つれづれプラモ製作記

自称飛行機モデラー・きららのプラモ製作とプラモの活動記録

2017年01月

冬の遠足(日出城址編)



 さて回天基地をあとにして、昼食を取り(地元の割烹でちらし寿司を食べたらこれがもう食べきれんくらいのてんこ盛り~すべて新鮮な魚で久しぶりにこんなおいしいもの食べて生き返った。ちなみに日出町は城下カレイと言ってすぐそばでカレイが取れるので有名。これがまたものすごく美味しい、ただし旬は五月頃)、次は日出町中心部にある日出城見学へ。

 まるで西方浄土につながっているのではないかと思うような、言葉を失うほど美しい別府湾の眺め。
 回天搭乗員に思いを馳せたあとだったので、思わず手を合わせたくなる。

 正面左端の山は高崎山、その左側が大分市、高崎山の右側は別府市という位置関係になります。
 別府湾は見事に丸い湾になっていて、まるで湖のよう。
 日出城大手門跡。
 現在は日出小学校になっている。そう、本丸に小学校が建っているのである。恐れ多い。
 城跡が学校だなんて、うらやましいなあ。

 城の平面図が書いてある。

 「築城:慶長六年(1961年)、縄張:細川忠興、城主:木下延俊」

 ええ~っ、細川忠興って有名な人やん!? 確か細川ガラシャのダンナさんでしょ!?←そこかい
 マジすか!? むしろ城主の木下延俊さんのほうをよく知らんわー。

 縄張、というのは城全体の設計図のこと。地面に縄を張ったり、模型を作ったりして設計したという。
 現在日出城は、天守以下ほとんどの土塀や櫓や門などは失われており、石垣のみが残っている。

 あ、先日滝廉太郎の「荒城の月」は豊後竹田の岡城だと書いたけれど、実は日出城だったという説もあるそうな。そもそも瀧家は日出藩の家老だそう(木下延俊さんにも仕えた、廉太郎自身は東京の生まれ)。県内のこともいろいろ知らんことが多いなあ。

 天守台だと思われる石垣。

 実際の建物がないのでツマンナイと思う人もいるかもしれないけど、私はこの状態がまた大好きなんです。
 「ない」と「在りし日」の想像が膨らむでしょ?

 「ない」ことで、逆に「もともとあったもの」の存在が強く感じられるというのは不思議な現象だと思う。
 そんなふうに感じる人とそうでない人といるかもしれないけど、人が遺跡に惹かれるのはそういうことじゃないかな。

 崩れたり失われたりすることの中に物語を感じる。

 おやっ、石垣の石がひとつ外れてる!!
 やだなあ~すぐそういうところに目が行っちゃうのはモデラーのサガでしょうか。ここうまくできてないよって、つい指摘したりして。

 細川忠興公に「お前ら嫌な性格やのう」と言われそうですね、すみません。
 ちなみに、忠興公は木下延俊さんの義理の兄にあたり、その関係から縄張をしてもらったんだろうね。また、木下延俊さんは北政所の甥にあたるのだ、これも驚き。

 石垣の内側には、裏込石という小さい石が入ってるのがわかる。去年、地震で崩れた熊本城の石垣を見に行ったら、この裏込石が大量に出ていた。小さい石と言っても、小さめの漬物石くらいのもあって、これらを運ぶのもなかなか大変だったと思う。

 穴の上の石にはゴジラの歯型みたいのがついてるけど、あれは石を割るときのノミの跡。
 石垣見てるとけっこうあちこちに残っていて面白い。
 ちなみに、石垣は当時から災害等で壊れることは当然あって、それを常に修復しながら維持してきたという。そう考えると、熊本城の被害だって驚くには値しない、つねに修復しながら保存するのは日本人の歴史なんだと言ってもいいんじゃないかな。



 内堀の様子。

 石垣は有名な穴太衆(あのうしゅう)が工事を担当(忠興公の家臣)、野面積み(のづらづみ)で、乱積み(石を不規則に並べる)と布積み(石を横に並べて横目地を通す)の中間の布目崩し積みだそうです。
 石は鹿鳴越(日出の背後の険しい山)から運んだのだという。そうだよねえ、大きな岩ってどこにでも転がってるわけじゃないもん。

 おそらく築城技術は大変な高度な技術だろうから、誰でも彼でもできるわけじゃない、縄張りの構築もそうです。
 長い実戦経験を積んだ忠興公だからこそできたんでしょう。

 ちなみに当時、忠興公は中津城にいて鷹狩と称してときどき工事の進捗を見に来ていた、と書いてありましたが、その気持ち、なんかわかる気がするなぁ!!
 自分が設計した城を満足げに眺めてる姿が目に浮かぶ。ついでに城下カレイでも食ってくか・・・みたいな?

 ウィキペディアでちょっと忠興公のことを読んだけど、激動の人生だよね。ほんと戦国時代って面白いね。魅力的な人間を輩出してる。今の時代も戦国時代を取り入れたらいいのかなあと思う。緊張感が出るよね。ボヤボヤしてたら熊本県から攻められて滅ぼされるかもしれん(汗、とか。



 復元された鬼門櫓。
 鬼門方向がカドを取ってあります。実は現在は鬼門(東北隅)に建っていない(汗
 先日の松江城作ったときに書いたけど、下見板張りという壁です。真っ黒とはいえないのがわかるでしょ? 板にスミを塗装してる感じ。石の色も参考になります。
 こうした「櫓」と言われる建物が城のカドなどに建ってるのを見たことがあると思うけど、これは当然ながら戦争に備えた施設であります。

 明治維新で城の建物は競売にかけられ、失われていったが(材木として使われたのかなあ)、鬼門櫓だけは持ち主がどうにかそのまま保存していたのを(それでもかなりぼろぼろになっていた)、2008年に日出町に寄付され8000万円以上かけて復元されている。

 櫓の中は靴を脱いで上がって見学できる。

 戦国時代にタイムスリップしたような気分になる、「突き上げ戸」
 竹の棒で板戸の下部分を「ぎぎぎー」と押して上に開く。
 板一枚だから、防御的には若干弱いけれど、簡単な仕組みで外がよく見える。

 内堀と本丸の小学校が見えた。
 美しい景色。

 石垣と私。

 お城の空間・・・空気感というのかな、すごく気持ちが落ち着くんだよね・・・大好き。
 今、「城のつくり方図典」というものすごく面白い本を読んでいるんだけど、そのおかげでニワカお城マニアと化した私、石垣ひとつ取っても「おおー、本に書いてた通りだー」等、見ていると飽きないの。

 石垣だけの日出城址で一時間以上見てましたね。よくそんなに見るとこあるなーと思うでしょうが。実はまだ立ち去りがたいくらいだったけれど、汽車の時間が迫ってきた。

 冬枯れの古城のたたずまいは実にいい感じでした。これからもまた、あちこち行きたいと思います。
 というわけで、今回の旅はここまでです。

冬の遠足(回天神社編)

 大分県速見郡日出(ひじ)町に、回天(旧日本軍の人間魚雷)の基地があったことは、今はもう知る人も少ないかもしれない。

 大神(おおが)訓練基地があり、回天神社とかいうものがあるそうな・・・ということを知ったのは私も模型を作るようになってから、それも数年前のことだったような気がする。もちろん戦史に詳しい人は以前からご存じだとは思いますが。

 日出町製作の立派なパンフレット。回天の歴史から基地の説明、回天のメカニズムまで、わかりやすく書いてある。
 お金かけてますねー日出町。偉いと思います。

 大分市からは高速道路を使うと30分くらい? 
 今回もモデラー共と大分駅で集合し、大人の遠足に出発する。

 神社の参道には立派な立札が立っていた。



 回天神社。回天の部品三種がご神体として奉納されている。
 大戦中から回天神社として隊員の心のよりどころであり基地の別の場所にあったが、戦後この神社(住吉神社)の境内に移されたという。

 回天にたずさわって殉職、戦死した1073柱の合祀もされている。
 元隊員とその家族が大神回天会を結成して神社を守ってきたが、今では高齢化が進み、地元の方々が守っていくことになったとのこと。
 なかなか、伝えてゆくことは大変なんですよね。たまに訪れて眺めてるだけの観光客は気楽なもんだけど。

 

 九三式酸素魚雷3型(実物)が展示されている。

 確か同じものを呉の大和ミュージアムで見た記憶があります。
 後ろに置いてあるのは、回天の1/3模型。

 「甲標的搭乗員の黒木博司中尉と仁科関夫少尉は、兵器庫に何百本と眠っていた九三式魚雷を改造して自らが操縦して体当たりする魚雷を提唱しました。「必死」を前提とする兵器は採用できないと一度は却下されましたが、二人の熱意により脱出装置のないまま、正式な兵器として採用され(以下略)」(日出町作成のパンフレットより)

 戦局悪化に伴い、魚雷を利用して作った特攻兵器ということでしょうか。
 回天は終戦までに28回の出撃をしているそうです。
 ちなみに黒木大尉は訓練中に殉職したが、事故のおきた回天の中で状況を今後の実戦に生かすために冷静に分析し記録しました。またもう一人の仁科少尉はウルシー環礁出撃で戦死しています。

 

同魚雷の二重反転ペラ部分。小さいですよね。



 説明板

 
 神社は小高い丘にあり、穏やかな別府湾に面した回天の基地を見下ろす。

 画面中央くらいに黒い物体がありますが、回天の実物大模型です。今からあそこに行ってみます。

 神社下にあった、酸素圧縮ポンプ室。防空壕みたいな穴。

 中にはコンクリート製の構築物が残っており、何とも不気味。

 中に入っていく勇気はありません(いや入らなくていいです



 立派な1/1模型。
 結構巨大で驚いた。模型では見たことがある気がするけど。やはり実物(の大きさの模型)を見ると迫力がある。

 ここの基地からは1945年8月3日に出撃がありますが、戦死した人はありません。



 上面のハッチ。カギがかかっていて見られませんが、見学できるときもあるのかも。



 回天横には魚雷調整プールというコンクリート造りの水槽があった。

 駐車場とトイレも備えてあり、小さな公園のように整備されている。
 戦跡を残していこうという心意気はうれしい。

 誰かがやらないと残っていかないよね。お金のいることだから大変でしょうけれど。
 これらの見学は無料です。回天神社にお賽銭をするくらいですね。

 私と九三式魚雷。笑ってる場合じゃないんだが。

 回天なんて、特攻機と同じく、考えるのすら嫌悪感を感じていた。
 だけど、目をそらしていっていいんだろうか。見て見ぬふりするのは恥ずかしい行為じゃないだろうか。
 歴史を知ることがまず第一で、見たことをお伝えすることが(ほんのわずかな)私の任務。と、最近思う。

 朝、私の住む盆地を出発するときは深い霧に覆われて震えていましたが、重装備でやってきた日出町はご覧の通り冬というのに素晴らしいお天気で気が抜けるほど明るい陽射し。身も心も温かくほどけていくのでありました。

 明日に続く。

いらないと言われても(つれづれコンペ・冬“銀色の飛行機”その3)

 つれづれコンペ・冬“銀色の飛行機”(画像をクリックしてご覧ください)

 ■エントリーno.5 トリトリさん(40代)

 作品名:RFー101「ブードゥー」初期型シルバーカラーTAC仕様
 メーカー:ハセガワ1/72
 ジャンル:雑食及び痛機
 得意技:嘘吐きとでっち上げ

 コメント:実機は当初単座の護衛戦闘機と開発されたはずなのに、アメリカ空軍の運用思想の変化に振り回されて結局
 単座戦闘機としては「要らない子」とされてしまい、更に戦闘機としては悪癖が有り「戦闘機としては全くダメな子」と
 言われ捨てられてしまった後、偵察機を運営する部隊から「可哀そうだから家で面倒見て上げる」と拾われてキューバ危機やベトナム戦争では唯一使える高速の戦術偵察機として重宝されました。

 ハセガワから50年以上も前に発売されたキットで今見ると辛い個所が多々有りますが
 基本的なプロポーションは良いので、シンプルな「銀色」でスマート感を出してみました。

 ストレート組みで凸モールドを全て消して大きなパネルラインだけを掘り直したお手軽工作で逃げました(笑)
 ちなみに中古屋で買った物です、デカールは死んでいて使えなかったのでジャンクデカールを使った嘘吐きマーキングです。

 以下青い文字はきららのコメント

 寒い時期に銀色の塗装というのも面倒かもしれないのに、次々に作品が送られてきてうれしいです。

 このキットは1968年発売、もちろん凸モールドで細かい部分はつらい部分もあるのでしょうが、キットの良さを生かした作品だと思います。
 だって、なんとなく作ってみたくなりませんか? 実機は当時日本にも展開していたんですねぇ!! 
 垂直尾翼がなんかすごく薄く見えるんですが・・・なんだかいい感じのキットじゃありませんか。


 この作品見ているとふっと思いました。
 もしかして、こういうのこそが「飛行機のハセガワ」なのかなあと。
 この時代、米軍基地で見られたホットな機体を次々とキット化してみんなが楽しんで作っていた時代・・・
 夢のようです。

 この時代の72のキットを(これ以外にも)作ってみたくなりました。
 デカールはジャンクで適当に作り上げてられるけど、きっとジャンクいっぱい持ってるんだろうなあ・・・。
 ここ見てる方もみんなそうでしょう。


 ■エントリーno.6 ひげオヤジさん(60代)

 キット:スウォード1/72 フェアチャイルド91
 ジャンル:飛行機

 コメント:銀色の機体と言うことで、スウォードの72、フェアチャイルド91を1936年に旧日本海軍が輸入して試験をした機体にしまし た。
 数回の試験飛行でトップヘビーのため、着水の時、前のめりになって破損して使用を諦めたらしいです。

 今回はなぜか「いらない」と言われた飛行機が並びました。

 飛行機モデラーって格好いい王道の零戦、ファントム、F-14も好きですが、思いっきりブサイクだったり駄作なのも好きなんですよね。

 まさか正面から「自分に重ねてしまうからですか」とはとても聞けませんが、好きな女性のタイプに近いのかな。
 完璧な美女よりも、ちょっとルックスはアレなんだけど性格良さそうな子のほうがホッとする・・・?
 見るからに不器用そうな子ですよね。

 ブードゥーには活躍の場がありましたが、こちらはどうだったんでしょうか。

 着水できないようじゃ・・・しかし本国で試験飛行ちゃんとしてなかったんでしょうか・・・
 スウォードでは製作も大変だったかと思いますが、なんとも魅力的な作品に仕上げてられます、さすが大人の余裕。色気のある銀色ですね。

 大戦機は実に形が様々で、楽しませてくれますねー。私なんかいつまでたっても覚えられなくて、知らない機体ばかりです(だめじゃん


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 ■つれづれコンペへのお誘い。
 一年を四つの季節に分けて拙ブログ上でコンペしています。
 夏と秋は終了し、現在、冬のテーマ「銀色の飛行機」を募集中(次回・春のテーマは「複座」)
 去年の12月から今年の2月末日までに完成した飛行機作品であること、私のブログの読者であること。その二つがレギューションです。
 今作りかけの作品を仕上げて送ってみませんか!? 気軽に参加してみてください。私の知らない方大歓迎。

 お一人様一作品で、写真は前から後ろからあとは自由な角度で三枚、kilala397@hotmail.com(kilala_1962@yahoo.co.jp)まで送ってください。
 名前とジャンル、キット名、得意技、コメントなどもお願いします。
 締め切り後、私が勝手に一等賞を決めさせてもらいます。
 意味不明の変なコメントつけますので、我慢してくださいね。


松江城完成(童友社1/500)



 国宝・松江城、完成!! 日本の心、作っているだけで癒されました。

 組み立てて塗装しただけ、何のディテールアップもしてませんが、人生初めての城プラモでめっちゃ楽しかった。
 デカールも透明パーツもないってこんなに楽なのね・・・しみじみ。
 建物は筆塗り、地面と石垣の基本塗装はブラシ、どちらもラッカー塗料にスミ入れはエナメルで。

 日本中にこういった近世城郭はたくさんあれど、ほとんどの天守は明治になって壊されたり第二次大戦で空襲で破壊されたりして再建されたもの。
 松江城は1611年以前に建てられ江戸時代に建て直されてはいるけれど、現存12天守のひとつです。

 それにしても、大した知識のない私が適当に作っただけでこれだけカッチョいいんだから、いかに城がカッチョいいものかがわかる。

 天守って別に居住空間じゃないし、究極の「どうだどうだ俺のモノを見ろ」みたいなものだよね。
 壮大な夢。だから人をひきつけるのか。



 天守の前に何かくっついてるなと思いましたが、これは「附櫓(つけやぐら)」というそうです。櫓というのは防御のための施設でお城にはたくさんあります。大抵石垣のカドなんかにあるよね。
 附櫓は天守に上がるため(天守の一階は石垣の上にあるので登らないといけない)の建物であると同時に敵が入りにくくするためもある、らしい。なんかニワカお城マニアなので説明がうまくできないけど、詳しく知りたい方はいろいろ調べてみてください。面白いよ。

 天守右側にある櫓は、多門櫓と祈祷櫓という名前で現在は復元されていないようだけど、このキットでは「復元」されている。
 この櫓の向かって右側は深い石垣になっているけれど、敵が石垣を上ってきた場合すぐに天守閣まで迫ってくるので、上から攻撃するためなんだと思う。

 こういった城の配置設計を縄張(なわばり)というんだそうです。
 城見学に行くと、たいてい門のあたりで道が折れ曲がっていて、本丸に到達するまで迷路みたいにジグザグになってるけど、あれは当然敵が簡単に入って来れないように(途中で横から矢を射たりしやすいように)してるわけで・・・そういうのを想像しながら地図を見ると俄然面白くなるよ!!



 天守の向かって左側。
 松江城は黒い部分が多い。黒い部分は板張りで下見板張(したみいたばり)というそうです。姫路城みたいな真っ白の壁は塗籠(ぬりごめ)と言って見た目は綺麗なんだけど、耐久性は板張りのほうがあるので、見た目と実用性のどちらを取るかということです。
 板張りの黒い色は松脂・柿渋・煤などを混ぜたスミを塗装している。板張りと言ってもその内側には土壁があるので防御は万全らしい。
 私は真っ黒ではなく、黒の上からマホガニー色を塗り重ねています。

 ほかの塗り分けなどもインストだけだと大雑把なので、ネット上の写真を見ながら塗り分けた。



 こちらは、天守の向かって右側。こっちからの景色もなかなか格好いいでしょ。

 360度色んな角度から眺められるのが模型のいいところ。これくらい大きな構造物になると、おそらく現地に行ってもなかなか全部把握するのは難しいと思う。

 土塀(ここも下見板張だね)で囲まれた部分は曲輪(くるわ)と言って、やはり防御のための空間。
 よくこういうところに穴が開いていて(狭間)、そこから弓矢て鉄砲を打ったりするんだよね。



 本当は屋根はもう少し白っぽい。
 城はほぼモノトーンの建物だから、色づかいは大事だなあと思う。

 1/500だから少し明るめなのがいいのか・・・
 今回は初めての城模型て、手探りだったけど、もう少しいくつか作れば慣れてくると思う。

 樹木などをもう少し増やしたらまったく違った趣になると思う。
 地面や草木はある程度自分の自由になる部分だから、かなり楽しんで作った。
 ネット上で検索したらものすごい作例が出てくるんだろうけど、あえてそういうのは見ないで作った。だって見ちゃうと作れなくなりそうだったから。他人のを見て勉強するのもひとつの方法だけれど、イキナリすごいの見ると私は手が止まってしまう。

 上空から。

 意外といちばん大変なのは石垣の塗装だった。
 写真を見ると、オレンジ色がかったベージュ系の石が多く使われている。
 ジオラマ作ったことのある人はわかると思うけど、地面の色とか石の色って、いざ塗装するとなると「一体何色だっけ!?」ってなる。

 零戦の機体色どころじゃないですよ。地面なんて普段そこらで見ているはずなのに、いざ塗装しようと思っても何色なんだかわからない。嗚呼。
 ネット上の写真みると、学校のグラウンドみたいな白っぽいベージュのように見える。成形色と大して違わない色を塗装してみた。
 ま、こんなものか・・・。

 石垣は基本塗装のベージュのあと、グレーなどの濃淡を一個ずつ筆で塗装したけど、なかなかそれらしくならない。
 なんといっても石垣はものすごく目立つ部分だからね・・・。

 よく石垣を彫りこむとか聞くけど、今回はちょっとスジ彫りツールで彫ろうとして我に返った。
 こんなんやってられるか!!

 もしかして城モデラーはリューターで削ったりするのかもしれないけど、このキットなんかスジ彫りがまあまあきちんとついてるし、別にこのままでもいいと思う。
 これでも実は全然オーバースケールでありまして、実際はもっと石の数が多いです。

 樹木は伸ばしランナーの幹に鉄道模型用の材料や自分で調達したダイソーの材料をくっつけて作りました。
 季節は夏の終わりって感じかなあ。いまいち季節感がハッキリしない情景になってしまった。

 とかなんとか言いながらも久々の完成品!! いい気分だ!! 何にしてもやはり完成するっていいもんです。

 さて次は姫路城かそれとも高知城に松山城いや岐阜城もいいな・・・どれにしようかなぁ~。
 えっ? 飛行機? そういえばそんなものもあったっけ←おい!! 

木を見て森を見ず(童友社1/500松江城製作記)

 1/500松江城製作記もいよいよ大詰め、もうだいたい出来上がったんだけど、今日は疲れてしまって写真を撮る気力がないのですみません、明日撮ります。

 これはキット付属のパウダー。グリーンが鮮やかすぎるので、手持ちの鉄道模型用パウダー(枯草色)を混ぜている。
 でも、作りながら気が付いたんだけど、とても細かいので1/500のスケール感にはぴったり。

 先日、家のことで帰省したときに大分駅のポポンデッタ(鉄道模型の店)に寄って材料を買ってきた。
 ポポンデッタ製のパウダーはいい色でしょ。ただ使ってみてわかったけど少しツブが粗い。

 コースターフというのは、「こういうのがあったらなぁ」という気持ちにこたえるような製品(中身がからっぽなのは、ほかの入れ物に移したからです)。



 コースターフ。スポンジを小さくちぎったようなものに色がついている。

 とても細かいスポンジがあれば自分で作れるかもしれないけど、これ安いからね。二色買ってみました。

 「枝」に木工用ボンドをつけてこのコースターフを周りにくっつけると、木ができちゃうの。便利ですねー。
 鉄道模型は確か1/100くらいでしたっけ。松江城のスケールよりはかなり大きいけど。

 木を見て森を見ずって私のことか・・・などと妙に納得しながら木を作る。

 昨日の夕方、天使の梯子(エンジェルズラダー)が見えた。

 冬の空もいいね。

 お城本、二冊目を今読んでいます。これがまた先日紹介した本を上回る面白さ。飛行機もそうだけど、お城もすべてディテールには意味があるんだよね、当然ながら。ニワカお城マニアになってます。城は全国にあちこちあって見られるし、うらやましいなあ。



 そんなところに、支援物資が到着。
 ありがたや。

 実はそろそろリューターが欲しいなあ、あれば便利だろうな、でもそんなに使うかなあ、などと迷っていたところだった。
 電池式とは知らなかった、コードがないので使いやすそう。

 早速ビットをつけてスイッチを押すと・・・・うあああああ、歯医者さんの音だぁぁぁ!! 虫歯が痛いよぅぅ(先週治療したばかり)。
 よく見たことはないけれど、歯医者さんもこういうもので削っているのではなかろうか。

 ま、ともかく色んなものをぐりぐりしてみてください、というミズミズさんからの優しいお言葉でしたので、早速、〇〇〇でも削りこんでやりましょうかね。

所詮、女でしたか・・・(童友社1/500松江城製作記)



 配置を考えながら木を植えてゆく。
 自作の木は全部で11本くらい。最小限の資源を最大限に生かすべく、戦略的に植えてゆかねばならない。

 緑色のパウダーはキットに付属のものを使ってますが、緑色が鮮やかすぎる気がするので、たまたま持っていたベージュのパウダーを混ぜている(鉄道模型用のパウダーだと思う)。



 いかが!?
 なかなか楽しそうでしょ。
 実際のお城の写真など見ていると気が付くんだけど、木っていろんな種類が植わってるし、いろんな形、いろんな色をしているんだよねえ!! 同じようなものばかりが並んでるとウソっぽいかなと思って、いろいろなカタチを作ってみたつもり。

 それにしても、グリーンが加わると急に情景らしくなるね。



 実際の松江城とは違う植栽、違う情景ですので、参考にしないでください(汗。

 土台は用意されているから簡易ジオラマだけど、楽しいなあ~。



 箱の横の作例写真をふと見ていたら、おおっ、石垣の下には雑草??が生えた様子を表現している。
 ここにグリーンがあると急にそれらしくなるのが不思議。
 また、石垣の色なんかは城によって違うように見える。近くで取れた石を使用しているので城によって違いがあるみたいです。
 松江城の天守閣の下は茶色というか赤茶けたような色のが多い気がする。私のはグレーが多すぎですが・・・。

 それにしても、ここ数日、毎日すっかり夢中になって木を植えたり草を生やしたりしていたんだけど、ふっと気が付いた。
 これって結局「おうち」作りじゃん!?
 嗚呼。私もやはり女子だったんだね。最近少しオッサン寄りになったと思ってたのに。

 松江城「所詮お前もただの女だな(スカートをめくりながら)ほうら、もうこんなになってるぞ」

やっぱり日の丸(つれづれコンペ・冬“銀色の飛行機”その2)

 拙ブログ読者限定・つれづれコンペ冬“銀色の飛行機”編 その2(画像をクリックしてご覧ください)

 ■エントリーno.3 はつたかさん(50代後半)

 作品名:ハセガワ1/72ノースアメリカンF-86D航空自衛隊第3航空団
 製作ジャンル:飛行機、鉄道
 得意技:抜かず六発(嘘です)

 コメント:キットが2個あったので同時に製作完成しました。
 飛行状態と駐機状態、レドームの色(黒と茶色があった)、部分的な保護塗装の違い、部隊マークの新旧などを作り分けました。
 なお、駐機状態の方は主翼を改造、前縁スラットを作動状態にしました。

 青い文字はきららのコメント

 抜かず六発って・・・期待させといてウソなら書くなよ!!と軽くイラッとしましたが(笑、二個作ってるのでコンボなのかと思いきやキットを二個作ったという大名モデリングなのですね。
 飛行状態と駐機状態の二つを作ってしまうのは私も一度やってみましたが、とても楽しかったです。病みつきになります。
 飛行機の場合、そのふたつの状態は似て非なるもの、作りがいがあります。

 違うマーキングを作ってみたいというのはもう、飛行機モデラーの病気みたいなもので誰しも塗装図みるとどっちにしようかと悩みますから、そんなら両方つくっちゃえ・・・それでハセガワはコンボを思いついたんでしょうね、至極当然のなりゆきです。病気に対する処方箋です。


 スラット作動状態もいいですねー。完全自作でしょうか。駐機状態のほうはコクピットもちゃんと作ってられる雰囲気ですがよく見えないのが残念。

 二機作ってる楽しさが伝わってくる作品だと思います。
 私は決してこの時代の飛行機をリアルタイムで見ていたわけではない(興味がなかった)んですが、なぜか親しみを感じてしまうのはどうしてなのかなあ。


 ■エントリーno.4 松本の幹事長さん

 作品名:ハセガワ1/72 飛燕(I型丁)
 製作ジャンル:雑食
 得意技:磨き

 コメント:前回と同じ液冷陸軍機で同じ仕上がりなんで(パネルの塗り分けは前回より1色増やしましたが)新鮮味はありませんが…。
 磨きだけはしっかり行いました。主翼に映り込む風防やアンテナ支柱には自己満足してます。
 課題の撮影も今回は少し金属感でるように撮れたかなと思います。

 今回は日の丸が二作品やってきました。
 どんな飛行機も日の丸をつけると、楚々とした上品な雰囲気になっちゃうから不思議です。

 この飛燕ってもしかして1975年のカタログに掲載されてるやつなのでしょうか!? すごく古いキットですよね。
 アッサリ~した雰囲気がハセガワらしい。そこを生かした作品だと思います。

 先日見た実機の飛燕を思い出します。まさにハセガワ製品みたいな機体でした。

 ただ模型的にはそれだけじゃ面白くないので、自分なりに手を加えたりしていく・・・そこにプラモ作りの楽しさがあるのかなあ。
 銀色は表面を綺麗にしないとうまく塗装できないので、大変です。

 このコンペは期間も短いし、今回のお二人は72で製作されてますが、実は72で銀色で・・・っていうと、めちゃくちゃシビアだと思います。
 ウソだと思ったら、一個作って写真撮ってみ!! うひゃーマジかよ的な写真になります(汗

 キャノピーの塗り分けが苦労されてるようですが、そこがもうちょいビシっと決まったらより一層締まるのではと思います(他人のこと言える自分じゃないけど)。どうしても飛行機はそのへんに目が行きますものね。コクピット命ですものね。
 それにしても飛燕ってほんと格好いいなあ~エンジンがもう少し調子よかったらBf109みたいに大活躍だったんでしょうね。惜しい。

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 ※つれづれコンペとは

 拙ブログ読者限定で、一年を四つの季節に分け(現在、夏、秋は終了)お気軽コンペを開催中。
 2016年12月~2017年2月は、冬「銀色の飛行機」の季節。
 この期間内に完成した飛行機キットなら何でも参加できます。ぜひ、あなたの作品を見せてください(お一人様一作品)。

 写真は前から後ろからと自由な角度で(計三枚)、名前、作品名、年代、製作ジャンル、得意技、コメントを添えて、メールkilala397@hotmail.com(またはkilala_1962@yahoo.co.jp)で送ってください。
 私がへんなコメントつけますが、そこは我慢してください。2月締め切り後に私が勝手に一等賞を決めさせてもらいます。

 読者の方々の気軽なご参加をお待ちしています。

心へ向かって(童友社1/500 松江城製作記)



 どこが変わったのかわかりにくいですが、壁の茶色い部分(板でできている部分)にスミ入れして、瓦を少しグレーっぽくして、つや消しクリアを吹いたところ。

 まだタッチアップしなくちゃいけない部分もあるけど、だいたいこんなものか。

 あとは土台に接着して木を植えたら完成の予定。

 土台のまわりにクレオスのマホガニー色を塗装中。先にやっときゃよかったのかなあ。

 それにしても、透明パーツもデカールもないっていうのは痛快だね。
 飛行機に疲れたときの気分転換としてはAFVや艦船もあるけど、初めて作った感じではお城は最高だなと思った。私の場合、正直AFVにも軍艦にもあまり興味がないので(どちらもプラモデルを作るようになって初めて知ったアイテムと言っていいです、実は戦艦大和なんて名前は知ってたけど、どういう形の船か知らなかった)、やはり城がいいなあ・・・。
 子供の頃から好きだったアイテムって鉄板かもね。

 実は去年だっけ、こんな本をジュンク堂で見つけて買っていた。「日本の名城解剖図鑑」(米澤貴紀著/エクスナレッジ)

 この本のいいところはカラー写真がないことで、全部モノクロのイラストなのである。
 そこが逆に味があって、想像が膨らみ、「ああこの城に行ってみたいな」と思わせる。カラー写真なんて今はネットで検索すればいろいろ出てくる時代、むしろイラストや文章が面白いほうがいい。やはり活字はそこから何が想像できるかが、たいせつな部分。

 残念ながらこの本には松江城は掲載されていないんだけど、城の基本的な用語解説なども楽しい。
 そして日本中の城は、明治維新になって城が壊されることになったり、地震に襲われたり、米軍の爆撃で破壊されたり・・・幾度も受難しながら生き延びてきたんだということがわかる。

 去年熊本城が崩れているのを実際に見に行って思わず涙した私だったけれど、本当に城を壊すのは戦争でも天災でもなく、日本に住んでる人間の気持ちなんだね。城に価値を認めきちんと保存していこうと考えるか、こんなのいらねぇと放置してしまうか。
 壊れても崩れても、修理して復元して城は生き延びてきた。ときにはもともとのカタチがほとんどわからなくなっているのを再建した「なんちゃって天守閣」になってる城もあるけれど、「そんな城にも見どころがたくさんあります」と、この本は優しい。

 The Blacksmith and the Artist
 Reflect it in their art
 They forge their creativity
 Closer to the Heart
 Closer to the Heart

 Philosophers and Plowmen
 Each must know his part
 To sow a new mentality
 Closer to the Heart
 Closer to the Heart

 You can be the Captain
 And I will draw the chart
 Sailing into destiny
 Closer to the Heart
 Closer to the Heart

 大工も芸術家も
 その仕事で表現する
 ものを作る力を鍛え上げる
 よりよいものに近づくように
 
 哲学者も農夫も
 自分の本分を知るべきだ
 新たな知性の種をまくために
 より真実に近づくように

 あなたは船長になれる
 わたしは海図を書こう
 そして運命の航海へ漕ぎ出そう
 こころへと、核心へと、真実へと近づくように (“closer to the heart” RUSH)


 ラッシュの感動的で荘厳なナンバー。
 大切なものってなんだろうって思わず考えてしまう。大切なものなんて、たくさんいらないかもしれない。
 小さな作業場の小さな工作のようなものかもしれない。
 それが私たちモデラーの航海なのかもしれない。

 

お城モデラーに転向(童友社1/500松江城製作記)



 なぜか童友社の1/500松江城を製作中。
 突然どうしてと思われた人もいるでしょうが、飛行機模型製作に疲れてついふらふらとくぐった暖簾の先に松江城がいたってわけなんですよ。これが何と体の相性がぴったりで、もう離れられなくなっちゃった。どうしよう私。

 石垣は一個ずつ塗装してみた。ちゃんとモールドされてるから一個ずつ塗装しないといけない気がして。
 もしかしてもっと適当でよかったのかもしれない。まだ試行錯誤の段階だから・・・今後もっとうまくなる予定。
 石垣のモールド彫り直しするとか聞いたことがあるけど、これは綺麗だし彫らなくて良さそうと思ってそのままスミ入れすることにした。



 で、何度も少しずつ違う色で塗装して(赤城作ったときの甲板の塗装を思い出した。あちらはマスキングしながらだから、もっともっと大変だったけど)、もういい加減これでいいよな、というところでエナメルにてスミ入れ。

 おおおおお~っ!! 石垣カッチョいい~!! シブいわ~!!
 スミ入れというか、ウォッシングというか。あとカドのところはドライブラシ。AFVの基本的な技法が役に立つ。

 ああー、こうなると古代の砦とかキットがあったらいいのになーって思います、それと大手門が作りたい!!
 どこの城のでもいいけど、大手門って格好いいでしょ。天守閣より門のほうが好きだったりする。あの分厚い扉がいいんだよねー。

 今年は静岡ホビーショーで童友社のブースに行く楽しみが倍増したね。



 天守閣がおおよそ塗装できた。あとはスミ入れするだけ。
 塗装図では鯱(しゃちほこ)は金色になってるけど写真見ると緑青?っていうのかな銅に出るサビみたいなやつあるでしよう、あの色っぽいんですが、本当のことは知らない(ネットで調べればわかるんだろうけど、なんかネットに書いてあることって味気ないので調べていない、そのうち本でも読めば書いているだろう)

 だから青緑色っぽい色で塗装している。

 地面のグリーンもいかが? 季節は春にしようかと一瞬思ったけど、春は桜が咲くらしいんだよね、だから早春くらいの設定かなあ。

 こんなにちっちゃいのです。

 砂上の楼閣、邯鄲の夢、掌中の天守。

 実は一昨日、父方の叔母(父の実家の跡取り)が亡くなって今日は葬儀に出かけていた(県内だけど結構遠い)。
 久しぶりに訪れた両親の出身地は不思議に胸に迫る何かがあった。こどもの頃は県外に住んでいたのでそんなに何度も行ってはいないけど、田舎ならではの楽しい夏の思い出(川で泳いだり蛍を追ったり井戸でスイカを冷やしたり)が脳裏に少しずつよみがえってくる。

 実は父の生まれた家は料亭である。父の母親つまり私のおばあちゃんが小さなうどん屋から始めて、それなりの料亭にまで育てた。だから私が幼い頃遊びにゆくと、いつもすごいご馳走を食べさせてもらえて幸せだった。
 厨房に「きりり」とした姿で立って、颯爽と魚をさばいてゆく姿がものすごく格好よかった。
 残念ながらおばあちゃんは早く亡くなったけれど、そのあとを継いだ叔母もおばあちゃんの味を継承し、やはりかなりの年齢になるまで厨房に立ち、特に魚をさばくのは叔母の仕事だった。

 なんだか昔のことが次から次へと思い出されて、不思議な気分になる。思い出の数なら若い者には負けんねー(笑
 年を取るといいこともあるんだなあ。

 叔母は父の兄の嫁さんなので直接血のつながりはないけれど、可愛がってくれるということは年端のゆかぬ子どもでもよくわかるものなのだ。そしてそういうことは心の奥底に静かに沈んで、長い年月をかけても失われず、いつかまた思い出の波間にふっと浮かんでくる。

 そんなとき、年を取るのもいいものだと思うんですね。

癒される模型(童友社1/500松江城 製作記)



 パーツの状態で毎晩ちょこちょこと塗装して(ラッカーの筆塗り)、天守閣を少しずつ組み立ててゆく(一番てっぺんの屋根はまだ接着していない)。

 石垣の上に仮置きすると・・・・

 おおーっ!! カッチョいい~っ!! しびれるくらいにカッチョいいではないか!!

 でもなんか平べったいぞ。
 たぶんこれは実物に忠実なんだろうけど、お城って普段下から見上げるアングルで見ているのでもっと背が高く見えるのかもしれない。



 ネットで拾った写真などを見ていると、黒く塗られた板壁の部分は、もともとの板の色(茶色)がうっすらと見えてきている雰囲気がある。
 風雨に晒されて、経年変化しているのだと思う。

 武家屋敷なんかもそうだけど、板に黒い色を塗るのはなぜだろう。劣化しないように? 虫食いを防ぐ? 何かそういう意味があるに違いない。
 最初少しグレーがかった黒で塗装して、その上からマホガニー色を塗装している。

 それにしても、天守閣の前にこんな櫓がくっついているのって初めて見た気がする。珍しくないですか?
 松江城のHPで調べてみると、付け櫓といって、敵が侵入しにくくしているらしい。なるほどね。



 屋根の色はニュートラルグレーで指定されている。そういえばそんな色で塗装してる作例を見たことがあるような。
 しかし私はオリジナリティを発揮。

 グレーがかった黒でまず塗装したあと、白っぽいグレーでドライブラシ。写真見るとかなり白っぽく写ってるんだよね。
 それと1/500だから仕方ないだろうけど、屋根瓦の雰囲気が残念ながら実物とは少々違う。
 まあそこをどう塗装すれば本物っぽく見えるかっていうのが、腕の見せ所か。

 やや隙間の空くところもあるけど、まあそんなに目立たないしいいや。

 ほんと、木と土壁(漆喰)、瓦でできた建築物なんだねぇ。
 ああー、美しいニッポンの建物!!
 屋根のカドの部分の曲線なんかがすごい。まあこのキットは小さいのでわかりにくいですが。

 塗装してると、心が落ち着くよ。癒される。なんだか心が和むというか・・・。

 松江城「そりゃもう、包容力と持続力では自信あるね」
 きらら「はぁ? 持続力って何?」
 松江城「なんたって四百年間立ちっぱなしだからな・・・」

 きゃーすごいわー。四百年のロマンに抱かれながら、作業を進めてまいりたいと思います。
 
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