つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

3

 2017年8月26,27日、大分市にて開催された「おおいたんモデラーズ作品展」の様子を数日にわけてレポートする。「おおいたん」というのは、「大分の」という方言(だいたい九州では共通してると思う)  

 会場となった「いいちこ総合文化センター」と向かいにあるのは「県立美術館」
 なんとなく都会っぽい景色なのだ。

2

 怪しい荷物。やたらかさばるけど軽い。
 唐草模様の風呂敷に某模型メーカーの箱(私はハセガワ通販で買ってますよ、という無言のアピール) 特急「ゆふ」の車内にて。

1

 「あっ、ずるいでぇ~あべ君、それずっと前作ったヤツやろ~」
 「フラップ閉じるの難しかったけんな~お前らできんやろ~」
 「くっそー、も、もう遊んでやらん!!」

 見た目限りなく「子供化」しているおじさん達。
4

 そんな話をしていたら、いつのまにか日は暮れて。そろそろおうちに帰らないと、カッパに連れていかれるぞ。
 懇親会会場になった、オアシスタワー20Fからの眺め
(空の中に浮かんでいる光は部屋の中の照明が写っているためです)

5
 いつものスーパードライもみんなで飲むと美味しい。
 ひとまず、再会を祝して乾杯。

27


 今夜も32度。なんとなく一日忙しく、結局完成しなかった。明日は大分で展示会だけど。
 零戦のキャノピーなんてのっけるだけなのに。いやなんだよね、単に間に合わせるだけの・・・

 ちゃんと自分の好きなペースで、好きなようにやらないと気持ちよくならないの。別に完璧を目指すとかそういうことではない。
 幼い頃からそうだった。何をするのも遅かった。というか、何かやりはじめると周りの音が何も聞こえなくなって、自分の世界に入ってしまう。人より早く作ろうとかそういう発想そのものがない。

river3

 先日の豪雨で流された久大線の鉄橋があった場所に、行ってみた(数日前)。

 線路がプツっと途切れている場所。テレビで見た人も多いと思うけど。
 なんともいえない気持ちになる。(倒れた橋脚等はまだそのまま手つかず)

 でもご安心を。JR九州が私のために、三年かかるはずの工期を一年にしてくれるらしい。すごいね。
 工事が始まったら、またときどき写真撮りに来てみよう。

river5

 音のしなくなった踏切。
 夕暮れの、踏切の風景が好きだ。

 寂しいけれど、この寂しさこそが人生だという気もする。
 たぶん人生を測ったら、寂しいことや悲しいことのほうが多いと思う。
 でも人間って、忘れん坊だしいい加減だし楽天的なので、そのことを忘れてしまう。
 それでなんとか楽しく生きていけるに違いない。楽しいことを作る能力。それが人間のすぐれた能力なんじゃないだろうか。 

25

 毎日暑くて、昼間はぐったりしている。結局模型作れるのは夜遅くだけ。つまんない。

 こないだマスキングしていた零戦のキャノピーはこんな感じに塗装できた。
 あまりきれいじゃないけど、老眼で1メートルくらい離れてみたら、特に問題はない。

26

 何をやってるかというと、以前作った22型と並べてみているところ。

 実は、致命的な失敗に気が付いた。なんか横から見ると、カウリングの接着角度がおかしい。
 いや目の錯覚かもと思ってプロペラを装着すると、だめだこりゃー、プロペラがカウリングの真ん中に来ない・・・ハセガワのキットの接着位置がずれてる? まさかそんなはずないよね。

 22型を引っ張り出して比べてみると、こちらはちゃんと真ん中に接着できている。もちろんハセガワは悪くない(一瞬疑った自分が恥ずかしい)。
 カウリング外れるかな? ダメモトで、流し込み接着剤を無理やり押し込むと、何とか外れた。
 ふー。よく考えたらカウリングなんて最後の最後に接着すりゃいいんですよね。あーあ、何度作ってもトーシローみたいな失敗するんだから、私ったらカワイイ女。

 九七戦も零戦もすでに半ツヤクリアを吹いたところ。
 あとはキャノピー接着して、編隊灯と翼端灯を塗装してアンテナ線を張れば完成かな。
 あ、大刀洗の三二型には主翼から突き出した機銃がついてるので、再現しました。

 九七戦は、在庫のキット(九七戦コンボ)の中から透明パーツを持ってきて再度塗装中。
 自前部品請求ですね(汗 さりげなくもう一個キットを持ってたりするところが、オッサン並み。

 それにしても暑い。夜中になっても作業部屋は30度っていったいどうなってんの。

22

 それでなくても72の大戦機のキャノピーなんて小さいのに、これは特に細く小さいうえに、枠の間隔も狭い。
 結局修正すること考えたら、下手なマスキングなんかするより、フリーハンドで描いたほうがよかった。

 おまけに透明パーツにしっかりと接着剤がついてしまってる。ああ~絶望の夏。

 もう一個コンボを持ってるからそちらの透明パーツ使って作りなおすかも。
 でも今夜はやらない。疲れた。暑い。
 あ、スミ入れはクレオスのスミ入れ用のなんとかいうヤツ←名前を覚えきらん・・・危ないぞ私
 こんなの使うなんてモデラー的敗北だ、とか最初思ってたけど、便利なので愛用中。
 
23

 こんな感じで、塗装は気に入ってる。
 やはり塗装した日の丸はいいねぇ(と言っても左翼がわは綺麗な赤になってないけど。なぜかいつもこうなっちゃうんだよね、もっと均一に吹かないといけない)
 でも塗装した赤は自分の好きな赤にできるのが気分いい。

 このマーキングは大刀洗飛行場所属なんだけど、たぶん展示機とは違うと思う。
 展示機は第105振武隊・・・そう、特攻機である。
 昭和20年4月14日に発動機の不調による事故で博多湾に不時着、操縦していた渡辺利廣少尉は救助されるがその8日後に別の機体で知覧から出撃し、散華している。享年二十四歳。鳥取県出身。

 展示機は渡辺少尉に「行くな」と言って引き留めようとしたのかもしれない。そう思うと、この展示機も作らないといかんという気がしてくる。

 とはいえバテ気味できつい。さすがにアホなジョークも思いつかない。

24

 零戦は脚の角度がなかなか決まらず、焦っている。
 あーもう!! はやく作って次のに行きたい・・・とか思うからいけないんだろうね。
 それどころか、コクピットを塗装始めてるからいけないんだろうね。

 今週末は大分市にて、「おおいたんモデラーズ作品展」が開催される。
 大分県のモデラーは大分市に全員集合!! 詳しくは→信地旋会HP http://www.ctb.ne.jp/~ban/
 参加希望者はまだ間に合うと思うので、掲示板でお尋ねください。
 特に飛行機モデラーの方、ぜひ来てくれよ!! 飛行機モデラー絶滅寸前の危機を救え!! 

20

 九七戦のキャノピーのマスキングを剥がしたら、こんな感じ。
 まあ想像はしてたけど、ひどいですな。

 これでも少しはみ出した部分は筆で修正したんだけど、もう面倒臭いからいいや。暑いし。

18

 ようやくデカールを貼る。大した枚数はないんだけど、集中力の必要な作業なのでなかなかやる気になれない(暑いので)。
 尾翼の黄色い部分はやはり少し下の赤が透けてしまった。うーん、やっぱりだめか。でもたぶんこんなの気になるのはモデラーだけなんだろうね。こういうのが気になるかどうかがモデラー的性質を持ってるかどうかの分かれ目かもしれない。

 胴体の帯は、二枚に分かれていて・・・ウッカリ気を抜いて貼っていたら、どんどん破れた。
 水につけて、1分以内?くらいには貼らないとだめだよね。

 まあ、ちょっと見はうまくいってる感じに見えるでしょ。
 風呂上りにこんな作業やってたら、せっかく風呂に入ったのにまたまた汗びっしょり。でも頑張る。来週末は
「おおいたんモデラーズ展示会」だから。

19

 裏側はこんな感じで・・・ズレまくってますが、裏側なんか無視。
 というより、合わせ目とか色々見苦しいので恥ずかしいけど無視。
 全部見なかったことにして、先に行きましょ。

21

 作りながら思ったんだけど、このコンボ・・・恋人同士で零戦せんべい食べながら一機ずつ作ったら恋が実るとか・・・そういう話を作っちゃえばいいのに。
 あるいは大刀洗平和記念館の零戦のそばで告白したら恋が実るとか。聖地にしちゃうの。

 いつも思うんだけどね、コンボって一機ずつぅ~カレシと一緒に作ったらぁ~楽しいのにぃ~、誰もそういうこと言いませんね。「二人で一機ずつ一緒に作る♪」みたいな発想は男共にはないんだろうね。
 ハセガワの人もまさかそんな作り方があるとは夢にも思わないんだろうね。
 スケビの特集もそういうのはないね。
 いちゃいちゃモデリング。・・・・うふん。

 しかし現実には気が付くといつも一人で作っている・・・・

 誰かが言っていた、「ものづくりとは孤独な作業なのだ」と。その孤独感がないと作れないのだと。

このページのトップヘ