つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです



 作らないと完成しないので、もう少し頑張る。

 でもマスキングは面倒くさいなあ・・・と思いながらやり始めると、それでもだんだん夢中になってきて、いつのまにか終わっている。
 最初こんなに面倒くさいと思ってたのに、いつもやり始めるとだんだん夢中になってくる分岐点ってあるよね。
 あの瞬間って科学的に捉えられないものだろうか。というか、気持ちよくなる瞬間を自分で作りだせないものだろうか。
 そうすると「モチベーション」というものをいつでも引き出すことができる。

 三色迷彩の最後のマスキングなんてのはもう、ミイラ男みたい。見てるだけで窒息しそう。



 いざブラシ吹く段になって、どこに吹けばいいかわからなくて、違う所に吹いてしまったりして間抜けなのだった。
 真っ黒というのは違う気がするので、適当なグレーにした。

 ただ、これで三色のバランスが取れているか、マスキングを剥がすまではまったくわからない。
 どこかそのへんのプラバンにでも吹いておけばいいものを、毎回そんなことは忘れてしまう。

 昨日は両親の確定申告をするために市役所に行った(税務署ではなくて市役所で確定申告の相談をしている)。
 こういうのは大の苦手だけど、なんとか終えると小さな達成感。

 一歩ずつ解決して、小さな達成感を感じるのはいいことかもしれない・・・とでも思わないと、やってらんないよ。
 けっこう、こう見えて、頑張ってるんですよ私。



 徳島UAMCの抽選会で頂いたスイート1/144 零戦52型丙が完成した。
 とりあえず、藤田幸久さんの箱絵の前で記念写真。
 今気が付いたんだけど、この絵のグリーンと同じような色で塗装してたんだね、私!!

 こんなのすぐにできるだろうと思ってたけど、タッチアップしていたらどんどん時間が過ぎて行く。まだあちこちいい加減な塗装だけど、これで完成ということにした。完成ったら、完成なのっ。

 もう二度と144は作らないと思ってたけど、徳島でスイートの杉田社長にもお会いしたし、それならばと作りました。
 杉田社長は愛妻をお連れになってましたが、
 「新製品ができるとねー、家内は必ず「それきっと売れるよー!!」って言ってくれるんですよ」と目を細めていました。
 妻の鑑。何ていい奥様でしょう。



 こちらはちょうど、「永遠の0」ドラマ版を見ていたら、同じ部隊マークで驚き!! なんとタイムリー。

 721航空隊(神雷部隊)、神雷(じんらい)戦闘機隊 昭和20年2月~3月宮崎基地。

 ある人から教えていただいたんですが、3月21日に桜花の「野中隊」は全滅、その後は爆装の特攻機として使われたんですがそのときには主翼の白帯は消されたとのこと・・・。
 んー、爆弾装備なら白線は消さなきゃだめか・・・と思って、素直に白線は一度消したんですが、やっぱりこの白い線がアクセントですよね、珍しいでしょ?
 だから、史実とは違うけど、白線復活させました。3号爆弾装備してるけど・・・許して。

 キャノピーはカチッとハマって気持ちいいんですが、カチッとしすぎてて少しヒビが入りました。まっ小さいからいいや。
 スミ入れは黒でやったんですが、なんかちょっと汚くなっています。拭き取りが足りなかった。
 でも、塗料が濃かったせいか、うまくスジ彫りに残らなくて。



 スイートのキットは、必ず二機セットなんです。だから真面目にもう一機作りました。
 352航空隊、昭和20年3月~4月大村基地

 キャノピーのアラもこうしてみると、そんなにわからないでしょ?
 ただし、主翼のグリーンは主翼の裏側まで回り込んでいる(敵味方識別帯の黄色と同じくらい)のを忘れていた。
 すべての合いがいいので、組み立ては楽です。
 特に、主脚がキマりやすくて、キャノピーがカチッと合うと、本当に楽だね~夢みたい。

 「永遠の0」の主人公はやっぱり零戦ですよ。

 とにかく零戦が出てくるシーンはすべてドキドキした。足掛け使って乗り降りしてるぅ!!とか、普段模型で見ているディテールがうれしくってしょうがない。
 私にとっては零戦がすべてなんだよね。永遠のアイドル。

 特攻隊のことを思うと、胸が苦しくなるけど(息子と同年代なので重なってしまう)、せめて私にはプラモを作ることはできる。だから零戦を作って作って、作れるだけ作ろうと心に誓った。

 と、ここまで書いて気がついた。
 ピトー管つけるの忘れてる!!
 実はキットにはピトー管は再現されてないんです。自分で作ってね、ということなのでしょう。だから忘れてました(大汗
 ま、小さいから、いいや←よくないぞ。

 おまえ本当に飛行機モデラーか!?・・・・・そう言われると自信ないなあ。



 スイートの1/144零戦52型まだ完成しない。
 こんなちっちゃいの三日でできるやろ!? というのは甘い考えで、デカール貼ったりタッチアップしたり小物を塗装して接着・・・などでやはり一週間くらいはかかる。
 ドラマ「永遠の0」(お世話になりました>さるおうさん)も、毎日1時間くらいずつ見ているのでまだ終わらない・・・・ふだんあまりテレビを見ないので、たまに見るとついつい「ガン見」というか妙に凝視してしまうので、目がものすごく疲れてしまって、実は、ここ数日目が痛い。
 零戦の姿を見るだけで涙が出る。感情移入がすごすぎて、ものすごく消耗する。そういえば戦艦武蔵が見つかったとかいうニュースも入ってきてたが本当なのだろうか。

 カウリングの上の白線はデカールがあるけど、描いてみた。デカール貼るほうが簡単かもしれない。
 主翼の上の赤い丸や翼端灯は先に白く塗装して今から赤や青で塗装するつもり。

 52型丙は、主翼内機銃が勇ましい。



 翼に対して日の丸がこんなに大きかったっけ・・・。

 この爆弾は3号爆弾といって、空対空爆弾と書いてある。空対空爆弾って、敵機の上になったときに落とすというわけでしょうか。私はどちらかというと下になるほうが好きだけどね。ふふ。

 いい加減な筆塗りなのでマダラだけど、なんとか飛ばさずに接着した。やればできる!!



 数日前の画像より少しは綺麗になったか!?
 はみ出した塗料を、熊野筆の面相筆で拭き取っていく。
 ご覧の通りの大きさですから(カッターマットの白い枠が一センチくらい)、これくらいで許してくださいませ。

 徳島から帰ってきてすぐにレポート書いて、色んな情報が頭の中であふれかえっていましたが、ようやくそれが頭の中のハードディスク内で落ち着いてきた感じ。
 単に忘却しているだけか!?
 でも実際人間は入ってきた情報を選り分けて、必要なものはちゃんと脳のハードディスクに落とし込むらしい。
 私の場合、「これは今回はやめておいて、またいつか別のときに書こう」というふうに脳の引き出しにしまっておくことがある。

 いっぽうで忘れたいような記憶がいつまでも残っていることがある。「消してしまいたい」という記憶だけを消すことができるといいなあと切実に思う。

 それにしても、小さい!! 自分が小人になって「プラモの模型」を作ってる気がしてきた。
 むくつけきオッサンがこういう小さいものを作ってる図って見てみたい。そういうふうに感じるのは私だけなのだろうか。このちっちゃいタイヤをちっちゃい主脚に接着してる姿・・・更にタイヤを一個トバしてしまって泣きそうになってる図など・・・カワイイのかキモイのか。想像にあまりある。

 展示会ですごい数の作品を見て、またあれこれ作りたいものが増えたし、頂きもののキットも増えた。そして気になることも・・・。
 私が自称ハセガワの回し者を名乗っているせいか、ハセガワについて私に話しかけてくる人が何人かいて、非常に興味深い意見も聞いた。ほんとのこと言うと、本物のハセガワの人に聞かせたいけど・・・。

 とりあえず、AH-1Sを完成させてそれから・・・いや、Fw190の作り比べもあるんだった。しかしシーキングも組んでみたい。その前にこのスイートの零戦を完成させて、いや零戦といえば32の零戦の作り比べしなきゃ・・・ああ!! 何から先にやればいいのだ。


  風防は黒で塗装してから機体色を熊野筆でよれよれっと塗装。まだまだ汚いな。

 コンタクトレンズを外して、目の前5センチくらいにもってくると、一番よく見える。
 そう。私はすごいド近眼なんです。でも老眼になった。近眼だと老眼にならんとか聞いたけどそれは嘘だね。


 マスキングを剥がしてカウリングを取り付けると少し零戦らしくなった・・・と思いたいんだけど、どうも色が陸軍色的だなぁ~。やっぱもう少し「深緑」じゃないとダメか・・・カウリングに二本、白い線を描かないといけない。あーめんどくさい。

 「エアモデリングマニュアル Vol.2」(ホビージャパンムック)の91ページに、この神雷部隊の零戦52型丙が掲載されている(書いているのは先日徳島で会ったP-斎藤さん)。

 桜花の直掩戦闘機隊と書いてある。ということは・・・零戦は特攻隊ではないんだね? 何となく、ほっとした。
 でもだとしたら爆装はおかしいのかな? 斎藤さんの図では増槽をつけている。でも、せっかくの爆弾パーツを使いたいので搭載することにした。

 ちなみに、このムックには色々な方の作例が掲載されている。私の知っている方の作品もある。
 改めて、すべての作例を丹念に見ていったけれど、ひとつとして「私のイメージする零戦」はなかった。
 もちろんどれも上手いし個性があっていい作品ばかりだけれど、自分の思う「零戦の姿」とは違う。
 当たり前だよね。だからこそ自分の零戦を作りたくなる。それでいいんじゃないかな。私も少し大人になった。

 スイートの1/144零戦52型丙はどんどん作っております。

 裏側は明灰白色に塗装して・・・ブラシ吹いてるけど、面積狭すぎてつまんない。筆塗りしたほうが楽しいかな?

 小さいので、あまり濃い濃緑色では沈んでしまうかと思い、とりあえずAH-1Sに塗装したグリーンを吹いてみた。

 吹いてみてから色の調子を整えていく。出たとこ勝負のやり方だけれど、これはAFVっぽい考え方かな。
 カップの中にどんどん塗料を足していって、テキトーに色を調節する。

 いくらなんでも黄色すぎるね。

 濃緑色を加えて何度か吹いてみた(使用している塗料はすべてクレオスのラッカー)

 最近、タミヤのナイフを買った。以前使ってたものはパテを盛る用にする。
 別にフツーの「オルファのカッター」も使ってるけど、替刃がたくさん残っているので。
 模型用のツールはなるべく模型屋さんで買うようにしている。パテとか瞬間接着剤とかも。キットをあまり買わないのでせめてそれくらいは、という気持ち。


 実はミニクラフトのB-17(1/144)、もう、こんなになってるの。我慢できなくて、ここまでしちゃいました。
 裏側はひどいよ。パテ盛って整形中だけど、まだひどい。

 捨てる捨てると書いてますが、捨てるにしてもある程度作ってから捨てる。
 それがキットへのせめてもの礼というものでしょう。別れ話、というのはつきあった相手とするものであって、つきあってもない人とは別れることもない。
 キットも同じことです。

 ・・・で、いつ捨てるかというタイミングの問題なんだけど。実際、いつ捨てる!? 難しい問題だ。塗装の練習台にしてからにしようかな。
 主翼は簡単な補強として、ピンバイスで孔を開けてランナーを差し込んでみた。これも補強の練習。

 さしものB-17も144だとこんなに小さいんだね。

 ちょうど徳島に行っていた間にテレビ放映されていた「永遠の0(テレビ東京系)」を今ゆっくり見ているところ。
 第一回目に出てくる21型に胸キュンです(向井理より21型かよ!!>私)。いいなー。それに胴体のシワ。ぐっときますね。

 普段模型で嫌というほど見ているモノを、(CGなのでしょうが)テレビで見ると不思議な気がする。

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