つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

2016年07月

 以前もチラッと書いたけど、ハリアーを作り始めている。

 これは某所でのコンペ用。
 以前からハリアーを作りたかったのでこれ幸い。超初心者の頃、イタレリ?の48を作ったけど何かうまく作れずがっかりした経験があって、今度こそカッチョええハリアーを作りたい。
 それにしても、垂直離着陸機がどんだけ好きなん!?私 そういえばロケットも好きだよ、もちろん。
 何も考えず(「いや、一応は考えてますよ」By ハリアー談)まっすぐ飛んでいくって、男らしくて素敵。うふん。



 マーキングはもちろん、Ace of spades:スペードのエース(最強)。今回も海兵隊である。
 スペードのエースといえば、いにしえのヘヴィメタルバンド・モーターヘッドの「Ace of spades」だね。

 あの頃少し聴いていたけれど、やっぱ私の好きなのはハードロックであってヘヴィメタルではないな、と思った。そう思った瞬間、その手の音楽と決別した気がする。
 いくらハードロックが時代の流れで変化してゆきヘヴィメタルが生まれたとしても、自分がいいと思えないものはどうしようもない。
 哀しいけれど、人生にはけっこうそんなことがある気がする。



 というわけで、コクピットが出来ました・・・・はやっ!!

 実はヴァイパーが煮詰まって飽きてきたとき、こちらをちょいちょい・・・と作ってたのだ。
 私は下手だし技術も何もないけど、コクピットが大好き。
 いつものように、柔らかい鉛板のようなものでシートベルト作って、黄色い部分(多分射出するときに引っ張るレバー)を伸ばしランナーで作る。本当にそれだけ。でも自分では満足だし楽しい。

 資料は持っていないけど、ネットでちょいと検索すればこの射出座席の写真なんかが出てくるから有り難い。
 しかし資料見て、このキットの座席はうまく省略されつつ良く再現されてるなってことに気が付いた。実際こういう形してるもん。



 かなり恥ずかしい塗装だけど、ご覧の通りの大きさですよ。遠目にはコクピットらしく見える(と思う

 モデラーには、飛行機プラモのこの工程が好きとか、アノ部分を拝めたらそれでいいとか、人それぞれあると思う。多分そういう部分を作るだけでモトはほぼ取れるんじゃないかな。

 とはいえ・・・そこで止まってしまって完成しないと、なにか空しい。それは一度だけ寝た女とそれきりになってしまうようなものかもしれない。



 少々写真が下手だけど、大きさの違いがわかるでしょうか。

 先日完成したAH-1Zと、陸自で今も使われているAH-1Jの大きさの違い。(AH-1Jはモノグラム1/48)

 まるで違う機体だよね。コブラ細すぎる!! だけど二枚ローターも捨てがたいなあ。コンパクトなのもいいなあ。でもエンジンが一個というのが寂しい。
 実はこのモノグラムのコブラはあまりにもキャノピーがうまく接着できなくて、もう捨てる寸前・・・今一度ちゃんと作りたいなあ。でもどうせ作るならAH-1Wのほうがいいか。などと、未だにうじうじ考えている。駄目じゃん私。



 自分で言うのもナンですか、格好ええ~!! 最高~!! 最強~!!←最強はアパッチじゃなかったか?
 いま私には脳内変換で超格好ええ~AH-1Zが見えてるんだけどね(うまくいってないとこなんか百カ所くらいあるんだけど、そんなのここで数えあげてもウザイだけなので特に書かないのでご了承ください) 後席のキャノピーについた傷がちゃんと写ってるなあ(トホホ

 写真撮りながら、MSG(マイケル・シェンカー・グループ)の“イントゥジアリーナ”が脳内で鳴り響く。

 このキットは押入れにストックしてるんだけどね!? それは早いとこ作ったほうがいいぜ。
 いつでも相手になってやるよ!!

 これ見たかったの。面白いっしょ。

 両側のキャノピーを開けた状態。これをやりたくて頑張りました。うう・・・・感激。

 色々うまくいってないところがあって恥ずかしいけど、これをできただけで今回は満足な私。次からまた頑張ろう。

 キャノピーを支えているステーはほんとは真鍮パイプに真鍮線を入れて伸び縮みする形を再現したかったけど、金属線をうまく接着する自信がなかったので今回は見送り。

 基本のグレーは自分で適当に作ったんだけど、もう少し白っぽいほうがよかった。



 ジェネラルエレクトリック社製ターボシャフトエンジン T700-GE-401C このT700シリーズはアパッチやUH-60とかにものっかってるらしいけど、超強力なんですよ。
 キットのはいまいち怪しいモールドだし私のパイピングがまたウソ八百だけど。
 パイピングは主に伸ばしランナー、エナメル線も少し使用。浮きまくってるし、実物はところどころ結束してたりするんだよね、そのへんもまだまだ表現できてない。今にもっと上手くなる予定。

 このキットは凹リベットなのが残念。ヘリはボツボツしてないとなあ。ま、そのぶん、塗装で頑張ればいいんだけど。



 まぁ何はともあれ、本格的に暑くなる前に完成したのでよかった。
 たいした技術はないけど、コクピットを作るのは大好きなので、ちょっとだけ「なんちゃって配線」をして楽しみました。

 AH-1ZはW型までのAH-1とは全然違う機体らしい。コクピットまわりが共通しているくらいで、それ以外は別物。全体が巨大化しておりスタブウイングもめっちゃ太い。ローターブレードが二枚から四枚になってるし、モノモノしい。そのせいかテールローターも右側から左側に移動(これも四枚になっている)。ほかにも色々外見上違うところがあって楽しめる。

 キットの透明パーツがものすごく分厚くて、中がいまいち鮮明に見えないのが残念。
 どうせ分厚いなら、内側の枠が分厚くなってるといいのにな(実機のように) それとキャノピーの枠(透明パーツにモールドされている)が若干細い気がした。



 ヘリコプターは空を飛ぶと言っても固定翼みたいなスピードは出ない(スピードを目的にはしていない)ので、形もゴツイけど、そこがまたいいの。
 電気ストーブで曲げたローターブレードが・・・トホホなカタチになってしまったけど、これもいい勉強になった。ちなみにこのブレードはあんまりしなってなくてOKよ♪(しなり方はヘリによって違います)

 実機見て思うんだけど、どこから見ても格好いいのがヘリの特徴。ディテールがたまりません。あれこれ凹凸が多いし突起物が多いので作り甲斐がある。流麗な飛行機より、ゴツイのに惹かれるのは、自分にないものに魅力を感じるからか。意外と女子はヘリが好きかもね。

 さぁ、次はどんなヘリを作ろうかなあ。
 ひとつだけ思い残しは、キャノピーやハッチを閉じた姿を作ればよかったということかな。理想としては、二個同時製作だ。ひゃー。
 御用とお急ぎでない方は↓サムネイルをクリックしてみてください。更にアラが見られます(汗


 二日間、ひとり汽車に乗り恒例の別府出張に行っていたので模型はお休み。

 ただ、何事もそうだけどあんまりずーっと同じ場所にいると息が詰まってくるので、ときどき“抜いてやる”必要がある。ほんと、汽車から眺める空がこんなに美しいとは思わなかったよ。曇ってはいるけれど。

 行きは「最後の零戦乗り」(宝島社/原田要著)で帰りは「村上ラヂオ3」(新潮文庫/村上春樹著)という落差もすごい。
 どちらもまだ半分しか読んでないのでご紹介はしませんが、どちらもそれぞれ楽しめた。

 帰り道、精神的に疲れきってようやく「ゆふ」に乗り、大分名物「とり天」(単なる鶏肉の天ぷらなんだけど酢醤油で食べるのが大分県人のならわし)でビールを一口、さあ「村上ラヂオ」を読もうか・・・座席の前についているテーブルに缶ビールを何気なく置いたのが大失敗だった。
 ほんの少し列車が揺れただけで缶ビールがあっというまに滑ってゆき・・・しかしどうしても酒だけはこぼしてはならぬという、酒のみの卑しさが普段の私とは思えぬすぐれた反射能力を発揮、「はっし」とビールを掴んだが、すでにそのときは缶の中で何か恐ろしい化学反応が起きていたに違いない「しゅわしゅわ」ととめどなく泡が出てきて茫然自失、恐らくその貴重な1/3は失われてしまったと思う。たった350mlのビールが1/3失われたらどういうことになるか、あえて説明するまでもあるまい。
 幸い座席にはこぼれず、私のぷるぷるの太ももを覆っている薄い布地に沁み込んでいったのが更にその1/3、残りの2/3は床にこぼれていった。

 たまたま白いズボンを穿いていたので、ああこのまま乾かなかったらどうしよう、下着の色が透けてみえちゃうかも(この時期の九州は8時近くまで明るい)。っていうか寒いぞ。それに気持ち悪いし。
 床にこぼれた分は、やはり正直に車掌に謝ったほうがいいだろうか。しかし湯布院について車掌が回ってきたときにはすでに床は乾いていたので、「まっいいか」(すまぬ>JR九州

 思うに「ゆふ」の床はいろいろな液体をこうして吸い込んでいくのだろう。
 吸い込むといえば、人間の皮膚も液体を吸い込むのではなかったか。軟膏や栄養クリームなどを擦りこむとその栄養分が肌に入っていくよね。
 ということは・・・セックスとは究極の体液の交換である、とも言えないか。

 液体は口から入れるだけでなく肌から摂取することもできるのだね。
 てことはお酒の風呂に入ると酔っぱらうのだろうか。

 また、ある種の体液が皮膚にくっつくと妙にはがれにくい、というのは昔から気が付いていた。
 これは、男の執念というものを感じて少し恐い。

 そんなことを次から次に考えているうちに何となく気持ちよくなって眠くなってきた。・・・あ、眠ったらヤバイ。降りなくちゃ。

 作業場に戻ってふと見ると「あれっ、鍾馗がない!! どこ行った!?」
 と、30秒間慌てて探した(汗

 ほんとにもう~こんな隅っこに押しやられて可愛そうな鍾馗。

 手前に胴体貼りあわせたのはAV-8Bハリアー。

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