先週末、大分県中津市で開催された「中津模型クラブマークII」の展示会に行ってまいりました。
入口です。
会場は小幡記念図書館のホール。中津藩士・小幡篤次郎という地元の偉人の蔵書をもとに作られたそうです。中津藩って教育にちからを入れていたんだろうなあ。私の住んでいる日田も咸宜園という有名な私塾があったのですが、江戸時代のほうが地方の教育レベルが高かったんじゃないかと思ってしまう。経済力より教育・文化度の高いところに惹かれる私。
会長さんの作品。シャーマンM4A3E3 タミヤ1/35
これがいちばん格好よかった。鉄の質感・・・迫力あるね。
同じく、会長さんの作品。ニチモ1/48 隼。
ニチモの飛行機って、リベット表現がされている。何よりも塗装のヨレヨレ感とか、とても雰囲気がいいです。
昔から食べてたスパゲティナポリタンみたいな? 最近はパスタとか言ってるけど、なーにがパスタだ、気取りやがって、あー青春時代に喫茶店で食ったナポリタンが美味かったよなぁ~なぜか目玉焼きがついてたりして・・・などと口に出すのは恥ずかしいけどみんな心の中で思ってる。
会長さんに「これ良いですね」と言いますと、
「お客さんに、ヒコーキがないですねぇと言われるとマズいので作りました」と、ご謙遜。
飛行機に限りませんが、ここでもやはりスケールモデルは風前の灯であります。
中津マークIIのセイバーさん作品。スピットファイヤ。ハセガワ1/32
基本に忠実というか、スピットファイアらしいスピットファイアって感じ。これ見ながら、俺こんなふうにリベットがないのが好きだなあ、と言ってる人がいた。
昔、母の作ってくれた遠足弁当みたいな? 最近はキャラ弁とか言ってるけど、なにがキャラかい、弁当にはシャケが一切れと卵焼きに赤いウインナーだろうが!! そしてせめてもの母の愛情をこめてウサギみたいに切ったリンゴが一切れ・・・あのリンゴの甘酸っぱい味が秋の遠足の味だったなぁ~・・・などと口に出すのは恥ずかしいけどみんな心の中で思ってる。
心を込めて施した機銃後方に流れるウェザリングとか。飛行機モデラーの愛ですね。
築城模型同好会(ってまだ生きてるんでしょうか)の銀角さん作品、イタレリ1/48 F/A-18ホーネット
尾翼のコウモリマークはデカールをもとにしてマスキング塗装されてます。
そう言われてみればイタレリ、ダルい感じはします。しかしそのへんは塗装でカバーされてます。また、パーツが少なくてあっというまにカタチになるのが楽しかったそうです。何よりキャノピーの合いがよかったそうで、しかもご覧の通り透明度もよくてみんな「キャノピーが綺麗だね」ってほめてました。女性でいえば、「目がきれいだね」っていう感じ? キャノピーが綺麗だとずいぶん美人に見えますよね。
銀角さん「(小さい声で)ハセガワはキャノピーの合いが悪かったりしますよね・・・」
確かにね~それに、パーツ分割の多い最近の脂っこい外国キットなんかを作って疲れたときに、ふっとこういう「芋けんぴ」みたいなキットを食べるとほっとするんですよ。芋けんぴってのはサツマイモのお菓子ね(ぐぐッてください)
レベル1/48 B-1 ランサー。こちらの方はお名前もはっきり聞かずにすみません。ハッチはアルミ缶だそうです。それもこの大きさに合わせて、ビール缶じゃなくてドリンクの缶なんかだと小さくてちょうどよいとか。
実機さながらに屋外で撮影された写真なんかも見せてもらいました。やはり外光で撮った写真は格好いい。
同作品。この方はウェザリングが得意とみました。
ミサイルやラックなど小物関係、本物らしい雰囲気。すごくいい感じ。
まわり、みんなでワイワイいいながら拝見しました。こういうライブ感が展示会の良さですよね、何よりも楽しい瞬間。
下松模型交流会のなおくんさん作品、タミヤ1/12 カワサキZZR1400
下松は「くだまつ」と読みます。山口県の防府と岩国の間くらいに位置するようです。今回の外来者は、福岡県、山口県の人が多く、周防灘モデラーと名付けました←勝手に名付けるなちゃ!!
カワサキのバイクというと、あのライムグリーンを連想しますが、これは紺色なのでしょうか、写真でうまく色が出てなくてごめんなさい。もっと明るいスポットライトみたいのが当たるとピカピカして綺麗なんだろうなあ。洋服屋の店先に、レザーのジャケットなんかと並べて置いておくと似合いそう。
しかし排気量1400って巨大じゃないですか? ほぼクルマ? 12年間片思いし、ようやく入手したそうです。それともう、これは土台があるのが大事。グレードが上がりますよね。高級感。
というわけで、スケールものはこれでおしまいです。えっ? 早すぎる? すまんねーもう年だから・・・ゴホゴホ
もちろん、私の好きな作品の美味しいところだけご紹介したんですけどね。
明日はキャラものです。