つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

2016年04月

 両親を訪ねて別府出張してきた。

 一人で行くときは列車の旅で楽しいが、今回は余震が続いている最中なので多少緊張感がある。
 駅に行くと、ありゃ何か珍しいものが停車している。


 大分-日田間を走っている、「或る列車」という観光列車で、この中で酒池肉林・・・もといスイーツ食べ放題!?らしい(よくわかんないけど)

 「ゆふ」が来るまでホームで写真を撮っていると、乗務員(多分、そばに停車していた普通列車の運転士だと思う)が話しかけてきた。
 「これねぇ、こっちの(普通列車を見ながら)と同じ車両なんですよ」
 へええー、そうなんですか、改装してるだけなんですか
 「そうです、もちろん中身も全部ですけどね」
 やはり水戸岡さんのデザインなんですか
 「そうです・・・」まだいろいろ言いたいことがありそうだ。 

 金ピカな雰囲気は、太閤秀吉の「黄金の茶室」もかくや!? と思わせる。正直あんまり好きなデザインじゃないけど。

 「ななつ星(九州を横断する豪華クルーズトレイン)なんてのは、たった七両で新幹線三十両分の値段ですからねぇ・・・」
 えええー。そうなんですか。ななつ星はうちの近所通るんで音がよく聞こえるんですけど、普通の列車と音が違うんです、なぜでしょうか。
 「それは・・・普通はディーゼル車輛ってひとつの車両ごとにエンジンがついてるんです、ほらあの部分アミみたいのが見えるでしょう? ななつ星は一番前だけにエンジンがついてて引っ張ってるからかもしれませんね、ブルートレインと同じで」
 へええ。そうなんですか。えーっ、ディーゼルって全部の車両にエンジンついてるんですか。

 なるほど、それであの独特のずんずんずんずん・・・っていう音がするのかな。
 話の途中で残念ながら乗務時間が迫ってきたのか、行ってしまったけれど、楽しい話が聞けた。まぁ~そりゃ~現場の社員にとっては観光列車だのクルーズトレインだのがお金かけて話題集めをして、それでどれだけ見合った利益を生んでるんだ、JR九州は自分たちが支えてるんだぞという、そういう気持ちがあるのかもしれませんが。

 それにしても幸先のいいスタートだなあ、私がオタク顔してたから話しかけてくれたのかなあ、それともやっぱり美女だからかしら、フフフ・・・なんて一人ニヤケながら考えた。

 一人で夕方まで時間があったので、海(別府湾)を見ながらお茶飲んだ。

 ふだん山の中に住んでいると海を見ると心がほっとする。潮風もいい。
 実は、私が湯布院を通り過ぎた直後、けっこう大きな余震があり、由布院駅の窓ガラスが割れたり一時久大線はストップしたらしい。ふう~間一髪。あの日田駅で会った運転士のご加護かもしれない。

 帰りに見た由布岳。

 手前の家はブルーシートが置いてありますが、途中地震で瓦が落ちてシートをかけている家がたくさんあった。

 それにしても瓦ってどうよ、と今回の地震で感じましたが(台風などでも飛びやすい)、日本の風景といえば瓦屋根だしね。こういう言い方は不謹慎かもしれないけど、瓦屋さんは儲かるわけだしね。壊れやすいけどそれを作り直すのが日本の文化のような気もする。

 あ、写真の真ん中あたりに写ってるのは汽車の中の電灯です。
 由布岳は「豊後富士」とも言われる美しい山で・・・頂上が二つに分かれてるじゃねぇか、どこが富士だよと言われそうですが、豊後の人は富士山なんか見たことなかったんですよ多分。
 姿の美しい山なので富士と言わせてください。それにあの二つに分かれてるところを、指先でこう・・・なぞって見たくなるでしょ? ふふ。

 というわけで、どうにか任務完了。しかしめっちゃ疲れた。
 模型仲間と二日間くらい狭い空間にいてもちっとも疲れないのに、妹と半日いただけでぐったり疲れるのはなぜだろう。価値観とかものの感じ方の違う人と一緒にいると疲れるね(もちろん妹もそう感じているだろうね)。

 とにかく早くうちに帰って鍾馗作りたい・・・と、何度も思った。


 



  



 さーて、銀色を吹くぞぉ~!!
 と張り切って作業場に座ったら、接着忘れてるパーツがあった←モデラーあるある

 吹いた後に接着してもいいようなもんだけど、やっぱり先に接着しておきたい気がする。
 しかし、主脚のそばについてるこの小さなパーツ、一体なんだろう。普通の飛行機にはこんなのないぞ。

 本を見てみると主脚出し入れリンク機構とかなんとか書いてある。主脚を出し入れするときに作動するものなのだろう。
 ま、あんまり深く考えないほうがいいね、こういうのは。
 ほとんどの人は知らないだろうし。・・・いや、ここを見ている人の半分くらいは知ってるかもしれないが。



 上から眺めると、機首が大きいけれど胴体はものすごく絞ってあるのがわかる??・・・変な白黒になってるのでカタチがわかりにくいですね。

 先端が太くて根元が細いんだから、理想的な形だといえる。もしかして、ツウの女性に好まれているかもしれない。

 熊本の地震の後一週間くらいは精神的にかなりダメージ受けて沈み込んでいたけど、ようやく復活した感じ。昨日は九州新幹線も全線復活してたね、私も頑張らねば。

 実は勢いでハリアーのコクピットも作ってしまった。すごいでしょ。ただ、そちらは鍾馗が完成してから製作記書きますね。同時に書くとわけわかんなくなりそうだから。




 たいていの飛行機は銀色が似合うけれども、黒もいいね。もう一機作って黒くしたくなってきた。

 残り少ない人生、今後はなるべく二機ずつ作るようにしよう。
 黒だと突然悪役っぽくなるから面白い。それに強そう。子供っぽい感覚かもしれないけど。

 銀色の飛行機はパネルごとに銀色を微妙に変えて塗装したりしますが、今回は下地の色を替えることによって銀色が少し違う色に発色するのではないかと思って、部分的に白を塗装している。上手くいけばいいな。上手くいかないときは、上からまた銀色を塗装し直すだけですが。



 何をやっているかというと、防眩塗装と主翼の滑り止めの部分に艶消しクリアを吹いているところ。ただし、キャノピーの後ろ側の部分はあとで吹きなおすことにした。あーあ、マスキングの順番ってやっぱ難しい。頭の中がごちゃごちゃになってくる。
 数学の授業でマスキングの順番を考えさせる、なんてのはどうだろう。こういうのを考えることがつまりは数学ではないかと思う。難しいけど面白い。

 この部分をマスキングしたら、いよいよ銀色を塗装するつもり。
 さっさと完成させるのだ。なんたって、キャノピーの枠も少ない。

 ここだけの話、キャノピー見た瞬間、鍾馗をあと十機くらい作れそうな気がしてきた。

 鍾馗ってどんな飛行機かというと、こんなのです。いかにも強そうでしょ?

 こういう角度の絵を見ていると、すごく太目で迫力ある感じがする。
 でも実はとってもスマートで美しい!! 組み立ててみて初めて知りました。

 多分鍾馗は、ヘンテコな形の主翼でずいぶん損をしてるよね。これはちょっと不格好というか無骨というか・・・・。
 私も長いことそれで、「あ、悪いけどパス」って感じでしたから。

 でも作ってみると、いいところに気が付く。
 男と女もそんなところがあるね。

 普段はパッとしない女でも、脱がせてみると意外といいってこともある。だけど、こればっかりは寝てみないとわかんないからねぇ。プラモみたいに手当り次第ってわけにいかないのが残念。もちろん、いっぺんに二人・・・てのもご法度(ってことにしとこう)。



 ぐちゃぐちゃ迷ってるより塗装したほうが速い。と思ったので日の丸を潔くシンナーで拭き取り塗装し直した。

 実際そうなんだよね、仕事の速い人は迷う時間が少ないに違いない。パッと決めて、パッと行動に移す。それさえできたら。

 ようするに、赤い部分をマスキングテープに丸く穴開けて、そこに吹けばいいんだよねー。そんなことに気が付かなかった自分が恥ずかしい。
 模型作りはナメてかかってると必ず逆襲にあう。けど、舐めるのが好きなもので、つい。



 マスキングをはがすと・・・なんか、日の丸が歪んでるような?

 なんでかなあ。貼るときに変に歪んでたのかも。
 心が歪んでいるからでしょう、などとよくそういう意地悪を母に言われていたな。
 心の意地悪な人が大根おろしを作ると辛くなるとか。昔の人はそんなことを言っては人を苛めていた。

 こちらの箱が不穏な動きを見せている。我慢できなくて中身が出てきちゃったらしい。いけない子ですね(ハセガワ1/72 ハリアー)

 あたし、もう我慢できなくて、少し作っちゃったんです。
 だって・・・したいときにしたほうが気持ちいいんだもん。

 なんでもそうだけど、タイミングってかなり大事。
 それを捕まえられるかどうかが天性の才能。誰かがそんなこと書いてた気がする。



 そういえば、なんで鍾馗作ってるのか理由を書いてなかったけど、数か月前に48紫電改を作ったとき勢いで箱を開けたんだと思う。自分でもなぜ開けたのかもう忘れてしまった。作り始めてわかったのは、鍾馗ってスレンダーで格好いい。

 軽装甲機動車作ってたら、反動で何となく固定翼の飛行機を作りたくなったので、カレシ・・・AH-1Zにはもう少し我慢してもらう。本当はすごく作りたい気もするんだけど、わざと放置したりする。悪い女だね、私って。

 で、飛行機のマーキングを塗装でやろうとすると、こっちをまず塗装してそれからマスキングして~という段取りを考えるのがけっこう楽しい。ホホホ、私ってやっぱり飛行機モデラーなのね。
 ・・・とか言ってるといきなり段取り間違えました。

 日の丸じゃなくて、白い帯から塗装すりゃよかった。あーもう。
 はみ出した赤の上に白を吹いてもなかなか隠せないので、シンナーで日の丸の回りの赤は拭き取り。



 やれやれ、こんなふうに、陸軍機特有の胴体と主翼に白い帯のようなのが塗装してあるんですよね。
 さて、ここにマスキング・・・と思ったけど、なんか変じゃない??



 ほーら、やっぱ違ってた。
 白い帯の真ん中あたりに日の丸があるじゃないですか。日の丸の位置が違ってるんだよね。

 なんでこんなの間違うかなあ。
 うーん(汗 面倒だなー最後まで気になったら最後に塗装し直そうか。



 中島製エンジン、えーと、ハ-なんとかっていうやつ←調べろよ
 もしかして、「ハ」っていうのは、発動機のことだろうか。

 もちろん「なんちゃってパイピング」。とにかくすべてが「なんちゃって」ですからね。まさか私の製作記見て参考にする人はいないと思うけど、くれぐれも本気にしないでください。ウッカリ私の真似して作って展示会で笑われても、拙ブログは責任を負いかねます・・・

 アホじゃんコイツ、って笑ってもらえればうれしい。



 胴体につけてみたけど・・・やはり細くて存在感が薄い(手芸用の針金)。
 せっかく工作したのにイマイチっていうのは、かなりがっかりする。

 だってさ、たったこれだけでも老眼にムチ打って、0.3ミリのピンバイスで14個も穴開けたんだよ。まったく・・・



 ま、いいや、どんどん行っちゃえ。とマスキングしては吹いていく。
 敵味方識別帯を吹いたあとインストを見ると、げげっ、敵味方識別帯が赤!?

 赤いのなんて見たことない気がする・・・・ま、黄色で塗装してしまったことだし、もう黄色でいいや←いいのか!?
 誰もわからんだろう←いや、飛行機モデラーはほとんどわかるって

 自分で作った灰緑色がやたらと緑色すぎたかな。

 飲んでる瞬間だけ、多すぎる失敗を忘れられる。

 だけど、これ一個だけではあっというまに醒めてしまって、またモヤモヤとした気分に戻る。
 なんだかなあ。

 なぜモヤモヤと憂鬱なのかは、あえて書きませんが・・・。
 今日はけっこう忙しくて一日じゅう出たり入ったりしていた。それで喉が渇いたのでビール。じつは私は一個ずつ買ってくるのですよ、めっちゃ貧乏くさい買い方で恥ずかしい。

 そういえば、お昼のニュースでX2が飛んだと言っていた。それだけが心の支え。
 またまた国産の飛行機、うれしいよね。



 16,17,18と、福山に行く予定だったので休みを取っており、仕事もない。いい歳したモデラーがブラブラしてるわけにいかん、ということで作業部屋を片付けてブラシを吹いた(一昨日、18日の話)。

 こんなときは、ハセガワのキットでしょう。
 結局もう、ハセガワのキットでしかイケない体になっちゃったんです、あたし。

 おあつらえむきに、作りかけの鍾馗があったので、これ幸いと吹きつける。
 デカールがダメになってるので、日の丸の塗装から行きましょう。

 どうも地震からこのかた、余震がやむ気配もないし・・・余韻ってのはいいけど余震はイヤだね。
 塗装面を乾かす間、模型屋に出かけて行った。

 たまたま顔見知りのKさんが来ていたのでアホ話を始める。
 地震についてのマスコミの報道の仕方などについてひとしきり文句を言い合ったりしてるうちになぜか話は脱線していく。最近年のせいか老眼がひどくて、あちこち故障が出るし・・・という話から、

 きらら「白髪が嫌ですよねぇ」
 Kさん「オレ、鼻毛が白くなってたのには驚いた」
 きらら「ええ~っ、鼻毛が白髪になるんですか」
 Kさん「なりますよねぇ」
 模型屋「そうそう」
 きらら「それよりショックなのは、●の毛に白髪を発見したとき・・・」
 Kさん「ですねぇ」
 模型屋「・・・・・・・」
 きらら「あれっ、アカシさんもあのへんに白髪ありませんか」
 模型屋「(恥ずかしそうに)そんなとこ、マジマジと見らんし」

 いやもう、下品ですみません。
 模型屋さんは文具屋も兼ねているので、急に近所のオバチャンが「アカシさん~印紙ちょうだい~」とか言いながら入ってきたりするのだ。
 健全な模型屋の午後三時半の話題としては不適切でしたね。すみません。

 Kさん「きららさん、最近作ってますか」
 きらら「けっこう毎日作ってますよ、こないだも気がついたら二時間過ぎててビックリ」
 Kさん「すげえな。自分はもう30分ももたないっす」

 などとしゃべりながら、ふと時計を見ると・・・・げげっ、1時間半以上過ぎてるぅ!!
 模型は30分もたなくても、アホな話はいくらでもできるんだよな。

 というわけで、家に帰って模型を作らなくちゃ、と模型屋を後にする。



 目を疑う、ウソであってほしい、こんなの現実じゃない・・・

 私も過去に何度も訪れた大好きな熊本城。
 今回の熊本の大地震では、まずはじめに熊本城の石垣が崩れているのと、九州新幹線が脱線している写真が衝撃だった。
 このふたつは九州人のアイデンティティですもの。

 熊本出身のモデラー、カブリモノスキーさんが15,16日にかけて熊本の実家に帰省・・・帰省なんていう気楽なものではなく、ある意味命がけの熊本行きだったと思います。貴重な画像を快く転載させてくれるというので、ごらんください。



 思えば、九州新幹線が開通する前日、あの東北大震災が起きた。
 2011年3月12日、九州新幹線は、賑やかな音楽に見送られることもなく静かに博多駅を出発したという。
 テレビ放送自体ほとんど自粛で何も放映されず、もちろん誰の頭からも新幹線のことなど消えていただろう。わずかに新聞の隅っこに小さな記事が出ていた。もちろんブルーインパルスの記念飛行も中止。

 脱線している800系の姿(回送列車だったため人が乗っていなかったのが不幸中の幸い)を見て、そんな因果をふと思い出した。
 それから五年後、九州で地震があるとは。



 一昨年の夏、広島で土砂災害があったのは記憶に新しいかと思う。
 その直後、熊本の展示会で熊本トムキャッツのメンバーがしみじみと
 「広島乱流会の人も自宅近くまで土砂が押し寄せたらしいですよ。さぞ恐ろしかったことでしょう。しかし天災があったとき、結局は自分で身を守るしかないんでしょうか」というような話をされていた。

 まさかそれから二年もたたないうちに、今度は熊本で地震があるなんて。
 トムキャッツのメンバーも避難所暮らしを余儀なくされている人が多いと聞く。

 そんなことなど思いながらここ数日を過ごした。



 人間って、大事なもの、美しいものを壊されると、耐え難い痛みと同時に激しい怒りも憶える。
 私、日数がたつにつれ地震に対して腹が立ってきた。

 しかし、地殻変動に対して腹を立てるって・・・・汗
 それ地球規模の怒りですかい・・・・汗

 とかアホなことを考えてたら余震がぁ!! 急にビビる私。勘弁してくださいよ>地球
 それと昨日、阿蘇山が地震に便乗して噴火しやがって、って書きましたが、実際地震との関連が考えられるということが今朝の新聞に載ってました。すまぬ>阿蘇山
 振動で思わず噴火しちゃったんだね。私みたいに(意味不明



  天下無敵の武者返しが崩れたのは悲しいけれど、宇土櫓は無事なようですし、壊れた石垣を再建する様子をこれから見ることもできるのかな、と思えば、それはそれで城好きには楽しみでもあるかもしれない。

 そう思うことにしよう。早く地震がおさまることを願って。
 
 新約聖書に書いてあるでしょ。「祈るときはひとりになって祈りなさい」って。
 いやー、キリストってカッチョエエこと言ってますね。私、そこ大好きなんです。
 施しをするときは右手のすることを左手に教えるな、とも。

 それでいいんです。九州頑張れとか大きな声で言わなくていいです。まぁできれば、そのうちほとぼりが冷めたころ、作品でも持って九州に遊びに来てください。
 私はそれがいちばんうれしい。

 

 本日4/17、広島県福山市で開催された中四国AFVの会に参加するため、昨日から出発する予定だった。

 久しぶりに新幹線に乗れる!! 一人の時間を満喫できる!! 瀬戸内の美味しい魚が食べられる!! 福山や岡山の心優しいAFVモデラーに会える!! お楽しみでいっぱいだったのに。

 15日はなぜか仕事で忙しく、作品の仕上げが終わったのが夕食後、焦りに焦って写真を撮り、ようやく深夜0時を回るころブログの更新、作品梱包をし、やれやれと布団にもぐりこんだけど遠足前状態で目がさえて、何度か寝返りを打っていると・・・突然嫌な音とともに家が揺さぶられる。

 地震ってのは嫌なもんだ、長い長い時間に思える。
 恐怖でいっぱいになりながらも、ふと気が付く、14日の地震に続いてこれじゃあ、熊本は今頃どうなってるのか!! テレビを見るのが恐かった。

 「本日始発より久大線の運行中止」その瞬間、福山行きは藻屑と消えた。でももしJRが動いていたとしても、九州人として、この状況を見捨てて行くわけにいかないな、というような気持ちが湧き上がってきた。別に私が九州にいようがいまいが関係ないんだけど。

 (写真は、熊本県出身のモデラー・カブリモノスキーさん撮影、熊本城の石垣 2016年4月16日)

 さまざまな人と安否確認したり、昨日(4/16)はぼうぜんと過ごす。

 今日になって、なにか体を動かさないといけないと思い、作業部屋の片づけをしたり福山に持って行くはずの荷物をほどいたりした。
 何か作ろうかとキットの箱を一生懸命眺めたけれど、さすがに作る気になれない。

 で、模型屋に出かけて行った。
 あれこれ地震のことを話す。
 きらら「せーびへーさんは、熊本の駐屯地じゃなかったっけ」
 模型屋「●●駐屯地ですよ、今頃はどっか被災地で頑張ってますよ」
 きらら「やっぱそうだった・・・自衛隊といえば、ちょっと不謹慎なんだけど炊き出ししてるのテレビで見たら、大きなスコップみたいので御飯混ぜてたよ。しゃもじなんか使わないんだね(笑」
 模型屋「ああー、そうそう、いつかイベントのときやってましたよ、ありゃシャベルでしょう」
 きらら「あのオニギリ食べてみたいな・・・で、もう一つ笑ったのが、どさくさまぎれに阿蘇山が爆発してたよね」
 模型屋「ですねぇ(苦笑」
 きらら「あんた今、爆発せんでいいやろうが!!便乗すんなって言いたくなったよね(笑」

 不謹慎ですみません、しかし久々に笑った。

 本日のビール。黒いビールも美味しいね(結局なんでも好き)

 うれしいときも悲しいときも私は飲むようにしている。

 色々な方からお見舞いメールをいただいた。とてもうれしかった。自分のことを気遣ってくれる人がいるってありがたいものだなあ。とっても励まされた。
 幸い私は特に何も被害はなかったけれど、隣県や県内の人が大変な目にあっているのを見聞きすると、とても平静ではいられない。心が傷つくんですね、モノに被害がなくても。

 カブリモノスキーさんが故郷の熊本で命がけで撮ってきた写真、熊本城の惨状ですが、明日ご紹介します。

 悲しい悲しい写真だけれど、少しだけ私と分かち合ってください。
 



 スリングもつけたよ!! カッコええでしょ!! (自画自賛だけど)しびれますね。大砲ついてるだけがAFVじゃねぇよ!! 図体デカイのだけがいいんじゃねぇよ!!

 窓ガラスの内側につけた取っ手がちゃんと写っててうれしい。右の人(隊員A)のほうが少し背が高くて若い感じかな? 左のリーダーがベテラン隊員って感じ。そんなことを色々考えてストーリーを考えるとより一層いいジオラマになるはず。私はまだまだですが・・・。



 前から見ると、ライトガードがないのがちょい間抜け。下手くそな取っ手も塗装してみるとそんなにひどくない。久々にドライブラシ(タミヤのウェザリングマスター使用)したら、ついついやり過ぎか。

 だけど“It's Allright with me”(コール・ポーター作曲)ですよ。
 
 「私には完璧」・・・他人から見ればサイテーの男、アホな女、びみょーな作品。だけど私には完璧。それを昔から人間は「恋」と呼んできた。
 変な価値観? 知るかい!! 自分が決めるんだよ。



 こっち側に人形を置いてみてもいいかなあ。

 機銃のところにいる隊員も、そのままでほぼフィットする。ありがたい。

 実は人形塗装してるうちに何となく楽しくなってきた。どうしよう。
 モノを作るのとは根本的に違う感覚で、絵を描くような感じで塗るのがすごく楽しかった。

 またやってみたいなあ。今回は全部エナメルで塗装したけど、布の質感がイマイチなので別の塗料のほうがいいのかもしれない。
 普段と違うことやるとすごいストレス解消になるってわかりましたよ。

 やっぱ男は働いてる姿がカッコいい。警察とか消防の人のフィギュアもあったら塗装したいな・・・・ウフフ

 息子が大学生の頃、スーパーでバイトをして(もちろん何か力仕事だったらしい)
 「ほんと男って働くようにできてるんやなぁって思ったよ」と話してくれたときのことを思い出す。

 なんだかドキッとしてしまった一言。
 今は遠くに就職してしまったが、いい仕事してくれよと祈りつつ・・・。

 隊員A。

 しかし隊員Aってのはないよねぇ。名前と階級がほしい。

 どうにか左腕の半分から下をくっつけて(まだ黒い瞬間接着剤で隙間を埋めてる段階)、八九式小銃を持たせて接着。スリングももちろんつけたぞ。釣り具屋に売ってる板鉛。

 タミヤのキットをそのまま作っただけでも、なかなかいい雰囲気だと思う。自分的大満足。



 こちらは機銃手。

 熊本県出身、35歳、バツイチ・・・なんていう設定を考えているところに、熊本県で大きな地震があった。
 隣の大分県にある私の模型部屋も、長い時間揺れて気持ち悪かった。
 実はこの写真撮ってる瞬間も余震で酔いそうになった。

 地震があって、いちばん最初に電話くれたのは息子だった。さすが愚息。頼りになる。もうそれだけで私はじゅうぶんだった。

地面も少し改良。

 タイヤが地面をこすったような跡がよく地面についてたりするよね・・・と思い出しながら。

 バックミラーはハセガワのミラーフィニッシュで。

 というようなわけで、とにかくこれでもう完成になりそうな気がする。
 明日もう少しマシな写真撮って梱包しよう。

 やれやれ。余震がさっきから何度も続く。眠れない夜になりそうだ。

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