つれづれプラモ製作記

マイペースで作っているプラモデルのブログです

大きなパーツ(イタレリ1/48チヌーク製作記)

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 わずかに隙間ができたので伸ばしランナーとパテで埋めた。いやーもうパテ盛らないと模型作った気がしない。神ヤスがあるから何とかなるんじゃよ。

 大きなパーツを合わせるときは、力技でぎゅーっと合わせる必要があると思う。あるいは中身をいれたら少しその必要が出てくるかも。カリ組のときはもっと合いが良かった気もするんだけど。すり合わせと組み立て方が下手なだけかもしれないけどね。

 私の力ではきちんと閉じなかったので少しパテを使った。

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 後部ローター基部には放熱のためのメッシュがたくさん入っている。モールドされているけれどそれは少し削ってハセガワの金属メッシュを入れ込む。あっひとつ取れてどっか行っちゃってる。あーあ。同じ大きさに切るのが面倒くさい。

 隙間がすごく開いてるように見える部分があるけど、最初からこういうモールドだったの。ここは埋めたほうがいいのかなあ。
 それとローター基部の円盤状のものを装着しようとするとずいぶん隙間が開くんですが。なんでだろー。組み立て方が間違ってたのかもな。

 というわけで、次はドキドキのキャノピー接着へと進む。それにしてもプラが柔らかいので削るのは楽でいいね。いやぁ柔らかいモノにも取り柄はあるな~人生は奥が深い。

マスキングと補強(イタレリ1/48チヌーク製作記)

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 コーヒー飲みながら二時間くらいかかったかな。キャノピーです。48なので大きな透明パーツで、やりやすいんだけどね。たったこれだけやって疲れてる。

 これを機体に取り付けて隙間があったら木工用ボンドで埋めて吹き込まないようにするんだよ。

20未完

 こちらはローターブレード。真ん中のハブ部分にブレードを接着するようになっている。72だとそのままでいいかもしれないけど、48以上になるとローターの重みでイモヅケだと取れてしまうので何らかの補強が必要になる。

 実機もこのへんにはコードが這ってるから本物の写真がある人はそれを見てください。
 私は「なんちゃって」です。矢印のところに穴を開けて、焼きなました真鍮線を入れて適当に誤魔化している。前後同じ大きさの逞しいブレードがついてるから六ヶ所ね。

 それにしても48ぐらいになるとこういうところのディテールも格好いいな。え?パーティングラインちゃんと消せって?

みついし3

 チヌークと同時にもうひとつ秘密計画があるので、そのためにキットを注文しに近所の模型店へ。

 ゴジラの震電の話などから、映画って見る前にあんまり情報仕入れると見たときが面白くないという話になり
 模型屋「男と女でもそうでしょ、最初知らないうちのほうがいいですよ、結婚して何もかもわかちゃうと・・・」
 きらら「そうそう、もうダメ」
 模型屋「〇〇〇するときも暗いほうが・・・」
 きらら「それは絶対、暗いほうがいいよね。それで思い出したけど、合コンなんかで気を遣って場を盛り上げるような女子もいるじゃない、でも男って、何も言わず黙ってるような女が却って気になるもんなんでしょ?」
 模型屋「そうそう!!(大きくうなずきながら)」
 きらら「謎めているように見えるんだろうなぁ」
 模型屋「きららさんだって、お高くとまって澄ましてるから男共がもてはやすんですよ」
 きらら「何それ、私お高くとまってないってば!! っていうか、もてはやされてないってば」
 模型屋「いやぁ~その~きららさんも謎ですからぁ~(しどろもどろ)」

窓のマスキング(イタレリ1/48チヌーク製作記)

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 イタレリの1/48武装チヌークの続き。
 窓にマスキングテープを貼った。丸く切り抜くので下手で苦労する。あ、それと窓の透明パーツはプラ用接着剤でつけたあと、補強のため裏側に木工用ボンドも表からは見えないくらいにつけている。押さなければ取れないと思う。
 機関銃を設置する窓は開いたままなのでそこもマスキングしなくちゃだなー。今気が付いた。
 さあ、あとは左右を合わせないと。うまくいくかなぁ・・・合いは良いらしいけど、合いのよいキットも私にかかれば合いの悪いキットに早変わりするからなぁ。

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 ローターブレードは六本。前後の大きさは同じ。みるからに安定してそうだけど実際そうらしい。前後のローターブレードはぶつかりそうでぶつからない角度に設定されている。

 整形したけど裏側のヒケはそのまま←おい!! 見えるところだけやる。
 黒だけどグレーぽいツヤ消し黒。スミ入れ用塗料の黒に比較するとすごくグレーっぽいのがわかる。真っ黒は玩具っぽく見えるという私の考え方。ていうか調色したツヤ消し黒がいつもそこにあるからか(笑

本2

 ここ数日は本を読んでばかりいた。というか、最近目が悪くなってきたせいか、早く読まないと全く読めなくなるんじゃないかという危機感で「もう一冊、もう一冊・・・」と気が焦る。

 「占領と引揚げの肖像BEPPU」(下川正晴著/弦書房) 
 模型作りとはあまり関係ない本かもしれないけど(ここでは模型に関係する書籍を紹介するようにしている)、戦史や戦記読んでいると復員とか東京裁判とかに興味が出てきた。そういうことも含めての戦争だよね。別府は私の第二の故郷でもあり同じ大分県内だけど、ほとんどその歴史は知らなかった。驚くことばかりだった。なぜ県内唯一の芸術系高校ができたのか、なぜ別府港ができたのか、なぜ福祉系の施設が多いのか。筆者は大分県の人ではないけれど資料を丹念に掘り起こし戦前から戦後の別府を描いてみせる。特に終戦後の別府はドラマチック。文章が少し読みにくいけど読んでるうちに何とか慣れた(大学の先生などの本によくあるよね、そういう人たちは作家ではないから決して文章が上手ではなかったりする)。

 戦争の悲惨と、それに続く終戦の話(東京での様子)はよく聞くけれど、占領時代の話は知ることが少ない。恐らくパンパンや闇で儲けた連中の話になるからヤバいんだろうな。歴史というのはピンポイントではなく物事の繋がりだから、バラバラの出来事だけを知っていても意味がないと最近私は痛切に感じる。
 国の中央の政治経済の歴史だけではなく、普通の人間がどう生きていたか何を考えていたかも知らないと本当の歴史の姿はわからないのではないか。そういう考え方でこの本は書かれている。

 弦書房は福岡の出版社でほかにも面白そうな本を出している。こういう出版社が全国に無数にあるんだろうね。やっぱねえ、戦争とは何だ??って考えていくと、人間とは何だろう、日本ってなんだろうっていう問いになってくるんだよ。とても深い。面白い。

(大刀洗平和記念館)

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 最近封切られたゴジラ映画の撮影に使われた震電は、大刀洗平和記念館に収蔵された震電なのだった。大刀洗は東洋一といわれた陸軍飛行場があったところ。米軍の爆撃で壊滅したが、面影を残す遺跡もわずかに残っている。

 私はここに来るのは6回目、震電見るのも三回目、でも何度見ても見飽きることはない。普段はすいてる駐車場もほぼ満車!! おおー!! うれしいなー!! 震電のためにこんなにたくさんの人が・・・いやゴジラのためか。ま、いい、何でもいいいから大戦機を一人でも多くの人が見てくれたら。

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 ぽつねんとたたずむ九七戦。ここには震電(レプリカ)と零戦32型(復元機)があるけれど、この九七戦が記念館のいちばんの古顔です。私が生まれて初めて見た大戦機がこれ。正直ポンコツの古い機体に見えた、よくこんなのに乗って戦ったよなあという衝撃を受けた。しかし今見ると、震電はよくできたレプリカ、零戦32型はなんかイマイチの復元外観、だがこちらは塗装こそ失われているが九七戦そのものじゃないか!? 「おおーよくそこわかってくれたなヨシヨシ、でも72のワシのプラモ捨てたんはお前じゃなかったか?」ハハーっ、私でございます(汗

 このプロペラのカタチもいいな。ようやく私も九七戦の格好良さのわかる年齢になったってことか。
 ちなみに、展示飛行機三機は撮影できます。ほかには赤とんぼのエンジン、別室には鹿児島錦江湾で引き揚げられた零戦21型の残骸もあり、こちらも必見。

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 二階で特別展「異端の翼 震電」開催中。何となくモデラーっぽいオジサマたちが多い(自分もその一人やろ!!) 映画製作中写真もあったけど、これは映画に興味のない私も楽しめた。
 中村泰三さん監修の計器盤を拝みました。私もそこまで計器盤に詳しくないのでわかりませんが見る人が見れば凄さがわかるのでしょう。中村さんは「日本海軍機の塗装、ソコは何色?」の著者で大戦機を修復展示している方です。この本すごく目からウロコというか、ああーそうだったのかの連続で興奮する、やや高価なのも納得。アホな本10冊買うよりこれ一冊。ちなみにミュージアムショップにもあるよ。

 模型展示会もいいけど、こういうところで展示を見ながら実機のこと模型のこと過去の歴史、あれこれ話すのはすごく楽しい!! おすすめですよ。

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 最後にお楽しみのミュージアムショップ。小さな記念館なのに結構充実してて楽しい。グッズも定番Tシャツやピンバッヂからマグカップ、ハセガワのキット、ここでしか買えない出版物もあり、規模では小さいけど呉の大和ミュージアムにも負けてない気がする。

 自分に買ったお土産の数々。右上の飛行機の絵が描かれている箱は零戦サブレ、その下は手ぬぐい、「日本の爆撃機」(光人社)はたぶん持ってる本と同じやつの改訂版だろうと思ったけど違う写真もあるかもしれないのでゲット(やはりそうだった)、その下はマウスパッド。
 掩体壕保存の寄付をしようと思ってレジの人に声をかけると「担当の者を呼びますのでお待ちください」
 教員を定年になりました的な白髪頭のオッサンが出てくるだろうと想像してたら、働き盛りの感じのよい女性、いやはや、失礼な思い込みでした、こういうのをジェンダーっていうんだろうな。
 それと以前から大刀洗町と思ってたけど、記念館は筑前町立でした。ごめんなさい。大刀洗飛行場は広大だったので、今の大刀洗町、筑前町、朝倉市にまたがっていたのですね。

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 記念館からクルマで五分くらいだろうか、保存される予定の掩体壕がある。
 現在はまだ、正面からは近づくことができず、裏側からしか見られない。でもかなり大きな構造物で、屠龍などが入ることができたのではと思われる。
 古いコンクリートが何ともいえない。あちこち石が顔を出していた。裏側に木を並べたような跡が見えるのは、木材で型を作ってその上にコンクリを乗せていったからではないかと一緒に行ったモデラーが推測する。

 古いものを残す気運が全国的に生まれている。特に戦争遺跡、産業遺跡という言葉もよく聞くようになった。心から嬉しく思う。感涙←やたらと涙もろい

日没

 うちに帰りつくと慌ただしく日没。古い資料や飛行機やコンクリートが無言なる饒舌でいろいろと語り掛けてきたもんだから、心地よい疲れを感じる。
 今回も連れて行ってくれたモデラーに感謝。私はクルマを運転しないので誰かに連れて行ってもらうしかない。ほんと無能の人なんだけど、助けてくれる人がいるのがありがたい。

箱組というか(イタレリ1/48チヌーク製作記)

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 えー前回書いた、カーゴハッチの後端に何か見えてるのはハッチの上側が収納されている部分でした。偉そうに書いたときに限って違ってるんだよなあ。ああ失敗。
 というわけでひっぺがして、中にハッチのパーツを入れている。当然だけど実機と同じように、このパーツが入る。

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 箱組みと言うのかな? 中身の壁を一度接着する。この外側に外殻を接着する。つまり二重構造なんですよ。接着がうまくいかず何度もやり直しているところ。このままマスキングテープ貼ったまま入れようかな。
 こういうところがいい加減だと、あとが大変なことになるから慎重に接着する。

めめもF2

 頼んでたキットが入ったというメッセージが来たので徒歩8分の模型屋へ。

 来年の地元クラブのテーマは「72の飛行機」なので、早速若いカーモデラーの人が「初めての飛行機模型」を作っていた。ハセガワ1/72 F-2A

 これが初めてかい!! 私より上手いやんか。ほんと20年以上何やってんだ私は。まるで進歩なし。他人の真似すんのが嫌いだからだろうな。学習してないんだよ私は。
 たぶん全体を油彩でウオッシングしてるのでしっとりしてますね。いい感じの色合い。土台と銘板もシックでいいよね。普段ツルツル塗装やってると軍用機の塗装は楽だったそうです。そうだよなぁ・・・塗装技術のレベルが違うよなぁ・・・

 最近、完成しても自分の作品が下手くそなのがすごくわかって、いいなあとは全然思えないの。こんな下手なのゴミじゃんって。技術は上がるどころか下降線、かといって知識も全然覚えられない、それにひきかえ周りの若い皆さんはどんどん上手くなるし置いていかれて、鬱陶しい老害として自分自身がゴミ化してくんだろうなと思うと、もうほんと消え入りたいときもあるよ。

人形

 模型屋にあれこれグチっていると、いつになく会心のアドバイスをもらい、少し元気になった。何と言われたかはここには書きません。フフフ。いつもひどいことばかり書いてるけど、実はたまにいいことも言ってくれるんだよ。

 長く生きていると、そういうふとした一言がすごく大事な贈り物だったりする。上っ面の誉め言葉や社交辞令じゃなく、心から言ってくれてるのがわかるからだね。それが若い頃にはわからなかった。どんな良いモノをもらってもわからなくちゃしょうがない。
 その小さな灯(ともしび)を胸にいだいて帰宅する・・・・
忍者admax
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