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 今年(2019)も静岡ホビーショーに行きました。業者日にお邪魔するのも8回目、行くたびにハセガワの飛行機の新製品は少なくなり、そして、今年は、ついに・・・去年あたりでカーブを曲がってしまったって感じでしょうか。完全に変化したハセガワに、腹を立てる人もいるかもしれないけど、飛行機天王山を死守して滅びていくよりは、あらゆる手を使って賢く勝ち残ってほしい。

 今回は、1/35コンバインを設計した風早さんに詳しくお話を伺った。付属の人形は実際に農家の人がモデルになってるそうで、なかなか味のある顔。腕まくりしてるところがイイ!! 萌えますね。男はね、肘から先がイイんですよ。うっふん。

 隣にはスターレット・ターボが展示してあり、こちらは以前から私のリスペクトしている久保山さんの設計。久保山さんはアパッチや48紫電改など、実に格好いい細部まで捉えた設計で私は大好き。

 次から次にお客さんが「私も昔このクルマに乗ってましてね・・・懐かしいなぁ!!」と言ってました。

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 スターレットの裏側。

 風早さんが「これ、やりすぎですよ、やりすぎ!!」
 とツッコミ入れてましたが、確かにクルマの裏側なんか見えないのにやりすぎか? でもこういうの好きだけどなあ私は。

 72の計器盤なんかも彫刻してるの好きですと言うと
 「基本的には楽にデカールを貼ってもらおうという考え方なんですよ」とのこと。
 恐らく、デカール貼りたい人のほうが多いんだろうなあ。

 ハセガワは、誰が設計したかは聞けば教えてくれる。基本的に一人で設計されてるけど、時には二人でということもあるとのこと。

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 こちらはファインモールド。80周年かあ・・・もう零戦もそんな歳なんだなあ。

 鈴木社長は、「今年は飛行機作ってるのウチだけだよ」と得意顔でしたが・・・

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 タミヤも作ってるんじゃなあかなあ。1/72Bf109G-6

 72ファンとしてはどこのメーカーだろうとうれしい。
 鈴木社長によると「デカールはどこのメーカーも同じメーカーで作ってるから、品質同じだよ~モデラーはハセガワのがどうだタミヤがどうだって言ってるけどさー」とのことでした。
 でもタミヤのは硬いような気が・・・と言うと即座に「それは古くなったからだよ」(汗

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 プラッツも飛行機作ってるんじゃないかなあ。1/72T-1A ま、確かにT-1Bが先に発売されてたけれども。

 ほかに飛行機の新製品があんまりないので、これがすごく輝いて見える。掃き溜めに鶴、ってヤツ? なんだか作りたくなっちゃうよね。 

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 ファインモールドのピトー管。色んなカタチがあるのですね、面白いなあ。
 実は最近気が付いたんだけど、ピトー管て削って作っる人がけっこういるんですよね。私はいつも真鍮パイプと真鍮線を組み合わせて作ってた(アホの一つ覚え)。三段式とか知らんやった。

マシンガントーク

 鈴木社長「そんな自分で削るなんて真円にするのは難しいでしょーウチは精密な旋盤でやってるから(黙ってこれ買えよコラ)」とのことでした。ちなみにピトー管のメーカーってあるそうですね。「それぞれ別々のメーカーがやるんだよ、三菱が全部零戦作るわけじゃないよ、だから飛行機作るとすべての技術が革新・蓄積されていくわけなんだよ」

 この話、たまたま合同展の「なんちゃってJMCブース」に土居雅博さんが来て私と話してたら、偶然通りがかった鈴木社長が電光石火のごとく話に割り込んできて、いつのまにかマシンガントークを浴びせると風のように去って行ったという恐ろしい話でした(SINONEさん撮影、5/12)。

 ところでハセガワ・タコムの戦車指揮官の人形があるでしょ? あれの「靴ヒモの結び方が違う」とかいうツッコミが鈴木社長から入ったそうで・・・恐るべし!!

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 ハセガワブースにあったストライクウィッチーズの製品(1/72)。

 静岡HSの前になるとハセガワの社員がこういった見本を手分けして製作するそうです。なんだか手作り的でいいねぇ(見本ってそんな楽なもんじゃないそうですが)

 この方は、筆塗りなんですよ。胴体のマーキングはデカールみたいですが、機首の模様は描かれてます。新製品よりつい作品に目がいっちゃう。

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 待ち合わせていた「なんちゃってJMC」モデラーと二階の休憩所でコーヒーを飲みながら。

 全体的に新製品がやや少ないので寂しいけど、訪れる人の数は例年どおりの感じ。
 毎年やたらと歩き回って疲れていたので、今年は好きなところ・興味のあるところだけに絞って歩いた。これは業者日、合同展、どちらにも言えることで、だから今年はレポートというよりは、訪問記という感じになると思う。

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 さて、ハセガワでは、見本を製作されていた戸部さんが定年退職されて、姿がなかったのが私としては、少し寂しかった。仕方のないことだけれど。

 しかし、うれしいこともあった。戸部さんの後継者に紹介していただいたんです。藤田さんといいます。これからまたずっとお世話になると思う。光栄でした。

 去年戸部さんからは後継ぎのことはチラっと聞いていたけれど、戸部さんがパーフェクトな職人的な方で、「漢(おとこ)」だったから(もちろん優しくて愉快な人だけど)、後継ぎはさぞかし大変だろうなと思ってましたが・・・やはり大変だそうです(汗

 そんなわけでハセガワの新しい時代が始まっているのをひしひしと感じた。

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 明日は合同展へ。今年はどんな人に出会ったのでしょうか。わくわく・どきどきしてお待ちください。