ウイングナットウイングス1/32 ローランドC.4a WINDSの和田さん作品。
いつも飛行機を見ながら穏やかな笑顔の和田さんは70代のバリバリ現役モデラーです。
WINDSだから神戸から来られたわけですが・・・今回も太刀洗平和資料館(海中より引き上げられた九七戦と若干難有り復元の零戦32型がある)あたりに行ってみようかとおっしゃってました。去年は知覧に足を延ばしたそうです、すごい行動力。見習いたい。
機銃など細かいディテールはキットのままだと思います。本当によくできたキットだよね(ディテールアップだとしたらごめんなさい)
複葉機は作るのが大変だけれど、32スケールで作りやすいキットで細部まで再現してあって・・・という、かゆいところに手の届くキット。ウイングナットウイングスはいいところを突いてますよね(いいところを突く、という表現はちょっぴりエッチだと思う、私だけか?)
ハセガワ 1/48 ロッキードP-38L レーサー 徳島モデラーズ倶楽部のP-斎藤さん作品。
徳島っていえば、来年の二月、飛行機の大展示会「UAMC」が開催されます。詳しくは→UAMC徳島公式サイトにて
現在参加申込み者は百名程度、まだまだ余裕があるそうですから、参加したい人は是非どうぞ!! 私は過去に三度参加していますが、とても実り多く楽しい催しでした。日本中から飛行機モデラーが集合するわけですから。静岡ホビーショーなどとはまた違って、ゆっくり話をすることもできます。
さて、P-斎藤さんの作品はいつもカラフルなマーキングや塗装で楽しませてくれるのですが、これもお洒落ですね。P-38の独特のカタチと相まってすごくいい感じ。
ところで右側にチラっと見えるのはレアベア(レーサー)なんですが(こちらのほうが見たいと思う人も多いかも)、プロペラの銀色が・・・ハセガワのフィニッシュじゃないものを使ってるみたいだな。これはイカンね、厳重に注意しなくては。
きらら「ちょっと斎藤さんっ!! ダメですよっ!!」
P-斎藤さん「な、なんですか(汗」
きらら「ハセガワのフィニッシュを使わなくちゃ」
P-斎藤さん「何言うてるんですか、これフィニッシュですがな。よう見てください。ほんまにもう~」
きゃ~斎藤さん、ごめんなさい。
またひとつ伝説ができてしまったなあ。
ペガサスホビー 1/48 ホーカーハリケーンMk.I 広島乱流会のけんさん作品。
「騙された男の悲しい話を聞いてくださいよ」と、けんさん。
しかし悲しいとか言う割には、顔は笑ってました。
新製品だと思って喜んで買って帰ってよく見たら「スナップキット」だったそうです。
ネオンの下では綺麗だったおねえちゃんを、服脱がせたら、たるんだオバチャンだったとか。
よくあることですよね。
でもどんなに騙されても、騙されても、別れられない・・・。
きちんと完成させた男心に涙。
こちらは前回のスケビのコラムに勝手にひどいこと書かせてもらったモノグラムのドーントレス。同じくけんさん作品。
奥様に私のコラム読ませたりするそうです。えっ、大丈夫かなあ。
でも結構共感を感じてくれたりしてるらしい。ほっとしました。
というわけで、張り線はうるわしき奥様の髪の毛です。
爆弾投下ギミックなどあります。
百年ファントムの絵富代さんは、ファントムがもう完成してしまったので、今度は新しいキットに取り掛かっているらしい。
YF-16でしたっけ。コクピットができていました。
計器のひとつひとつを作っています。小さなスイッチに至るまで。よく見ると床の汚れ?もなかなかにリアル。
今後はこれが少しずつ出来上がっていくのでしょうね。
普通の人は完成品を展示会に持って行きますが、絵富代さんは製作途中をずっと衆目に晒していくわけです。まぁ、製作記ブログをオフラインでやってるようなものか。
ハリアーはトランペッターの32でしたっけ。広島乱流会のF/A-14さん作品。
私は、ハリアーをこの方向から見るのが好きです。ドキドキするくらいかっちょええ。リアルな汚しが格好いい。
武装はレジンを使っていて精密、楽しませてくれます。コクピット内もレジン、堂々の大名モデリングですね。
ロシア人のおねえちゃんに流れるお金が、今回はハリアーに流れたということでしょうか。
いずれにせよ、日本の経済に貢献しています。
こちらも夢の途中、福岡エアロレプリカの市岡会長が、E.E.ライトニングを製作中。ソリッドモデル。
当たり前だけど、ソリッドって本当に木を削って作るんだなあ、ということを実感する。
プラモデラーは「いやぁ~コリャすごい~」と言ったきり、何も言えません。
設計図はもちろんご自分で書いたそうです。本物の飛行機作るみたい。
昨日アップするのを忘れておりました
キティホーク 1/48 ミグ25 銀翼会の伊村さん作品・・・の一部。
この増槽のピカピカが蠱惑的。
これ、なーんだ。すぐわかるよね?
タミヤ1/32 F-15DJ AGR#88 柴田さん作品。
AGRっていうのは、アグレッサー機ということなのかな。
迫力ある塗装です。
おお、かわゆいノーズアート。
モノグラム1/48 B-29-40-BW “Dauntless Dotty”73爆撃航空団 第869飛行隊 (中島武蔵野製作所爆撃部隊先導隊) 浜松BMC 多伊良さん作品。
洒落てますね。
「国籍マークで大事なところを隠しているんですね」と言いますと、強面(こわもて)の多伊良さん思わず苦笑。
あ、多伊良さんは一見恐いけど、優しかったです(えてして、世の中そんなもの)
多分これも筆塗り。浜松BMCの方々はみなさん筆塗りだったようです。すげークラブですな。
主翼はもちろん取り外し式。
かぽっ、と外して、持っていいよと手渡されました。
いや~ん、オジサマったら無理やり触らせるんだもん・・・触ってるうちにだんだん大きくなったらどうしよう・・・
などという冗談はおいといて、大切な作品を触らせていただき光栄でした。
やっぱこの方向から見るのが綺麗でしょう。
巨大な機体をこんな方向から見るのは、気分がいいです。ありえないアングルだもん。編隊組んでいる僚機ならこんなふうに見えたのかな。
というわけで、「がらくた市」で、ハセガワ1/32 F-104J/Gを買ってうれしい私。いつごろ発売されたキットなんだろう。
1950円もしたから、大して安くなかったかも。だから売れ残っていたんだな。
最近売れ残りを買うのが気に入っている。自分の身と重ねあわせてしまうからかもしれない。
だけど、案外美味しかったりするんだよ。
まわりでは「えっ、それ作るの!?」「凸モールドでしょ彫りなおすの?」「そんな写真撮ったら本当に作らなくちゃいけなくなるよ」と意地悪な言葉が飛び交っていました。
もうちょっとこう、気のきいたこと言えないのかなあ、飛行機モデラーってのは。
ちなみに、なんで私腕出してるかというと、すっごく暑かったんです。この日。
季節外れの蒸し暑さでしたね。
展示会レポートも終わりに近づきました。もう少しおつきあいください。