つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

2014年02月

 ついに、“真鍮パイプ叩き潰し”敢行。アンテナ柱がどっか行っちゃったので(汗)、ちょうどいいや、一度これやってみたかったんだよね・・・ということでやってみた。0.4ミリの真鍮パイプ。

 どうやってやるのだろう、私にできるかな・・・ああ、ドキドキの初体験。
 最初叩きすぎて(←おい!!)、ペラペラになっちゃったので、もう一度優し~く叩いてみた(カナヅチ使用)。
 金属ヤスリで整形してるうちに先端が割れてきてしまったけど・・・まっいいや。

 カタチが変? まぁそれは大目に見てね。自分では一生懸命整形したつもりなんだから。

 続いてデカールを貼ろうとしたけれど、寂しくて集中できないのでやめた。
 息子がまた行ってしまったので寂しい。今夜はプレミアムモルツの黒。

 自分の子供というのは不思議なものだ。生まれてすぐは一人では何もできない赤ん坊だったのに、やがて成長し、ハセガワにツッコミを入れるようになる(←根にもっている・汗)。
 親は置いてきぼりである。

 プラモデルも、「子どもの頃は買ってすぐに袋を開けてランナーからもぎとって、色も塗らずに作ったなぁ」等々、懐かしがる人が多いけど、今ではプラモデルの精度があがりパーツ数も増え、塗装しないといけない「精密模型」と化していて、実は大半の男共は置いてきぼりになってるんだけど、そのことにはじっと耐え、プラモをあがめ、崇拝し、ひたすら買いまくり愛を注ぎ込む。

 アイドルを追っかける人たちは、決して自分だけのものにならないという辛さがたまらなくイイ、らしいですけど、プラモもそうなのかな。どんなに愛を注いでも決して満足できる完成品にはならない・・・そこがいいのか!?

 ああ私何を書いているんだろうね←酔っ払い

 息子が半年ぶりに帰ってきた。

 県外の大学に行っているうえに、ラグビーの練習やバイトで忙しく、滅多に帰ってこない。そしてたまに帰ってきてもせいぜい三日くらいしかいない。 息子っていうのはマボロシのようなもんだね。

 ビールで乾杯する。
 息子と飲もうと思って買っておいたアサヒドライプレミアムを飲んでみた。
 おっ!! なんかすっごく美味しいような気がする。500mlの缶を開けて、二人で飲む。私はほんの一杯、残りは息子が飲んでくれた。
 息子のついでくれるお酒は、好きな男のついでくれる男とは違うレベルで美味しい。

 で、せっかくなので普段聞いてみたかった質問をしてみた。

 私「ハセガワのシリーズでサイエンスものがあるんだけど、第一弾が「しんかい」で、第二弾は「ボイジャー」だったんよ」
 息子「うん」
 私「で、次に製品化するとしたら、何がいいと思う? 最先端のメカとかって何が好き? 若い人が欲しいものってなんだろう」
 息子「メイドロボット。人型ロボット」
 私「えっ、そんなもんがほしいの? でもまだそれは実現化されてないし・・・」
 息子「はやぶさ2とかは?」
 私「アオシマが作るだろうなあ・・・リニアモーターカーとかはどう?」
 息子「それはバンダイが作るやろ」
 私「うっ・・・・」
 息子「ハセガワは飛行機作ってりゃいいんだよ」
 私「ひっどーい・・・(涙」

 一体誰がこんな人間に育てたんかい!!
 ・・・・・私です(汗。


 (注:息子は中学一年の頃までガンプラを作るモデラーだった。だからホビージャパンや電撃ホビーの読者だったし模型話もできるし、地元のモデラーの名前も少し覚えていて、けっこう楽しい話ができる)

 ついに・・・排気管からの排気で金属が焼けた感じになっている部分、を塗装してみた。

 最初にエナメルの茶と白をこすりつけてみた。エナメルなら失敗しても拭き取れるので便利だし・・・けど、どう見てもホコリ汚れみたいに見えるので、仕方ない、自分で作ったラッカーの「焼けた色」を、ドキドキしながら吹いてみた。
 「焼けた色」というのは、戦車の排気管用に調合している色だよ。こういうとき「なんでモデラー」やってると役に立つ。

 クリヤオレンジがいいかなとも思って別のパーツで実験もしてみたけれど、今回は「焼けた色」を採用。
 ま、やってみたら結構できるもんだなあ。なかなか格好いいじゃん。自分では満足。

 写真によっては、もっと後ろの機番のあたりまで白く焼けている「歴戦の機体?」的なのもあるけれど、整備不良かもしれないので私は抑えめにした。

 謎の穴から、いやらしい液体? が漏れている・・・

 機体右側、排気管の斜め下あたりに控えめな小さな穴が開いていて、そこから思わせぶりな液体? あるいは単なる排気? が漏れ出している写真がある・・・(すべての写真でそうなっているわけではない)

 ああっ、一体これは何!?
 ムスタングったら、我慢できなくなっちゃったの?

 実は、ほかにもいくつか思わせぶりな穴が開いていて、それぞれ大事な役目があるんだろうけど、私にはわからない。
 だって自分のおしっこがどこから出てるかも、つい数年前まで正確には知らなかったたし・・・いや本当に恥ずかしい話そうなんですよ。だって見えないもん。
 去年、浜松エアーパークでC-46を見たときも、あちこちに穴が開いていてびっくりしたものです。

 ちなみに、排気管の下の網状に穴がたくさん開いている部分は、えーとなんだっけ。とにかくスミ入れしときました。

 シモベの磨いてくれたキャノピーを採用したけど、もちろん、自分でも二個磨いてみました。いい練習になった。一個はちゃんとゲート跡もきれいにできた。

 風防枠部分(下部)は、木工用ボンドで接着したところ。乾くと透明なので便利だねー。
 意外にも合いはぴったり。

 ところで、一番前の枠、たったこれだけをマスキングしたのに、なぜか塗料が吹きこぼれ・・・コーティングポリマーの上からおそるおそるシンナーでこすったけど、大丈夫だった。ポリマーってば最強!!
 
 

 さしもの寒さも少しゆるんで来たような今日のお天気。やっぱり晴れると気持ちいいね。光の春という時期でしょうか、窓越しの日差しに春を感じます。

 今日は仕事も二時間こなし(大したことないように思えるでしょうが、私の仕事は1時間、30分、30分と、細切れに出ていくので2時間といっても長い)、この合間に買い物に行ったり、更にその合間に塗装する。なかなか充実した一日だった。歯の根っこの治療も脅されたわりには今の所そんなに痛みはないし、ありがたい。今のうちにいろいろ作っておこう。

 計器盤の上の部分、普通は黒のような気がするけど、イラスト等を見ると機内色になってたりするし・・・塗りなおす。
 今回は特に意地を張って、ネットでは調べない。
 そりゃもう検索すれば幾らでも画像が出てくるでしょうけれど、調べない。



 じゃーん!! どうだどうだ。かなーりムスタングっぽくなってきたぞ!! カタチがどうあれ、存在感があるね。

 先日のモデルアートの古い記事にもあったように、機首が角張っていなくて、まろやかに見える。なにか優しげなムスタング。

 写真だとアラがあんまりわからなくてピカピかしてていい感じ。
 オリーブドラブの部分はツヤ消しを吹いておいた。

 銀色塗装してて思ったんだけど、こういうの得意な人は段取り考えるのが得意なんだと思う。
 展示会なんかするときには、進行役を任せるといいかもしれない。
 ただ、ベッドの中でもあれこれ指図されそうで少々こわい気もする。

 お待たせしました、またまた脱力系失敗の数々。
 これがなくっちゃねぇ~。

 前半のキャノピーのマスキングを剥がして(少し塗料がはみだしてたのでタッチアップなどして)、さあいよいよ・・・と胴体に乗っけてみたら・・・あっ、なんか変だよ(汗。

 ここのところ、防眩塗装のオリーブドラブが窓枠までずっと続いているはずだった。あーあ、もう一度マスキング? やれやれ・・・
 それと、このオリーブドラブはツヤ消しにしないといけないのかな。防眩塗装だとしたら。

 ちなみに、私はマスキングに使うマスキングテープは何度も使いまわしている(そこらじゅうに貼りつけてる)。だから、二度目三度目くらいに貼るときが、粘着力がほどよく落ちていい感じ。

 赤いスピナ。ドキドキしちゃうよね。

 これもマスキングを剥がしたら、思った通りあちこちはみ出てた。いやーん。

 機首上部のスジ彫りがステキでしょ? これくらい目立たないくらいのスジ彫りがあっていいかと思ってやってみた。

 ハセガワキットを作ってると、いつも何となく「いとしのエリー」を思い出す。

  あなたがもしもどこかの遠くへ行きうせても
  今までしてくれたことを忘れずにいたいよ
  もどかしさもあなたにゃ程よくいいね


 なんとなく、もどかしい。どこか捉えどころがなくて優しく、何か曖昧で謎を残していく・・・
 失うときは限りなく悲しいけれど、うつくしい思い出はいつまでも残る。
 切な過ぎますか?

 まだ、ハセガワのキットはそんなにたくさん作っていないので、断言できませんが。
 なーんかねー、切ないんだよね。

 ハセガワ1/72 P-40ウォーホークの主翼のパーツ(久々に72のパーツ見るとちっちゃくてカワイイ♪)

 先日、今作ってるP-51Dの主翼に「謎の分割がある」と書きましたが、もっと小さいスケールになると、こんなふうにフラップなどは片方の主翼パーツにくっついているよね。主翼の上下を合わせなくていいので、楽。でもこの薄いパーツですら少しヒケている感じ。

 ましてや、ムスタングみたいに32ともなると、とても分厚いパーツになります。ヒケないように薄いパーツにするのは難しいので、あのような分割になるそうです。
 苦肉の策というわけでしょう。
 当時は凸モールドだったので上下を合わせてから削るとモールドが消えてしまって再生できないということもあったと聞きました(でも裏側から削ればいいような気もしますが・汗)

 以上の件は、某モデラーに確認しました。

 今では主翼フラップ部分は上下で分割されていて貼りあわせるようになっていて、薄くしようと思うと結構難しかったりしますが・・・技術がある人じゃないと・・・まぁやってるうちに上手くなるか・・・・。
 一見すると変な分割も、色々理由があるんだなあ。勉強になりました。

 知りもせずに「変な分割」だのと書いたのはお恥ずかしい。すみません。ちゃんと調べて書かなくちゃいけない、と改めて反省した。
 ここ数日、例のモデルアートの記事をはじめ、「キットの批判」になぜ私は嫌悪感を感じるのだろう、ということをずっと考えていたんだけど、それは結局「他人の仕事にケチをつける」ことになるからじゃないかと思う。
 プラモデルに限らないけど、モノには必ずそれを作った人がいて、その製品がそういうカタチになったのは、何かしら理由がある。

 それを批判することが私は簡単にできない。
 なぜそうなったのか、なぜそういうカタチに落ち着いたのか、理由があるはずだし、それを調べて書くのがものを書く人の責任だと思う・・・あんまりそこをつきつめて行くと苦しくなるけど。
 で、ネット上では、そんな責任とか感じないで書いている人がほとんどでしょう。
 私もそうだった。タダで自分勝手にものが書けるからラッキー、という程度の気持ちだった。
 でもそんなことでいいのだろうか。

 今後は、できる範囲内で確認したり人に聞いたりしていきたいと思います。だけど、こんなふうに間違いながら匍匐前進していくことはどうぞ大目に見てください(虫がいいけど)。


 マスキングしては塗装・・・の繰り返し。

 で、やってるうちにあっちが汚れ、それをタッチアップして吹いてると次はこっちに飛沫が飛び、それをマスキングしようとすると指についてたシンナーがついて・・・・汗。
 銀色の飛行機をピカピカひとつのシミもなく作ってる人がいるけど、いったいどういう魔法を使ってるのか。


 主翼のところどころを適当にマスキングして、クレオスの8番を塗装しているところ。
 フラップと補助翼はピカピカしてる機体の写真があったので、スーパーファインシルバーのまま。ハセガワのフィニッシュ貼るのもいいかもしれないけど、そんな高価な材料を貼りつけるのは、このキットには似合わない気がする。
 それにしても勤続41年というのがすごい。こうしてちゃんと作ることができるんだから。それどころか、いまどきのキットにはない、色んな部分で私に新鮮な驚きを与えてくれる・・・

 皆様ご存じ、排気管の回りはまずいちばんに目につく、「色が違う部分」
 クレオスのクロムシルバー(磨くとピカピかになるやつ)を筆で塗ってティッシュでこする。
 この部分をどうやって塗装するか、最近ずっと考えてたんだよね。でも考えても思いつかないので、手持ちの塗料で塗装しただけ。
 まぁ違う色になってりゃいいや。

 なぜ色が違うかというと、焼けているからかと最初思ったけど、外板の種類が違うんじゃないかという気がする。
 排気の流れに沿って焼けている色も吹きつける予定です。

 例の傷だらけ・曇りガラスのようなひどい状態だったキャノピーに、クリアを筆で塗装してみた(あ、間違ってアクリルのクリア塗っちゃった) ビン生。薄めるべきだったのかも?

 この野性的な方法で、あら不思議、不透明パーツは透明パーツに・・・クリア塗料が傷を埋めてくれるそうです。
 パーツ請求もできないような最後の手段としても有効かもしれない。教えてくれてありがとうございました。
 新しく頂いたキャノピーと比較すると、私がさんざん擦ったやつは、一回り小さくなって(涙)、厚みも薄くなって(涙)、ほんと痛かっただろうねP-51D。ごめんね。

 ところで、どうして私はあくまでも磨くほうに拘ったかというと、透明パーツ磨きを身に着けておきたいと思ったからなんです。
 男共に「透明パーツがうまく磨けない」と言うと大抵、「強くこすりすぎてるんじゃないの、へへへ」「そんな難しいですかね??」という反応が返ってくる。
 それがまた悔しくて。自分でもできるようになりたいというだけです。研ぎ出しまではできないとしても、パーツをちょっときれいにしてやるくらいは、できるようになりたいから。

 新兵器導入。

 塗装ブースも使わず、シンナーふりまき放題、吸い込み放題の作業部屋なので、コーヒーの中にもシンナー分がかなり入ってるだろうね。
 以前から多少は気になってたんだけど、フタのついたカップを使えばいいということに気が付いた。

 それに、寒い部屋だとすぐにコーヒーが冷えてたので悲しかったけど、これで熱々の状態が1時間くらいは保てることになった。
 やったぁ。もう塗装ブースいらないか?←いやそれ違うでしょ

 それでもやはり男性はチョコがほしいものなのでしょうか? モテたいと思う男心は私にはよくわからない。

 寒い雨も降ってるし、何か心の温まるような洒落た小咄でもできるといいんだけど・・・。
 キャノピーのキズを埋めるにはクリアを塗りなさい、とハセガワのP-51Dと同じくらい年季の入った二人の爺ぃからメールが来たので、仕方ねぇなぁ・・・と言う感じで模型屋に行った(クリアを切らしていたので)
 私もそうだけど、年を取ると、やたらと気が焦る。「折角教えてやったのに、ちっとも言う通りしねぇんだから、全くじゃじゃ馬ってのはああいうのを言うんだな・・・」とコタツの中でブツブツつぶやいて、奥様に不審がられているかもしれない。

 模型屋(46歳・タミヤ信者)に塗装ブースのことを尋ねると
 「クレオスのもあるけど、タミヤのがいいよ。増税前にどうですか」と勧めてくる。
 塗装ブースはずっと以前から欲しいとは思ってたんだけど、どうしよう。
 とりあえず、増税前にシンナーを買っておいた(うわー小さい買い物)

 模型屋「そういえば、こないだ他のお客さんと“ハセガワは最近迷走してるんじゃねぇか?”って話してたんやけど、どう思います? きららさんだったら事情に詳しいと思って」

 おおっ!! ついに私も模型屋で意見を求められるようになったのだ!! 感動。

 きらら「迷走って、色んなアイテムを出してるってこと? それは何が売れるか、模索しているってことなんじゃないでしょうか。飛行機だけとか、●●だけっていうんじゃもう勝負できなくなってるんじゃないかな」
 模型屋「うーむ、なるほど」←神妙な顔をしてうなづいている

 ガラスケースの中を覗くと、でっかいP-51Dが鎮座している。
 「これ何? 何分の一?」
 「ああーそれはバンダイの1/24ですよ」へぇ~そんなの昔あったんだ。
 「いつごろのキット?」
 「さぁ~30年以上前かな」
 機首のカタチが今私の作ってるものとは違って、少し角張ってる感じ。それに排気管が、こちらのほうが男らしいぞ。
 やっぱりなぁ~インテークも大事だけど、排気管も大事だと思う。

 送っていただいたキャノピー(磨いていない分。磨いてくれていたものを最終的に使うつもりだけど、とあえず磨く練習をすることにした)を何気なくバチン!!とニッパで切り離し・・・・ああっしまった、このゲート跡どうしたらいいの!? いきなり失敗? でももう一個あるから何とかなるか・・・そのへん見抜いて二個送ってきてくれたのかも・・・

 大抵のキャノピーはこのへんに枠があるので塗装するからあまり気にならないけど、このキットは枠は別パーツなんです。だからギリギリまで透明パーツ部分は透明でなくてはならない。
 ふえーん。参ったなぁ。

 ゲート跡を恐る恐るこすり始めたけど、悪い予感。
 爺ぃ二人に教わった「クリア上塗り」のほうがいいかも。

 

 転輪が多すぎる。タミヤ1/48 タイガー1後期型の転輪。

 実はこのファーストショットのタイガー1後期型は砲塔のカタチが少し違うらしい。
 ワールドタンクミュージアムの解説に確か書いてあったような気がするけれど、左右が非対称形だという。でもこのキットはそれが再現されていないらしい。タミヤにパーツを送ると取り替えてくれるらしいけど・・・
 しかしタミヤでもそんなことってあるんだなぁ。驚きました。でも人間のやってることだもんね。間違うときもあるさ。

 「あれっ、ここ違う?」
 「いやーん、そこじゃないってば」
 みたいな(意味不明)。

 巨大なタイガーの履帯。

 48のタイガー1の履帯より、35の38(t)の履帯の幅のほうが狭いんだよ!!
 イタレリの38(t)の履帯つなぎ・挫折中・・・。これも作ってやんなきゃねぇ~。



 全部バラバラではなくて、大まかに分割された履帯。まっすぐの部分は繋がっていて、曲げる部分は自分でつなぐ。
 数日前、P-51Dのキャノピーがうまく磨けないとき、何となくこっちをやってみた。履帯をつないでうまくいったら、自分に自信が取り戻せるかなと思った。もしそれでうまくいかなかったら笑えないことになるけど。

 曲げる部分は、一個一個は流し込み接着剤でつないでゆき、生乾きのときに、じわーっと曲げていくと割とうまく行った。
 焦りは禁物。そんなにうまくもないけど、まぁまぁできた(まだ機動輪の部分が少し浮いてるな)。

 「暮らしの手帖」編集長の松浦弥太郎さんは、仕事や人間関係で行き詰ったとき、「卵焼き」を作るのだという。
 彼は小さい頃から卵焼きを作るのが得意で、きれいに美味しそうな卵焼きができると、何となく気持ちが落ち着いて自分を取り戻すことができる。そんなふうに、落ち込んだときに無心になれて尚且つ上手くできることをひとつ持っているといい、ということを「あたらしい あたりまえ」(PHP文庫)に書いていた。

 私にとって飛行機プラモは難しい工程も多く、絶対にできるとは限らない部分が多い。そこを毎回少しずつ乗り越えていくのが楽しいんだけど、疲れたときにはもう乗り越える力が残っていない。そして作れなくなってしまう。
 だけどAFVって合わせ目消しがほとんどなくて組み立てるだけなので、卵焼きに近いものがあるのかもしれない。

 こちらはソ連のトラック。

 グリーンの上から、薄めた茶色系とダークイエロー系を吹いたところ。
 ここまでで折り返し点。

 で、ふと気が付いたのはタイガー1後期型ってツィメリットコーティングが必要だということでした(汗。
 慌てて模型屋に行きコーティングシートを注文。
 さて。ここでまたタイガーとトラックは放置して、P-51Dに戻ろう。

 ありがとう、卵焼き。

 そんなこと言ってるところに、透明パーツが到着。ある人からいただきました。ふふふ。
 
 給弾ハッチカバーも紛失してたんですが、それもいただきました。
 ありがたや~

 え? こんなことやって甘やかす男がいるからいけないんだって?
 そのとおりだよね。
 せっかく色々教えてやったのにこの女・・・っていう声が聞こえる気がしたけど、気のせいかしら、ホホホ。

 磨いた透明パーツ送ってくれるなんて、もうシモベ状態だって? ふふふ。そうかもね。

 でも心が弱ってるときだったので、本当にうれしかった。涙が出るほど。甘えさせて下さい。

 左側はノーマル状態の透明パーツ(これも頂いた)、ツヤ具合が違うのがわかるでしょ?

 ハセガワのセラミックコンパウンドで磨いたそうです。
 もちろん私は、シモベが寝る間も惜しんで磨いたキャノピーを使うつもりですが、自分でも練習しなくちゃいけませんよね。ふー。

 写真でわかるかもしれないけど、すっごく分厚いパーツです。昔の透明パーツってこんなのだったんだなぁ。まるで戦車の装甲板並み(笑
 だからこそ、せめてピカピカにしたかったんです。

 今度はもうペーパーは使わずにコンパウンドでちょっとだけ撫でてやりましょう。やっと明るい展開になってきたぞ!!

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