっこうこれを目当てに来ている人もいるみたい。

 私は72のTA-4Jスカイホ-クトレーナーをゲット。箱が欲しくて買いました。ハセガワの古いキットの箱が好きなんだよね。

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 福岡ソリッドモデルクラブの御大・市岡会長が拝見!! 一同緊張!!

 ・・・と思いきや、御大というわりに、いつも変な駄洒落を連発しながらフラッとやってくる、じつに頭の柔らかそうな人。今もまた新作の計画を練っているらしい(ソリッドだからまずは図面から・・という壮大な計画となる)。

 そう。肝心なところは硬く、頭は柔らかく。そこが大事。

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 会場風景。

 けん君「えーっ、マッキ君、もう帰ってしまうん?」
 蛇の目君「早く帰らんと、母ちゃんに怒られるんやろ?」
 マッキ君「うん・・・もうプラモ作ったらいかんって言われるもん(涙」

 日帰りするため、作品を梱包してしまう人のそばで、名残を惜しむ人たち。
 なんと、横浜から日帰りという猛者もいた(汗

 楽しい時間はあっというまに過ぎてゆく。それでも、なぜかこの一瞬のためにモデラー共は集まってくる。

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 毛利会長の作品。
 1/72 三菱一三式艦上攻撃機。

 これって赤城三段甲板の艦載機じゃなかったっけ。なんか日本的な美しさを感じる。実は今回のテーマはファントムだったので大戦機は少なく、こういった作品見るとホッとした。

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 同じく毛利会長のエデュアルド1/72 ヘルキャットのディテール。

 このアンテナ線の張り方を教わった。
 でも書かない(笑。うまく正しく伝える自信がないので。いい加減に書くとだめでしょ?
 アンテナ柱のほうに穴が開いてるのが見えると思いますが・・・見ただけでどうやってるかわかるかな?

 こういった、いろんな技法をその場で作者から教われるのが展示会のよいところ。それはネットや本で伝えるのが難しい部分で、じかに人から人へと、アナログに伝えていくことの楽しさを感じる。こういうところが人間の大脳皮質を刺激するんだろうか。だからひとは展示会に行くんですよ。

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 同作品。全体像。

 48なのかな!?って思っちゃう。びっしり打たれたリベットが精密感を感じさせるからかな。
 リベット打つと時間がかかりそうに思うけど、一年に十数機作ってしまうのがすごい。

 「もう模型作り疲れたなぁとか、面倒だとか、思うことはないのですか?」とお聞きすると、
 「まったく感じない、作りたいものがたくさんあるから」と、サラッと言われた。

 すごい。毛利さんの作る作品もすごいけど、70歳を過ぎたとは思えないそのバイタリティがいちばんすごい。

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 では、今回の展示会レポートも私の好きなものを好きなようにご紹介していくつもり。

 では、模型の世界へ出発しましょう。さぁ、ご乗車ください。

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 尾翼の虎模様の塩梅を見たくてマスキングを剥がしてみた。

 茄子紺だとか偉そうに言ってたけど、単なる黒じゃん!! 変だなあ・・・黄色の隣にあると黒に見えるのかな。もっとグレーっぽい色にすればよかった。

 でも、虎模様なかなか格好いいね。うん。気に入った。
 で、これを再度マスキングしたわけですが・・・むむっ、なんか二度手間!?
 そうか、機体塗装が終わってから縞模様を塗装すれば、一度で終わるってことか。なるほど←やっとわかった
 でもねー先にこれを塗装するほうがモチベーションは上がるね。よし、この虎で行くぞって。

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 間抜けなマスキング中。

 右側のハセガワのほうは胴体下のヒレみたいなやつをまだ接着していない状態なんだけど、そのほうがすごくマスキングは楽なんだね、なるほど←やっとわかった

 ほんと、教えてもらったときに「あっ、そうなんですねー、ありがとうございますぅ~」なんて言ってすぐに言われた通りやるような女だったら、今頃はもう、もてて仕方なかっただろうなあ。でもいいの。これ以上もてたら、男性関係が複雑になりすぎて大変なことになるし。

 言われたとおりやらずに、一度失敗してから「くっそー、やっぱりあの男のいう通りだった、ふん気に入らねぇなぁ」などと、憎まれ口叩きながら作ってるから、なかなかうまくならない(汗
 なんでも素直は得をする。それが人生の勝ち組への道ですね。

 しかしまあ、下手なマスキングでマスキングテープ業界にかなり貢献しているのは間違いない。

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 天気が回復して、気分も回復、なんかだんだんノッてきたぞ、マスキング。

 インテークに赤(72の日の丸用に作ってる色を使用)を塗装してマスキング(ハセガワのデカールをなぞってマスキングテープを切った)。
 上からブルーグレーを塗装したらこの赤をちゃんと隠蔽できるかな? わからんけどやってみよう。

 えーと、こっちはハセガワのキットです。

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 しっぽの黄色と黒のシマシマ模様のために、黄色を先に吹いてマスキングし、上から黒を吹いたところ。そんな難しいことじゃないんだけど、乾いてからしかマスキングできないから、時間がかかる。

 この黒は大戦中の日本海軍機カウリング色として作ってる色を使用(茄子紺ってやつ)。
 72ということもあり、単なる黒だとオモチャっぽくなりそうだし、第一面白くもなんともないので、黒は黒でも少しニュアンスをかえている。マスキング剥がすときが楽しみ。

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 左側がエレール、右がハセガワ。やはりハセガワのほうが数百倍カッチョいいし高級感あふれてるね(意味不明

 エレールは歴戦の機体、ハセガワはまあ普通にタイガーミート記念塗装機、という感じにしようかと思ってる。エレールはキャノピーは閉じて、ハセガワは開けた状態にする。
 二機作ると当然こういう遊びができるからわくわくする。

 展示会で、「今どきエレールとか作る奴おらんわ」と言われるのが楽しみ♪

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 あ、突然ですが、最近デスクトップパソコンを買いました(ノートパソコンは別室で使ってる)

 私、昔ピアノを習ってたせいか、ノートパソコンのキーボードだと叩きすぎて指が腱鞘炎になっちゃうの。っていうか、キーボードってのはこういうのを言うんだろ!? ええ!?
 そういやあ最近は液晶画面を指でナデてるような奴が多いが、全く嘆かわしい。ああいうのは、指が事故や病気で動かせないような人のためにあるもので、普通に指で打鍵できる人間は、こっちをバシバシ打てや!! それもローマ字変換とか無駄な打鍵はやめとけ。日本人ならひらがな入力だろうが!!

 一度覚えるとひらがな入力は速い。
 マスキングは遅いが入力は速い私でした。

 パソコンは知り合いに頼んで本体・キーボード・液晶画面を購入した、〆て二万円。中古品でもちろんインストとか一切ないけど、一応ウインドウズ10が入ってるし、動けばそれでいい。無線ができなかったので装置を買いにいったら、USBに差し込む小さな機器1980円也だった。液晶だけはそのうちもうちょいいいやつに買い替えようかなあと思ってる。
 電気製品とか道具は、機能がいろいろあるようなヤツは我慢ならなくて、何かひとつのことだけできるようなのが好きなんだけど、どうも世の中はそうではないものが多い気がする。

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 ハセガワとエレールの72ミラージュF.1Cの続き。

 部分的に白かったり黄色かったりするのを先に塗装しているところ。あちこちマスキングする。こういう塗装は全体塗装してからやってもいいのかもしれないけど、なんとなく先にしていたほうがいいような気がして先にやってる。

 模型つくりの手順って、こうすればいちばん早いという「最短距離」がきっとあるんだろうな。頭のいい人はきっとそれがわかるんだろうな。でも私みたいにわからない人は苦しみながら間抜けな匍匐前進をするしかない。
 ハセガワのほうは尾翼を虎みたいなシマシマ模様にするので、まず黄色にする。黄色ということは、先に白を塗装しておかないといけない(汗
 で、やっと黄色くなってさあ今度はマスキングしてから黒だと思ったら、先端部分にこんなふうな白い部分があることに気が付く。ミラージュの、い・じ・わ・る。
 もう一度白を吹いて、数時間おかないとマスキングできないから今夜はこれで作業おしまい(涙 というように、ほんと段取りが悪い。

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 翼端のR550マジック取り付け部分は、白だった。ミラージュの、い・じ・わ・る。白は発色が悪かったりするので、念のため二度塗装する(こちらはエレール)

 あと、エアインテイクの入り口部分は赤いので、そこも白で下地塗装・・・赤とか黄色とか面倒な色だなぁもう!!・・・と思いながら、さて今日の作業はこれくらいにしようかとエアブラシを洗浄していると、ああっ、何これ指紋がついてるぅ、誰かいこんなとこ触ったのは・・・って自分でしょうが。

 ま、モデラーあるあるってやつですか、それとも私だけか。仕方ないのでもう一度白を吹く。で、エアブラシを洗浄する。ふぅ。
 なんかなー。模型に遊ばれてる気もするけど・・・気のせいか。平行して何かどんどん組み立てられるやつ作ろうかなあ。とも思うけど、この混乱した作業場でこれ以上模型作るとパーツがきっと紛失するな。

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 さて、楽しい展示会が終わって自分の作業場に帰ってきた瞬間はうれしくもあり、自分のやってることがつくづく情けなく下手くそに思えたりもする。
 しかし椅子に座ってしばらくすると、すべてを忘れミラージュとの世界に入っているのだった。でないとモデラーなんかやってらんない。

 えーお騒がせいたしました、ミサイルの名称ですが、よく見たらハセガワのインストにも書いてあったよ←インストよく読まんかい!!
 マトラR550、マジック、空対空ミサイルです。
 左側のハセガワのパーツはマジックらしいカタチだけれど、右側のエレールのほうはサイドワインダーではないだろうか。ミラージュにサイドワインダーを搭載していたかどうか知らないけど、このパーツしかないし、これでいきます。

 あ、写真はまだ青い線を描いてる途中なのでヨレヨレだけど、今からもう少しきれいに整えるよ。

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 エレールの主脚のコノヤロ的分割。これ見ただけでやる気が失せる。
 先日のハインドの脚もこれくらい、いやこれ以上に分割されていて、たぶん30分くらいしか立ってられないんじゃないかと思ったけど、なんとか二日間の展示に耐えましたけどね・・・こういう分割は嫌いっ!!

 初心者の頃の私だったら、ここで挫折してます、たぶん。どれが左右どちらのパーツかわかりにくいし、角度もあいまい。私はハセガワのキットを見ながら作れるけど、ハセガワのキットのない時代は大変だっただろうね。
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 とにかく主脚のパーツがほぼ一体化してるっていうハセガワは素晴らしい。

 ハセガワのパーツを見ながらでもかなりむつかしくて、IQが試されてる感ハンパない。
 こういうの苦手ですよ・・・とはいえ・・・心のどこかにはこの状況を楽しんでいる自分がいる。
 ごくごくソフトなマゾなんだろうな。あんまり痛いのは嫌いだけど、ちょっとだけ苦しいのが好き。

 ちなみに、主脚は片側に二個ずつ車輪をつける。72のタイヤって小さいんだよね・・・それを四個×2(汗
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 こちらは前脚。ハセガワのパーツ(左側)のほうが大きい。作業もやりやすい。

 一応、ネットで拾った写真をもとにパイピングしてるところ。いつもの伸ばしランナーにて。
 細かいところばかりやってるとなかなか前に進まなくていやんなっちゃう。早く全体塗装したいなあ。

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 大分県中津市で開催された、中津模型クラブマークIIの第12回展示会の様子。

 この方もゲストの、とみさぶろうさん。バンダイ1/100 シナンジュ
 ほんとにきれいですね。制空迷彩や濃緑色ばかり見慣れた飛行機モデラーには、あまりにもきらびやかで・・・竜宮城に着いた浦島太郎の気分。

 この金色のフチ取りみたいな部分は、ハセガワのフィニッシュを使ってられます!! おおっ!!
 とみさぶろうさんにお聞きすると「大変貼りやすく、とてもお気に入り」だそう。今後もどんどん使っていきたいとのことで、ハセガワの回し者としては非常にうれしかった。

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 同作品。

 この部分も思わず見とれてしまいます。先端の赤い部分は、百均のペンライトらしい。なぜか大きさがぴったりだったそうです。やるなバンダイ(違うって
 細部の工作をするとかっこよくなるのは、キャラもスケールも同じ。そこがまた、モデラー心にグッとくるんだよね。

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 至福のとき(金角さん撮影)


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 ようやく飛行機登場。築城模型クラブの金角さん作品。「出撃」タミヤ1/48 零戦52型丙 

 この横長の土台って初めて見たような気がするんですが、なかなかイイですね。タミヤ製らしいんだけど、知ってました? こんなふうにレイアウトするのにぴったり。
 整備員がさかんに帽子を振るなかを出撃していく零戦52型。

 塗装後にかるくヤスリかけることで、銀剥がれを表現しています。けっこうハデ目に剥がれさせていて歴戦の機体って感じでしょうか。
 いやしかし、唯一の零戦、唯一の大戦機? 大変なことになっちゃってますよ、今どきの展示会。

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 あ、いやいや、ちゃんとありました。堀越二郎設計の機体がもうひとつ(でもこの二機だけだったんですよ!! 寂)。

 きっと「風立ちぬ」のファンなんでしょうね。ランサーさん作品。ファインモールド1/48 九試単戦。
 このアニメで堀越二郎や大戦機を知った人がたくさんいるに違いない。ありがとうジブリ。
 私? 私はプラモを作ってはじめて零戦を知り、堀越二郎の名前を知りましたよ。40近くなるまでそんなことも知らなかったなんて恥ずかしかったけど。零戦に限らず、モノにはそれを作った人がいるということ。それを意識せずに生きてきたなんて。

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 築城模型クラブの銀角さん作品。トランペッター1/72 Su-24M フェンサーD

 え、これ72? なんかデカイんですけど・・・。銀角さんはしょっちゅうロシアの航空祭に行かれてるんですが、とにかくあちらのモノはすべて大きいらしい。飛行機もオッパイも・・・うーむ。

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 同じく銀角さん。ハセガワ1/72 オスプレイ。
 ほっ。ハセガワのキットが全然なかったら、どうしようかと思ったよ。

 先日エンジンの不調で大分空港に着陸してましたが、誰か見に行った人はいなかったのかな・・・。
 私ももう少し近くだったら見に行ったんだけど。

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 中津のクラブのセイバーさん作品。エッシー1/48 アエロマッキMB326 

 イタリアの練習機であります。こういう作品見ると、何かホッとする。
 飛行機モデラーだなあ、って。
 だが・・・とにかく飛行機モデラーが少なすぎて、今回はセイバーさん、金角銀角コンビと、滅びゆく飛行機モデラー同士肩を寄せ合い、じっと耐えたのだった。援軍は、どこからも来なかった・・・

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 銀角さんのなんか巨大なモノ。わかる人にはわかる?

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 夫婦漫才か?(銀角さん撮影)


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 私のMi-24V ハインドE(レベル1/72) 写真は、銀角さんがロシアで撮ってきたもの。

 けっこう写真撮ってた人もいました。見てくれた方々ありがとうございます。例によってこちらから声をかけることはできなかったけど←シャィなんです

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 帰りの中津駅のホーム。秋の日没ははやく、すでにとっぷりと日は暮れて。
 右側にとまってる電車は下関行き。

 このホームにあがる直前、先行した博多行の特急に乗るのだろう、二十歳くらいの息子を見送りに来ている夫婦がいた。大学生くらいだろうか、週末帰省していたのが福岡に帰るのだろう。小さな駅の改札のところに両親が立ち、息子は階段を半分上ったところで振り向いてちょっと手を振っていた。後ろのほうからこっそりとその姿を見ていると、私も自分の息子を思い出した。切なくなる光景だった。

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 自分への土産は中津名物「蛤しるこ」。蛤のカタチをした最中の皮みたいの中にお汁粉が入ってる。
 少し肌寒くなってきた季節にお汁粉がぴったり。

 さて、ソニックは去ってゆき、私は残る。
 ミラージュの続きを作ろうかなあ。でも今夜はウイスキーをちょっとだけ飲んで寝るかな。

 小さなレポートを最後まで読んでいただきありがとうございました。またどこかの展示会でお会いするときまで、サラバ!! (写真は別府駅)

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 先週末に大分県中津市で開催された中津模型クラブマークII展示会の様子。

 ゲストです、ひなたさん作品。「光さす庭(軍艦島)」
 去年、福岡天神で開催された展示会で拝見したんだけど、そのときは声をかけられず残念だったのが今回はゆっくりと話を聞けて楽しかった。

 プラバンなどによるスクラッチなので、プラモデルではありません。
 写真を参考に作るそうです。設計図やスケッチなどは描かず、ひたすら自分の頭の中にある情景を再現されるとのこと。すごい。

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 同作品。
 圧倒的な存在感。ここから見る光景・・・これですよ、この光景。これやりたかったんだろうな、と思わせる。

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 そばに寄ってみても破綻してない、作りこみ。
 なんか、中から人が出てきそうで怖い。子供の頃、近所の廃屋なんかに「お化け屋敷」とかいって子供同士で入り込んで遊んだことはありませんか? ああいうの思い出す。背中がぞくぞくしてくる臨場感。

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 屋上部分は木が生えている。
 今回よくよく観察させてもらうと、いろんなディテールがさらに見えてきて楽しかった。

 彼女の作品は、構造物だけじゃなくて、色のセンス、樹木の作り方植え方など、いろんなことがバランス良い。頭の中で考えたことをそのままカタチにするそうですが、これってまさに小説を書くみたいな行為ではないか。誰でもできるようなことではない。逆にインスト読んで組み立てるなんてことのほうが苦手と言っていた。

 男と女を区別するわけじゃあないけれど、これが男共なら、軍艦島の本や写真などを横に並べるところだろうな、そして軍艦島のウンチクをたっぷり聞かされるんだろうな。
 でもひなたさんにあるのは、恐らく「マイ軍艦島」だけなんだよね。そこが強い。
 ひなたさんには、いろいろ話聞かせてもらってアリガトウ。息子さんも一緒に来てたけど戦車模型が好きだそうだ。ウチの息子を思い出したよ。

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 さて、息をのむようなスクラッチのあとは、再びプラモデルいきましょう。

 こちらはアーチャーさん作品、S-GUNDAM・・・と書いてありましたが、すみませんなんのこっちゃわかってませんが、作品はじっくり拝見しました。

 このキット、知ってる人はわかると思うけど、かなり古いキットだそうで、最近のガンプラと違って合わせ目消しは多いし、まずは太もも3ミリ延長工作とか、いろいろ大変だったそうです。
 箱に掲載された完成見本は正直ズングリした印象でいまいちカッチョよくないんですよ。それに関節もよく動かなくて、武器をちゃんと持ったポーズが作れないとか。

 ハセガワの70年代のキットを作ってみた、みたいな感じかな?

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 同じキットをDG-WORKSさんが作るとこうなる。塗装の違いって面白いですね。
 キットのこともガンプラの設定とかも何もわからず、すみません。

 ちなみにこのシリーズはバリエーションも多く、非常にコダワリを持つ人が多いと聞きました。飛行機でいうとドイツ機みたいなもんかな。くわばらくわばら。

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 中津のクラブの方 おーぐるBさん作品。ザクII バンダイ1/144

 この方の作品、どれも私の好きな感じの塗装でした。
 繊細なウェザリングというか、味付けがされています。ガンプラも、こういう中間色とかマットな質感とか、「オトナ」な感じの塗装も多く、ずいぶん進化してきてるんだろうなあと推測する。
 我ながら勉強不足だけど、ガンプラの作例などを普段見ていないので、ものすごく新鮮に感じる。
 AFVもそうですが、なんかもう違う世界の模型を見てる気がする。塗装方法など真似してみたい。

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 同じ方の作品。EMS-10 ツタ バンダイ1/144
 20年ぶりの製作って書いてあった。プラモ製作自体が20年ぶりなのか、ガンプラが20年ぶりなのか、そこを聞きたかった気がするが、残念ながら話を聞いていない。今回の痛恨のミス。

 「出来上がったときの嬉しさ・感動は一生忘れないでしょう」とコメントに書いてあった。
 ううっ!! もらい泣き!! 感涙!! こんな作品に出会えるから展示会に行く価値があるなあ。

 ドライブラシした武器の感じとか、スケールモデラーの私には非常に好感もてる作風です。重量感が出てるっていうか。武器らしくてカッチョいい。

 会場は照明もじゅうぶん明るく、お客さんもほどよく来場され、広すぎず狭すぎず、トイレや自販機なども近くにあり居心地よく・・・ゆっくり写真を撮り、疲れたら椅子に座っておしゃべりできる。駐車場は無料で、歩いてもJR中津駅まで行ける。
 こんなちょうどよい展示会って、やはり12年間続けてられるからなんだろうね。

 明日に続く。

 




 

 


  

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 というわけで、大分県の北部の守りを固める・中津模型クラブマークIIの展示会に突入!! 
 図書館の中ということもあってか、けっこう親子連れなども来場。何より、模型教室もあったしね。いろんな客層がありました。中津市は人口8万4千人ちょっと、決して大きな市ではありませんが、模型クラブがあるなんて素晴らしいでしょ。

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 とりあえず今回は、中津マークIIのアーチャーさんのこの作品を見たくてやってきた。特急ソニックに乗りたかったというのは二つ目の理由(秘密だけどね)。バンダイ1/100 RGM-79SP GMスナイパーII

 ポスターにしてあった作品ね。
 見たものをうまく伝えるだけの写真はなかなか撮れないね!! しかも最近私の持ってるような下手なコンデジより、スマホの写真のほうがけっこう鮮明だったりしてインパクトあったりして・・・落ち込む。頑張らなくっちゃ。

 ブルーグレーがヨーロピアン(意味不明。
 盾を持ってポーズ取ってるのっていいな。ガンプラみたいなロボット型のどこがいいって、自分でポーズを決められるのがいいですよ。楽しいだろうなあ。うらやましい!! 
 あ、しっとりとした塗装は筆塗りです。

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 さて、イキナリ下関巌流会の方の作品にいきます。本当は中津の方の作品を先に紹介するべきだとは思うんだけどすみません。

 日田にも毎年来てくれるイノチェンコさんの作品。イタレリ1/35 LMVリンチェ
 イタリアの軽装甲機動車、カッチョエエでしょ。戦うクルマですよ。

 日本の軽装甲機動車作ったせいで、こういった装甲車が気になって仕方ない。作りたいなあ。
 お得意のドライブラシがよく効いて、カッコいいね!! 後ろ姿にしびれます。

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 もちろん前からもカッコいい、物騒な面構え。倒してくくりつけたアンテナがいいアクセントやね。

 「デカールもよく馴染んでますね」と、イノチェンコさんの作品を熱心に見ているモデラーがいて、一緒に見学させてもらいました。こういうとき、知らない人でもすぐに一緒に話せるのが展示会のいいところ。
 デカールのなじませ方、聞いてみると特段変わったことはしていないようですが、きれいなんだよなあ・・・。
 しならせて括りつけてるアンテナ(金属線)は、実は基部が折れるような感じに倒れるようになっているそうです。このへんは実車を知っているからこそできる工作。

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 で、一緒にイノチェンコさんの作品を熱心に見ていたモデラーがshiroさんでした。
 「METAL GEAR SOLID V」 ゲーム中のシーンだそうです。うーん、ゲームかあ・・・知らないもんなあ。
 でも何かカッコいいシーンで、特にフェンスがオッサン心を鷲掴み。
 「フェンスは自作だそうですよ」「ほぉ~」「っつーかさ、このフェンスの向こう側にヘリが駐機してたらいいよな」「あ、それいい!! 絶対いいっすよ」「逆にこっち側を前にしてさ」「ほーほーなるほどそれイイわ」・・・などと他人のビネットを肴に盛り上がる中高年。ケシカラン連中だ(笑

 路面は水たまりを表現してられますが、本人にお聞きしたら、雨の降ってるシーンだそうです。でも降ってる雨を表現するのってむつかしいです・・・と。
 しかしながら、自分のやりたいことをそのままにぶつけて作ってる姿勢がすがすがしく、「そうだ、自分もやりたいことやってみよう」という気持ちにさせる作品。こういう作品を見ることができるだけで展示会って意味があるんだよ。

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 同じくshiroさん作品。 「ポケットの中の戦争 ~モビルスーツガンダム0080」

 これも劇中のシーンだと思います。
 右側のザクの右足がめり込んでいるのに注目。いいですねー。
 道路に樹木、建物・・・と、力作のジオラマです。私、ガンプラの情景作品も大好きなんだよね。こういう戦ってるシーン。

 shiroさんとは初対面でしたが、いろいろ話をさせてもらって楽しかったです。アリガトウ。

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 ということで、「やりたいこと炸裂」してる作品を一挙に紹介してみよう。

 まずは・・・すみません、この方お名前とか所属とかわからないのですが、マシーネンの作品、なかなか印象的な作品でしょ?

 お話はじかに聞いてないんだけど、ブタの造形がお上手。つい見入ってしまいます。
 とにかく頭の中に浮かんだイメージを作ってられるんだと思うんですが、ほんと見てて楽しいし見ごたえがある。つまりそれは自分の考えたことを素直に形にしてるから。

 私ももっと自分のやりたいことをそのまま、正直に作ったり書いたりしていきたい。
 えっ? まだ足りないのかよ!? って思いました?(笑 いや、まだまだなんです。

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 中津のクラブのトゥーンさん作品。タミヤ1/24 NSX 

 赤って、見た通りの色になかなか撮れないもんなんですよね。でもわりとこれは見たとおりに近いかな。しかし・・・すみません、こんな写真しかなくて。じっくり拝見したんですが、ろくに撮影してなかった(ときどきそういうのあるんだよね、見てるだけで写真撮るのも忘れてるってときが)

 NSXカッチョいいですね。
 あと、どんなシルバーの上に吹いたらどうなった・・・という見本がおかれてて面白いです。カーモデラーの方々はこんなのもう当然知ってるんだろうけど、私には珍しい。赤といっても質感でずいぶん違うもんだなあ。

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 たぶん中津のクラブの方、ちーとさん作品。「ハリケーンの休日」バンダイ?

 コメントに「代車用意しましたよ」「え・・・?」

 と書いてましたが、そういうことです。
 文句なし、こういうの大好き~!!

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 下関巌流会のボニキさん作品。コトブキヤのスティレット。

 いろいろ武装パーツも追加されてます。もちろんそれもいいんですが、ポーズがいいよね。
 いやー、こういうポーズなんでできるんだろ。
 可愛いです。やはりこれも愛なんかな。
 「やぁ~んもぅ~ボニキのバカっ、ミサイルお見舞いしてやるぅ~、なーんちゃってね・・・ぐふふ」とかニヤニヤしながら作ったんでしょうか。ぐふふ。
 インストの設定とかでは、三菱F-2的なブルーなんですが、この方は紺色っぽく塗装されてて、これまたシックでいいですね。武装てんこもりにも合ってる気がします。

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