つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

2013年02月


 昨日に続き、トリトリさん撮影の来日零戦52型。

 来日したってことは「わしはもう、アメリカ人なんだよ」と言われているみたいで少し寂しい。
 「里帰り」じゃないんですね。すっかり米国人になってしまったんだね、お前は。アメリカ人に世話になってるのは知ってるけれど、少し寂しいよ。

 などと、金も出さず面倒も見てやらない日本人のお母ちゃんがそんなこと言っても仕方ないね。
 さてこの胴体なんかのベコベコ感を見ていると、ずいぶん苦労してるんだなあ、こんなにやつれて・・・と思わずにいられない(違。

 零戦の実機を見たことのある人は知ってると思うけど、こんな感じだよね?
 微妙にべこついているというか、少なくとも、平らではない。

 この質感。本物を見ると感動するよ。


 ディテール写真もたくさん頂いてるんですが、どこか見たい部分があったらリクエストくださいね。

 私は、細かい部分も好きだけど、こういう「肌の質感」みたいのがすごく興味深いんです。
 もちろん、当時の零戦が戦地でどういう色だったかは、また別の話でしょうけど、薄い外板を貼りあわせて作ってる飛行機というモノの雰囲気に触れるとドキドキする。

 ところで、零戦とは関係ないのですが、新明解国語辞典の話の続きなんですが・・・もうひとつのブログに書いてもいいけど、話の流れから言ってこちらに書いたほうがいいかなと思うので。

 実は最近「新解さんの謎」(赤瀬川原平著/文春文庫)を読み返して、毎晩辞書を引いてたんです。赤瀬川さんが「新解さん」と呼んでるのは、三、四版のことで、私の手元に現在あるのは五、六版。やっぱり辞書って面白いよ。

 残念ながら、六版からは「新解さん」は別人になってしまってます(汗、五版までは辛うじて「新解さん」かなあ。
 もしお手元に三、四版がある人はラッキーです。捨てないでください。面白いから。

 もちろん「恋愛」とか「恋」という言葉の説明は実に素晴らしいので一読いただきたいのは言うまでもないんですが、
 「いんけい【陰茎】 男子の生殖器の一部で、さおのように伸びたりする部分。男根。」(ちなみに私の持ってる五版も同じ文です)、これなども是非見ていただきたい(他の辞書ではどう説明されているのだろう)。

 赤瀬川さんは、「竿とは昔から言われる比喩だけれど、自分は棒のようだと思っても竿は連想できない」と書いています。
 確かに、昔の人はなんで竿に譬えたのでしょう。なんとも情緒があります。
 でも女の立場から言わせてもらうと、棒より竿がいいな(謎。

 続いて「ぼっき【勃起】-する 急に力強く起つこと。(狭義では、合体を思い、陰茎が伸びて堅くなること)」

 赤瀬川さんは「合体を思い」、という「思い」にまで踏み込む新解さんに感心している。そして「狭義では」と書いてあるけど、それ以外でこの言葉を使うことってあるのだろうかと疑問を呈している。

 ちなみに五版では「狭義では、性的衝動にかられるなどして、陰茎が伸びて堅くなること」という表現に変化している。だけどやっぱり「合体を思う」ほうが抒情的でいいよね(謎
 この「勃」という字は、「秘められた力が機会を得て表面化する」という意味があるそうです。「秘められた力」ってとこに、ぐっときちゃうね。


 現在、所沢航空発祥記念館にて、プレーンズオブフェイムの零戦52型が展示されているそうです(以下すべてトリトリさん撮影。ペンタックスK-7)
 トリトリさんが写真を撮ってきてくれたので、少しだけご紹介したいと思います。

 こんなふうに周りに人がいなくなるのは、閉館間際だったそうです。
 じっくり写真を撮りたい人は、閉館間際がおすすめかも。

 俯瞰するとまるでプラモデルみたい!?

 周りの壁の色などが写り込むせいでしょうか、あまり日本機のグリーンぽくないですね。
 また、写真の色はカメラにも左右されますし、もちろん貴方のモニターの個性もあります。

 さて、トリトリさんからはほかにも色んなディテール写真を頂いているので、「アノ部分が見たい」というリクエストがありましたら、ぜひ書き込んでくださいませ。

 私としては、どの部分をご紹介すればいいか迷うんです。よろしくお願いします。

 こちら、所沢航空発祥記念館。

 ほかにもいろいろな機体の展示があるようです。お近くの方は是非この機会に行ってみてください。


 おおっ、これはC-46“天馬”。

 以前、私のブログにこの飛行機に搭乗したことがあるという書き込みをしてくださった方がいましたね。
 こんな飛行機だったんだなぁ・・・。
 可愛いですね~。

 「零戦来日」って・・・まるでロックスター(汗。

 詳しくは公式サイトをご覧ください→零戦来日公式サイト(日本の航空技術百年展)

 金曜日の午後、身内が亡くなり通夜と葬式のため昨日まで留守にしていました。
 初七日が2/7なので、それまでは刃物を持つのは控えておこうかと思います。

 天寿を全うした人の葬儀でしたから、いい雰囲気でした。いい雰囲気、というのは可笑しいと言われますでしょうか、でも静かに息をひきとり、大勢の親族や知人に見送られて埋葬される人は幸せですよね。

 さて、バルキリーが今のところ順調に進んでいるので、これならもう一機行けそうだぞと思い、F/A-18Cも作ることにしました。
 こちらは「本物のフィン空」です(汗

 たぶんハセガワがうっかりして忘れているのだと思いますが、F/A-18のフィン空仕様ってリリースされていないような気がします。ドラケンは出ているので、そのうち発売されるのでしょう。

 どうも日本では米軍が人気あるようですね(特に現用機)。
 確かに米軍は日本に駐留しているから目につきますが、ついこの間の戦争では米国に負けたわけですし、そういう国のアイテムがいちばん人気あるっていうのは私には不思議です。
 もちろん米軍機は性能がいいとか、格好いいとか、そういうのはわかりますし、私は戦後の生まれだし別にアメリカが憎いとか負けて悔しいとかは思いませんが、何となくヨーロッパのほうに親近感を持ってしまいます。

 歴史、文化芸術などの面でも、ヨーロッパには非常に興味をひかれます。
 小さい国がたくさん軒を接している状態で、多くの人種と言語が入り乱れ複雑な歴史を持っていますよね。国境だらけの緊張感高い国々での戦闘機運用ってどういうふうにしているのだろう、興味深いです。

 けど、もしかしてヨーロッパのモデラーにも米軍機がいちばん人気あるのだろうか。
 そのへん知りたいような気もしますね。中国や韓国の人はどうなんだろう。

 ところでF/A-18の箱はバルキリーの半分くらいの大きさしかありませんが、中身はたぶん同じくらいの大きさと思います。

 実はもうひとつ、ハセガワ製品買いました。やはりキャラクターものです。
 ふふふ、なんだと思う? 当てたら偉いよ~。

 作りたいものは山のようにあるのに、またもや「作りたいものリスト」を増やしてしまったね。
 

  
 

 
 
 
 

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