つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

2013年08月

 ファインの零戦は、タッチアップなどを終えて、半ツヤ吹いた(カウリング以外)。

 二機を比べてみると、カウリングの形がちょっと違うね。
 ずいぶん印象が違ってくるよね。「印象」なんて言葉を使うと、模型雑誌の作例みたい。くふふ。

 それにしても、なぜ零戦のカウリングは黒いのだろう。知ってますか?
 ファインみたいにカウルフラップを開いていると、ダースベイダーのヘルメットを連想してしまう←意味不明

 明日、美人姉妹揃っての写真撮りますので、お待ちください。

 アサヒスーパードライ、ドライブラック。

 数日前に飲んだときのことですが・・・
 グラスについだ瞬間、黒かったので驚いた!!

 よく見れば名称もドライブラックだし、缶の色も黒いし、だいたい想像つくだろーが。
 と思うかもしれませんが、私とんでもなく大雑把ですから。そんな細かいことに気が付くわけない。

 さすがに私も黒ビールくらいは飲んだことがありますが、缶ビールで売ってるとは知らなかった。
 黒いビールはまろやかで飲みやすいですよね。・・・違う?
 辛口、とか書いてあるけど、ビールの辛口ってどういう意味なのかな。私には、むしろ飲みやすいような気がするんだけど・・・。
 
 だんだん自分に自信がなくなってきたなあ。お酒は大好きだけど、味はサッパリわかってないのでしょうか。
 日本酒や白ワインの辛口はすぐわかるんだけどな。

 それにしても、缶ビールを一個だけというのはやはり寂しいよね。

 えーと、「なんちゃって」JMCのことを書こうと思ってたのに、また忘れるとこだった(汗←酔っ払い
 なんか、久しぶりに少し涼しくて気持ちいいですよね。

 今しがた、お二人ほど駆け込みでエントリーがありましたが、ほかにもまだ、「なんちゃってJMC」エントリーを忘れてる方はいませんか??
 一応、今月いっぱいですよ~
 でも明日は日曜日だし、いいですよ、9/1までお待ちしてます。
 貴方のご参加をお待ちしてます。
 
 

 
 

 

 

 七月のなかばから、九月のなかばまで、ある資格を取りに講座に通っていることは書きましたが、生徒は私と同じくらいの年代の人が多い。
 昼休みに「こういう新しいことって、ちっとも覚えられないのよね~」というどこかで聞いたような話題が出て、ふと気が付いた。

 私、プラモ作るようになって十年余り、色んなこと覚えたぞ!!
 九九艦爆とか、三式戦とか・・・。
 キューキューカンバクなんて、パッと聞いてそれが何なのかわかる人なんて、そうたくさんはいないだろう。ふふふ。

 さらには、先走りとか中折れとか右曲りとか、プラモに付随する言葉もずいぶん覚えた。

 というわけで今回も、なにげにヤラシイ雰囲気で、尾輪が曲がっています(ファインモールド 1/72 零戦22型)。
 どこか一か所曲がらないとすまないんだよね。私の作るものは。

 もうっ、可愛いんだからっ!!
 流し込み接着剤を流し込んでも、びくともしないから、もういいや。

 脚庫が深くて格好いいという方もいるでしょうけど。逆にハセガワのは浅すぎるけど、いくらなんでもこれは深すぎませんか、とも思う。
 
 どうでしょう。好みかなあ、結局は。
 私は、ここまで脚庫を深くするなら、脚カバーをペラペラにしないとバランス取れない気がするんだよね。

 だって、胸だけ大きくてお尻の小さい人がいたら変でしょ。
 バランスというのはそういうことだよね。

 増槽はベコベコにしてます。実機写真がそんな感じだったから。

 スミ入れをしたけど、迷彩のせいかちっとも目立たなくて面白くない。

 脚を接着し、編隊灯と尾灯を塗り、あちこちタッチアップなどして、尾翼の機番の位置が右側間違っていたので、ハセガワのデカールを使って貼り直し。

 「トホホ」な地味作業が続く。
 めんどくさいけど、完成させるには通らなくてはいけない道。

 カウリングを白っぽいグレーでスミ入れしたら汚くなってしまったので、もう一度カウリング色を吹くかどうか迷っている。う~ん。

 迷彩塗装のタッチはなかなか面白いでしょ?
 ローガン梅本さんなんかの塗りを見てると「自分にはとても無理」って思えるけど、実際やってみると案外「筆の実力」で何となく面白いことができちゃうものなんだね。
 まだまだ奥は深いけれど、ブラシと違う楽しさがあって病みつきになりそうです。


 これで完成ということにします。

 零戦22型・美人姉妹の姉、ハセガワのほうが先にできました。
 パーツが少ないというのは、やはり作ってる最中もうっかり取れたりしないので作りやすい。

 蛍光灯のせいか、全然違う色に写ってしまってるのが悲しい。
 本当はもっと美人なんだよ。


 脚の角度というか、タイヤが脚カバーにくっついてしまって、変なことになってるの。

 ひっぺがそうとしたけど、できなかったの。
 だから、そのままにしてます。いじってると、また主脚がボキっ!!ってなっちゃうから。

 ハセガワのキットは全部そうなのかどうかわかんないけど、72のキットは、主脚の接着部分がとても小さくて曖昧で、初心者泣かせ。
 「うまく接着できるもんなら、してみろよ」と試されてるような気がする。くくぅ~悔しい。

 あれっ、アンテナ柱が少し曲がってるかな・・・ああ~ほんと72ってほんの0.1ミリズレてても目立つから大変っす。まあ、ブレーキパイプを作っただけ、偉いでしょ。なるべく、いいとこだけ見てください。


 もちろん、敵味方識別帯は塗装ですが、それ以外は今回はすべてデカール使いました。

 日の丸の赤は、ファインはもっと黒っぽい赤で、ハセガワは朱色って感じですが、これはこれで72のスケール感にはあってる気がする。


 今年の静岡ホビーショーで、ハセガワの設計担当の方にお話を聞いたんですけど、ハセガワスタンダードのスジ彫りというのがあるそうです。

 まっ、こんなこと言わなくてもモデラーはわかってるよね。

 私も少しわかってきたかな。
 作ってると、これくらいの幅がちょうどいいような気がする。

 ピトー管(真鍮パイプで作った)の長さは、もちろん長すぎます。でもいいの、私の好み。
 スミ入れはエナメルで、クリヤは半艶にしてます。

 機番は、ファインモールドの22型についてたものを使いました。

 なんか、アラがいっぱい写ってますが、アラがないと私らしくないよね(汗
 機番のデカールのフチが浮いてるし・・・アンテナ線を接着したあたりが、なんか汚くなってるし・・・方向舵のタブ部分が汚ねぇな~。

 黒い、渓流釣り用のテグスを使用。
 あっ、尾灯を塗装するの忘れてた(汗

 キャノピーのマスキングはこんなものです。

 なんか、聞いた話では、第三風防の内側は黒? とにかく風防の裏側は、黒く塗装しといていいんとちゃう? という気がしてきた。
 特に、72では何色なのかわかりにくいし。黒く塗装しといたら絶対に透けなくていいよね。

 アンテナ柱のとこに巻き付けたテグスが汚いって? ほっといてください。
 一番の問題は、照準器が付いてないってことなんだけどね。だってキットについてなかったんだもん←都合の悪いとこはキットのせいにする

 でもさー、シートベルトがちゃんと見えるでしょ? うれしいよねぇ。

 下手くそ作品ですが・・・それでも、自分なりに少しずつ上達してるのがわかって、ちょっぴりうれしい。

 つまり当社前年度比ってことなので、他人と比較してどうってことではないんです。

 さて、こちらは完成したので次はファインモールドのほうね。そしたら、そろそろヘリ作りたいなあ。

 ボケ足が足りないようなので、もうちょい頑張ってみました。

 ハセガワの熊野筆の担当の人に教わったやり方で、明灰白色を筆に含ませて、2,3分置いてからやさしくなでてあげてね、とのことでしたが・・・そんな3分も待てるかいっ!!

 気が短いので、すぐにこすってしまい、台無しになったり、なんかもう、自分でも何が何だかわけわからなくなってきた。
 明灰白色にグリーンを混ぜたものをこすってみたり、いろいろやりましたが・・・あまり上手くいってない。もう一度こするかな。

 それでも、この写真は実物より大きく写ってますよ。言っとくけどこれは72の零戦ですからね、全長10センチくらいですからね。そこんとこよろしく。

 これが今作ってる105号機。有名な写真だよね・・・

 この感じをスケビの3月号でもふたつの作例でそれぞれの方法で再現しています。
 でも、私はどちらも自分的にはちょっと違うと思うので(作例はそれぞれ上手いし、やれと言われてもそんなふうには塗装できませんが)、自分なりのやり方で塗装してみたのです。

 はぁ~疲れた、一晩おいて明日もう一度塗装しよう、と思って立ち上がろうとした瞬間・・・
 あーあ、やっちまったよ。筆洗い用のシンナーをスケピにブチまけた。

 その後二日間、窓際に置いておいたけど、まだページをめくるたびにシンナーくさいです。

 こちらは、美人姉妹の姉・ハセガワ1/72のほうですが、あとはアンテナ線を張るだけ。

 しかしこれがめちゃくちゃ面倒くさい。
 先週は土曜日もみっちり講習で、おまけに暑いし疲れ果ててしまって、アンテナ線なんて聞いただけで頭痛がする。それで伸ばし伸ばしになってましたが、ようやく張ることにした(講習そのものは、もう後半のヤマに差し掛かってる、あと少しの辛抱だ)

 昼過ぎまで降り続く雨の中、普段より気にせずに大きな音でジューダスブリーストを聴きながら・・・
 “お前はオレを閉じ込める、お前の愛という監獄に”「Locked in/「ターボ」より」

 ああ、その通り、一度囚われてしまったらもう逃げられない。
 プラモも恋も。

 ピンバイスで穴をあけるまではよかったけれど、これにテグスを入れるのが一苦労。ここを読んでる方は、穴に何かを入れるのは得意でしょうけど。

 瞬間接着剤を硬化剤で固めたので白く見えます。

 何とか張ったぜ。これで「宿敵・あべ」にも突っ込まれずにすむだろう。はぁ~~~

 で、さあこれで完成だ!! と思ったら、編隊灯を塗るの忘れてた。ああ、もう~。

 8/20 夕暮れ。七時過ぎの空。

 台風の影響か、空に行き交う雲が面白い。
 慌てて二階に駆け上がって写真を撮る。空の色は、あっというまに移り変わっていくから。捕まえようと思ったら走らなくちゃいけない。

 以前から、E.E.ライトニングって誰か人の名前みたいだなと思ってた。E.E.ライトニング少佐とか、いそうじゃない?
 だけど、これって会社の名前なんだね。イングリッシュ・エレクトリックの略なんだって。なぁんだ、つまんない。

 というのも、K.K.ダウニングっていうギタリストを連想してたわけ。ジューダス・プリーストの。
 まぁジューダス・ブリーストとか言っても殆どの人は知らないと思いますが、私が80年前後に聴いてたハードロックバンド。グレン・ティプトンというギタリストとツインリードギター。ボーカルはロブ・ハルフォード・・・って、スラスラ名前が出てくるのが自分でも恐い。

 ネットで調べてみると、レザーと鋲のヘヴィメタファッションて、この人たちがルーツだったんだねぇ。知らなかった。
 そういえば70年代後半、私の高校時代、伊藤セーソク(政則)さんがジューダスプリーストの大ファンで、私の好きな渋谷陽一さんはいつも伊藤さんをからかっていたっけ。それで余計、このバンドは何となく「ダサい(死語)」と思ってた。
 大学を卒業した頃からは、もうさすがにハードロックも卒業しかけてましたが、何となくこのアルバム含めて三枚まとめて輸入盤で買って(安かったので)、ソニーのウォークマンで聴いたのが、80年代なかば。
 懐かしくてCD買ってみましたが、ほとんどの曲覚えてる・・・汗

 ジューダス・ブリースト「復讐の叫び」

 記憶をたぐりよせていくと、どんどん思い出してくる。アルバムタイトルも、「ブリティシュスティール」とか「背信の門」とか。若い頃覚えたことは忘れないというけれど、まさにそれですね。若い頃ロクなことを覚えてないからなぁ。困った。

 それにしても、こんなバンド聴いてたなんてカミングアウトするだけでもかなり恥ずかしい。
 男性でいえば「実は女装が趣味です」って言うくらい恥ずかしいんじゃないかな。ほんとはAC/DCとかも好きなんだよ。すげーな私。

 雷がものすごい音で時折落ちるなか、雷鳴のようなフレーズ聴いてるといい雰囲気。
 演歌とまでは言わないけど何かこう歌謡曲というのかな・・・日本人の琴線に触れるようなメロディが要所要所で顔をだすのが、たまんねぇ。
 全体的にいい曲が多いけど、男なら「フィーバー」を聴いて泣け!! 
  Fever,You set my soul on fire
  Fever,You fill me with desire・・・・

 貴方の魂に火をつけるものって、一体何でしょう・・・

 マラウイのジン。マラウイってどこかアフリカのほう? 43度なのでウイスキーくらい。

 友達から頂いたものの、ジンってどうやって飲めばいいかわからないので、ネットで少し調べた。

 ライムジュースやレモンジュースを入れて炭酸水を入れたのがトム・コリンズで、比率を少しかえるとマティーニってことらしい(乱暴な言い方ですが)。マティーニはオリーブの実も入ってるよね。

 生のレモンを絞り、炭酸水で割ってみた。ただし砂糖抜き。
 こんなものなのかな? トム・コリンズもマティーニも飲んだことがないからわかんねぇ。爽やかで美味しい。
 トム・コリンズは昔、ヘミングウェイの小説「海流の中の島々」で知った。少しヘミングウェイ気分。

 「なんちゃってJMC」の話を書こうと思ってたんだけど、ジューダスプリーストの話とどういう繋がりがあるかわかんなかった? 
 
 一次審査(ようするにエントリー)は、8/31締切です。まだの方は、箱の写真撮って送ってくださいね、お待ちしています。

 ファインモールド1/72 零戦22型

 風防の合いがいまいち(幅が少し狭い)というか、修正するのが面倒とも言いますが・・・開状態のキャノピーも付属しているので、窓枠は筆塗りにて塗装して接着した。

 この機体は迷彩ではなく、明灰白色の上から濃緑色を雑にペイントした機体なので、この「雑な感じ」をどうやって塗装しようかなあと考え、熊野筆でやってみることにした。
 飛燕の迷彩でもやったように、ハセガワの熊野筆のぼかし筆(中)にて。塗料を置くようにランダムに塗っていく。

 少しずつ埋めていく。

 ちょい色あせたグリーンだったので、青を足しながら色を濃くしていく。
 でも72なので、あまり濃くすると黒く沈んでしまう。これでもすでに濃すぎるかも。
 でも明るいグリーンにすると陸軍色っぽくなっちゃうし難しい。

 48だと、実機もブラシ塗装だし、ブラシ塗装すれば実機ぽくなると思うけど、72だとそれをどうするか。
 細吹きで対処する人もいるだろうけど。

 あ、実機もキャノピーの窓枠には塗装していないんだよ。

 んー、もうちょいかなあ。何度も何度も重ねたつもりだけど。

 ただ、これやってるうちに「ドイツの斑点迷彩もこれでいけるんじゃないか」という気がしてきた。
 今度やってみようかなぁ。

 作業はじわじわと進めていく感じなんだけど、かなりオモロい。
 ブラシだと、速いといえば速いけれど、ぶわっ!! 「あっ、シマッタ!!」となることも多いよね。でも筆だと少しずつ進めていくので、失敗も同時に修正しながら塗装できる。それにとにかく面白いとしか言えない、面白さがある。

 ところで、「なんちゃってJMC」は、順調にエントリーが入ってきています。ありがとうございます。
 まだ迷っている人もいるかもしれませんが、思い切ってこのお遊びに参加してみませんか? 

 

 


 

 久しぶりのAFVは、どんどん組み立てられるのでとっても楽しいよ!!
 先月の大分の展示会の抽選会でいただいたキット。こういうのを思いもかけず作るのがまた面白い。

 タミヤ1/35 Sd.kfz.222 20ミリ機銃。かっちょええ~~~

 ほれぼれしながら眺めていたら・・・・

 この車体の下部(シャーシっていうのかな?)にセットして、上部をかぶせようとしたら、あっ、機銃が動かないっ・・・慌てて無理矢理上を向かせてどうにかセットする。

 インストをよく見ると「上下動します」と書いてあるやん!! AFVの常識、大砲・機銃の類は上下動することをすっかり忘れていた(汗

 まぁでも・・・上向きっぱなしでも、男らしくていいや←よくねぇぞ

 「羨ましいですね。若い頃を思い出します(笑)。ピリオド(ドイツ語だと【プンクト】)は「省略してます」って意味らしいです。Sonder【ゾンダー】「特殊」とKraftfahrzeug【クラフトファールツォイク】「(原動機付)車両」の略。Kfz.も大文字で書き起こしてる場合も多いですね」(柴田和久さん談)

 ということで、今回思いもかけず、「すだこふつ」の謎が解けました。

 で、あれこれパーツを接着し、ジャーマングレーを適当に吹いて、とうとうタイヤもくっつけた。
 機銃は、エナメルシンナーを流し込んだり、いろいろいじってたらどうにか動くようになった。ほっ。

 おおっ、このタイヤがまたすごい。ちゃんと回るんだよ!! 無駄に楽しい~!!
 あ、でも・・・少しでも斜めになってるところに置くと、勝手にコロコロコロと動いていっちゃうのが危険(というか可愛い)。

 あとは、アミみたいのを作って、人形作って、伝令兵とオートバイ作って、土台作って・・・と夢が広がっていく。
 今年の九州AFVの会に持っていけるかなあ。今年は俊作様来ないかなぁ。

 ようやく主脚接着しました。ハセガワ1/72 零戦22型。

 飛行機作ってて最大の難関だよね。脚を正しい位置に接着できるか。
 しかもこのキットみたいに「接着しろ」が小さくて「これ大丈夫かなあ、はっきり言って補強しないと無理だよな」と思って接着するとだいたい片方がズレていて、流し込み接着剤を流し込んで少し位置をずらそうと力を入れると「ボキ!!」って・・・
 やっぱり折れました(涙

 左側だけ折れたので、真鍮線を入れて補強して再度接着。こんなことやってるだけで、すぐに三日くらいたってしまう。
 そもそもこの主脚のパーツは左右があるけど、どっちがどっちだか、わかりにくいんだよね・・・一応印とかつけてるんだけど、塗装してるうちにわかんなくなっちゃう。しかし毎度毎度同じ失敗やってるねぇ私も。

 プロペラは、「磨くと光沢が出る」クレオスの金属色(ステンレス色)だけど、何度やり直してもムラになる・・・もぅいいや。

 ファインモールドのゼロはどうなったかというと、こちらはいかにも応急処置で明灰白色の上から濃緑色を塗装しました、というような雑な緑色の塗装を筆塗でやってみようと思ってる。

 この写真見て、すぐに気が付いた方も多いと思いますが、日の丸の位置が間違ってるね(汗
 日の丸デカールはたくさん余りがあるし、やり直すべきか・・・変だよね。まっ、天下無敵の「なんちゃってモデラー」だからもういいか・・・あんまり深く考えないまま塗装に突入しています。

 筆で修正していた窓枠は、まぁまぁきれいになりました。筆塗の窓枠塗装も、この調子でやってたら、すこしは上手くできるようになる気がする。修正の方法は、コメント欄に書いていた方もいましたが、シンナーを含ませた筆で撫でながら吸い込ませるようにしてはみ出た塗料を取り除きます。こういうときにも筆は柔軟な対応ができる気がします(私は熊野筆の面相筆を使用)。

 グリーンの色が陸軍っぽいので、もうちょい青を足しておこう。

 昨日、私の住んでいるまちは最高気温がまたもや日本一だった。日本一、という言葉は桃太郎的で晴れがましいけど、喜んでる場合じゃない気もする。
 実は昨日の午後三時頃、買い物をして自転車をこいでいると全身汗びっしょりになった。それでも頭の中は、たった一個買った缶ビールのことでいっぱいだった。「よしよし、これくらい汗をかけばとびきり美味しいに違いない・・・」
 じつに卑しい発想ですが、頭の中はほぼビールで満たされていたので、暑さも2割減。

 グラスについで、きれいな泡をほれぼれと眺める。
 今日のはサントリープレミアムモルツ。泡の様子から、「程よく冷えている感じ」がおわかりでしょうか。ビールは冷たすぎてもいけない、ぬるくてもいけない。

 なんで六個パックを買わないんだ、と思われるでしょうけど、ほかにも買い物があるので自転車のかごに入りきれないんです。クルマならこんなこと考えなくていいのにね。何となくビールが好きになっていく自分がこわい。
 たった一個の缶ビールは夢のように消えてゆき、少しさびしい。

 国破レテ山河アリ 城春ニシテ草木深シ(杜甫「春望」より)

 私が太平洋戦争のことを考えるとき、いつもわからないのは、日本はアメリカに負けて戦争が終わったけれど、アメリカを憎んだり嫌ったりする人は少ない。敗戦後、「占領」されたにもかかわらず、アメリカの文化をむしろ喜んで受け入れ、それどころかチョコレートをねだった。
 昨日まで天皇陛下万歳といい、国のために戦死した人は神と奉り、息子を戦地で亡くした母は泣くことすら許されなかった。
 それがなぜ、敗戦の翌日から、戦争に駆り出され国のために苦しみながら戦った人たちは犯罪人のように扱われ、原爆を投下されて被爆者となった人たちは同じ日本人から差別を受け、零戦は殺人兵器になったのか。

 そのときの日本人の心情って一体どうだったんだろう。日本人には誇りというものはないのだろうか。

 沖縄には、「平和の礎」というものがあるそうですね。
 沖縄戦で亡くなった人の名前が刻まれていると聞きます(いつもテレビで見ながら行ってみたいなぁと思っています)。

 本土にも戦争で亡くなった人すべてを偲ぶ場所がほしいなと思います。
 ときどき、そこへ行って戦争に思いを馳せ、亡くなった人たちに祈り、涙を流したい。そんな場所があるといいな・・・。 

 浜松の手筒花火(浜名湖 弁天島 嘴頼さん撮影)

 これ一体・・・何やってんの、めちゃくちゃ危ないんんじゃない!? なんかオッサン共は楽しそうにやってるけど・・・

 一瞬目を疑いました。浜松の人ってド派手なことをやるんですねぇ!! いやー九州人もびっくり。

 で、嘴頼さんから「見ちゃいられねぇ」というメールとともに、綺麗にマスキングしたキャノピー(もちろん私の作っているハセガワ1/72零戦のもの)が送られてきました。

 透明なマスキングシートを使用し、一区画ごとに切って貼るそうです。
 じつは、メールいただいたときには胴体にキャノピーを接着したあとでしたので、これはもう一度作って使わせてもらおうと思います。
 ・・・ということで、零戦はもう少し作り続けることになりました・・・まだまだ続くのだ。

 しかしなー、この暑いのにわざわざキャノピーにマスキングして送ってくるなんて、どんだけヒマなオッサンかよ・・・などと激しく失礼なことをほざいてますが、私みたいな最低の女にこんなことまでしてくださるなんて、やっぱり暑さでちょっとおかしくなってるに違いない。これはこのまま記念にとっておくという手もあるなぁ。

 こちらはファインモールドの風防。まだあきらめきれず、修正中。

 まず黒でスミ入れしてから筆で塗装、というやり方はハセガワのHPで見たのですが、ハセガワの人に聞いてみたらスミ入れはやはりラッカーでしているとのことでした。

 私はエナメルでスミ入れしましたが、今のところ割れてはいません。そのうち劣化したりして(汗

 数日前、零戦は殺人兵器である、と書いているブログがあった(そういうことを書いている人は結構いる)。見た瞬間、
 「零戦のことを知りもせんヤツが何言うか」と思わず心の中で叫んでいた私←すでにオッサン化

 まあ私だって零戦のことがわかってるわけでもありませんが、一般人はもっと知らないんでしょうね。飛行機のことをもっともっと知ってもらうことを考えないといけないな。微力ながらモデラーもそういうことができるといいよね。

 この本はずいぶん前に読んだけど、以前に書いたかどうか忘れてしまった、すみません。
 梯久美子さんは、私よりひとつ上の1961年熊本生まれで、編集者出身の作家。何となく親しみを感じる。
 「散るぞ悲しき 硫黄島総司令官・栗林忠道」は現在、本屋の文庫本フェアに並んでいるし、読んだ方もいるかも(恥ずかしながら私、まだ読んでいない)。

 「昭和二十年夏、僕は兵士だった」(角川文庫)は、タイトルがいいでしょ。タイトルがいい本はたいてい中身もいい。
 詩人・金子兜太さんや、考古学者・大塚初重さん、漫画家・水木しげるさんなど、その道で有名な方々に話を聞いています。

 先日読んだ「永遠の0」もよかったけれど、こちらはインタビューなので迫力がある。私は小説よりも、こちらのほうが好きです。
 (もちろんインタビューだからといってそれが即「史実」ということもない、個人の経験・主観が語られているに過ぎないが、作りものではない迫力がある)
 凄惨な経験が次から次に語られていく。どの人の話も興味深かったけれど、男として格好いいなと感じたのは、矢矧の乗組員だった、建築家の池田武邦さん。

 この本にも書かれているけれど、戦争に行った者は、戦場で大変な思いをし、戦後復員してからは今度は犯罪人のように扱われた。
 こういうことは、本当に信じられない許しがたい話であり、また改めて書きますね。

 「飛行機の歴史」(山本忠敬・著/福音館書店)

 山本忠敬さんは、たくさんの乗り物絵本を描いている画家です。
 本の最後に経歴が書いてありますが、1916年生まれで、東京美術学校(現在の芸大だよね?)を出て、太平洋戦争に従軍しています。
 男の子を育てた人なら、一度は山本さんの絵本を子供に読みきかせたことがあるのでは。愚息も「しょうぼうじどうしゃじぷた」が大好きでした。

 この本はようするに「図鑑」ですが、丁寧に描かれた絵や、人類が空飛ぶことを夢見ていた太古から現在まで・・・天女様からスペースシャトルまで、飛行機の歴史を楽しめます。
 たとえばターボジェット、ターボファン、ターボプロップエンジンの違いが図解されていたりして、わかりやすく、かつ本格的。

 中身はこんな感じ。

 たぶん時間をかけて書かれた本だと思う。難しい内容を簡単にまとめ、子どもから大人まで楽しめるようになってるってすごいよね。

 寝る前にウイスキー飲みながらページを繰ると、読むたびに何か発見がある。そんな素敵な本。

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