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 今夜は職場のミーティングで、九時ごろ帰ってきてぐったり。女性ばかりの職場で、みんないい人たちなんだけど、しゃべるテンポが速すぎて全くついていけない(話に入れない)。がっくりと落ち込んで帰ってきた。

 昨晩歯の詰め物が取れて再度歯医者に行ったり、今日はなんとなくやれやれな一日だった。
 でも、そんな日でも私には模型部屋がある!! コーヒーを淹れて部屋に入りスマホの音楽をセットすし、作りかけの模型を触る。水を得た魚とは言うけれど、魚も私みたいな気分なのだろうか。

 脚を接着して、尾輪をちょいちょいと塗装したくらい。

おじさん達

 今日は、模型部屋におじさん達がやってきた。

 なんちゃってJMCに参加したイクタサンからいただいたもの。
 少し体型の違う二人、どちらもそれぞれ魅力的です。うまく塗装できるといいなあ。

本3

 おじさんと言えば、「宝島」(スティーブンソン/小学館)

 過去に書いたような気がするし、ずっと以前にスケビのコラムにも書いたことがあるんだけど、すみません、好きなもので・・・。
 最近、子供の頃に読んだ本を読み返している。子供の頃に好きだった本って、今読んだらどうなんだろう、と思って読んでみたら、どれもすごく感動する。脳の中って大して変化ないんじゃないか・・・少しがっかりすると同時にうれしい。

 翻訳がすごく本格的な雰囲気で、子供向けという感じではなくカッチョいい文章。挿絵もいいでしょ?(私、挿絵って大好きなんですよ)
 ページ数が限られているからだろう、少し短いんだけど(左側の岩波文庫のを読んでわかった)、それでもこの本の1/2を占めている。ちなみに、私の大変な愛読書で、子供の頃何度読み返したかわからない。いっしょに入ってる「不思議の国のアリス」よりも断然こちらがお気に入りだった。宝島の地図がまたすごく魅力的なの。
 ここ数年、一年に一度は読み返している。

本3_2

 思いっきりシミだらけで汚れてますね・・・。

 冒頭に出てくる、謎の老海賊“ビリー・ボーンズ”なんか、とびっきりの魅力的なキャラクターで、彼を主人公にした別の物語(宝島の少し前の時代の話)を読みたいくらい。
 いつの時代も「おじさん」に物語を感じる。

 美しい女性のヒロインが好きな人もいれば、イケメンが好きな人もいるでしょう。でも私はおじさんの出てくる話が好きだった。・・・と、あるとき気が付いた。それですべてが説明できるような気がした。自分で自分を少しだけわかったような気がした。えっ?と思いますか。人間って自分の知らない自分がありますよ。必ず。考えてみると、ちょっと怖い。