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 ここのところ製作記を書くことにあまり熱心になっていませんが、ちゃんと作ってます。

 左側は12型、下地はクレオスの8番銀、右側主翼を折りたたむほうは11型、ウィノーブラックを塗装。ヒケや下地の汚いところなどもあるけど、そういうのは無視。人形はハセガワの97艦攻に乗せるつもりで作っている。えっ? なに? もちろんハセガワのも作りますよ。
 キャノピーはいつものように筆塗りで下地の黒を塗装したところ。機体も下地をそれぞれ吹いたところ。

 右側の11型は、全身銀色でしっぽが赤いやつ。一度やってみたかった塗装。海に不時着したときに目立つように・・ということで尾翼が赤く塗られていたらしい。
 こちらは、全身銀色だからいいんだけど、問題は真珠湾の12型。

 塗装図では下面は変な灰緑色になっている。Satin Hempなんて書いてある。サテンヘンプってなんじゃい!? 
 手持ちの本の塗装図では、すべて明灰白色になってるし、展示会などで銀色にしてるのを見た覚えもある。
 塗装が間に合わず、銀色の上から緑色のマダラを描いたということもあるかもしれない。
 しかし、零戦21型と同じ明灰白色を使っていたというのが自然な気もする。

 しかし、こうやってみると九七艦攻、翼を広げた姿がなかなかきれいだね。こないだの天山とはまたちょっと違う。

 ちなみに、先日の胴体のへこみですが、あれはそのままにしている。もし間違ってたとしても、それはエアフィックスが悪いんだから、私には関係ないの。フフフ、モデラーの特権。

本7
 モデラーは責任を取らないけれど、しかるべき組織でしかるべき地位にある人は責任を取らなければならない。

 「不死身の特攻兵」(鴻上尚史著/講談社現代新書)
 ベストセラーになってるから、すでに読んだ方も多いと思うけど、ようやく読んだ。大分からの帰りの「ゆふ」の中で。

 胸が詰まりそうになって、何度も本を閉じて深呼吸したり、涙がじわりと出てきたり、ムカムカして吐きそうになったり、さまざまな思いが次から次に湧きあがる本だった。未読の方はぜひ読んでみてください。
 「不死身の特攻兵」とは陸軍初の特攻隊「万朶隊」の隊員だった佐々木友次さんのこと。私は万朶隊について詳しく書かれたものを読むのは初めてだった気がする。今まで読んだものは海軍の特攻隊の話が多かった。

 九九双軽作らなくちゃなあ。モデラーにできるのはそれくらいだもんね。
 ハセガワから出てるらしい。キャー。どうしよう(←そうは言ったものの、キャノピーの枠が多くて面倒くさそうだな・・・)