つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

 特攻機なので、800kg爆弾を搭載して出撃する。巨大だなあ。
 
 で、私の800kg爆弾ですが、キットはイモ付けなので真鍮線で補強した。
 あ、なんかずれてる? 気のせいでしょう。疲れてるんじゃない?



 横からみるとこの800kg爆弾がハミ出して見えるんだよ。これがちょっとそそりますね。特攻は置いといて。模型的に。

 爆弾後方は推進用ロケット。これはイモ付けのまま。

 主脚も接着した。もう勘弁してください。
 ちなみに、ウォークウェイが日の丸と重なっているのはおかしいのでは!? と読者よりご指摘いただきました。
 慌ててインスト見たら、やはり重なってなかった(汗
 今回のいちばん大きな「やっちまった」かな。まあ・・・・もう今からやり直すのは面倒なので、中津留大尉ごめんなさい←おい!!

 とはいえ、脚を接着するとおおよそゴールが見えてきて、ほっとする。ああー、ようやく久々の完成になりそうです。
 実は、1/72ハインドも同時進行で完成間近なのだ。公開したくてたまらないんだけど、同時だとみてる人がわかりにくいと思うので、また後日まとめて書きます。

 さて、今年は静岡ホビーショーには行きません(行けません)でした。

 先月なかば、母の容態がかなり悪化したとき私の2017年ホビーショーは終わりました。
 悔しいけど、悔しいと書きたくないので今まで書きませんでした。
 まあ自分のせいで行けなくなったわけじゃないので、意外と気分はさっぱりしてた。とはいえ・・・十数年続けて参加してきた年に一度のビッグイベント、そりゃあ寂しくないわけがない。

 母の病院に一~二日おきに通うようになって丸二か月が過ぎた。正直、朝起きるときものすごくだるい。気分が重い。終わりのないトンネルをずっと走ってる気分。病院通いってやったことのある人じゃないとわかんないと思うけど、かなりきつい。母は意識がはっきりしているから、話はなんとかできるんだけどね(言葉が不明瞭ですが)。ものを飲み込めない状態になってるのに、「パンが食べたい」「お菓子買ってきて」などと何度も言われるのが辛い。と、少し愚痴モードですみません。
 でも、私なりに頑張って何とか面白いことを書こうとしているのを少しわかっていただきたいんです。最近ギャグにキレがないと言われますが、さすがに厳しい。やっぱ本物のエンターテナーってすごいなあと思う。私なんか駄目ですね。

 さて「なんちゃってJMCブース」は今年も参加者の皆さんが立派に運営してくれたので、その様子は今週末くらいに簡単にご紹介する予定。



 大戦機のデカールは少ない。あっというまに終わっちゃうね。余裕だね。
 ええ? お前ら、これからは彗星のユキとお呼び!! などと思いながらウォークウェイの細いデカールを貼っていたら、やはりちぎれました(涙

 こちら側は上手くできたほう。左側は、場所を修正しようとしててどんどん切れていった。
 ま、こんな細いデカールをまっすぐ貼ろうと思うほうが間違いってことだね。
 ほんと、なんべんやってもここを塗装するのを忘れる・・・汗



 まず白を吹いて。



 次に赤を吹いて。



 はがしてみると、日の丸と色が違うやん!!
 っていうか、日の丸部分は吹かなくてよかったわい!!

 嗚呼。こういうのはやってみないとなかなかわからないものだね←単にアホなだけやろ

 あと、塗装する前に赤い塗料を剥がしたら周りの緑色も剥げてしまって汚くなってしまい・・・



 今は周りの緑色などをリカバリ中。

 なかなか終わんねぇ。
 あちらを立てればこちらが中折れ状態が延々と続いていて、頭悪すぎ、塗装下手すぎで悲しくなってくるけど、この悲しみを乗り越えたところに完成はある!!

 Well, on a train, I met a dame
 She rather handsome, we kind looked the same
 She was pretty, from New York City
 I'm walking down that old fair lane
 I'm in heat, I'm in love
 But I just couldn't tell her so

 I said, train kept a-rolling all night long

 汽車の中でちょっといい女に会った
 たぶん相性もピッタリな感じ
 すげえ可愛くて、ニューヨークから来たって言ってた
 もうたまらないね
 こんな女見たら、誰だって熱くなるよ
 だけどひとつ問題があって・・・いざとなると肝心の声が掛けられない

 汽車は一晩中走り続けてるってのに。一晩中止まらない、熱くなったまま・・・


 “トレインケブトアローリン”、私はエアロスミスで知りましたが、ヤードバーズの名曲っす(英語よくわかんないので間違ってるかも、すみません)。
 ま、アレでしょ? トレインが一晩中走り続けてるってのは、一晩中アレしてるって意味ね? と思ってましたが、どうも一晩中もんもんとしてるようね。多分。そりゃ辛いな~。

 もんもんとしていないで、マスキングしてみよう。よし、次いくぞ!!



 敵味方識別帯のマスキングを剥がすと、案の定、少し吹きこぼれてたりするので、やり直し。

 あちらを立てればこちらが中折れ・・・ってやつですね。
 リカバリは面倒だしイライラするけど、ここは我慢のしどころ。



 銀剥がれは、初めて筆でやってみた。

 どうもわざとらしくて不自然な感じ・・・思ったよりも難しい。
 実機写真も後席のところには剥がれらしきものがある(写真のキズかもしれない)けど、ほかは目立った剥がれはないので、これは演出です。そもそも色が海軍機らしくないしね。
 それにしても、キャノピーのマスキング剥がすときが怖いな・・たぶん吹き込んでるに違いない(涙



 排気管が下向きなので、焼けてる方向もこんな角度になってるかなあと思ってやってみた。
 これもあくまで演出だからね、演出(私の持ってる資料には焼けてる写真はなかった)。

 スピナ先端も剥がれを演出。



 初めて空冷の彗星みたときはあまりの違和感に「ぎょっ」としたけど、空冷になってエンジンの扱いがよくなって活躍するようになった・・・とか聞くと、おおぅけなげなヤツよのう・・・と好感もてるようになった。

 それにね、なかなかマッチョな感じもするし!! ホレなおしたぜ!!

 彗星四三型「またそういう見え透いたお世辞はいらんわ。昨晩ひとりでP-38のDVD見て“カッチョええわー”とか言ってただろうが」

 げげっ、バレてる(汗 P-38格好いいです。メカがすごいんだもん(解説ナレーション入りのDVDでわかりやすかった)。
 情緒的戦史的には日本機好きだけど、メカとして見た場合はまた別です。そしてアメリカの航空博物館のすごいこと。ため息が出るね。 

 たっぴんさんのお手本はこちら。

 岩本徹三フィギュアです。竹一郎さん原型、確かスケビか何かの付録でしたよね。

 なんつーかもう次元の違う塗りなので、隣に並べるのは恥ずかしいなんてもんじゃないけどさ、誰だって最初はこんなもんでしょ。人形そのものの出来も違うしぃ~。

 ほっぺなどを少しオレンジがかった色で塗りなおしたつもりなんだけど、やはり発色が違いすぎるし、ブレンディングされてないので、なんかシミができた人みたい(汗


 しかし、人形なんてのは、これくらいの遠くから見るものなんですよ。遠目によければすべてよし。

 女の顔だってそうでしょ? すぐ近くから見るのはチューするときくらいのもので、普段やたらと近くからチェックして「あれ、ファンデーションがムラになってるよ」「アイラインはみ出してますねぇ」とか指摘する男がいたら嫌だね。
 いちいちそんな細かいことを気にすんなって!! 

 ・・・いやそれ気にするのがモデラーでしょ。細かいところに気が付いて、執拗に修正を繰り返す。ほんとモデラーって嫌な人種だね。

 ところでこの人形が持ってる袋にはパラシュートが入ってるのかな? だとしたらやはり特攻隊には使えないね。

 最近「秘めたる空戦」(光人社NF文庫)という本を読んでたんだけど、1/3ほど読んだあたりであまりにも面白くてどうも違和感がしてきた。出てくる人物も好漢ぞろいで不自然。もしやと思ってネットで検索すると、「作り話疑惑」という記述がみられる。
 果たしてこれが作り話なのかどうか史実にそれほど詳しくない私には判断できないけど、内容に限らず、書いてあるものがウソっぽいのはわかる。事実っていうのは意外と面白くなかったりする。逆に「作った話」はものすごくよくできていて面白い。つい作者が面白く書いてしまうんだよね。あと、素人の書いた戦記・手記というのは文章が素人臭かったりする。
 まあこれはこれで、飛燕の活劇物語として読むことにしよう。本物かどうかは私には判断つかない。

 ところで、つい最近まで戦記は苦手と言ってた私なんだけど、いつのまにかすらすらと読めるようになってきた。以前は言葉の意味とか第二次大戦の流れがあまりわかってなかったんだよね。(もちろん今でもまだまだ理解できてない部分は多いけど)
 自転車に乗る練習をするとき、誰かに後ろをつかまえてもらって走るでしょう? それでいつのまにか後ろの人が手を放して、一人ですーっと前に進んだときのあの感動。あっ、一人で走ってる!! ・・・という、あの感じでしょうか。
 本を読むのがうれしくてしょうがない。
 
 

 ファインモールド1/48彗星に付属の人形を作っている。前回の続きで、エナメル塗料で陰影をつけているところ。

 少し乾いた段階で、エナメル溶剤を含ませた筆でぼかしていく。ブレンディングとかいうんだと思うけど、これがいまいち上手くいかない。顔色もなんかパッとしない。たっぴんさんのお手本に比較したら、泣きたくなるくらい下手だけど、「まあそのうちいつか上手くできるさ」と無理矢理自分を説得しながら先に進む。

 服や靴みたいなモノは「まあこんな色もアリよね」という曖昧さが許されるけど、皮膚の色は「生きた人間」に見えないとアウトである。
 やはり油彩じゃないと綺麗な肌にならないかなあ。あ、でも塗料のせいじゃなくて、私の色のつくり方が下手なだけかもしれませんが。

 顔なんてほんの5ミリ四方くらいのスペースに影やハイライトを入れていくと、どんどん表情が変わっていく!!
 面白くもあり、しかし難しい。
 腕の日の丸はデカール。

 男の背中。

 写真は緑色がかった色に写ってしまってるけど、実際はもう少赤みがかった色です。
 35は塗りやすいけど誤魔化しがきかず、72は小さすぎて面倒くさい。その点48はちょうどいい大きさなのかも。

 遠目にはそこそこいけてる感じがする←自己評価最大甘味
 これからもちょっとトライしていこうかな。というのも、ここのところ戦史を読んでいるので人間にも興味が出てきたんだよね。

 「雲の墓標」読みましたよ。阿川弘之さんの文章を楽しませてもらいました。
 でも、最近は戦記を読んでいるせいか、やはり文学は「フィクションの世界」という気がして客観的に味わってしまう。
 戦史を知らなければ泣けたと思うけれど、もう私はこういう美しい文学では涙は出なくなっている。こないだの芙蓉部隊の本では涙したのに。

 学徒動員の予備学生である主人公の日記の形を取っていて、心の動きがその言葉遣いや文章の乱れなどに表れるのがリアル。宇佐航空隊が出てくるのも大分県人にはうれしい。
 雲の墓標、とは何を意味するのか、主人公は最終的にどうなるのかは想像がつくけれど、その結末はやはり悲しい。

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