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 ん? いつのまにかMi-28Nハボックが緊縛中・・・うふん。
 実はハボックっていまひとつカッチョ悪いような気がするんだけど、実際完成したらどうだろう、という期待が少し高まってきた。案外イイかも。

 黒いのはシーキングのテールローターブレードで、妙に面倒くさい塗分けを必要としてたりする。ちなみに本体はもうだいたい塗装終わった。まあ大変なのはここからなんだけどね。たぶん吹きこぼれてるだろうし、突起物をいろいろと接着する作業もある(これは楽しいけど

 どこか名古屋のほうの芸術祭のなかの企画展で、慰安婦像その他がケシカランという抗議が多くて、企画展そのものが中止になったという話を聞いた。残念な話である。芸術作品をケシカランとか言い出すときりがない。世界に向かってツバを吐くのが表現者であって、360度だれにでもわかるものなんてありえない。

 それで思い出した、どこかの自治体で復元零戦を展示しようとしたら、「戦争の道具を展示するなんて戦争賛美になる」と言われて反対されたとかいう話を思い出した。何言うかコイツ!!とそのときは腹が立ったけど、やはり似たようなことかもしれない。
 零戦は芸術ではないけれども、過去の技術史における大切な資料である。また貴重な歴史の証人でもある。遺跡などと同じである。
 でも私がそれに気が付いたのも、プラモデルを作るようになったから・・・という気もする。模型を作るようになってより一層いろんな歴史を知って、それで心の扉が広く開けられるようになった気がする。いろいろな歴史、いろいろな考え方に触れたから・・・。実はね、真面目な話、そこのところはすごくモデラーに感謝している。まあ逆に言うと、一般的な日本人があまりに何も知らないともいえる気がするけど。