脚や爆弾などを作っておかねば。整形したりするのが案外面倒なんだよね。
爆弾はなんと800kg爆弾。戦闘機は250kg爆弾までだよね? さすが艦爆、力持ち。
いやほんと、男の人が重いものを「ひょい」と持つのはいつ見てもびっくりするし、ホレますね。
脚カバーはキットがすでに端の部分を削ったような感じになってるんだけど、それをさらに削って薄くした。
実機みると脚カバーってペラペラなので、その感じに少しでも近づけたい。
小さい爆弾みたいのは推進用ロケット。写真でこの機体を見ると、推進用ロケットがついてるかどうか定かではないんだけど、まあよく見えないってことにしよう←おい!!
日の丸と敵味方識別帯をマスキングして裏側の明灰白色を塗装。
裏側はリベット打ってないのでなんとなく寂しい。
日の丸まわりの赤い色がなかなか隠ぺいされないので少し焦る。先に黒でも吹けばよかったのかな
今回は先に銀色は塗装せず、剥がれはあとから筆で描くことにしている。というのも、この機体はそんなに派手に剥がれていない気がするので。
以前もご紹介した「私兵特攻」(新潮社)で知ったんだけど、1845年8月15日にこの彗星以下11機のほかに、8月16日に三機の一式陸攻も大分飛行場から飛び立っているんだよね(うち二機未帰還)。終戦後の出撃だったから特攻とも戦死とも扱われず(後日、戦死と認定)、歴史の闇に葬り去られている(ほとんどの乗員の名前は不明だという)。無念と言わずしてなんと言おう。なんかこの一式陸攻も作りたくなってきた。
特攻のことを知れば知るほどその理不尽さ、その悲しさに胸がふさがるけれども、こういう機体がキット化されてるのが何より私たちの幸せってことかもしれないよね。同時に人間の営みの恐ろしいまでの理不尽さというかわけのわからなさ・・・吉村昭氏はそういう人間の不条理な営みを「武蔵」という戦艦を通じて描いたと書いていましたが、ほんとにそうだと思う。
そしてそれこそが「戦争」というものが人を惹きつけてやまない理由なんだろうね。変な言い方だけど、私達は「戦争」が好きなんだよね。